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グッピーの混泳相性|おすすめの熱帯魚やエビは?

2018-04-18

グッピーはペアで繁殖させて、稚魚を育成することが醍醐味とされていますが、普通に水槽で混泳を楽しむこともできる熱帯魚です。他の熱帯魚とは違って大きくて綺麗なヒレが特徴的の反面、攻撃の対象になりやすく注意が必要です。

今回はそんなグッピーについて混泳できる熱帯魚や混泳が難しい熱帯魚を紹介していきます。

グッピーは混泳に向いているの?

グッピーの混泳

グッピーは混泳向きの熱帯魚です。温和な性格をしており、他の魚に危害を加えることが少ないです。反対に攻撃を受けることの方が多く、泳ぐのが苦手で大きなヒレが狙われることがあります。

体の大きさに差がなくて性質がおとなしい混泳相手であることが大切になります。

混泳の注意点

グッピーはおとなしい性格ですが、飼育環境によっては縄張り争いや喧嘩をしてしまうことがあります。

よくあるケースが飼育数が少なくて、上下関係ができてしまうことです。こうなると下にみられたグッピーは一方的に攻撃されてボロボロになってしまいます。3匹以下の時になりやすいので、混泳をするときは5匹以上の飼育を基本として、逃げられるように隠れ家を入れてください。

次に水槽の大きさに注意してください。過密飼育をすると水の悪化が早くなってしまうので、飼育が難しくなります。

飼育数の目安は30cm水槽で10匹、45cm水槽で15匹、60cm水槽で30匹以下になるようにしてください。これを上回る数を飼育したい時は、ワンサイズ上のフィルターを用意したり、水換えの頻度を週に2回にする必要がありますよ。

最後に繁殖力が強い魚なので、隠れ家になる水草が豊富にあると混泳水槽でも稚魚が生き残ってどんどん増えていくことがあります。グッピーに埋め尽くされた水槽は見栄えのいいものではありません。混泳する時は見た目が綺麗なオスだけでの飼育をおすすめします。

グッピーと一緒に飼える生き物は?

グッピーと同じく温和な性格の熱帯魚であれば混泳が可能です。また水面付近を生活層にしているため、中層〜下層の熱帯魚と混泳してあげるとうまくいきますよ。グッピーと混泳できる魚や一緒に飼えるエビを紹介していきますね。

ネオンテトラ、カージナルテトラなどの小型カラシンとの混泳

ネオンテトラ

ネオンテトラやカージナルテトラなどの小型カラシンは温和な性格のため、グッピーとの熱帯魚と混泳に向いています。

泳ぐスピードも速くないので、グッピーとの混泳相性はとてもいいです。

しかし、小型のカラシンは体色を美しくするためには弱酸性を保つ必要があり、グッピーは弱アルカリ性を好んでいるため、両方の美しさを楽しむのが難しいです。

ネオンテトラの飼育方法カージナルテトラの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

グラミーとの混泳

グラミー

グラミーは大人しい性格をしているので、グッピーとの混泳に向いています。

パールグラミーなど中型のグラミーは攻撃性が強いため、体が小さいドワーフグラミーを選びましょう。

グラミーの飼育方法で紹介しているので、ご参考ください。

メダカとの混泳

メダカ

メダカはグッピーと大きさが近く、適している水温と水質も近いので混泳が可能です。

同じメダカ類ですが、混泳させても繁殖はおきません。グッピーよりもメダカの方が丈夫なので、グッピーの生活環境にあわせてあげましょう。メダカ同士で増えすぎないように注意しておきましょう。

メダカの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください

コリドラスとの混泳

コリドラス

コリドラスはグッピーと生活層が違うので、喧嘩することはほとんどなく、混泳相性が抜群にいいです。グッピーの稚魚を食べることはなく、餌の食べ残しを食べてくれるので、ぜひ混泳させたい熱帯魚ですね。

コリドラスの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

オトシンクルスとの混泳

オトシンクルス

オトシンクルスは水草や壁面、石についたコケを食べてくれる魚です。グッピーと生活層が異なるので、トラブルなく混泳させることができますよ。水草が多い水槽におすすめの魚です。水質の変化に敏感なので、飼育は少しだけ難しくなります。

オトシンクルスの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

プレコとの混泳

プレコ

プレコは口にある吸盤で流木やガラス面にくっついている熱帯魚です。大人しい性格でグッピーとは生息域が異なるので、混泳に向いています。

混泳させるときはタイガープレコブッシープレコなどの10cm前後の小型のプレコを選ぶと良いですよ。

エビとの混泳

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビやスジエビは食欲が旺盛で水槽の掃除役におすすめです。水草に2匹ほどいれておけば、苔がきれいになくなりますよ。泳ぎが早く、フレーク状の餌はもっていってしまうことがあります。オトシンクルよりも器用な手足ですみずみまで苔を食べてくれるので、苔対策でもっともおすすめする混泳相手です。餌が不足するとグッピーにちょっかいをかけるようになるので、エビ用に餌を準備しておくと安心ですよ。

ミナミヌマエビは大きさにもよりますが、捕食される可能性が高いのでやめておきましょう。

ヤマトヌマエビの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

貝との混泳

ラムズホーン

観賞用の貝だとラムズホーンやイシマキガイが人気です。

グッピーとの混泳相性は良く、体が丈夫なので、ヤマトヌマエビなどよりも簡単に飼育することができます。

ビオトープで飼育する時に掃除役として利用されることがあります。ガラス面の苔を食べてくれますが、繁殖力が強く、水槽にどんどん増えてしまうので注意が必要です。

レッドラムズホーンの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

グッピーと一緒に混泳できない、相性が悪い魚は?

グッピーはヒレが大きい熱帯魚なので、ヒレをつつく習性をもっていたり、気性が荒い魚と混泳することは避けましょう。また泳ぎが得意な魚と混泳すると餌を取られてしまうので、避けておきましょう。

スマトラ

スマトラ

スマトラは気性が荒く、水槽内をせわしなく泳ぎます。グッピーのヒレはもちろん、ほとんどの熱帯魚のヒレをかじるので、混泳には向いていません。

スマトラの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ゼブラダニオ

ゼブラダニオ

ゼブラダニオはおとなしい性格をしていますが、泳ぐのが得意で餌をとられてしまいます。泳ぐスピードが違いすぎると早い方の肥満が進むので混泳が難しくなります。

アカヒレ

アカヒレ

アカヒレは運動量が多い魚で、グッピーよりも早いスピードで泳ぐのでストレスを感じやすくなります。それでも気になるほどの差ではないので、問題にならないことが多いです。

アカヒレの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

金魚

金魚は温和なので性格上の問題はありません。しかし、体が大きい種類が多く、泳ぐときに強い水流が生まれてグッピーにストレスを与えてしまいます。体の大きさを合わせれば問題ありませんよ。

プラティ

プラティ

プラティはグッピー水槽での混泳に向いていません。

個体によってヒレをつつくのが好きな個体もおり、グッピーを追いかけることがあります。

どちらも繁殖力が強いのであっというまに増えてしまうので注意してください。プラティとグッピーは同じ卵胎生メダカですが、交雑することはありません

プラティの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

モーリー

モーリー

モーリーは体が大きく気性が荒い性質のため、グッピーとの混泳には向きません。また、同じPoecilia属なので稀に交配がおきることがあります。交雑をしたくないときは混泳をさせないでくださいね。

ベタ

ベタ

ベタは同種でも一方が瀕死になるまで攻撃をやめないくらい、気性が荒い熱帯魚です。単独飼育が基本の熱帯魚なので混泳はやめておきましょう。

ベタの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ラミレジィ

ラミレジィ

ラミレジィが属している小型のシクリッドは自分のテリトリーを作り、そこに侵入する魚を激しく攻撃する習性があるのでやめておきましょう。

ラミレジィの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

エンゼルフィッシュ

エンゼルフィッシュ

エンゼルフィッシュはグッピーとの混泳に向きません。

普段は温和な性格ですが、繁殖期には縄張り意識が強く攻撃的になります。また体長が12cmを超えてくるのでグッピーを食べるくらいの大きさになってしまいます。

エンゼルフィッシュの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

混泳を成功させるには隠れ家になる水草をいれよう!

アナカリス

グッピーの大きなヒレは他の魚から攻撃の対象になりやすいためなるため、隠れ家になる水草は落ち着ける環境をつくるために必須と言えます。最後に安価で初心者にも飼育がしやすい水草を紹介していきます。

アナカリス

アナカリスはどこにでも販売されている水草で、丈夫で成長速度もはやいので初心者でも簡単に育てることができます。

マツモ

マツモもホームセンターなど多くの熱帯魚店で購入することが可能です。アナカリスよりも育成が難しいですが、光をしっかりとあたえてあげれば問題ありません。葉が細かいため稚魚の隠れ家にもちょうどいい水草です。

他の水草についてはグッピーにおすすめの水草で紹介しているので、ご参考ください。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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