プラティ・モーリー

初心者向け熱帯魚、プラティで繁殖と飼育を楽しもう!人気の種類や混泳相性は?

2018年3月12日

プラティはオレンジ色や黄色など原色に近い色がとても美しく、熱帯魚らしいカラフルな見た目が人気の魚です。初心者にも繁殖が簡単で、初めて熱帯魚の繁殖に挑戦したい人にもおすすめです。

今回はプラティについて繁殖方法や人気の種類、寿命、混泳相手など飼育のコツを詳しく紹介していきます。

プラティってどんな熱帯魚なの?

プラティの飼育

プラティはグッピーと同じく、卵胎生メダカの仲間です。品種改良された種類が多いですが、原種はメキシコの河川で流れが遅い場所に生息しています。

丈夫で飼育しやすく、値段も安いため熱帯魚飼育の入門種として親しまれています。水槽内を元気に泳ぎ回るので、見ていて楽しい熱帯魚です。

体色はシンプルなものが多く、赤橙色一色、黄色、透明感のあるブルーなど味のある色彩をもっています。品種改良もさかんで、ヒレだけを黒くした品種や複雑な模様をもつ品種などバラエティが豊富で飽きない熱帯魚です。

体の大きさ

全長は最大でも5cmほどの大きさの小型の熱帯魚です。

寿命

プラティの平均寿命は1年〜2年ほどです。あまり長く飼育することはできず、繁殖を繰り返して生き延びてきた魚です。1匹の寿命は短いですが、しっかりと愛情をもって育ててあげてくださいね。

プラティとモーリーの違いは?

モーリー

プラティと見た目が似ている熱帯魚にモーリーという魚がいます。モーリーはプラティと同じ卵胎生のメダカのグループに属しています。

プラティとモーリーの違いとして、モーリーの方が一回り大きく伸張したヒレをもっています。モーリーは性格が荒く、混泳が難しい熱帯魚です。植物食性が強く、水槽に生えた頑固な苔も食べてくれるので、掃除役として人気があります。

プラティの種類と特徴

プラティは体色の美しさと繁殖の容易さから品種改良が盛んに行われている熱帯魚です。もともとは同じプラティなので別の種類とも交雑することができます。

プラティを群泳させている水槽ではいたるところで繁殖が行われますので、色混じりの個体がよく生まれてきます。人気のプラティの種類を紹介しますね。

レッドプラティ

レッドプラティ

分布 メキシコ、グアテマラ 
体長 5cm
販売価格 100円〜200円

レッドプラティは原種がもっているしさを引き継いでいる種類です。赤橙一色の体色は水草水槽にとても映えます。丈夫でなんでも食べてくれるので、入門魚として最適で他の魚との混泳にも向いています。

ミッキーマウスプラティ

ミッキーマウスプラティ

分布 改良品種
体長 5cm
販売価格 400円〜500円

ミッキーマウスプラティは尾柄が黒くなっており、ミッキーマウスにそっくりのワンポイントがかわいい種類です。単色で飽きてしまった人におすすめのプラティです。

ミッキーマウスプラティについてはミッキーマウスプラティの色別の人気種と飼い方!繁殖や産卵、稚魚の育て方は?で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ワグプラティ

分布 改良品種
体長 5cm
販売価格 100円〜200円

すべてのヒレが黒くなるタイプをワグ・プラティと呼びます。品種改良が成功したプラティとして有名で単色だけではないプラティの綺麗さを楽しむことができます。

タイガープラティ

分布 改良品種
体長 5cm
販売価格 300円

タイガープラティは白い体色をベースの赤の縦縞がはいっている種類です。メスには模様がなく、オスも成長に伴って薄くなってしまいます。縦縞を残したい時は、色が濃い個体を繁殖させていく必要があります。

ブルーミッキーマウスプラティ

分布 改良品種
体長 5cm
販売価格 200円

ブルーミッキーマウスプラティはブルーをベースにミッキーマウス模様が入っている種類です。個体によっては赤色、紫色、黄色など混ぜっていることもあり、カラフルな体色を楽しむことができますよ。

プラティの飼育に必要な水槽と器具

プラティの飼育

プラティは小型の熱帯魚で、一般的な熱帯魚飼育セットで飼育することができます。初期費用では2万円ほどあれば十分です。

水槽の大きさ

水槽

プラティは最小の30cm水槽から飼育することができます。水槽は熱帯魚向けのガラス水槽が透明度が高くおすすめです。群泳させるときは、30cm水槽で3匹、45cm水槽で8匹、60cm水槽で15匹を飼育数の目安にしてください。

ろ過フィルター

”フィルター"

ろ過フィルターには酸素供給とフンなどのゴミを除去する機能があります。フィルターには5種類ほどあり、プラティ水槽には何をつかっても構いません。スリムタイプや静音タイプなどインテリア性に富んでおり、安価な外掛け式フィルターがおすすめです。過密飼育するときはサブで投げ込み式フィルターを追加してください。

照明

照明をつけると鑑賞がしやすく、プラティの発色も良くなります。光量が強い2灯式を使用しましょう。

水槽の蓋

水槽の蓋は水が蒸発したりホコリが入るのを防ぎます。冬場は水温差で水がどんどん蒸発して減っていくので、必ず蓋をしておきましょう。

プラティの飼育方法について

プラティの飼育

プラティは熱帯魚の中でもトップクラスの体の丈夫さを誇っているので、初心者でも安心して飼育することができます。餌は与えるだけ食べてしまうので、肥満にならないように注意してください。

水槽のレイアウト

プラティは温和な性格で体色が美しいため、水草レイアウトにぴったりの熱帯魚です。

体色の赤や黄色といった原色をいかすために、水草は明るい緑色のものを選びましょう。水草の種類は多すぎると煩雑になるため、60cm水槽で5〜6種を目安にします。

おすすめの水草はバコパ、ヘテランテラ、エキノドルス、ルドヴィジアなどになります。

適している水温と水質

プラティに適している水温は24度〜27度になります。低水温にも適応してくれて、15度以上あれば飼育できます。冬は10度を下回るため、ヒーターをいれてあげましょう。

水槽の大きさとワット数の目安はこちらです。

30cm水槽 50w 300円
45cm水槽 100w 700円
60cm水槽 150w 1000円

水質は弱アルカリ性の水を好むので、購入したばかりの時や元気が無くなった時には飼育水に塩を3つまみほどいれると元気になってくれますよ。

体が丈夫のため、極端に古くない水であれば飼育が可能です。2週間に1回は1/3ほど水換えをしてあげて下さい。

おすすめの餌と与え方

プラティは雑食性の熱帯魚で人工飼料から生き餌までなんでも喜んで食べてくれます。メダカと同じグループで、メダカの餌も大好物です。草食性も強く、餌の量が少なくなってくると新芽など水草のやわらかい部分も食べるようになります。

おすすめの餌はテトラプランクトンなどの一口で食べれて、栄養価が高い熱帯魚専用の人工飼料です。

大食感のため、餌の与えすぎには注意しましょう。餌の頻度は1日2回にして、1〜2分で食べきれる量を与えてあげてくださいね。

かかりやすい病気と治療方法

プラティは丈夫な魚なのであまり病気にはかかりませんが、観賞魚でメジャーな白点病にかかる可能性があります。体が白い点で覆われる病気で寄生虫が原因です。病気になった個体を別水槽に移動させて、メチレンブルーで1週間薬浴してあげましょう。

病気になると餌を食べなくなり痩せてしまいます。痩せている時は何か異常がある時なので、すぐに飼育環境を確認してください。

プラティの混泳について

コリドラス

プラティはおとなしい性格をしているので、多くの熱帯魚と混泳を楽しめます。混泳相手は同じくらい温和な小型の熱帯魚を選びましょう。

混泳に必要な条件は、プラティと同じくらいおとなしくて、小型の熱帯魚であることです。派手な体色をしているので、色負けしないネオンテトラ、グッピー、エンゼルフィッシュなどの熱帯魚がおすすめです。飼育が簡単なメダカやアカヒレとも混泳できます。掃除役にコリドラスやヤマトヌマエビもいいですよ。

気性が荒いアベニーパファーやスマトラはプラティにちょっかいをかけるので混泳できません。ゼブラダニオは泳ぐのが早くて餌を横取りするので避けておきましょう。

プラティの繁殖方法

プラティの飼育

プラティのオスは尻びれが変化した交接器をもっており、その管をメスの体に差し込むことで体内へ精子を送り込んで受精させます。卵胎生メダカなので卵はメスの体内で孵り、稚魚が直接生まれてきます。

繁殖させるためには、成熟した親魚がいることが大切なので、栄養価の高い餌を与えてしっかりと育て上げましょう。水温が高くなる春から夏にかけて出産するので、水温を26度前後にすることで年中繁殖してくれるようになります。

飼育数は45cm以上の水槽でメス3匹に対して、オス2匹で群泳させるとペアができやすいです。カボンバやアナカリスなどの水草をたくさん入れて落ち着ける環境を整えてあげてくださいね。

オスとメスの判別方法

プラティのオスには尻びれ付近にゴノポティウムという少しとがった生殖器がついています。メスはなにもない尻びれなので簡単に見分けることができます。

出産直前の行動

妊娠したプラティのメスは餌を与える前からお腹がパンパンですぐに判別することができます。

いつもは活発に泳ぎ回るプラティですが、出産直前になるとメスは水底や水草の近くでじっと動かなくなります。行動がいつもと違うな?と思ったら出産が近い証拠です。よく観察しておきましょう。

出産時間は長くても48時間以内に終わります。繁殖の周期は短く、親魚は月に1回のペースで産卵を行います。

稚魚の育て方

サテライト

いかに飼育が簡単なプラティといえども、稚魚は体が小さく水質に敏感なので、いつもと同じように扱っていると死んでしまう可能性が高いです。いかに環境の変化を起こさずに、素早く成長させて、危険な時期を乗り切るかが大切です。

成長速度の目安は、1ヶ月で2cm、2ヶ月目で3cmになります。5ヶ月目で親魚と同じく繁殖できるようになりますよ。

●飼育環境
プラティは親魚が稚魚を食べてしまので、稚魚の生存率をあげたいときは稚魚を別の水槽に隔離しましょう。サテライトという産卵箱をつかうのもおすすめです。親魚にきちんと餌をあげて、隠れ家になる水草を植えておけば、そこまで捕食されることはありません。数を増やすことにこだわらなければ、そのままでも大丈夫です。

病気にかかりやすいので、予防のために水温は高めの27度にしておきます。水質の変化に弱いので水換えは行わないでください。気になる時でも1/5ほどの換水に抑えてください。

泳ぐのが苦手なので、水流を弱くしたエアレーションをセットしておきましょう。掃除が手間になるので砂は入れずに水草だけにしておきます。

●餌の与え方
プラティの稚魚は生まれてからすぐに餌をあげる必要があります。口が小さいのでフレーク状の人工餌を細かく潰したものかブラインシュリンプをあげます。ブラインシュリンプは孵化させるのに手間がかかりますが、栄養価が高いので、生存率を大きく上げることができます。

泳ぎが苦手なので、稚魚の近くに少しづつ餌をいれるようにしてください。食いだめすることが出来ないので、餌の頻度は多めにして1日3回、1~2分で食べれきれる量を与えてくださいね。

ブラインシュリンプについては初心者向け!ブラインシュリンプの沸かし方まとめ。孵化率をあげるコツを紹介!で詳しく紹介しています。

プラティが増えすぎてしまった場合、近くの熱帯魚店や友達に引き取ってもらえないか相談してみましょう。繁殖力が高いのですぐに増えてしまいます。自分で飼いきれない数まで増える前にオスとメスを別の水槽に分けるなど対策をたてておきましょう。

プラティについてまとめ

プラティの飼育

プラティは熱帯魚らしい派手な見た目と丈夫な体、安価で入手しやすいことから初心者に親しまれている熱帯魚です。目立つ体色をしているため、様々な熱帯魚を混泳させた水槽でワンポイントとして使われることもあります。繁殖も簡単で、水槽内で生命をつないでいく貴重な体験もできたりと、楽しみの幅が広がります。

飼育に関しても特に難しいことはなく、気になったら積極的に挑戦してみてください。繁殖スピードが速く、増えすぎたときに対処が困るので、繁殖は計画的にしていきましょう。

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