ラミレジィの全6種類の特徴と飼育方法!繁殖や混泳相性、水槽の大きさは?

ラミレジィは体色が美しく、水草がとても似合う熱帯魚です。長く大切に飼育しているとどんどん体色が綺麗になっていくのもかわいいポイントです。

今回はそんなラミレジィについて、混泳できる魚や水槽の大きさ、寿命、おすすめの餌、繁殖など飼育方法を詳しく紹介します。

ラミレジィの生態と特徴

ラミレジィの飼い方

ラミレジィは南米に生息するドワーフシクリッドの仲間です。この種類ではアピストグラマという熱帯魚もおり、どちらもカラーバリエーションが豊富な熱帯魚として人気があります。

小型の熱帯魚だと体色は2〜3色が多いですが、ラミレジィには細かい配色美があり、単独飼育でも熱帯魚らしいきらびやかな水槽を作り出すことができます。緑でおいしげった水草水槽に、目を引く体色で優雅に泳ぐ姿はとても美しいですよ。

秋から春にかけて、南米から野生のワイルド個体が輸入されてきます。ヨーロッパからは一年を通して養殖されたブリード個体が輸入されてきます。ワイルド個体は少し気性が荒くなりますが、野生の凄みを味わえると同時に発色が強くなりやすいのでおすすめですよ。

ラミレジィの種類

ラミレジィは品種改良が盛んで、養殖された国名が名前についている種類が多いです。国によってこだわっているポイントが違うのがおもしろいところですよ。

バルーンラミレジィ

販売価格:500円〜3,000円
ドイツやオランダで品種改良されており、養殖された国によってオランダラム、ドイツラムという名前で呼ばれています。ラミレジィよりも小さく、お腹部分のふっくらと丸みを帯びた体形が可愛いですよ。

色違いで白色をベースに薄い金色が入ったゴールデンバルーンラミレジィや青みが強いコバルトブルーバルーンラミレジィなどがいます。

パピリオクロミスラミレジィ

販売価格:300円〜500円
コロンビアやベネズエラに生息しており、南米ドワーフシクリッドの中でもっとも美しいと言われている種類です。

販売している時は脱色していることが多く、薄い色をしているのですが、弱酸性を保って半年以上飼育していると見事な体色に変わってくれます。

養殖個体が多く輸入されて来るので、価格も安く初心者におすすめです。

ジャパンラミレジィ

販売価格:1,500円〜3,000円
日本で養殖された個体で、日本産らしく繊細で美しい体色をしています。販売数は少ないので、高価です。

ブリリアントラミレジィ

販売価格:1,000円〜2,000円
青みが強いことが特徴的ですが、体色はコバルトブルーラミレジィとラミレジィを合わせたような色合いをしています。

ラミレジィのもつ黄色や赤に、コバルトブルーラミレジィのもつブルーがかぶさっており、とても美しいですよ。

ドイツラミレジィ

販売価格:1,000円〜2,000円
ドイツで養殖されたラミレジィでドイツラムやジャーマンラミレジィとも呼ばれています。他の種類と比較して赤色と黄色の色味が強く、ラミレジィ本来の色を活かしている種類になります。

体高があり、ヒレも長いので存在感が強く人気がありますよ。

ブルーダイヤモンドラミレジィ

販売価格:500円〜1,000円
全身がブルーに染まり、頭部の黄色と目の赤色が際立って美しく見えます。不自然なまでの青色の発色は熱帯魚らしい派手さを感じられ、水槽の目を引くにはうってつけですよ。

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ラミレジィの飼育に必要な設備

水槽の大きさと飼育数の目安

水槽

ラミレジィは小型の30cm水槽から飼育が可能です。一般的なガラス水槽を選びましょう。

飼育数は30cm水槽で2匹、45cm水槽で4匹が目安です。

フィルター

フィルター

水槽に発生したゴミの除去のために必要です。静音でスリムな外掛けフィルターがおすすめです。

ヒーター

ヒーター

熱帯魚なので冬はヒーターが必須です。30cm水槽なら50W、45cm水槽なら100W必要です。

水槽の蓋

水槽の蓋

水の蒸発や飛び出し事故防止に必要です。隙間なく蓋してあげてくださいね。

ラミレジィを水槽に入れる前に!水あわせのコツ

ラミレジィを購入してきてもすぐに水槽に移動させてはいけません。周りの環境が急激に変化するとストレスで弱ってしまうことがあるからです。phショックと呼ばれ、最悪死に至ることもあります。ここでは元気な状態を保てるように、水あわせの手順を紹介しますね。

  1. ラミレジィが入った袋をバケツに移動させる
  2. バケツの水が倍になるように30分かけて飼育水を移す
  3. バケツの水を半分になるまで捨てる
  4. 再度バケツの水が倍になるように30分かけて飼育水を移す
  5. バケツの水温をチェックして水槽と差がないことを確認する
  6. バケツの水をギリギリまで捨てて、そのままラミレジィを水槽に入れる

ラミレジィ水槽のレイアウトのコツ

水槽レイアウト

ラミレジィの水槽には水草と流木をふんだんに使ったレイアウトがおすすめです。

緑がおいしげった空間に、美しい体色が際立ちます。水草をたくさんいれたい時は、底砂ソイルを使って、二酸化炭素供給の設備が必要になってきます。

水草は飼育が難しいので、初心者の方は水質を弱酸性にできる流木を多めにいれておくことをお勧めします。平らな石を入れておけば産卵床に使えます。

ラミレジィに適した水温、水質、水換えの頻度は?

水温計

ラミレジィに適した水温は22度〜28度です。冬は水温がこれを下回るのでヒーターを準備してあげましょう。水温が低いと体色がよくなり、高いと成長が促進されていきます。

水質の適応範囲は広く、ph5.5〜7.0まで大丈夫なので、飼育しやすい熱帯魚と言えます。しかし、新鮮な水を好みますので、1週間に1回は1/3〜1/2ほど換水してあげてくださいね。

ラミレジィを色揚げする4つのポイント

ラミレジィの砂

ラミレジィの発色をよくするには適切な環境を用意して、半年間は大切に飼い込んであげてください。

半年もすればキラキラ光る見事な体色をみせてくれますよ。

  • 暗めの底砂を選ぶ
  • 弱酸性を維持する。流木、ソイルを使う
  • 栄養価の高い餌をあげて飼い込む
  • ストレスを減らす

ラミレジィにおすすめの餌と与え方

テトラディスカス

ラミレジィは他の小型熱帯魚に比べて体が丸く、食欲が旺盛のため量が少ないとすぐに痩せてしまいます。栄養価が高く、食いつきがいい餌を選んでおきましょう。

おすすめの餌は同じシクリッドの仲間であるディスカス専用の餌で色揚げ効果も期待できます。食いつきで選ぶなら冷凍赤虫が大好物ですよ。

繁殖を狙うときには親魚に栄養価抜群のブラインシュリンプをあげると効果的です。

餌の頻度は1日2回、朝と晩に1〜2分で食べきれる量を与えてくださいね。

ラミレジィの繁殖方法!産卵の周期や混泳水槽でも大丈夫?

ラミレジィの繁殖は簡単で、状態がいいペアができれば繁殖を繰り返してくれます。産卵は流木のくぼみや石の表面にし、この産卵方法をオープンスポウナーと呼びます。

繁殖期が近づくとメスが産卵管を、オスは輸精管をだして受精を行います。翌日には1mmほどの卵を50個〜300個産卵しています。

産卵後はペアで卵の世話を行うので、隔離する必要はありません。このときに黄色の発色が濃くなりいつも以上に美しい体色を見せてくれます。

初産は無精卵が多く、白カビがはえることもありますが、親魚が処理してくれるので見守ってあげてください。

産卵周期は短く、産卵を終えてから2〜3週間で次の産卵ができるようになります。

オスとメスの性別の見分け方

メスは体高があり、オスよりも一回り大きくなります。

お腹はピンク色に染まり、腹びれの後ろから1mmほどの産卵筒が出てくるので、それで見分けましょう。

繁殖環境

ペアだけを飼育する繁殖用の水槽を準備しましょう。混泳水槽でも隠れ家を多く入れることで自然に繁殖させることができます。

30〜45cm水槽がおすすめでろ過はスポンジフィルターを使います。砂はソイルを引いて、産卵床に水草や流木をいれてくださいね。

孵化までの日数

水温を25度〜27度に設定していると2〜3日で孵化が始まります。

低水温では孵化が遅くなり、高水温では早くなります。どちらも卵によくないので適温に設定してください。

産卵しない時は?

産卵しない原因は親の健康状態が悪いことが多いです。毎日しっかりと餌を食べているのか、体は丸みを帯びているか確認しましょう。

痩せている個体では繁殖をすることはできません。また、ペアの仲が悪いことも考えられるので、別の個体をいれて相手を変えるのも効果的ですよ。

ラミレジィの稚魚の育て方

ブラインシュリンプ

ラミレジィの稚魚の餌は、稚魚用の餌として有名なブラインシュリンプが必要になります。この餌は栄養価が抜群で、稚魚の口に入る大きさなので、安心してあげることができます。体が大きくなるにつれて親魚と同じ餌に慣らしていきましょう。

水質の変化に弱いので、水換えの量は少なくして、1週間に1回、1/4ほどに抑えておいてくださいね。

4〜5ヶ月で成魚に近い体色をしはじめてくれますよ。

ラミレジィと混泳できる魚

ネオンテトラ

ラミレジィはシクリッドの仲間では珍しく温和な性格をしており、多くの小型熱帯魚と混泳させることができます。

ネオンテトラ、グラミー、エンゼルフィッシュ、アピストグラマ、コリドラス、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビと混泳の相性がいいですよ。

しかし、繁殖期は攻撃性が増すので、ペアで飼育している水槽での混泳はさけておきましょう。

同種のシクリッドとは縄張り争いで喧嘩がすることが多いので、ラミレジィは1種類だけにしておいてくださいね。

ラミレジィの寿命

ラミレジィの寿命は2年〜3年になります。

喧嘩などストレスが多い環境では1年未満で死ぬこともあるので、注意してください。

ラミレジィがかかりやすい病気

メチレンブルー

ラミレジィは丈夫な魚のであまり病気にはかかりません。

水温の急激な変化と水質悪化には弱いので、そこだけ注意してあげてくださいね。

白点病

体中が白い点々で覆われる病気で、輸入されたばかり個体が感染していることが多いです。感染力が高く、またたくまに水槽内に広がっていくので、病気を確認したらすぐに別の水槽に隔離しましょう。メチレンブルーで1週間薬浴すれば元気になりますよ。

エロモナス病

ウロコが逆立つ松かさ病や、目が飛び出すポップアイを引き起こします。水質の悪化が原因でエロモナス菌に寄生されて発症します。病気を確認したらすぐに水槽の水を全て交換して、発症した個体は別の水槽に隔離しましょう。完治の難しい病気ですが、初期症状であればエルバージュで薬浴すれば治ることがありますよ。

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