プラティの特徴と飼育方法!繁殖・産卵の注意点や稚魚の育て方、人気の種類は?

プラティは原色に近い色がとても美しく、魅力がある熱帯魚です。繁殖が容易ではじめて熱帯魚の繁殖に挑戦したい人におすすめです。

今回はプラティについて繁殖方法や人気の種類、寿命、混泳相手など飼育のコツを詳しく紹介していきます。

プラティの生態と特徴

プラティの飼い方

プラティはグッピーと同じく、卵胎生メダカの仲間です。

丈夫で飼育しやすく、値段も安いため入門種として親しまれています。泳ぎも活発で見ていて楽しい熱帯魚です。

体色はシンプルなものが多く、赤橙色一色、黄色、透明感のあるブルーなど味のある色彩をもっています。品種改良もさかんで、ヒレだけを黒くした品種や複雑な模様をもつ品種などバラエティが豊富で飽きない熱帯魚です。

生息地

品種改良された種類が多いですが、原種はメキシコの河川で流れが遅い場所に生息しています。

体の大きさ

全長は最大でも5cmほどの大きさの小型の熱帯魚です。

寿命

プラティの平均寿命は1年〜2年ほどです。あまり長く飼育することはできず、繁殖を繰り返して生存する魚です。短い期間になりますが、しっかりと愛情をもって育ててあげてくださいね。

プラティの種類と特徴

プラティは体色の美しさと繁殖の容易さから品種改良が盛んに行われている熱帯魚です。もともとは同じプラティなので別の名前でも交雑することができます。

プラティを群泳させている水槽ではいたるところで繁殖が行われますので、色混じりの個体がよく生まれてきます。

人気のプラティの種類を紹介しますね。

レッドプラティ

レッドプラティ

分布
メキシコ、グアテマラ 
体長
5cm
水温
25度〜28度
pH
7.0〜8.0
水質
中硬水、硬水
寿命
1〜2年
販売価格
100円〜200円

原種もつ原色の美しさを引き継いでいる種類です。赤橙一色の体色は水草水槽にとても映えます。

丈夫でなんでも食べてくれるので、入門魚として最適で他の魚との混泳にも向いています。

ミッキーマウスプラティ

ミッキーマウスプラティ

分布
改良品種
体長
5cm
水温
24度〜28度
寿命
1〜2年
販売価格
400円〜500円

尾柄が黒くなっており、ミッキーマウスそっくりのワンポイントがかわいい種類です。単色で飽きてしまう人におすすめのプラティです。

ミッキーマウスプラティの特徴と飼育方法についてはミッキーマウスプラティの色別の人気種と飼い方!繁殖や産卵、稚魚の育て方は?で詳しく紹介しています。

ワグプラティ

分布
改良品種
体長
5cm
水温
24度〜28度
寿命
1〜2年
販売価格
100円〜200円

すべてのヒレが黒くなるタイプをワグ・プラティと呼びます。品種改良が成功したプラティとして有名で単色だけではないプラティの綺麗さを楽しむことができます。

タイガープラティ

分布
改良品種
体長
5cm
水温
24度〜28度
寿命
1〜2年
販売価格
300円

白い体色をベースの赤の縦縞がはいっている種類です。メスには模様がなく、オスも成長に伴って薄くなってしまいます。縦縞を残したい時は、色が濃い個体を繁殖させていく必要があります。

ブルーミッキーマウスプラティ

分布
改良品種
体長
5cm
水温
24度〜28度
寿命
1〜2年
販売価格
200円

ブルーを基調にした種類です。個体によっては赤色、紫色、黄色など混ぜっていることもあり、カラフルな体色を楽しめますよ。

プラティとモーリーの違いは?

モーリー

プラティと見た目が似ている熱帯魚にモーリーという魚がいます。プラティと同じ卵胎生のメダカのグループに属しています。

体は一回り大きく特徴的なヒレをしています。モーリーは性格が荒く、混泳が難しい熱帯魚です。植物食性が強く、水槽に生えた頑固な苔も食べてくれるので、掃除役として人気があります。

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プラティ水槽の飼育設備

水槽の大きさと飼育数

水槽

水槽の大きさは最小の30cm水槽から飼育することができます。飼育数の目安は30cm水槽で3匹、45cm水槽で8匹、60cm水槽で15匹です。

フィルター

外掛けフィルター

フィルターはなんでもかまいません。スリムタイプや静音タイプなどインテリア性がある外掛け式フィルターがおすすめです。

照明

照明をつけると鑑賞がしやすく、プラティの発色も良くなります。光量が強い2灯式がおすすめです。

ヒーター

低水温に弱いので冬はヒーターが必要です。昼夜の気温差が激しい春と冬にもつけておいてください。

水槽の大きさとW数、電気代の目安です。

30cm水槽
50w 300円
45cm水槽
100w 700円
60cm水槽
150w 1000円

水槽の蓋

水槽の蓋は水が蒸発したりホコリが入るのを防ぎます。冬場は水温差で水がどんどんなくなるので、蓋をしておきましょう。

プラティの飼育方法

プラティ水槽のレイアウト

プラティの飼い方

プラティは温和な性格で体色が美しいため、水草レイアウトにぴったりの熱帯魚です。

体色の赤や黄色といった原色をいかすために、水草は明るい緑色のものを選びましょう。水草の種類は多すぎると煩雑になるため、60cm水槽で5〜6種を目安にします。

おすすめの水草はバコパ、ヘテランテラ、エキノドルス、ルドヴィジアなどになります。

プラティに適している水温と水質

プラティの飼い方

プラティに適している水温は24度〜27度になります。低水温にも適応してくれて、15度以上あれば飼育できます。冬場はそれを下回るのでヒーターがない状態での飼育は難しくなります。

体が丈夫のため、極端に古くない水であれば飼育が可能です。2週間に1回は1/3ほど水換えをしてあげて下さい。

水質は弱アルカリ性の水を好むので、購入したばかりの時や元気が無くなった時には飼育水に塩を3つまみほどいれると元気になってくれますよ。

プラティにおすすめの餌と与え方

テトラプランクトン

プラティは雑食性の熱帯魚で人工飼料から生き餌までなんでも喜んで食べてくれます。メダカと同じグループなので、メダカの餌も大好物です。餌の量が少なくなってくると新芽など水草のやわらかい部分も食べるようになります。

おすすめの餌はテトラプランクトンなどの一口で食べれて、栄養価が高い熱帯魚専用の人工飼料です。

大食感のため、餌の与えすぎには注意しましょう。餌の頻度は1日2回にして、1〜2分で食べきれる量を与えてあげてくださいね。

プラティの混泳

コリドラス

プラティはおとなしい性格をしているので、多くの熱帯魚と混泳を楽しめます。混泳相手は同じくらい温和な小型の熱帯魚を選びましょう。原色に近い派手な体色をしているので、色負けしないネオンテトラ、グッピー、エンゼルフィッシュなどの熱帯魚がおすすめです。

飼育が簡単なメダカやアカヒレとも混泳できます。掃除役にコリドラスやヤマトヌマエビもいいですよ。

気性が荒いアベニーパファーやスマトラはちょっかいをかけるので混泳できません。ゼブラダニオは泳ぐのが早くて餌を横取りするので避けておきましょう。

プラティの病気と治療方法

メチレンブルー

プラティは丈夫な魚なのであまり病気にはかかりませんが、観賞魚でメジャーな白点病にかかる可能性があります。体が白い点で覆われる病気で寄生虫が原因です。病気になった個体を別水槽に移動させて、メチレンブルーで1週間薬浴してあげましょう。

病気になると餌を食べなくなり痩せてしまいます。痩せている時は何か異常がある時なので、すぐに飼育環境を確認してください。

プラティの繁殖と産卵方法

プラティの飼い方

プラティの繁殖方法

プラティのオスは尻びれが変化した交接器をもっており、メスの体内へ精子を送り込んで受精させます。

卵胎生メダカなので卵はメスの体内で孵り、稚魚が直接生まれてきます。

オスとメスの判別方法

プラティのオスには尻びれ付近にゴノポティウムという少しとがった生殖器がついています。メスはなにもない尻びれなので簡単に見分けがつくでしょう。

プラティ繁殖のために準備しておくこと

プラティの飼い方

・繁殖時期と水温
水温が高くなる春から夏にかけて出産を行います。水槽飼育ならヒーターをいれて26度にしておけば、年中繁殖活動をしてくれますよ。

・親魚の育成
繁殖には成熟した親魚がいることが最も重要です。栄養価の高い熱帯魚専用の餌をしっかりとあげてください。

・飼育数と飼育環境
ペアをつくるために45cm以上の水槽にメス3匹にたいしてオス2匹で群泳させましょう。カボンバやアナカリスなどの水草をたくさんいれて、落ち着ける環境を作ってあげてくださいね。

ペアできたら産卵間近!出産直前の行動は?

プラティの飼い方

・妊娠の見分け方
妊娠をすると餌をあげなくても、メスのお腹がぱんぱんに大きくなるのですぐにわかりますよ。

・出産の兆候や前兆
出産直前になるとプラティのメスは水面や水底、水草の近くでじっとして動かなくなります。行動がいつもと違うな?と思ったら出産が近い証拠です。よく観察しておきましょう。

・出産時間と産卵周期
出産時間は長くても48時間以内に終わります。繁殖の周期は短く、親魚は月に1回のペースで産卵を行います。

プラティが繁殖しない原因は?

プラティが繁殖しないときは水温が低すぎるか、親の健康状態がよくないことが多いです。適切な温度になっているか、餌はしっかりと食べているかを確認してあげてくださいね。

プラティの稚魚の育て方

産卵箱

プラティは親魚が稚魚を食べてしまので、生存率をあげたいときは稚魚を別の水槽に隔離しましょう。産卵箱をつかうのもおすすめです。

親魚に餌をあげて、隠れ家になる水草を植えておけば、そこまで捕食されることはありません。数を増やすことにこだわらなければ、そのままでも大丈夫です。

稚魚の飼育環境

稚魚は病気にかかりやすいので、予防のために水温は27度にしておきます。水質の変化に弱いので水換えは行わないでください。木になる時でも1/5ほどの換水に抑えてください。

泳ぐのが苦手なので、水流を弱くしたエアレーションをセットしておきましょう。掃除が手間になるので砂は入れずに水草だけにしておきます。

稚魚の餌

ブラインシュリンプ

プラティの稚魚は生まれてからすぐに餌をあげる必要があります。口が小さいのでフレーク状の人工餌を細かく潰したものかブラインシュリンプをあげます。ブラインシュリンプは孵化させるのに手間がかかりますが、栄養価が高いので、生存率を大きく上げることができます。

泳ぎが苦手なので、稚魚の近くに少しづつ餌をいれるようにしてください。

食いだめすることが出来ないので、餌の頻度は多めにして1日3回、1~2分で食べれきれる量を与えてくださいね。

ブラインシュリンプについては初心者向け!ブラインシュリンプの沸かし方まとめ。孵化率をあげるコツを紹介!で詳しく紹介しています。

稚魚の成長速度

成長速度の目安は、1ヶ月で2cm、2ヶ月目で3cmになります。5ヶ月目で親魚と同じく繁殖できるようになりますよ。

プラティが増えすぎてしまったら

プラティの飼い方

プラティが増えすぎてしまった場合、近くの熱帯魚店や友達に引き取ってもらえないか相談してみましょう。

繁殖力が高いのですぐに増えてしまいます。自分で飼いきれない数まで増える前にオスとメスを別の水槽に分けるなど対策をたてておきましょう。

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