熱帯魚

淡水フグの全6種類の特徴と飼育方法!水槽の立ち上げや餌、混泳できる魚は?

2018年4月5日

フグと言えば海水魚のイメージが強いですが、淡水フグは名前の通り淡水でも飼育できる熱帯魚です。小さいヒレをバタバタと動かして頑張って泳いでいる姿がとてもかわいい魚です。体がまるくて、とぼけたような顔も魅力たっぷりです。

今回はそんな淡水フグについて種類や餌、寿命、混泳できる魚など飼育方法を詳しく紹介していきます。

淡水フグの生態と特徴

淡水フグの飼い方

一般的にフグの多くは海水に生息していますが、一部で河口付近である少し塩が入った水である汽水域に生息しているフグもいます。

ショッップで販売されている時は、汽水で飼育されていることが多いですが、慣らすことで淡水でも飼育できるようになるのが淡水フグです。

淡水フグの種類と特徴

フグは淡水でも飼育できる種類が多いので選ぶことができて、販売量も多いので、手軽に飼育を始めることができます。しかし、もともとは海水や汽水に飼育している種類なので、海水に近い方が元気になるという点も共通しています。

観賞魚として人気が高い淡水フグの種類を紹介していきます。

アベニーパファー

アベニーパファー

分布インド
体長3cm
水温22度〜28度
pH6.5〜7.5
水質中硬水
寿命3年
販売価格300円〜500円

アベニーパファーは淡水フグの中でもかなり小さい種類になります。巻貝などのスネールを食べてくれるので、繁殖しすぎた時の退治役として飼育することがあります。多くのショップで販売されており、体も丈夫なので、初心者におすすめの種類です。

飼育方法についてはアベニーパファーの特徴と飼い方!混泳できる魚や繁殖、水槽の立ち上げ方法は?で詳しく紹介しています。

南米淡水フグ

分布ベネズエラ、ブラジル
体長8cm
水温22度〜28度
pH6.5〜7.5
水質中硬水
寿命5年
販売価格2,000円〜3,000円

南米淡水フグは黄色の体に5本の黒いバンドがはっきりとでており、とても体色が美しい種類です。水槽内を活発に泳ぐため、見ていて楽しい淡水フグですよ。こちらも純淡水で飼育することが可能ですが、弱アルカリ性を好むので、サンゴ砂やサンゴをいれてあげる必要があります。

歯が伸びていくので、たまに貝類などの硬い餌を与えましょう。

ハチノジフグ

ハチノジフグ

分布インドネシア
体長10cm
水温22度〜28度
pH6.5〜7.5
水質中硬水
寿命5年
販売価格300円〜500円

ハチノジフグの体は灰色で、上から見ると8の字に黄色のラインが入っている種類です。純淡水でも飼育することはできますが、好んでいる水質ではないので、長期飼育したいときは汽水で飼育してあげてください。

ミドリフグ

ミドリフグ

分布東南アジア、ベトナム
体長7cm
水温22度〜26度
pH6.5〜7.5
水質中硬水
寿命6年
販売価格500円〜2,000円

ミドリフグはとても愛らしい姿でフグの飼育を存分に楽しめる種類です。飼育は容易で初心者にもおすすめの種類です。しかし、完全な淡水での長期飼育は難しいため、体調が悪くなったとき用に汽水の環境も整えておく必要があります。

飼育方法についてはミドリフグの特徴と飼育の注意点!おすすめの餌や混泳相性、値段はどのくらい?で詳しく紹介しています。

アカメフグ

分布インド、マレーシア
体長5cm
水温24度〜28度
pH6.5〜6.5
水質中硬水
寿命2年
販売価格500円〜1,000円

アカメフグは宝石のような美しい赤色の目をしている淡水フグです。オスは腹部も真っ赤にそまり、非常にきれいになってくれますよ。純淡水で飼育することができますが、販売されていることが少なく、購入したい時はネットで探すことをおすすめします。

テトラオドンムブ

テトラオドンムブ

分布コンゴ川
体長70cm
水温25度〜28度
pH5.5〜6.5
水質中硬水
寿命5年
販売価格10,000円〜30,000円

テトラオドンムブは飼育環境でも50cmを超える大型の淡水フグで、水槽は120cm以上のものを用意する必要があります。餌は金魚やエビなど肉食性のものを好みます。性格はきついので、単独飼育が望ましいです。純淡水で飼育が可能な種類ですよ。

淡水フグの飼育に必要な水槽と設備

淡水フグの飼い方

淡水フグの飼育は一般的な熱帯魚の設備で飼育することができます。汽水で飼育する時には、塩分対策がされている海水用の設備を用意してあげてくださいね。

水槽の大きさ

淡水フグで人気のアベニーパファーは最大でも7cmほどにしかならないので、最低45cm水槽から飼育することが可能です。

赤虫などの生き餌が好物のため、小さな水槽では水が悪くなりやすく、注意が必要です。45cm水槽で飼育する時はこまめに残り餌を取り除くようにしましょう。

フィルター

45cm以下の水槽だと外掛け式フィルター、60cm以上の水槽だとろ過能力が高く掃除が簡単な上部式フィルターがおすすめです。

ヒーター

低水温の弱いので、冬はヒーターが必要です。昼夜の気温差が激しい春と秋にも作動させておきましょう。

30cm水槽50w 300円
45cm水槽100w 700円
60cm水槽150w 1000円

水槽の蓋

水槽の蓋は水が蒸発したり、ホコリが入るのを防ぎます。隙間なく蓋をしておいてくださいね。

淡水フグの水槽の立ち上げ方法

立ち上げたばかりの水槽には、フンや餌の食べ残しなどの有害物質を無害なものへ分解してくれるバクテリアがいないため、すぐに住めない環境になってしまいます。

そのため、パイロットフィッシュと言って実際に本命以外の魚を飼育して、バクテリアを増やす作業が必要になってきます。これをしておくことで生存率が大きく変わりますので、きちんと準備しておきましょう。

水槽の立ち上げ方法についてはアクアリウム水槽の立ち上げ方!手順や流れ、早くするコツを紹介します。で詳しく紹介しています。

水槽立ち上げの手順

  1. カルキを抜いた水道水を準備する
  2. 水槽の置き場所を決める
  3. 水槽と底砂、フィルター、照明をセットする
  4. 流木や石組みなどレイアウトを行う
  5. 水をゆっくりと入れる
  6. フィルターとヒーターの電源を入れて水を落ち着かせる
  7. パイロットフィッシュを1ヶ月飼育する
  8. 淡水フグをいれる

淡水フグの飼育方法について

淡水フグは丈夫で初心者にも飼いやすいですが、成長すると気性が荒くなり、攻撃性が増してしまいます。混泳や群泳は難しく、飼育にはコツが必要です。

値段と販売場所

淡水フグの中でも人気のアベニーパファーやミドリフグであれば、ホームセンターや熱帯魚専門店など多くのショップで販売されています。値段は300円〜500円前後で購入することができます。

他の淡水フグは輸入されることも少ないため、ネット通販で探すことをおすすめします。

水槽のレイアウト

淡水フグは餌に冷凍アカムシなど水が汚れやすい餌をあげることが多いため、掃除のしやすさが重要になってきます。水槽のレイアウトは石や砂だけのシンプルなものにしておきましょう。

アベニーパファーであれば、水草水槽で飼育することもできますよ。スネールなどの害虫を食べてくれるので、駆除役としてもおすすめです。

適している水温と水質

淡水フグは22度〜28度の水温を好みます。冬場にはヒーターを入れて、夏は温度が上がりすぎないように直射日光を避けましょう。

水質はの好みはアルカリ性に近いので、底砂は海水魚に使われるサンゴ砂にしてあげましょう。

おすすめの餌と与え方

淡水フグは肉食性が強く、冷凍アカムシやイトメ、メダカを好んで食べます。他にも水槽に繁殖するスネールを食べてくれます。ミナミヌマエビなどのエビ類も大好物ですよ。

好き嫌いが激しく、人工餌に慣れてくれない個体も多くいます。生涯、冷凍赤虫で飼育する必要もあるかもしれないので、きちんと準備できる環境を整えておきましょう。

餌を食べない時は、体調が悪いか、餌に飽きている可能性があります。水温や水質が淡水フグにいいものになっているか確認してあげましょう。水換えも新陳代謝を活性化できるので効果があります。

混泳について

淡水フグの飼い方

淡水フグは気性が荒く、動くものにはなんでも噛み付く習性があります。ネオンテトラなどの熱帯魚はヒレをかじられ、エビ類はヒゲをかじられます。

歯が鋭いため、噛み付かれたものはボロボロになってしまうため混泳が難しい熱帯魚です。淡水フグ同士でも幼魚のときは群泳できますが、成長とともに攻撃性を増してくるので、混泳が難しくなります。

基本的には単独飼育が好ましいですが、個体の性格によってはうまくいく例も多くあります。攻撃性があるかどうか、よく観察してあげてくださいね。

繁殖できる?

淡水フグは水槽内で繁殖が可能な熱帯魚です。しかし、同種間でも争いがおきますので、水草などの隠れ家を多くいれておくことが大切ですよ

かかりやすい病気と治療方法

淡水フグは白点病、尾腐れ病にかかりやすいです。他にもフグ特有の症状で前歯が伸び過ぎることがあります。

●歯の伸びすぎ
淡水フグは前歯が伸びやすく、極端に伸びてしまうと餌を食べられなくなって、痩せてしまいます。こうなると歯切りが必要になってきます。濡れたガーゼでフグをつつんで、ニッパ切り取りましょう。餌に貝を与えるか、サンゴをいれる、大き目の砂利をいれることで予防できますよ。

●白点病
体中に白い斑点ができる病気で、寄生虫が原因です。この寄生虫は高温と塩分に弱いため、水温を28度にしてひとつまみ塩をいれて様子をみましょう。

●尾ぐされ病
水質悪化が原因で細菌に寄生されてヒレが溶けてくる病気です。こちらも水温を28度にして塩をひとつまみ入れてあげてくださいね

淡水フグの飼育の注意点!水槽の準備が大切です

淡水フグの飼い方

今回は淡水フグの特徴や飼育方法について紹介していきましたがいかがでしたでしょうか?

飼育で重要なポイントは他の熱帯魚と違って弱アルカリ性の水質を好むので、ネオンテトラなどの熱帯魚と同じように飼育すると元気が無くなってしまうことです。

しっかりと水槽の立ち上げを行ってあげてくださいね。

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