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グッピーの稚魚の育て方|成長速度や隔離期間、餌はいつから?

2018-04-16

グッピーの稚魚の育成は初心者にも挑戦しやすく、熱帯魚飼育の醍醐味である稚魚の飼育を簡単に楽しむことができます。大事に育てた親から子が生まれて、親以上に美しく育ってくれた時の喜びはたまりませんよね。

今回はそんなグッピーの稚魚におすすめの餌や成長速度、隔離する期間など飼育方法を詳しく紹介していきます。

グッピーの稚魚の飼育は難しい?

グッピーの稚魚

グッピーの稚魚の飼育は、他のメダカや熱帯魚の稚魚の育成に比べて簡単です。その理由は出産された直後の稚魚でも、他の魚の稚魚よりも体が大きいため、体力があったり、泳ぐ力があったり、食べられる餌の種類が多いからです。

稚魚は体が弱いので生後2週間で死んでしまうことが多いのですが、グッピーの稚魚は最初から体が大きいおかげで、ここを難なくクリアできます。

出産されたばかりの稚魚でも、世話をせずに放置しているだけですくすく成長していきます。なので、初心者さんにも繁殖させやすい熱帯魚として有名になったんですね。

グッピーの稚魚の成長速度は?

グッピーの稚魚

グッピーの稚魚は生後2ヶ月で繁殖が可能になるほど、成長速度が早いです。広い水槽を用意すると、活発に泳いで健康的に育ちます。

生まれたての赤ちゃんの大きさは5mm前後です。生まれて5日で水槽を元気に泳ぎ回ります。1ヶ月で1.5cm〜2cmほどの大きさになり、2ヶ月で3cmを超えて成魚になります。

成長スピードは水温と餌の量で変わってきます。水温を28度にして水換えを毎日行うと新陳代謝が活性化して、成長スピードが早くなりますよ。

グッピーの稚魚は色はオスの影響を受けやすい

グッピー

グッピーの稚魚はオスの色が強く出ることが多いです。

生まれたてのグッピーの稚魚はメダカのような薄い肌色をしており、体長が1.5cmほどになる生後40日の時から、尾びれが親魚に近い色へ変化し始めます。

生後60日になると親魚とほとんど同じ体色になります。改良品種の作成を狙う時はこのタイミングで稚魚の選別をはじめましょう。

親魚の種類が違う時はミックスグッピーといってさまざまな色が混ざった個体になります。自分で改良品種したいときを除けば、同じ色のオスとメスを交配させた方が綺麗に色が出やすいです。

グッピーの稚魚の水槽と飼育設備

グッピーの稚魚の飼育は水を入れられれば、どのような容器でも問題ありません。

水槽から虫かご、発泡スチロール、プラケースまでなんでも大丈夫です。飼育数が少ない時は水草を2本ほどいれておけば酸素は大丈夫です。そしてなるべく水温の変化が小さい場所に置いてあげてください。

過密飼育を避けたい時の飼育数の目安は30cm水槽に20匹が限度になります。水槽は複数に分けたほうがうまくいくことが多いです。

大量の稚魚を育成する時も酸素不足になりやすいのでエアレーションを準備してあげてくださいね。

稚魚に適した水温は?

グッピーの稚魚に適した水温は親魚と同じく20度〜30度です。低水温に弱いので、冬は水槽用のヒーターをいれてあげてください。

成長を促したい時は27度前後にしてあげるといいですよ。水温を高くしていると病気の予防にもなるのでおすすめです。

稚魚の水槽は水換えをする?

稚魚は水温と水質の変化に弱いので、水換えなしで飼育できれば理想です。そのためにも餌の食べ残しはすぐに取り除き、水草をたくさん入れておきましょう。

水質悪化が進んでいると感じても、水換えの量は1/5程度に抑えておき、少量を数回に分けて行います。

グッピーの稚魚におすすめの餌は?

グッピーの稚魚

グッピーの稚魚は小型魚のなかでも比較的大きく、生まれたての稚魚でも人工餌を手ですりつぶしたら食べてくれますよ

なので100均の餌でも問題はないのですが、たくさんの栄養が必要になるので、熱帯魚用の餌か、準備できるなら稚魚用の餌をあげてしっかり育てていくことをおすすめします。

テトラミン

テトラミンは熱帯魚の餌として人気のフレーク状の人工飼料です。水に溶けやすく、手で簡単にバラせるのであげるのが楽になります。

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特撰メダカの餌 稚魚用

メダカ用の餌ですが、グッピーにも使えます。人工飼料で生存率をあげたい時に使いましょう。栄養価が高く、成長スピードがはやくなりますよ。

ひかりパピィ

ひかりパピィは稚魚用の大きさになっているので、ムラがなく食べ残しが少なくなります。粒の大きさがちょうどよく稚魚の食いつきがいい餌です。

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ブラインシュリンプ

ブラインシュリンプは熱帯魚の稚魚の餌としてもっとも利用されている生き餌です。

乾燥卵が販売されていますが、孵化させる手間が必要になります。栄養価が高いため、生後1ヶ月までの体を作る期間の餌として最適です。

孵化したブラインシュリンプは稚魚の口に入るちょうどいい大きさで、動きが食欲をそそるので生存率を上げることができます。

ブラインシュリンプで育てたグッピーは将来の体も大きくなり稚魚をたくさん産む立派なグッピーになってくれます。成魚の餌としても十分な栄養を持っているので、積極的にあげたい餌です。

グッピーの稚魚の餌の与え方

与える餌の量や頻度

グッピーの稚魚には成長期にしっかりと体をつくるために餌を食べさせる必要があります。なので、餌の量は食べれるだけあげる必要があります。

胃が小さいため、食いだめすることができません。一度にたくさんの餌をあげるのはやめておきましょう。

餌の頻度は1日に5回、1〜2分で食べきれる量をあげましょう。

餌が不足すると、水中に発生しているプランクトンを食べてくれます。プランクトンが発生するように光を強くして、水草をたくさん植えておきましょう。

稚魚にはいつから餌を与える?

グッピーの稚魚には生まれてすぐに餌を与えます。餌を与えないと2日程度で餓死してしまいます。

最初はなかなか餌と認識してくれずに、餌を食べないことがあります。餌やりする時は稚魚の近くに落としてあげましょう。

グッピーの稚魚のすくい方は?

稚魚を移動させたい時は体を傷つけないようにすることが大切です。目が細かくてやわらかい稚魚用の網を使うか、コップや手で水ごとすくい上げるといいですよ。

追いかけ回すとストレスがたまってしまうので、素早く捕まえてあげてくださいね。

グッピーの稚魚の生存率は?

グッピーの稚魚の生存率はおよそ70%くらいです。他の小型熱帯魚だと30%ほどなので、稚魚の飼育は簡単な魚といえます。

飼育に慣れてくると90%以上は大人になってくれるようになりますよ。

グッピーの稚魚が死ぬ原因

グッピーの稚魚

親魚に食べられる

グッピーの稚魚が死ぬ原因で多いのは、親魚に食べられることです。

予防するには稚魚を別の水槽に移動させてあげてください。隔離しない時は水槽に隠れ家やシェルターになる水草をたくさん植えましょう。隠れ家が多いほど死ぬ確率は下がります。

隔離して飼育するとグッピーが増えすぎるので、そのまま放置して飼育数を制限することもあります。

他には、親魚に餌をしっかりと与えることで満腹状態を維持し、食べられないようにすることもできますよ。

ろ過フィルターに吸い込まれる

次の多い死ぬ原因はろ過フィルターに吸い込まれることです。

フィルターの吸い込み口には目が細かいスポンジを設置しておきましょう。

水温と水質の急激な変化

一度に大量の稚魚が死んでしまった時は水温と水質の急激な変化が考えられます。一度の水換えの量は1/5以下を心がけておきましょう。

水質の悪化が原因の時も、1/5ほど換水して様子を見ましょう。日々の水換えの量はなるべく減らした方がいいので、餌は食べきれる量を与え、水質の悪化を防いでおきます。

夏場と冬場の水温管理もきちんと行なってくださいね。

病気にかかる

グッピーの稚魚はハリ病という尾びれがハリのように尖る病気にかかることがあります。主な原因は同血族の交配を繰り返してしまったり、水質悪化や餌不足で体力が弱っている時に起こります。

早期に発見することで治療が可能です。別の水槽に移動させて、水1リットルに対して3gの塩をいれた水で1週間ほど飼育してください。

グッピーの稚魚の隔離はいつからいつまで?

グッピーの稚魚は生まれたらすぐに親魚から隔離する必要があります。数が多くなるので親魚を稚魚用の水槽で出産させて、親魚を移動させるほうが簡単です。

産卵箱を使えば、一つの水槽で飼育することができます。しかし産卵箱の中は水の流れが悪く、過密になるので、生後5日程度で出してあげる必要があります。

生後1ヶ月もすれば食べられないくらいの大きさになりますので、親魚と混泳させても問題ありません。大きさは1.5cm〜2cmが目安です。成長が遅い個体もいるので、いれる前に確認しておきましょう

グッピーの稚魚の性別の見分け方

グッピーの稚魚は生後30日ほどで性別の判断ができるようになります。よく観察すると、オスは尻びれが尖り出し、メスは腹部に黒い点々ができ始めます。

生後40日でオスの尻びれはオスらしく色づき、メスは質素になります。オスは尻びれにゴノポティウムという生殖器が完成します。繁殖させたくない時はこのタイミングで別々の水槽で飼育するようにしましょう。

グッピーの稚魚のまとめ

グッピーの稚魚は体が丈夫なので、他の稚魚に比べても飼育が簡単です。

餌は親魚と同じ人工餌を食べてくれるので、専用の餌を用意する必要がありません。

しかし、環境の変化には弱く、水換えや水温の変化に注意してください。生存率を上げたいときは親魚との隔離も忘れないでくださいね。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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