オトシンクルスの飼育方法!混泳できる魚や水温、人気の種類、繁殖のコツは?

オトシンクルスの仲間は水草やガラス面についた苔を綺麗に食べてくれるため、水槽の掃除屋さんとして人気が高い熱帯魚です。

今回はそんなオトシンクルスについて飼育のコツを詳しく紹介していきます。

オトシンクルスってどんな魚なの?

オトシンクルス
オトシンクルスはナマズ目ロリカリア科ヒポプトポマ亜科に分類されている熱帯魚で、南米の河川に生息しています。

おとなしい性格をしており、体も丈夫なので初心者にも飼いやすい種類です。

水草に害を与えることなく、葉が細い水草でもしっかりと苔を食べてくれるため、水草レイアウトを維持するためのコケ取り用熱帯魚として飼育されてきました。

水槽内をよく泳ぎまわり、かわいらしい姿を楽しませてくれますよ。

オトシンクルスにはどんな種類がいるの?

オトシンクルス・ヴェスティートゥス

分布
アマゾン河
体長
4cm
水温
22度〜27度
pH
5.0〜7.5
水質
中硬水
寿命
3年
販売価格
100円〜200円

オトシンクルス・ヴェスティートゥスは普通のオトシンクルスとして販売されている最もポピュラーな品種です。別名でオトシンクルスアフィニスと呼ばれています。入手が簡単で安価のためコケ取り要員として重宝されています。

小さな体を活かして、水草の葉についたコケから岩場の隙間まで綺麗にしてくれるので、水草水槽にはかかせない存在です。丈夫な魚ですが、コケ不足による餌切れには注意してあげてください。

プレコやヤマトヌマエビに比べると体が小さく、藻類を食べる量が少ないです。掃除が終わるまで時間がかかりますが、水草を痛めることがないので、安心して掃除してもらうことができますよ。

ジャイアント・オトシン

分布
アマゾン河
体長
10cm
水温
22度〜27度
pH
5.0〜7.5
水質
中硬水
寿命
5年
販売価格
500円

ジャイアントオトシンは基本種と比べて体長が倍以上あるオトシンクルスです。細かい場所の苔は食べにくいですが、体が大きい分たくさんの苔を食べてくれます。口が長く、体も大きいので存在感があります。冬場になると熱帯魚店で販売されるようになりますが、飼育は難しい品種です。

オトシン・ネグロ

分布
ブラジル
体長
7cm
水温
2度〜27度
pH
5.0〜7.5
水質
中硬水
寿命
4年
販売価格
300円〜500円

オトシンクルスネグロは基本種と並んでポピュラーな種類です。通常のオトシンクルスに比べると、頭が大きく、体の柔軟性が高い品種です。水槽への順応性も高く、丈夫で繁殖が容易な熱帯魚です。

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オトシンクルスにおすすめの餌は?

テトラプレコ
オトシンクルスの主食は水槽に生えた茶コケや緑コケです。しかし、水槽内の苔だけでは餌の量が不足してしまいます。長期にわたり飼育する場合には人工飼料への餌付けが必要になってきます。

メダカやテトラなどの人工飼料は餌付けが悪く、プレコの餌である植物性の人工飼料を用意してください。

人工餌をどうしても食べない場合は、皮をむいたキュウリや茹でたほうれん草を与えます。日光の下でバケツに水を張って、アナカリスなどの水草をいれておくことで苔を増やすことができます。人工餌に慣れるまでの時間かせぎにおすすめです。

餌の頻度はコケの量によって変わってきます。コケが生えていない水槽では2日に1回、3分程度で食べきれる量の餌をあげましょう。

コケを食べない理由

他の魚の人工飼料を食べてお腹がいっぱいになったオトシンクルスはコケを食べてくれません。水槽を綺麗にしたい時はオトシンクルスに餌をあげないようにしましょう。

オトシンクルスに適している水温は?

水温を維持するヒーター
オトシンクルスに適している水温は25度前後です。低水温に弱く、20度を下回ると動かなくなるため、冬にはヒーターを用意してあげましょう。最低でも水温は15度以上必要です。

高水温にも弱いので、30度を超える夏は冷却ファンを用意してあげてください。

水温の変化にも弱いので、朝夜の気温差が激しい季節にもヒーターを稼働してあげてください。

オトシンクルスに適している水質や水換えの頻度は?

流木とソイルを使ったレイアウト
オトシンクルスに適している水質は弱酸性〜中性です。弱酸性を維持するために、流木や底砂にソイルをいれてあげましょう。

古い水を好むので、頻繁に水換えをする必要はありません。週に1回、1/4ほど交換してあげましょう。

オトシンクルスの水合わせの方法

オトシンクルスは急激な水質の変化に弱いので、購入してきたばかりの個体をそのまま水槽に入れるとphショックで死んでしまうことがあります。それを避けるために、水合わせという作業が必要になります。

  1. オトシンクルスを水ごとバケツに入れる
  2. バケツの水が倍になるように30分かけて飼育水を入れる
  3. バケツの水を半分捨てる
  4. 再びバケツの水が倍にする。
  5. バケツの水を水槽に入れないように、オトシンクルスを水槽に移す

オトシンクルスの繁殖方法

オトシンクルスが繁殖するミクロソリウム
オトシンクルスは繁殖が難しい熱帯魚ですが、比較的安価なオトシンクルスネグロであれば国内で繁殖例があり、挑戦しやすい種類です。水草をたくさん植えた水槽であれば自然繁殖することもあります。

繁殖を狙う時は親魚を成熟させなければならないので、餌は苔だけではなくプレコ用の植物性の餌を毎日しっかりと与えてください。

繁殖行動はコリドラスに似ており、メスがオスの腹部に頭を当てて、オスは体をUの字に曲げてメスを抱え込みます。数日するとメスのお腹がぷっくりしてくるので抱卵した合図です。メスを産卵用の水槽に移動させて産卵を待ちましょう。

水槽のガラス面や水草の葉に産卵をするので、ミクロソリウムなどの葉が大きい水草をたくさんいれてあげてくださいね。

雌雄の見分け方

成熟した個体であればメスのお腹が大きく膨らんでくるので見分けることができます。体型の特徴差はほとんどありません。ペアはできにくいので、10匹ほどで群泳させておきます。

オトシンクルスが卵を産んだらどうするの?稚魚の育て方

稚魚餌のブラインシュリンプ
オトシンクルスの親魚は食卵してしまうので、産卵したらすぐに親魚を隔離します。稚魚は産卵から3〜5日程度で孵化します。

稚魚は最初ヨーサックと呼ばれる栄養袋で成長するので餌が必要ありません。そこから3日程度で餌を求めて泳ぎ始めます。稚魚の餌には小さくて栄養価が抜群のブラインシュリンプを与えてあげてくださいね。

親魚は稚魚を食べることはないので、稚魚が元気に泳げるようになったら元の水槽に戻してあげてくださいね。

オトシンクルスと混泳できる魚

ネオンテトラ
オトシンクルスは温和な性格なので、多くの熱帯魚と混泳を楽しむことができます。おすすめの混泳相手は体の大きさが近く、温和な性格をしているネオンテトラ、グッピー、コリドラス 、金魚、メダカ、エビなどの小型の熱帯魚です。

下層にいるため、餌を食べられずに痩せやすいので、注意しておきます。

反対に混泳に向かないのは中型の熱帯魚でシクリッドやポリプテルス、エンゼルフィッシュになります。気性が荒いスマトラもさけておきましょう。

オトシンクルスの寿命は?

オトシンクルスの寿命は3年です。小型の熱帯魚の寿命は2年〜3年なので、同じくらい生きてくれます。

餌の量が足りなくて餓死することが多いので、しっかりと餌を食べられているか観察してあげてくださいね。

オトシンクルスがかかりやすい病気や多い死因?

オトシンクルスがかかりやすい病気は白点病や水カビ病です。

白点病

白点病は全身に白い点ができる病気で、寄生虫が原因です。とてもポピュラーな病気で、購入してきたばかりの個体や、水質悪化で体調が悪い時にかかりやすくなります。感染力が非常に高いため、発症した個体はすぐに別の水槽に移動させて、メチレンブルーで1週間薬浴してあげましょう。

水カビ病

水カビ病は体の表面に白いワタのようなものが付着する病気です。水槽内のカビ菌が原因で、水質悪化が原因になります。こまめな水換えで予防してあげましょう。こちらも白点病と同様に、発症したら別の水槽に移動させて薬浴してあげてください。

餓死

死因でもっとも多いのが餌不足による餓死です。水槽内にコケが十分に生えて入れば問題ありませんが、不足していると痩せてしまい、そのまま餓死します。痩せる前によく観察しておき、不足していると感じたら餌をあげてくださいね。

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