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淡水フグ、アベニーパファーの特徴と飼育方法!混泳できる魚や繁殖、水槽の立ち上げ方法は?

2018年3月3日

アベニーパファーは淡水で飼育できる小型のフグです。フグは泳ぎ方や顔がとてもチャーミングでぜひ一度飼って見たい!と思う方も少なくないのではないでしょうか。

今回はそんなアベニーパファーの生態や特徴、混泳相性、水槽の立ち上げ方など飼育方法を詳しく紹介していきます。

アベニーパファーの生態と特徴

アベニーパファーの飼い方

アベニーパファーは世界最小の淡水フグです。淡水でも手軽に飼育できるという点と、そのかわいさから初心者から玄人まで高い人気を誇っています。

東南アジアのインド南西部の河川に生息しており、水流が穏やかで水草や流木などの隠れ家が多い場所を好んでいます。

毒はありませんが、鋭い歯を持っており、スネールなどの殻の硬い貝類を食べるために使います。

子供の時は警戒心が強く、臆病な性格をしているので、物陰に隠れることが多いですが、慣れてくると水面に出て、餌をくれ!とおねだりするようになります。

泳ぐ姿が可愛らしく、ヒレをパタパタと動かしながら水中を移動します。見た目のわりにはすばしっこい動きで、じっと何かを見ていたと思うと急に動き出したりします。その可愛い動きに魅了された愛好家が多くいます。

体の大きさ

全長は3cmほどの大きさになります。最大サイズでも4cmほどの世界最小の淡水フグです。

寿命

アベニーパーファーの平均寿命は3年です。水流が強いと体力を使いすぎて寿命が短くなるので、長生きさせるには水槽の環境が重要になります。

年老いてくると体表にツヤがなくなったり、元気が無くなって水底でじっとするようになりますよ。

アベニーパファーの飼育に必要な水槽と周辺器具

アベニパファーは一般的な熱帯魚用の水槽で飼育することができます。小型水槽だと初期費用で2万円もあれば十分ですよ。

水槽の大きさと飼育数の目安

水槽

体が小さいので、一番小さな30cm水槽から飼育することができます。飼育の目安は30cm水槽で3匹、45cm水槽で8匹、60cm水槽で15匹前後になります。

フィルター

ろ過フィルター

小型の水槽になるので、静音タイプやスリムタイプなどインテリア性に優れた外掛け式フィルターがおすすめです。

照明

照明があると鑑賞がしやすくなるので入れておきましょう。光量の強さや色などはなんでもかまいません。

ヒーター

低水温に弱いので、冬はヒーターが必要です。念の為、昼夜の気温差が激しい春と秋にも作動させておいてください。

水槽の大きさと必要なW数、電気代の目安です。

30cm水槽 50W 月300円
45cm水槽 100W 月700円
60cm水槽 150W 月1000円

水槽の蓋

水の蒸発やホコリが入るのを防ぐために水槽の蓋は必須です。特に冬場は水が蒸発しやすいので、隙間なく蓋をしておきましょう。

アベニーパファーの水槽の立ち上げ方法

アベニーパファーの飼い方

水槽立ち上げの手順

  1. 水槽の設置場所を決める
  2. 水槽と水槽台をセットする
  3. 照明、フィルター、底砂、ヒーターをセットする
  4. カルキを抜いた水を入れる
  5. 各器具の電源をいれて2日間フィルターを稼働させる
  6. アベニーパファーを1匹いれて1ヶ月飼育する
  7. アベニーパファーの飼育数を徐々に増やす

アベニーパファー水槽の置き場所は直射日光に当たらず、騒音が小さいところにしてあげます。

立ち上げたばかりの水槽は有害物質を無害なものへ分解してくれるバクテリアがいないため、少数の魚を飼育してバクテリアの繁殖を促す必要があります。

バクテリアを十分に繁殖させられれば、水槽の立ち上げは問題ないですよ。

水槽の立ち上げ方法はアクアリウム水槽の立ち上げ方!手順や流れ、早くするコツを紹介します。で詳しく紹介しています。

水合わせの方法

アベニーパファーは水温と水質の急激な変化に弱いので、購入してきた個体をそのまま水槽に入れてはいけません。新しい水槽の水に慣らすために水あわせが必要になります。

水合わせの手順

  1. アベニーパファーが入った袋を水槽に浮かべる
  2. 15分ほど待って、水温が同じになったことを確認する
  3. 袋の水を1/3ほど捨てて、水槽の水を入れる
  4. 上の作業を15分おきに3回繰り返す
  5. 袋の水をなるべく捨ててアベニーパファーを水槽にいれる

アベニーパファーの飼育方法について

アベニーパファーの飼い方

アベニーパファーの飼育はとても簡単です。最小サイズの水槽で飼育ができ、水質の適応範囲も広いので管理の手間がありません。

一点だけ、餌の好き嫌いが激しいので、好物の冷凍赤虫しか食べない場合、冷凍庫に入れてもいいか家族に許可をとらないといけないかもしれませんね。

アベニーパファーの価格と販売場所

アベニーパファーは熱帯魚に力を入れているホームセンターや熱帯魚専門店、ネット通販で2cmほどの幼魚が販売されています。

値段は1匹あたり300円〜500円程度で販売されています。

アベニーパファー水槽のレイアウト

アヌビアスナナ

アベニーパファー水槽では餌の赤虫など水が汚れやすいので、なにもいれないシンプルなレイアウトで掃除のしやすさを重視するのが一般的です。

水草を入れるのは難しく、つつく習性があるので、葉が柔らかい水草はボロボロにされてしまいます。成長スピードが早いウィローモスや葉が硬いアヌビアスナナなら大丈夫です。

人を怖がっているときは流木や石などを組んであげるといいですよ。たくさん隠れ家を作ると人なれするのに時間がかかってしまうので、注意が必要です。

泳ぎが苦手なので、水流は弱めにしてあげてくださいね。

アベニーパファーに適している水温と水質

適している水温は22度〜28度、水質は弱酸性から中性です。

水温を27度に設定して、病気予防と成長を促進させるのがおすすめです。低水温に弱いので、冬はヒーターが必要になります。

おすすめの餌と与え方

アベニーパファーは餌の好き嫌いが激しく、冷凍アカムシやイトメしか食べないという個体が多いです。うまく慣らせば人工飼料のクリルや乾燥赤虫を食べさせることも可能です。

また、フグの仲間は胃がないため、餌を食いだめすることができません。餌の頻度は多めの1日3回、1〜2分で食べきれる量を与えましょう。

つつくように餌を食べるので、食べ残しがよく出ます。アカムシやイトメは生餌で放っておくと水質悪化を招くので、こまめに取り除いてください。

スネールという貝(熱帯魚水槽の害虫)が好物でスネール駆除としても扱われることもあります。

●餌を食べないとき
アベニーパファーは拒食で餌を食べなかったり吐き出すことがあります。まずは大好物な冷凍赤虫をあげてみて、それでも食べないときは体調が悪いことが考えられるので、すぐに1/3ほど水を交換して様子を見ましょう。

●旅行中はどうする?
2〜3日程度の旅行であれば餌をあげる必要はありません。冷凍赤虫になれている個体であれば、タニシやミナミヌマエビ、グッピー、ミジンコを繁殖させておいて水槽内に放っておきます。人工飼料に慣れていれば、自動給餌器を使います。

ミジンコの飼育方法については熱帯魚の餌におすすめなミジンコの繁殖と飼育のコツを紹介!飼育容器やおすすめの餌は?で詳しく紹介しています。

水槽の水換えと掃除方法

プロホース

アベニーパファー水槽では日々、フンや餌の食べ残しなどの有害物質が蓄積するので、週に1/3は水の交換が必要になります。

水の交換時に水槽掃除も行ってしまいましょう。

掃除の手順

  1. カルキを抜いた水を用意する
  2. フィルターのスポンジを水道水で掃除する
  3. ガラスや石のコケをこすり落とす
  4. コケや水中、水底に溜まったゴミを水ごと吸い出す
  5. 新しい水を30分かけて追加していく。

アベニーパファーの病気と治療方法

アベニーパファーの飼い方

アベニーパファーがかかりやすい病気は白点病、尾ぐされ病、拒食症になります。

●白点病
白点病は体の全体が白い点で覆われる病気で、水槽などの閉鎖的な環境でかかりやすい病気です。白点病の個体を確認したら別の水槽に移動させてメチレンブルーで1週間薬浴してあげましょう。

●尾ぐされ病
尾ぐされ病は各ヒレが溶け出す病気で、水質の悪化が原因の病気です。こちらも白点病と同様に別の水槽に移動させて薬浴させましょう。一度溶けたヒレは戻らないことが多いので、予防のためにこまめに水を交換したり、餌の食べ残しは除去するようにしましょう。

●拒食症
拒食症はアベニーパファーに多い病気で、人工餌になかなか慣れてくれず、好物のアカムシも食べてくれなくなる時があります。そんな時はピンセットを使って目の前に動かしてあげたり、新鮮な赤虫を飼ってきて与えてみてあげてください。

アベニーパファーの混泳

ヤマトヌマエビ

アベニーパファーはつつく習性があるので、メダカや熱帯魚のヒレをかじりに行くことが多く、混泳に向いていません。特にヤマトヌマエビやスネールなどの甲殻類は大好物です。

同種に対しても、2cm以下の幼魚のときはおとなしい性格で群泳して販売されていますが、成長するにつれて縄張り争いが激しく、喧嘩をしてしまいます。

アベニーパファー同士の混泳でヒレがかけるのを気にしないのであれば、60cmの大きな水槽でたくさんの隠れ家を用意して飼育しましょう。

基本的に混泳はできず、単独飼育が基本になる魚と思っておいてください。

アベニーパファーの繁殖と産卵方法

アナカリス

アベニーパファーの繁殖は比較的容易で、成熟したオスとメスをいれておけば自然とペアができます。最初は喧嘩することが多いので、流木や石など隠れ家をたくさんいれておきましょう。ペアを確認したら別の水槽に移動させましょう。

産卵が近づくと、餌をあげていないのにメスのお腹がパンパンに膨れ上がります。産卵は水草に行うので、ウィローモスやアナカリス、カボンバなどをいれておきます。

卵は非常に小さく、大きさは2mmほどしかありませんので、注意深く観察しましょう。

オスとメスの見分け方は?

アベニーパファーのオスは黒い斑点がライン状になっており、目の後ろにしわがあります。メスには斑点がライン状になっておらず、体は丸みを帯びているのが特徴です。

メスはオスと違って縄張り意識が強くないため、個体同士で寄り添っていることがあります。よく観察していれば簡単に見分けがつくでしょう。

アベニーパファーの稚魚の育て方

ブラインシュリンプ

アベニーパファーが産卵を終えたら親魚を元の水槽に戻して卵の世話をしましょう。

水温を26度にすると3日〜5日で孵化がはじまります。卵は水温が低いと孵化が遅くなり、高いと水カビが発生しやすくなります。毎日水換えを行なって新鮮な水を与えてあげてください。

生まれてから5日後程度に餌を食べるようになりますので、そのときにスポイトでブラインシュリンプなどの稚魚用の餌を与えましょう。

ブラインシュリンプについては初心者向け!ブラインシュリンプの沸かし方まとめ。孵化率をあげるコツを紹介!で詳しく紹介しています。

アベニーパファーについてまとめ

今回は世界最小の淡水フグで知られているアベニーパファーの生態と飼育方法について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

淡水で飼育できるフグは珍しく、体も小さいので、小型水槽で飼育を楽しむことができます。

気性が荒くて単独飼育しなければならなかったり、餌には冷凍赤虫が必要になることが多く、なかなか手間もかかります。しかし、小さいヒレで元気いっぱいに泳ぎ回る姿はとってもかわいいので、興味を持たれたらぜひ飼育に挑戦してみてくださいね。

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