ヤモリ

ペットで人気のヤモリを紹介!おすすめの種類や飼育方法、値段、寿命まとめ

2019-06-05

ペットとして飼育されているヤモリは意外にも多く、その中でも人気種に絞ると11種類ほどいます。

それぞれの特徴や飼育難易度と同時に、簡単ではありますがヤモリの性格や飼育環境、与える餌、かかりやすい病気など、飼育方法について触れていきますので、ヤモリを飼育するってこんな感じなんだなと思ってもらえるきっかけになればと思います。

ヤモリってどんな生き物なの?

ヤモリの飼育

ヤモリは有鱗目(ゆうりんもく)ヤモリ属ヤモリ科に分類されている爬虫類です。

ヤモリとは家守と書くように家を守ってくれる生き物で、家で増えてしまった害虫を食べてくれることが名前になるくらい、人間の生活に身近な存在です。あまりにも家に住み着きすぎて駆除の対象になることもあるほどです。

ヤモリの仲間で最大の特徴は手足の裏に趾下薄板(しかはくばん)と呼ばれる無数の毛が生えており、壁面や木を上手に登ることができます。この毛の量は種類によって異なっています。毛が少ない個体は地表での生活に特化して素早く動き回り、毛の量が普通の種類は木の上で生活をし、毛が多い種類は天井やガラス面なども難なく移動することができます。

ほとんどが夜行性で、ガやクモなどの小型の昆虫を捕食しています。

海外産のヤモリは○○○ゲッコーという名前で呼ばれることが多いです。

ヤモリは臆病な性格が多い

ヤモリの飼育

ヤモリの性格は種類によって異なりますが、総じて臆病な性格で人目を嫌うことが多いです。日中はずっとシェルターに隠れていて出てくることはなく、夜中に飼い主さんが寝静まってから行動を始めます。

手を近づけよう物なら、いやいやいやと後ずさりしたり、固まって動かなくなってしまいます。機嫌が悪いときに手を近づけると威嚇されたり噛みつかれることがあります。小さい子に噛まれるとかわいくて、逆にニヤニヤしてしまいますが笑

もともとハンドリング向きの生き物ではないので、ふれ合いではなく、観察を楽しもう!と思っておいてくださいね。

なつくということはなく、飼育者の匂いになれることはあります。餌やりの時にピンセットで直接餌を与えることで慣れやすくなります。

もちろんヒョウモントカゲモドキのように飼い主さんにベタ慣れして、楽しむことができる種類もいますし、個体差も大きいですよ。

ヤモリの人気の種類と特徴、値段は?

ペットとして飼育されることがある11種類のヤモリについて紹介してきます。人気順に紹介していきますので、お気に入りのヤモリ選びに役立ててくださいね。

ヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキ

分布 インド、パキスタン、アフガニスタンなどの中近東
体長 20cm~25cm
寿命 15年
販売価格 5千円~1万5千円
飼育難易度 容易

ヒョウモントカゲモドキは豹のような体色でレオパードゲッコーという愛称で親しまれている種類です。最も人気があるヤモリで、たくさんのモルフ(カラーバリエーション)が品種改良されています。

性格は大人しくて人慣れしてくれるのでハンドリングを楽しむことができます。さらに慣らすことで人工餌も食べてくれるようになります。

小型ケージで飼育できるので初期費用があまりかからず、体も丈夫で飼育しやすいので、ヤモリや爬虫類を飼育したことがない初心者におすすめです。

ヒョウモントカゲモドキの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

クレステッドゲッコー

クレステッドゲッコー

分布 オーストラリア近くにあるニューカレドニア
体長 15cm~20cm
寿命 15年
販売価格 1万5千円~3万円
飼育難易度 容易

クレステッドゲッコーは樹上棲のヤモリで、大きな頭と目玉、短い手足のアンバランス感がかわいい種類です。頭部にはウロコが変化してクレスト(鳥の冠羽)のようなトゲトゲがあります。

木の上で生活しているので、ケージは高さがある物を用意して、木の枝を入れてあげる必要があります。あまり動かないので、動き回るのが好きな人向けではありません。

物怖じしない性格なので、ハンドリングを楽しむことができます。尻尾を押さえつけると尾切りしてしまうので、触るときは注意してください。

専用の人工餌が販売されており、食いつくが良いので、慣らせば昆虫を与える必要は無く、うれしいポイントですね。勢い余って口先についた餌をなめ回す姿がとてもかわいいです。

クレステッドゲッコーの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

トッケイヤモリ

トッケイヤモリ

分布 中国、フィリピンなどの東南アジア
体長 30cm~35cm
寿命 5年
販売価格 2千円~5千円
飼育難易度 普通

トッケイヤモリは「トッケイ!」と繁殖時期に鳴く種類として有名です。メスはあまり鳴きませんが、オスは大きな声で鳴くので、近所迷惑にならないように覚悟しておく必要があります。

体色はグレーをベースにオレンジの斑点模様が入っており、毒々しい雰囲気を持っています。反対に口の中は真っ黒で、縄張りに侵入者が来ると、大きく口を広げて威嚇をします。性格はきつめなので、ハンドリング向きではありません。

ペットとして普及しているヤモリの中では大型になるため、飼育には広いケージが必要になります。

トッケイヤモリの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ガーゴイルゲッコー

ガーゴイルゲッコー

分布 オーストラリア近くにあるニューカレドニア
体長 20cm~25cm
寿命 10年
販売価格 2万円~2万5千円
飼育難易度 容易

ガーゴイルゲッコーは大理石のような模様をしている種類です。グレーや黒色、茶色がランダムに混ざり合っており、それぞれの色を固定化したモルフが多く生み出されています。

体調や気分によって色がコロコロと変わるので観察していて楽しいですよ。飼育期間が長いほど体色は濃くきれいになっていく傾向があります。

手足は細長く、体はぽてっとしています。

大人しくてハンドリングすることができますが、驚くと急にジャンプしてしまうので、落下には注意が必要です。

餌は赤ちゃんの頃は昆虫しか食べませんが、大人になると人工餌も食べてくれるようになるため、飼育しやすいです。

ガーゴイルゲッコーの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ニシアフリカトカゲモドキ

ニシアフリカトカゲモドキ

分布 アフリカ大陸全域
体長 20cm~25cm
寿命 10年
販売価格 1万円~5万円
飼育難易度 普通

ニシアフリカトカゲモドキはヒョウモントカゲモドキに見た目が似ていますが、肉付きが良くてぽてっとした体がかわいい種類です。

人気が出にくい理由として、人工餌に餌付け難いことがあげられます。ほとんどのヤモリがそうなのですが、コオロギなどの生きた昆虫を用意する必要があり、飼育に抵抗がある人が多いからです。

また、多湿な環境を用意しなければ体調を崩してしまうので、管理が少しだけ大変です。

ニシアフリカトカゲモドキの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ソメワケササクレヤモリ

ソメワケササクレヤモリ

分布 マダガスカル島
体長 15cm
寿命 10年
販売価格 5000円
飼育難易度 普通

ソメワケササクレヤモリは安価で丈夫なので初心者にもおすすめの種類です。現地ではよくみかけるヤモリで、日本で言うニホンヤモリのように身近な存在です。

繁殖も簡単で、オスとメスのペアで飼育していると自然と繁殖していってくれます。

難点としては生きている昆虫しか食べないことと、臆病な性格をしているのでなかなか姿を見せてくれないことです。

ソメワケササクレヤモリの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ジャイアントゲッコー

ジャイアントゲッコー

分布 オーストラリア近くにあるニューカレドニア
体長 35cm~40cm
寿命 30年
販売価格 8万円~10万円
飼育難易度 普通

ジャイアントゲッコーは世界一大きなヤモリで、ジャイゲコの愛称で親しまれています。最大の魅力はなんと言ってもその体の大きさで、どっしりとした重量感は比べものになりません。

体の大きさに比例して大きな飼育容器が必要になったり、寿命が長いので飼育には覚悟が必要です。

餌は果物や専用の人工餌も食べてくれるようになるので、飼育自体は簡単です。

ジャイアントゲッコーの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ハイナントカゲモドキ

ハイナントカゲモドキ

分布 中国の海南島(ハイナントウ)
体長 15cm
寿命 10年
販売価格 7千円~1万円
飼育難易度 難しい

ハイナントカゲモドキは他のヤモリにはないシャープな顔つきと、赤い目に縦に細長い瞳孔をしている種類です。そんな見た目の割には臆病な性格をしており、隠れ家にこもっている時間が長く、なかなか観察はできません。

飼育は難しく、多湿な環境を好んでいるので、常に80%前後の湿度を保たなければ体調を悪くしてしまいます。湿度管理は爬虫類の飼育に慣れていない方には結構難しいです。

ハイナントカゲモドキの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ヒルヤモリ

ヒルヤモリ

分布 マダガスカル
体長 13cm
寿命 5年~10年
販売価格 5千円~1万5千円
飼育難易度 普通

ヒルヤモリはヤモリの中でも珍しい、昼間に行動をする種類です。体は発色の良い緑色をしており、とてもきれいです。体色の個体差も少なく、安定してきれいな個体を入手することができます。

明るい緑色の体に真っ黒の瞳はとってもかわいいです。個人的には一番好きなヤモリです笑

昼間に行動してくれるので、飼い主さんが起きている時間に活発に動いている姿を観察できて楽しいです。すばしっこいのでハンドリングはおすすめできませんが。。

ヒルヤモリの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ヘルメットゲッコー

ヘルメットゲッコー

分布 アフリカ大陸
体長 9cm
寿命 5年
販売価格 1万5千円~3万円
飼育難易度 普通

ヘルメットゲッコーは名前の通りヘルメットのような大きな頭をしており、体は短いので二頭身に近い体型をしている種類です。

物怖じしない性格なので、ケージの真ん中で座ってぽけーっとしている姿が観察できてとてもかわいいです。

ヘルメットゲッコーの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ニホンヤモリ

ニホンヤモリ

分布 日本、中国、朝鮮半島
体長 10cm~15cm
寿命 10年~15年
販売価格 500円~1000円
飼育難易度 普通

ニホンヤモリは日本人にとって身近なヤモリで、夜間に家のガラス面や壁面にくっついている姿を見たことがあるのではないでしょうか?

グレーの体色で岩場やコンクリートに上手に擬態をします。ガやクモなどの小型の昆虫を求めて夜間に蛍光灯に集まってきます。餌には生きた昆虫が必要なので、飼育には手間がかかります。

ニホンヤモリの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ヤモリの入手方法

ヤモリの飼育

ニホンヤモリのようなメジャーな生き物であればホームセンターでも販売されていますが、他の海外産のヤモリはペットとしてめちゃくちゃ人気があるわけではないので、ホームセンターで見かけることはほとんどありません。

入手したいときは爬虫類専門店に行って購入するようにしてください。人気のヤモリであればコンスタントに販売されており、モルフも豊富ですので、販売数が多いお店ほど選ぶ楽しさが出てきます。

ヤモリなどの爬虫類は対面販売が義務づけられており、ネット通販で購入することはできず、注意してください。

日本に生息するヤモリであれば、4月~8月の暖かい時期に、深夜にコンビニや蛍光灯に集まってくることがあるので、探しに行ってみましょう。

ヤモリを飼育に必要なもの

ヤモリの飼育

ヤモリの飼育に必要となる基本的なものについて紹介していきます。

必要なもの

  • ケージ
  • 床材
  • ライト
  • 水容器
  • ヒーター

ケージの選び方

ヤモリには木の上で生活する種類と木の上に地表で生活する2種類がおり、ケージの形が変わります。

木の上で生活する種類は縦方向に枝をたくさん入れなければいけないので、高さのあるケージを用意します。地表で生活するヤモリには床面積が広いケージを用意します。

ヤモリは活発に動き回ることが少ないので、体の大きさほど大きなケージを必要とはしていません。大きさはそれぞれの種類の習性や体長によって変わってきますので、各種の飼育方法のページで確認してください。

おすすめの爬虫類用ケージで紹介しているので、ご参考ください。

床材の選び方

ヤモリはある程度の湿度がある環境を好んでいるため、床材には保湿効果が高いヤシガラマットがおすすめです。フンや尿をしたらこまめに取り除くようにしてください。

レイアウトを気にしないのであれば、吸水性が高いペット用のトイレシートを使うことができます。シートを変えるだけでいいので、衛生面に優れており、たくさんのヤモリを飼育している人が好んで使用します。

ライトは必要?

ヒルヤモリなどの昼行性の種類を除いて、多くのヤモリは生活のためにライトの明かりを必要としていませんが、鑑賞しやすくなりますので、熱帯魚用の蛍光灯をいれておくといいですよ。

水容器

ヤモリは水浴びが好きなので、全身が浸かる大きさの水容器が必要です。飲み水としても使いますので、毎日交換して新鮮な状態を保って上げてくださいね。

水を飲んでいる様子がなければ、ガラス面に霧吹きをしたり、水容器にエアレーションを入れるなどして水に動きをつけて上げてましょう。

ヒーターの選び方

ヒーター

海外のヤモリに適している温度は25度~30度付近になっており、日本の寒さに適応できないので冬はヒーターが必要になります。

木の上で生活する種類は空気中を温める必要があるので、上部から暖めるヒーターを、地表で生活するヤモリには腹部を温めるために、ケージにしたから暖めるパネル式ヒーターを使いましょう。

おすすめの爬虫類用ヒーターで紹介しているので、ご参考ください。

レイアウトの方法

ヤモリは直射日光を嫌うことが多く、日中は隠れていることが多いので、シェルターや落ち葉で日陰を作ってあげましょう。

レイアウトは複雑であるほど喜んでくれますが、掃除などのメンテナンスが手間になるので、飼育スタイルに合わせて調整していってください。

ヤモリの餌の種類と与え方

コオロギ

ヤモリの餌はコオロギデュビアレッドローチなどの生きた昆虫と人工餌の2種類があります。

ヤモリの種類や個体の好き嫌いによりますが、人工餌を食べてくれることがあるので、飼育になれてきたら積極的に挑戦していってください。

しかしながら、基本的にはどの種類も昆虫が大好きで、人工餌を急に食べなくなることもあるので、昆虫も飼育しなければならないと思っておいた方が緊急事態にも安心です。

昆虫だけではカルシウム不足になるので、マルベリーCaなどの爬虫類専用のカルシウム剤を昆虫にまぶしてから与えます。

ヤモリにおすすめの餌で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ヤモリがかかりやすい病気

ヤモリの病気

飼育下でのヤモリは2種類の病気にかかりやすいです。

クル病

クル病はカルシウム不足から発症する病気で、骨に異常きたして足腰が悪くなります。一度クル病にかかると運動不足になって一気に肥満になってしまうので、毎日しっかりとカルシウム剤を与えるようにしてください。

脱皮不全

脱皮不全はケージ内の湿度不足が原因で脱皮の皮が最後まで剥けない病気です。余っている皮を放置していると、その部分の皮膚が壊死してしまい、もとに戻らなくなってしまいます。

脱皮不全をみつけたら30度前後のぬるま湯につけて手で優しく皮をこすり落としてください。その後にケージ内の湿度を見直すようにしてください。

ヤモリについてまとめ

ヤモリの飼育

今回はヤモリの種類別の特徴や値段、寿命、飼育方法など紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。

種類別に飼育方法は異なりますので、具体的な方法についてはそれぞれのページをみていただけると幸いです。ヤモリを飼育する全体像をイメージしてもらえて、ヤモリを飼育するのって楽しそう!と思ってもらえればうれしいです。

実際に飼育していくと自分しか気づかないかわいいポイントがどんどんと見えてきて、ヤモリにはまっていくことは間違いありませんので、少しでも興味を持ったならぜひ飼育に挑戦してみてくださいね!

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