ヤモリ

ハイナントカゲモドキの特徴と飼育方法を紹介!飼育の難しさやどんな環境が必要になる?

2019年6月3日

ハイナントカゲモドキはいかつい見た目とは裏腹に、陰気な性格で隠れていることが多く、たまにひょっこりと姿を見せてくれるかわいさが魅力的なヤモリです。湿度が高い場所に生息しているため、飼育は少しだけ難しいです。

今回はそんなハイナントカゲモドキの生態や特徴、飼育の難易度、ケージ、レイアウト、おすすめの餌など飼育方法について詳しく紹介していきます。

ハイナントカゲモドキの生態と特徴

ハイナントカゲモドキの飼育

ハイナントカゲモドキは有鱗目(ゆうりんもく)トカゲモドキ科に分類されるヤモリの仲間です。

中国のハワイと言われている海南島(中国語でハイナンタオと発音)に生息している固有種で、湿度が高い熱帯雨林を好んでいます。

トカゲモドキとはヤモリのように足の裏に趾下薄板(しかはくばん)と呼ばれる無数の毛が生えていながら、その毛の数が少ないため、天井などを歩き回ることはできず、生態はトカゲに似ていることから分類されました。

体色は黒色をベースに黄色のバンド模様が入っており、目は赤色になっています。よくみると結構いかつい顔をしています。

夜行性で臆病な性格をしており、飼育環境でも隠れていることが多く、めったに顔を見せることはありません。

一昔前までは生息数が少なく、幻のヤモリとして高値で取引されていましたが、養殖が盛んに行われて入手しやすい価格になりました。

体の大きさ

ハイナントカゲモドキの体の大きさは15cm~18cmの小型のヤモリです。

寿命

ハイナントカゲモドキの寿命は平均して10年です。生後3年で繁殖が可能になります。

ハイナントカゲモドキの飼育に必要なケージと器具

ハイナントカゲモドキは小型のヤモリなので、必要となるケージは小さく、初期費用で1万円もかからないほどです。場所もとらないので、気軽に飼育を始めることができますよ。

ケージ

ハイナントカゲモドキは隠れていることが多く、大きなケージを必要としていません。横幅は体長の1.5倍、奥行きで体長と同じくらいの大きさがあれば飼育できます。

体長が20cmの個体だと35cm(横幅)×20cm(奥行き)のケージで飼育することができます。爬虫類専用ケージであるグラステラリウム3030が適しています。

レイアウトを凝ったり多頭飼育をしたいときは、横幅で60cm以上のケージを準備しましょう。

ライト

ハイナントカゲモドキは日光浴をしないので、鑑賞のために蛍光灯をいれておけば大丈夫です。直接光が当たるのを嫌うので、必ず日陰になる部分を作って上げてくださいね。

床材

ハイナントカゲモドキは湿度が高い環境を好んでいるため、保湿性が高いパームマットやヤシガラマット、または混合したものをつかいます。

水で湿らせてから3cmほどの厚みで敷いてください。水分が多い環境は菌がたまりやすいため、フンや尿をしたらこまめに交換するようにしてください。


水容器

ハイナントカゲモドキは水浴びをよくするので水容器を常設する必要があります。水浴びをしながらフンや尿をしますので、結構な頻度で汚れてしまいました。飲み水としても使いますので、毎日交換して新鮮な状態をキープしてくださいね。

水容器はタッパやお皿など何でも構いませんが、倒されにくく、全身が入る大きさの物を用意してください。

シェルター

シェルター

ハイナントカゲモドキは臆病な性格をしているので、隠れ家になるシェルターは必須です。流木の隙間にも器用に入り込みますが、真っ暗な落ち着ける環境になるように注意してください。巣穴でも高い湿気を好んでいるため、水ゴケなどを敷いてあげると喜びます。

ハイナントカゲモドキの飼育方法について

ハイナントカゲモドキの飼育は難しく、その理由は高い湿度を保つことと餌を食べないことがあるからです。特に湿度不足から体調を崩して餌を食べないときがよくあります。

普段から隠れているので様子を見られる機会が少なく、発見が遅れてしまうことも難しい理由になっています。毎日しっかりと観察すれば問題ありません。

それでは飼育方法について詳しく紹介していきますね。

値段と販売場所

ハイナントカゲモドキの値段は10cm前後の個体が7千円~1万円で販売されています。

養殖個体であるCB個体が大半ですが、まれに野生種のWC個体も入荷されてきます。どちらも飼育難易度や性格は変わらないので、好みで選ぶと良いですよ。

人気があるペットではないので、販売量は少なく、見つけるのは簡単ではありません。爬虫類専門店に通って入荷されるのを待ちましょう。

ハンドリング

ハイナントカゲモドキは臆病な性格をしており、ハンドリング向きのペットではありません。触ろうと手を近づけるとすぐに逃げようとしますし、長い間ハンドリングしているとストレスを抱えてしまいます。

観察用のペットとして飼育してくださいね。

レイアウトの方法

レイアウト

ハイナントカゲのレイアウトで最も人気があるのがビバリウムです。ビバリウムとは現地の生活環境再現したレイアウトのことをさしており、その中でも陸地のレイアウトをテラリウムと言います。

テラリウムはカエルやイモリなど両生類の飼育で人気があり、ハイナントカゲモドキも多湿な環境好んでいるので、適しています。

作り方はヤシガラマットなどの床材をベースに、水苔や落ち葉を床に敷き詰めたり、石やコルク(木の樹皮)などを組んでいきます。植物が多くなるので、光量が強い2灯式の蛍光灯を選ぶようにしてください。

適している温度と湿度

ヒーター

ハイナントカゲモドキは温度と湿度の管理がとても大切なので、温湿度計を入れて毎日チェックするようにしてください。温度と湿度管理がすべてと言っても過言ではありません。

適している温度は25度~30度です。冬はケージの底にパネル式ヒーターを敷いて、床を暖めるようにしてください。高さのあるケージで飼育しているときは側面にもパネル式ヒーターを貼り付けます。

湿度は70%~80%を保たなければ、すぐに調子が悪くなってしまいます。毎日2回、朝と夜に霧吹きをして、湿度を保つようにしてください。特に冬は乾燥しやすいので、注意してくださいね。

ケージ内の蒸れには弱いので、風通しが良い場所にケージを置くようにしてください。風通しが良くて湿度が高いというのが大切になります。

おすすめの餌と給餌方法

コオロギ

ハイナントカゲモドキは隠れ家にこもって出てこないため、他の爬虫類のようにピンセットで餌を与えるというのが難しいです。そのため、最初はコオロギやデュビア(ゴキブリ)など生きている昆虫をケージに放つことで勝手に食べるのを待っておきましょう。

慣れてくるとピンセットからも食べてくれるようになるので、様子を見ながら挑戦してください。ピンセットから食べるようになると冷凍コオロギを与えられるようになるので、飼育が簡単になりますよ。個体によってはレオパゲルなどの人工餌を食べることもあるので、ぜひ挑戦してみましょう。拒食しやすいので、なるべく多くの餌を食べられるようにしておきます。

コオロギなどの昆虫食だけではカルシウム不足になるため、マルベリーCaなどのカルシウム剤を昆虫にまぶしてから与えます。

餌の頻度は週に3回、2匹ほどのコオロギを与えてくださいね。

多頭飼い

ハイナントカゲモドキは大人しい性格をしており、縄張り争いをしないので、多頭飼いすることができます。

しかし、餌を食べている様子を観察するのが難しいので、餌不足になっている個体がいるかどうかはこまめにチェックする必要があります。痩せてしまうと元に戻すのが大変なので、初心者の方にはおすすめはできません。

ハイナントカゲモドキについてまとめ

今回はハイナントカゲモドキの特徴と飼育方法について紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。

飼育は難しく、高い湿度の維持や、臆病な性格でずっと隠れて餌を食べてくれないなど、なにかと手間がかかる生き物です。それでも初めての方には難しいという意味で、慣れてきたらそんなに大変なことではありません。

夜行性でなかなか観察もさせてくれませんが、その分、ひょっこりと顔を出して目が合ったときに嬉しさはたまらないものがあります。興味を持たれた方はぜひ飼育に挑戦してみてください。

ハイナントカゲモドキを知っているほどヤモリを調べ尽くしている方には必要ないかもしれませんが、飼育しやすいヒョウモントカゲモドキニシアフリカトカゲモドキは非常に人気があるペットです。良ければご参考くださいね。

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