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爬虫類におすすめのケージ|種類別に必要なサイズを紹介

2020-01-22

初めて爬虫類のケージを調べてみると、頻繁にグラステラリウムのケージを見かける経験がありました。さらには虫かごや簡易なプラケースを使っている人もちらほらと。

今回はそんな爬虫類のケージとして使える種類とそれぞれのメリットとデメリット、サイズ別のおすすめ商品について紹介していきます。

爬虫類のケージの素材

爬虫類のケージ

爬虫類のケージの素材はプラスチックとガラスの2種類がメインです。

プラスチック素材のケージは安価で軽くて使いやすいです。重ねて置けるので、複数の爬虫類を飼育するときに重宝します。反対に傷つきやすく、活発な爬虫類や複雑なレイアウトだと傷だらけになってしまう可能性がありますし、傷ついて長くは使えません。

ガラス素材のケージは高価で重いですが、安定性に優れています。傷がつきにくく、透明度が高くて鑑賞しやすいです。長く爬虫類を飼育するのに向いています。

爬虫類のケージの種類

爬虫類のケージ

爬虫類のケージ選びで大切なポイントは蒸れさせないように、通気性がいいことです。なので、虫かごは意外と相性が良かったり、水槽では少し問題があったりします。

爬虫類のケージとして使える種類とそれぞれのメリットやデメリットを紹介していきます。

紹介するケージ

  • 虫かご
  • ガラス水槽
  • 蓋付きガラスケージ
  • 爬虫類用のプラケース
  • スライド式のガラスケース
  • 観音開きのガラスケース

虫かごなどのプラケース

虫かごは爬虫類の飼育でも十分に使うことができます。

メリットは安価で初期費用を抑えることができることです。

デメリットは側面に傷がつきやすく、観賞用としての楽しみは失われてしまいます。

熱帯魚用のガラス水槽

ガラス水槽は熱帯魚の飼育に使われるケージで透明度が高く、鑑賞に優れています。

デメリットは市販のガラス水槽では側面の通気孔はないため、上部に網式の蓋を購入しないといけません。これでも通気性は十分とは言えず、うまくはまらずに隙間が出来るので、脱走の危険性が出てきます。

蓋付きガラスケージ

全面ガラスケージはガラス水槽に、専用のメッシュ式の蓋がついた爬虫類専用のケージです。蓋がしっかりとしているので脱走のリスクがありません。

デメリットはガラスケージよりも値段が少しだけ高くなってしまうことです。

爬虫類用のプラケース

爬虫類専用に作られているケースで、蓋をスライドで開封することが出来ます。

蓋の開け閉めが簡単なので、手入れが簡単です。綺麗な長方形で場所をとらないため、多くの爬虫類を飼育する人が愛用しています。爬虫類の子供育成に使うことも多く、よほどの注意不足でなければ、蓋の開封時に脱走される心配がありません。

デメリットは長く使用していると傷がつきやすく鑑賞しにくくなります。さらに小型のケージが多いので、飼育できる種類に限りがあります。

スライド式のガラスケース

スライド式は前面のガラスをスライドすることで開くガラスケージです。上部は編み目で通気性が高く、開くことが出来ます。

大型の爬虫類用に使われることが多く、強力な体当たりを受けてもガラスは前後にしっかりと固定されているので、安全です。

メリットは爬虫類の天敵は鳥類で上から接近されることを嫌がるため、前面から手を伸ばすことで警戒心を減らすことが出来ます。さらに側面から手を伸ばすことでメンテナンスが楽に行えます。特にステンレス棚に何個かケージを置くときは上から開封するタイプのケージでは世話が大変です。また、観音開きケージと異なり、全面のフレーム部分が少なく鑑賞スペースが広いです。

デメリットは片面しか開かないので小さいケージでは手を入れて隅々まで掃除をするのが大変なことです。

観音開きのガラスケース

観音開きは手前のガラスがドアのように開く前開きのタイプです。上部は編み目で通気性が高く、こちらも開くことが出来ます。

メリットは前面が大きく開くため、物が取り出しやすくて掃除などの世話をしやすく、爬虫類を直に観察して楽しむことが出来ます。鍵の開け閉めがしやすく、気になったときに手入れが出来ます。

デメリットは重量があり、他のケージに比べて値段が高めです。丈夫の編み目が細かいため、ヒーターである「暖突」の設置も強引に穴を広げないといけません。

種類別に必要なケージの大きさ

爬虫類のケージ

爬虫類に必要なケージの大きさはそれぞれの運動量によって変わってきます。

例えばヘビやヤモリは活発に動かないので小さいケージで飼育できますが、トカゲやカメは動き回るので広いケージが必要です。

地表棲は地面を歩き回るタイプで床面積の広さが大切に、樹上棲は木に登って生活しているので高さが大切になります。

目安を紹介していますので、ご参考ください。もちろんケージのサイズは大きければ大きいほど爬虫類にとって良い事です。

※体長とは頭の先から尻尾の先までの長さです。蛇だけは例外でとぐろを巻いたときの直径で必要なケージの大きさを算出します。

爬虫類タイプ 横幅 奥行き 高さ
地表棲ヤモリ 体長の1.5倍 体長の1.0倍 体長の1.0倍
樹上棲ヤモリ 体長の1.5倍 体長の1.5倍 体長の2.0倍
地表棲トカゲ 体長の2.0倍 体長の1.0倍 体長の1.0倍
樹上棲トカゲ 体長の1.0倍 体長の1.0倍 体長の1.5倍
地表棲ヘビ とぐろの3倍の表面積 とぐろの2.0倍
樹上棲ヘビ とぐろの2.0倍 とぐろの2.0倍 とぐろの3.0倍
リクガメ 体長の5.0倍 体長の3.0倍 体長の2.0倍
水棲ガメ 体長の5.0倍 体長の3.0倍 体長の2.0倍

横幅30cmの爬虫類ケージ

ヒョウモントカゲモドキ

幅30cm前後のケージは小型の爬虫類やコーンスネークなど各種の幼体を飼育するときに使います。ケージが小さくてコンパクトで置く場所に困りませんが、レイアウトは難しいです。

複数飼育でコレクションするならレプタイルボックス

レプタイルボックスは上の蓋を開封するタイプのプラケースです。蓋はマグネット式で固定して脱走を防止します。

コンパクトで重ねて使うことが出来るため、狭い場所でも多くの爬虫類を飼うことが出来ます。使い勝手が良いので、爬虫類のベビーを飼育するにも適しています。

タイプ 爬虫類用プラケース
大きさ 幅20cm×奥行30cm×高さ15.5cm
重さ 0.87kg

安価で観音開きもできるレプティギア

側面が観音開きになっており、手は入れずらいものの、安価で使いやすい商品です。

タイプ 爬虫類用プラケース
大きさ 幅14cm×奥行38cm×高さ27cm
重さ 1.44kg

少し広めのコレクションケースとして使うヒュドラケース

タイプ 蓋付きガラスケージ
大きさ 幅31cm×奥行30.4cm×高さ20cm
重さ 3.3kg

レイアウトを楽しめるレプテリア300Low

タイプ 蓋付きガラスケージ
大きさ 幅20cm×奥行31.6cm×高さ19.2cm
重さ 1.6kg

グラステラリウム3030

グラステラリウムは観音開きのケージの代表的なブランドです。前面に通気口、蓋は網式になっており、風通しがいいです。

デメリットは他のケージに比べて重く、ケージを移動させて掃除をするなどが大変です。

タイプ 観音開きのガラスケージ
大きさ 幅31.5cm×奥行31.5cm×高さ33cm
重さ 5.6kg

横幅30cm(ハイタイプ)の爬虫類ケージ

クレステッドゲッコー

幅30cmで高さのあるハイタイプのケージでは木の上で生活する小型の爬虫類を飼育することができます。

グラステラリウム3045

タイプ 観音開きのガラスケージ
大きさ 幅31.5cm×奥行31.5cm×高さ48cm
重さ 6.6kg

横幅45cmの爬虫類ケージ

ニシアフリカトカゲモドキ

幅45cmのケージだと小型の爬虫類を飼育しつつ、シェルターなどをいれても窮屈さを感じない程度にできます。動きが活発なトカゲ類も飼育できます。

余裕があれば45cmのケージを購入してレイアウトを楽しみましょう。

エキゾテラ レプテリア500

タイプ 蓋付きガラスケージ
大きさ 幅52cm×奥行26.5cm×高さ34cm
重さ 7.2kg

グラステラリム4530

タイプ 観音開きのガラスケージ
大きさ 幅46.5cm×奥行46.5cm×高さ33cm
重さ 12.0kg

パンテオン ホワイト WH4535

パンテオンはアルミ製のフレームでグラステラリウムに比べて軽いです。組み立て式で、使わないときはコンパクトに畳むことができ、収納もしやすいです。

タイプ スライドのガラスケージ
大きさ 幅45.5cm×奥行30.5cm×高さ35cm
重さ 7.5kg

横幅45cm(ハイタイプ)の爬虫類ケージ

パンサーカメレオン

ハイタイプの45cmケージだとカメレオンやグリーンパイソンなど樹上棲の爬虫類を飼育できます。

グラステラリム4560

タイプ 観音開きのガラスケージ
大きさ 幅46.5cm×奥行46.5cm×高さ62.5cm
重さ 19.9kg

横幅60cmの爬虫類ケージ

コーンスネーク

幅が60cmになると地表棲のヘビや少し大きめのトカゲが飼育できるようになります。十分な広さがあるため、小型の爬虫類を飼育して、テラリウムでがっつりとレイアウトするのもいいですね。

グラステラリム6030

タイプ 観音開きのガラスケージ
大きさ 幅61.5cm×奥行46.5cm×高さ33cm
重さ 15.0kg

グラステラリム6045

タイプ 観音開きのガラスケージ
大きさ 幅61.5cm×奥行46.5cm×高さ48cm
重さ 19.8kg

パンテオン ホワイト WH6045

タイプ スライドのガラスケージ
大きさ 幅60.5cm×奥行45.5cm×高さ45cm
重さ 9.2kg

横幅90cmの爬虫類ケージ

フトアゴヒゲトカゲ

90cmのケージの大きさになると、中型のトカゲやヘビからリクガメなど大型種を除くほとんどの種類の爬虫類が飼育できるようになります。

グラステラリム9045

タイプ 観音開きのガラスケージ
大きさ 幅91.5cm×奥行46.5cm×高さ48cm
重さ 22.1kg

パンテオン ホワイト WH9045

タイプ スライドのガラスケージ
大きさ 幅90.5cm×奥行45.5cm×高さ45cm
重さ 20.0kg

爬虫類のケージについてまとめ

爬虫類のケージ

今回は爬虫類にケージについて紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

爬虫類のケージで最も大切なのは通気性があることで、専用のケージには複数の通気孔があったり、前面から手を入れることで管理を楽にすることが出来ます。

爬虫類の生態系はさまざまなので、ケージを自作したりや特注での制作依頼をする方も多いです。飼育に慣れてきたら、より良い環境を作ってあげるためにも検討してみましょう。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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