広告 ヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の種類と特徴

2019-05-19

ヒョウモントカゲモドキは見た目がかわいくて飼育がしやすい人気のヤモリです。特にモルフ(カラーバリエーション)が豊富でコレクション性が高いです。

今回はそんなヒョウモントカゲモドキの特徴や人気のモルフを紹介していきます。

ヒョウモントカゲモドキの特徴

ヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキはトカゲモドキ科アジアトカゲモドキ属に分類されているヤモリです。

レオパードゲッコーという愛称で親しまれており、短縮したレオパという名前もよく使われています。名前の由来は豹(ヒョウの)ような模様をしていることから、レオパード(ヒョウの英語名)とゲッコー(ヤモリの英語名)やヒョウモン(ヒョウ柄)と呼ばれるようになりました。

トカゲモドキ属とはヤモリの仲間ではありますが、ヤモリ特有の足裏にある無数の毛がないため、天井など上ることができず、どちらかというとトカゲの性質に似ていることから、トカゲモドキと名付けられました。

体型は頭部、胴体、尻尾とそれぞれが太く、全体的にぷよぷよしています。かわいい体つきに反して、黒目は縦に細長く、よくみると怖い顔つきをしています。

尻尾には栄養を蓄えている。尾切れに注意

ヒョウモントカゲモドキの特徴の一つに立派な尻尾があります。尻尾は栄養を蓄える働きがあり、餌不足になると、尻尾から栄養を吸収し、尻尾は細くなってしまいます。

他にも威嚇をするときには尻尾を左右に震わせたりします。

尻尾を掴んだりして身の危険を感じると尾切りしてしまいます。栄養価の高い餌を与えることで再生尾として新しい尻尾が生えてきますが、もともとの尻尾とは模様や表面が異なるため、違和感がでてきます。なるべく尻尾を掴んだりしないように注意しましょう。

体の大きさと体重

ヒョウモントカゲモドキの大きさは平均して20cm、最大だと25cmまで成長します。

体重は生後3ヶ月で20g、1年で50gまで成長します。最終的な体重は60g〜90gほどになります。

体の大きさと体重は成長期のベビーの頃にどれだけたくさんの餌を食べられたかで決まるので、大きくしたいときは、ベビーを購入してたくさんの餌をあげましょう。少食な個体もおり、たくさん食べられる才能があるかどうかは遺伝と言われています。

寿命の長さ

ヒョウモントカゲモドキの寿命は平均して10年~15年です。野生化ではもっと長くて、20年以上は生きることができます。

ヒョウモントカゲモドキの寿命で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ヒョウモントカゲモドキの生態

ヒョウモントカゲモドキの飼育

ヒョウモントカゲモドキは砂漠地帯や周辺の草原など、比較的乾燥している地域を好んでいます。

夜行性で、昼間は石や流木の隙間や地面の巣穴などで休み、夜になると活動します。決まった場所に生息し、運動量は多くないので、巣穴からそれほど離れることはありません。巣穴は涼しくて湿度が高い場所を好みます。

餌はガやコオロギ、クモなどの小型の昆虫を捕食しています。

飼育下ではカメ?と思うくらいゆっくりと動き回る印象が強いですが、野生種は活発で走ったり素早く動くことができるため、簡単に捕まえることはできません。

脱皮をする

ヒョウモントカゲモドキの飼育

ヒョウモントカゲモドキは体の成長につれて、古く小さくなった皮膚を脱ぎ捨てるために脱皮を行います。小さい怪我であれば脱皮することで綺麗になくなります。

脱皮の頻度はベビーの頃は月に1回、大人になると2ヶ月~3ヶ月に1回のペースで行います。

脱皮前には食欲が落ちたり、拒食したり、あまり動かないようになることがありますので、必要以上に気にしないようにしてください。

初めての脱皮や脱皮が下手な個体は皮が残ることがあります。放置していると脱皮不全で皮が余った部分が壊死することがあるため、ぬるま湯につけて皮を脱ぐのを手伝って上げましょう。

レオパードゲッコーの種類とモルフ

ヒョウモントカゲモドキはペットとしての人気の高さと繁殖の簡単さから、世界中で品種改良が盛んに行われており、モルフ(カラーバリエーション)が豊富です。

代表的なモルフを紹介していきますので、お気に入りの1匹を見つけるための参考にしてくださいね。

原種のワイルド

ヒョウモントカゲモドキ ワイルド

ワイルドは野生に生息しているモルフで、ノーマルとも呼ばれています。薄っぽい黄色をしており、ところどころに茶色が混ざっています。

黄色が濃いハイイエロー

ヒョウモントカゲモドキ ハイイエロー

ハイイエローは黄色の発色がきれいで、もっとも人気があり販売量も多いモルフです。ワイルド個体の中でも黄色の発色が強い個体同士を繁殖させて、黄色を定着させました。

模様がないパターンレス

ヒョウモントカゲモドキ ラプター

パターンレスとはヒョウ柄の模様がないモルフで、全体的に薄いオレンジ色をしています。

白色がベースのマックスノー

ヒョウモントカゲモドキ ワイルド

マックスノーは白色をベースに黒いヒョウ柄が入っているモルフです。マックスノー同士を掛け合わせると、白と黒色のメリハリが強いスーパーマックスノーが生まれることがあります。とてもレアなモルフで、高値で取引されています。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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