ミナミヌマエビの特徴と飼育方法!混泳相性や寿命、水槽の立ち上げやレイアウトは?

水槽には熱帯魚だけではなくミナミヌマエビなど別の生き物を入れると、自然らしさが高まって、飼育が楽しくなります。エビの仲間は見栄えだけでなく、水槽を綺麗にしてくれたり、飼育者にとっても助かる存在です。

今回はそんなミナミヌマエビについて脱皮や水草、水槽の選び方、混泳相手、寿命など飼育方法を詳しく紹介していきます。

ミナミヌマエビの特徴

ミナミヌマエビの飼い方

ミナミヌマエビは台湾や中国、日本の静岡県から西にむかって河川や沼地に分布しているエビの仲間です。

手先をせわしなく動かして水槽に発生したコケや微生物を食べてくれます。水草や石の隙間など狭い場所も綺麗にしてくれるので、小型熱帯魚水槽に重宝されています。

繁殖も簡単なので、親から子へと命が繋がれていく様子も観察できて、とても楽しいですよ。

ミナミヌマエビが脱皮をする理由

ミナミヌマエビの飼い方

ミナミヌマエビは体が大きくなったり、水質や水温の変化でストレスを感じると脱皮をします。輸送中に脱皮することも珍しくありません。

脱皮の頻度は月に1回ほど行われており、抜け殻はカルシウム源としてエビたちが食べてしまいます。脱皮の頻度が増えているときは水質悪化しているということなので、水換えをしてみましょう。

脱皮はエネルギーを使う活動なので、そのまま動かなくなって死んでしまうこともあります。餌をしっかり食べているか、水が悪くなっていないか管理しておきましょう。

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ミナミヌマエビの大きさ

ミナミヌマエビの飼い方

ミナミヌマエビは2cm〜3cmの大きさになります。体が大きい個体はメスであることが多いです。

体を大きくしたい時は水温を26度にして熱帯魚の人工飼料を与えます。体を小さくしたい時は水温を22度にして食欲を抑えましょう。

ミナミヌマエビの値段と購入場所

川

ミナミヌマエビの値段はホームセンターなどの店頭だと1匹50円、ネット通販だと100匹のまとめ売りで1,000円ほどで販売されています。

釣具屋で餌として販売されており、スジエビなども混ざっていますが、g単位の販売でうまくいけば1匹15円ほどで入手できます。

近くに河川と水草があれば、大きな網でガサガサとすることで大量のミナミヌマエビを手に入れられることがあるのでおすすめです。

ミナミヌマエビの飼育に必要な設備

フィルター

スポンジフィルター

酸素欠乏に強いのでろ過やエアレーションなしでも飼育することができます。そのときは水草をいれてあげてください。

過密飼育するときはフィルターは必須です。フィルターの種類はなんでもいいですが、エビが吸い込まれないようにスポンジフィルターを使うと安心です。

泳ぐのが苦手なので水流は弱くしてあげてくださいね。

水槽のサイズ

体が小さのでコップほどの大きさでも飼育できますが、水温の変化が激しいので、最低でも30cm水槽を用意してください。

飼育数の目安は30cm水槽で20匹、45cm水槽で30匹、60cm水槽で100匹になります。エアレーションがない環境で飼育するときはこれの1/8の数に抑えておきましょう。

あみ

あみ

網は水槽を移動させたりゴミを取り除く時に使います。

底砂

底砂

ガラス面では滑って歩きにくいので、底砂は必須になります。水質に影響がない種類であれば問題ないので、市販の田砂や大磯砂を使いましょう。

ミナミヌマエビ水槽の立ち上げ方法

ミナミヌマエビの飼い方

水槽の立ち上げる前に知っておいて欲しいことは、最初はフンや食べ残しなどの有害物質を無害な物質へ変えてくれるバクテリアがいないことです。この状況でたくさんの生き物を飼育すると水質悪化が早く、住める環境ではなくなります。

まずパイロットフィッシュを飼育してバクテリアを繁殖させてから、本命のミナミヌマエビを投入するという流れが必要になります。

  1. 水槽の置き場所を決める
  2. 照明、フィルター、底砂、ヒーターをセットする
  3. カルキ抜きした水をゆっくりと入れていく
  4. フィルターの電源を入れて水の濁りを取る
  5. パイロットフィッシュを1ヶ月飼育してバクテリアを増やす
  6. ミナミヌマエビを少しづつ増やしていく

ミナミヌマエビの水合わせ

ミナミヌマエビの飼育
ミナミヌマエビは水温や水質の変化に弱いので、購入してきたミナミヌマエビをすぐに水槽に入れるとphショックで弱り、最悪に場合は死に至ります。

そんな時は水槽の水に慣らすために水合わせが必要です。

ミナミヌマエビが入った袋を水槽に浮かべて、水槽の水をいれて捨てるを2時間かけて4回ほど繰り返しましょう。

ミナミヌマエビにおすすめの水草

ウィローモス

ミナミヌマエビにとって水草はとまって休憩をしたり、身を隠したり、コケを食べたりするために必須の存在と言えます。特に魚に狙われやすいので、必ずいれてあげましょう。

おすすめの水草は安価で飼育が簡単なマツモやアナカリス、ウィローモスです。特にウィロモーモスは新芽がミナミヌマエビの餌にもなるので餌不足対策に効果的です。

餌不足になると葉の細い水草を食べるようになります。体が小さいので大きな食害にはなりませんが、そのような行動が見れたら熱帯魚の餌をあげましょう。

水草導入の注意点

ショップで販売されている水草には農薬をまかれていることがあります。熱帯魚には影響ありませんが、ミナミヌマエビには大きな影響があります。残留農薬の管理をどのように行なっているか確認しておきましょう。

水草についている鉛もきちんと外しておいてくださいね。

ミナミヌマエビにおすすめの餌

ミナミヌマエビの餌であるコケ

ミナミヌマエビは雑食性でコケや魚の死骸、人工飼料などなんでも食べます。

基本的には水槽に発生したコケを食べているので、水草をたくさん植えている水槽であれば餌をあげる必要がありません。

苔がほとんど生えていない時には、週に1回、熱帯魚の人工飼料を与えてくださいね。

ミナミヌマエビに適している水温

ミナミヌマエビに適している水温は20度〜26度です。夏の暑さに弱いので、水温が30度を超えないように注意してください。

ミナミヌマエビに適している水質と水換えの頻度は?

ミナミヌマエビの飼い方

ミナミヌマエエビに適している水質はph6.0〜7.0の弱酸性〜中性です。水質の適応能力は高いので神経質になる必要はありません。

水質の変化には弱いので、別の水槽に移動させる時や水の交換、水質悪化には注意してください。水合わせや換水をきちんと行っておけば大丈夫です。

水の交換は1週間に1回、1/4ほど行なってください。水温や水質差が大きい水を一気に入れると危険なので、コップですくうか点滴法を使ってゆっくりと入れていってくださいね。

ミナミヌマエビ水槽の掃除方法

ミナミヌマエビの飼育
ミナミヌマエビ水槽を綺麗に保つには日々のメンテナンスと水槽掃除の2つに分かれます。

日々のメンテナンスではガラス面に付着した苔をスポンジでとったり、ホースを使って底砂にたまったフンごと水を吸い上げます。

水槽の掃除はバクテリアを残すために完全に掃除しきらないことが大切になります。バクテリアが多く繁殖している場所は飼育水で洗って、それ以外の場所は水道水で洗っていきます。

環境の変化を抑えるために飼育水の1/3は残しておき、掃除が完了した水槽に戻します。

水道水で洗うもの

バクテリアの数が少ない、水槽のガラス面、石、流木、ヒーター、水温計、水草はそのまま水道水で洗いましょう。

飼育水で洗うもの

バクテリアが多く繁殖しているフィルターのスポンジや底砂は飼育水で洗い流します。どうしても洗いたいときは、スポンジを洗って1週間後に底砂を洗うなど日にちをずらしてください。

ミナミヌマエビは屋外でも飼育できる?

ミナミヌマエビの屋外飼育
ミナミヌマエビは低水温に強いので、屋外での飼育に適している生き物です。

水温の適応範囲が広く、年中を通して屋外飼育することができます。水草をいれておけば、エアレーションも必要ありません。

日光が強いため餌になるコケが増えやすく、どんどん繁殖していってくれますよ。特にメダカのビオトープにいれるとメダカの食べ残しを食べたり、水槽の掃除役として活躍してくれます。

屋外飼育方法はメダカと同じなので、ご参考ください。

ミナミヌマエビの混泳

レイアウト

ミナミヌマエビは温和な性格をしており、魚を襲うことはないので、混泳に適しています。

しかし、特にミナミヌマエビは体が小さく、エビ類を好物にしている魚は多いので、混泳相手には注意が必要です。ちょっかいをかけられることも多いので、必ず隠れ家になる水草をいれてあげてください。

混泳水槽では稚エビを育てるのは困難なので、できたら運がいいくらいに思っておきましょう。

混泳できる相手

ネオンテトラ

無加温で飼育できる相手だと、メダカ、ドジョウ、ヤマトヌマエビがおすすめです。

熱帯魚だとグッピー、プラティ、コリドラス、グラミー、ビーシュリンプ、ネオンテトラなどの小型種がおすすめです。

混泳できない相手

エンゼルフィッシュ

大型になる金魚やエンゼルフィッシュ、エビが大好きなアベニーパファー、攻撃性の強いスマトラやベタは混泳相性がよくありません。

ミナミヌマエビの繁殖方法

ミナミヌマエビの繁殖は初心者でも十分に狙えるほど簡単です。

水温を24度前後にして、5匹ほど水槽にいれて、隠れ家になる水草をたくさんいれておけば自然と繁殖していきます。

3ヶ月しても繁殖しないときはオスメスが揃っていないことが考えられるので、買い足しましょう。

ミナミヌマエビの寿命

野生のミナミヌマエビは春に誕生して、翌年の春に産卵、同年の夏の暑さで死んでしまいます。なので寿命は1年半となります。

しかし、水温と水質が一定に保たれている屋内飼育では2年ほど生きることがあります。それでも繁殖回数が多いと死にやすくなるので、繁殖で生命をつないでいくか、1匹を大事に育てていくか決めておきましょう。

ミナミヌマエビに多い死因と病気

ミナミヌマエビの飼育
ミナミヌマエビは一度病気になると、高確率でそのまま死んでしまいます。なによりも予防を大切にしてください。

phショック

死因で一番多いのが環境の変化に適応できずにphショックで死んでしまうことです。影響があるときは水槽に導入してから2週間以内に死んでしまいます。水合わせをしっかりと行なってあげてくださいね。

寿命

エビが1匹だけ死んでしまったという時には寿命であることが多いです。

脱皮不全

脱皮に失敗して抜け殻が体にくっついた状態になっています。軽度であれば時間をかけて自分で剥くので放置しておきましょう。脱皮不全がなんども起こっているときは酸素不足か水温、水質が適切でないことが考えられます。環境の改善点がないか考えてみてください。

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