【失敗しない】水槽の立ち上げ方を紹介!立ち上げをちゃんとして、熱帯魚の生存率をあげよう。

水槽の立ち上げは水をいれればいいというものではなく、きちんとコツを掴んでおかないと、せっかく購入して来た魚がよくわからないけど死んでしまうということも起こります。熱帯魚に限らず、金魚やメダカなど初心者向けと言われている魚を飼育する時にも知っておいてほしい内容です。それでは水槽の立ち上げ方法を詳しく紹介していきますね。

水槽の立ち上げのポイント

水槽の立ち上げ方法
水槽の立ち上げで最も重要なポイントは魚が住める環境を作ることです。水をいれるだけではこの環境を作ることはできません。

細かい部分は飼育する魚によって変わりますが、基本的には酸素をしっかりと供給できているか、水質や水温を適切な状態で維持できるか、日々のメンテナンスは簡単にできるかの3点をおさえておけば、水槽の立ち上げは問題ありません。

水槽の立ち上げ前に準備しておく器具

熱帯魚の飼育に必要となる基本的な器具を紹介します。水槽の立ち上げ前に準備しておきましょう。

水槽

熱帯魚の飼育では水温の維持が大切なため、虫かごなどのプラケースは難しいです。市販のアクリル水槽やガラス水槽を使います。魚の大きさに合わせてサイズを選んでください。最近ではインテリア重視のフレーム無しタイプや球形の水槽が販売されています。

ろ過フィルター

ろ過フィルターは酸素の供給やゴミの除去、水の流れを作ることで淀みをなくす役割があります。飼育が簡単な熱帯魚であればこだわらなくてもいいですが、水質に敏感な熱帯魚だと水質維持のためにろ過能力が高いものを選ぶ必要があります。

保温器具

熱帯魚は熱帯に生息している魚ですので、冬にはヒーターをつける必要があります。熱帯魚によって好みの水温が変わるので、値段が上がりますが、温度調整機能をもった商品が便利です。魚が火傷しないように安全カバーがついたものを選びます。

水槽の蓋

水槽の蓋は魚の飛び出しやホコリの侵入、水の蒸発を防ぐ役割があります。隙間なく蓋をできるように、ぴったりのものを選びましょう。

水温計

水温計は水温を計測するために使います。魚の体調が悪くなる原因として水温と水質の変化があり、それを迅速に察知する必要があります。ヒーターを設置していても必ずつけておきましょう。

蛍光灯

蛍光灯は鑑賞用だけではなく、水草の成長や熱帯魚の発色をよくするためにも大切です。決められた時間に点灯、消灯をすることで魚の体調をよくして、コケの発生を防ぐことができます。魚だけの水槽だと1灯式、水草水槽では2灯式を選びます。

スポンサーリンク

水槽の立ち上げの手順

最初に水槽立ち上げの手順を紹介します。それぞれの詳しい理由は次に紹介していきます。

1.水槽の設置場所を決める

水槽の置き場所を決めるときは、電源が近くにあるか、水槽の重さに耐えられるか、水道が近くにあるか、土台は安定しているかが大切になります。

特に水を入れた水槽はそれなりの重量になります。30cm水槽で重さ25kg、45cm水槽で重さ40kg、60cm水槽で重さ60kg、90cm水槽で重さ200kg程度になります。水槽を置く台や床の耐荷重を確認しておきましょう。

2.水槽をセットする

水槽を簡単に水洗いして、水槽台の上に置きます。

3.底砂をひいて、石や流木をおく

砂をバケツにいれて水道水でゴミが出なくなるまで洗い流します。その後水槽に底砂を入れます。砂の量は2〜4cmが目安です。

4.ろ過フィルターをセットする

ろ材をいれて水槽にフィルターを取り付けます。水槽の隅において目立たないようにセットします。電源コードもすっきりさせておきましょう。

5.水を入れる

カルキ抜き
カルキ抜き剤で水道水のカルキを抜いて、レイアウトを崩さないように水槽にゆっくりといれていきます。水をいれたらヒーターをセットします。

6.器具の電源を入れる

ろ過フィルター、蛍光灯、ヒーターを稼働させます。水漏れしていないか確認しておきます。

6.水槽に魚を入れる

水槽にバクテリアが繁殖したら、魚をいれていきます。最初はバクテリアの数が少ないので、2〜3匹程度におさえて、徐々に飼育数を増やしていきます。

水槽の立ち上げではバクテリアがもっとも重要です!

水槽の立ち上げに最も重要なのがバクテリアの存在です。

魚を飼育しているとフンや餌の食べ残し、死骸などから魚にとって有害なアンモニアが発生します。バクテリアには2種類いて、アンモニアを害の少ない亜硝酸に分解するバクテリアと亜硝酸を無害な硝酸塩に分解するバクテリアがいます。

この2つのバクテリアがいないと有害なアンモニアがたまり続けるので、水槽の水はまたたくまに魚が生活できない環境になってしまいます。

購入してきたばかりの魚が次々に死んでしまうときは、バクテリア数が十分でないことが想定されます。

バクテリアはどうやったら増えるの?

バクテリアは魚のフンや餌の食べ残しを餌にして自然と増えていきます。

つまり、バクテリアを増やすためには実際に魚を飼育する必要があります。しかし、バクテリアがいない水槽は水質悪化がはやいため、普通の熱帯魚は生活できません。

立ち上げたばかりの水槽でバクテリアを増やす方法は2つあります。

1つは別の水槽でバクテリアが生息しているフィルターのろ材や底砂、飼育水を新しい水槽にもってくることです。2つめはバクテリアを繁殖させるために、本命の魚を入れる前に、パイロットフィッシュとして丈夫な魚を実際に飼育することです。

水槽の立ち上げに使うパイロットフィッシュとは?

水槽を立ち上げたばかりだと、有害物質を分解するバクテリアが水槽内に十分にいません。

最初はバクテリアを定着するために、飼育環境が悪くなりやすい状況で魚を飼育しないといけないのですが、そんなときに水質の悪化に強い魚を使います。

それらの魚をパイロットフィッシュと呼び、ネオンテトラやアカヒレなど安価で丈夫な魚が選ばれることが多いです。

パイロットフィッシュは将来も飼育し続ける必要があるので、飼育を考えている魚をパイロットフィッシュとして使うこともあります。

本命の魚を安全に飼育するために、必須といえる存在です。

水槽を立ち上げてから安定するまでの期間

水槽の立ち上げ方法
水槽は立ち上げて、魚の飼育を始めてから1ヶ月で安定するようになります。それまでは有害物質がたまりやすいので、魚の飼育数は少なめに抑えて、2日に1回1/3ほど水換えをします。

立ち上げてから最初の1週間は新鮮な水で元気に泳いでいますが、有害物質がたまり、急に死に始める個体が増えてきます。元気に泳いでいるからといって安心せずに、水換えをしてくださいね。

水槽を立ち上げて生体を投入するタイミング

生体を投入できるタイミングは、バクテリアの数が十分になっていると判断できる、亜硝酸を計測して、0になっていることを確認してからです。

しかし、亜硝酸計測器は1,500円ほどするので、購入する人は少ないかと思います。その時の目安としてパイロットフィッシュを飼育し初めてから1ヶ月が生体を投入していいタイミングとなります。

1ヶ月経過しても、多くの飼育数に対応できるほどバクテリアはいませんので、1週間に2〜3匹ずつ丈夫な魚から増やしていくのがベストです。

水槽を立ち上げて水草をいれるタイミング

水槽を立ち上げて水草をいれるタイミング
水草はバクテリアとは関わりが少ないので、いついれても問題ありません。水をいれてすぐに植えることが多いです。

最初に水草を植えても、レイアウトを変えたくなることが多いので、あまり気にせずに植えていきましょう!

水槽を立ち上げた時の濁りの原因と早く綺麗にする方法

水槽を立ち上げたばかりでも、水を入れると白く濁ることがあります。これは水草や砂、フィルターに含まれているゴミが水中を舞っているからです。

ろ過フィルターを回して1日〜2日すればゴミが沈殿したりろ過されたりして、透明な水になります。綺麗になった後に砂を掘り返すとまたゴミが舞って白く濁るので注意しましょう。

早く綺麗にしたいときは、フィルターのスポンジを細かいものに交換するか、水を半分ほど変えてください。水はゆっくり入れてくださいね。

水槽を立ち上げて、水換えの頻度は?

最初の1ヶ月はアンモニアがどんどん溜まっていくので、2日に1回、1/3ほど水換えを行います。

水換えは魚にストレスを与えてしまうので、30分ほどかけてゆっくりと水槽に水をいれていきます。

1ヶ月も経過すると水質は安定してくるので、1週間に1回に切り替えていきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク