飼育水づくり

パイロットフィッシュとは?おすすめの魚や入れるタイミング、期間はどのくらい?

2018年4月5日

パイロットフィッシュは水槽の立ち上げに必須といえる存在で、別名テストフィッシュとも呼ばれています。パイロットフィッシュをつかって本命の魚がきちんと住める環境を準備していきましょう。

今回はパイロットフィッシュにおすすめの魚や飼育期間など詳しく紹介していきます。

パイロットフィッシュとは?

パイロッットフィッシュ

パイロットフィッシュとは立ち上げたばかりの新しい水槽で本命の魚を入れる前に、水質のチェックや安定のためにテストとして使う魚のことです。

なぜパイロットフィッシュが必要かというと、立ち上げたばかりの水槽はフンや餌の食べ残しが有害な物質として蓄積しやすく、水が悪くなるスピードが早く、丈夫な魚しか耐えられません。これを安定させるためにはバクテリア(細菌)の存在が必須です。

本命の魚が水質変化に敏感であったり、高価であったり、珍しい種類の時はかならず使用されます。

バクテリアの役割

バクテリアはフンや食べ残しなどの有害物質を毒性が低い物質に分解してくれる細菌です。バクテリアがしっかりと繁殖している水槽では、魚がフンをしても有害な物質はたまりにくいので、水質の変化は少なく、水換えの頻度も少なくて済みます。

バクテリアの働きは生物ろ過と呼ばれ、フィルターや底砂などを好んで住み着いています。

バクテリアを増やす方法

バクテリアを増やすためには、実際に生き物を飼育してフンをさせて、バクテリアの餌となる有害な物質を増やし、繁殖させなければなりません。そのため、立ち上げたばかりの水槽で水質が悪くなりやすい環境でも飼育ができるパイロットフィシュの存在が必要になってきます。

パイロットフィッシュを入れるタイミングと期間

プラティl

パイロットフィッシュは水槽を立ち上げてから2〜3日後にいれてあげましょう。最初の2週間程度は水質がよく変わりますが、1ヶ月もたつと安定してきて本命の魚をいれルことができます。

慎重にしたいときは、毎日水質のチェックを行なって、大きな変化がないか確認してください。変化がなくなってきたらバクテリアが十分に繁殖していると判断して、本命の魚をいれてくださいね。

パイロットフィッシュの飼育数。何匹入れればいいの?

ラスボラ

パイロットフィッシュの飼育数の目安は水10Lにたいして1匹です。

例えば、60cmの規格水槽だと60cm×30cm×36cm/1000=54Lなので、最大で5匹が目安になります。30cm水槽で1匹、45cm水槽で3匹、90cm水槽で13匹をパイロットフィッシュの飼育数の目安にしましょう。

たくさんの魚の飼育を考えているときは、最初の飼育数を少なくして、徐々に増やすとうまくいく可能性が上がります。

パイロットフィッシュの選び方のポイント

ラミーノーズテトラ

パイロットフィッシュは初期の水質悪化しやすい環境を生きていかないといけないので、どんな生き物でもいいというわけではありません。パイロットフィッシュにふさわしい魚の選び方を紹介します。

  • 安価であること。死んでしまっても後悔が無いように
  • 丈夫な魚であること。死ににくさ
  • 本命の魚との混泳しやすさ
  • 入手しやすいこと
  • できれば本命の魚

おすすめのパイロットフィッシュ

パイロットフィッシュには後のことも考えると、飼育したい魚を入れることがもっともおすすめです。しかし、高価であったり入手が困難な種類だと難しいこともありますよね。ここでは安価で入手しやすく、丈夫な魚を紹介します。

淡水魚でおすすめのパイロットフィッシュ

ネオンテトラ

淡水魚だとおすすめの魚はコリドラス、ネオンテトラ、メダカ、金魚、ラスボラ、アカヒレ、プラティ、ラミーノーズテトラ 、グッピーなどどこでもよく見かける魚たちです。

本命の魚に合わせて選んでくださいね。

海水魚でおすすめのパイロットフィッシュ

デバスズメダイ

海水魚だとおすすめの魚は安価で丈夫なデバスズメダイ、テンジクダイ、ハゼなどです。値段にして200円前後の生き物が目安です。

デバスズメダイについてはデバスズメダイってどんな海水魚?生体や特徴を紹介!かかりやすい病気や元気がなくなる原因は?で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

本命の魚が水質に敏感なとき

ミナミヌマエビ

本命の熱帯魚が水質に敏感な時は、同じく水質の変化に敏感なパイロットフィッシュを用意する方が安全です。

モーリーやラミーノーズテトラ、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビはどこでも安価に入手できる生き物でありながら、環境に変化に弱いため、水質の安定をチェックするために役立ちますよ。

パイロットフィッシュに与える餌の量

パイロットフィッシュ

パイロットフィッシュの餌は通常の飼育よりも少ないくらいにしておきましょう。1日に1回、1〜2分で食べきれる量を与えてあげてくださいね。

バクテリアが少ない環境なので、餌やフンの量が多いとすぐに水が悪くなってしまいます。食べ残しをみつけたら取り除くようにしてください。

パイロットフィッシュのその後は?

パイロットフィッシュ

パイロットフィッシュの役目を終えた魚はそのまま飼育してあげるか、別の水槽に移動させて飼育してあげましょう。

別の水槽を用意できない時は、本命の魚と混泳する相性もあるので、パイロットフィッシュを選ぶ段階からどの魚なら見栄えがいいか考えておく必要があります。

可能であれば、本命の魚を1〜2匹購入してきてパイロットフィッシュとして飼育できれば、水の管理は確実で混泳にも支障はでません。飼育しようと思っている魚と混泳に向いている魚や、混泳させる魚でもっとも丈夫な魚を選んであげるようにしてくださいね。

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