亀は雑食性で何でも食べてくれるので、どの餌が良いの?と迷うことは多くはありませんが、反対に栄養バランスの悪い餌を与えてしまうと、長生きできなかったり、体のバランスが悪くなってしまいます。
今回はそんな亀の餌についてあげても良い種類やエサの与え方など詳しく紹介していきます。
亀の餌の種類と選び方
亀は大きく分けると、水中に生息する亀と陸地に生息する亀の2種類がいます。今回は両方の亀の餌について紹介していきます。
水中に生息する亀とはミドリガメ、クサガメ、アカミミガメ、ゼニガメ、スッポンモドキ、マタマタなどホームセンターでもよく見かける種類から一風変わった種類までいます。ここに分類されるカメのほとんどが雑食性ですが、どちらかというと肉食性の方が強いです。ペットで人気の亀の種類で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
反対に陸地に生息するリクガメは草食性です。リクガメにも種類が豊富におり、ペットで人気のリクガメの種類で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ミズガメの餌の種類
メインの餌は人工餌
値段 | 500円 |
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月の餌代 | 300円 |
入手場所 | ホームセンター、ネット通販 |
亀の餌には「レプトミン」という人工餌が栄養バランスが豊富で食いつきが良い商品があるため、メインの餌におすすめです。雑食性で多くの栄養をとらないといけないカメに最適な餌です。この人工餌を食べてくれるなら、他の餌を無理に与える必要がないほどです。
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ジーベンロックナガクビガメなど大型の亀にはこちらの大サイズを与えるようにしてください。
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肉食性が強い亀には生き餌
値段 | 50匹700円 |
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月の餌代 | 1000円 |
入手場所 | 熱帯魚専門店、ネット通販 |
生き餌はマタマタやスッポンモドキなど肉食性が強い水中棲カメを飼育するときに必要な餌です。これらのカメは生きている餌を好んで食べるため、熱帯魚専門店で市販されているメダカや和金(金魚)、スジエビ、タニシ、ドジョウなどを与えます。他にもミルワームやコオロギなどの昆虫も食べてくれます。
ミドリガメなどのカメでも、人工餌の食いつきが悪いときや、子供の頃にはたくさんの栄養を摂取する必要があるので、食いつきがよくてたくさん食べてくれる生き餌を与えることがあります。
成長期には冷凍赤虫
値段 | 300円 |
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月の餌代 | 300円 |
入手場所 | ホームセンター、熱帯魚専門店 |
冷凍赤虫はどの亀も食いつきが良いですが、特に肉食性が強い亀の子供の頃に食べられる大きさの餌として使います。栄養価は少ないですが、スーパーで販売されているシジミやムキエビも与えることができます。
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家にあるもので代用
亀は5日程度であれば餌を食べなくても大丈夫なので、餌がなければ無理に与える必要はありません。
餌を代用するとしたら、脂肪の少ないササミやハツを茹でたものを与えます。好き嫌いがありますが、ゆでたキャベツやにんじん、小松菜などの野菜を食べてくれることがあります。
代用すると人工飼料よりも値段が高くなるため、時間のあるうちに人工飼料を購入しにいきましょう。
リクガメの餌の種類
リクガメの傾向として草食性が強く、市販の餌ではなく、野菜を中心に餌のバリエーションを組む必要があります。
メインの餌は野菜
値段 | 料理で余った野菜 |
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月の餌代 | 1000円 |
入手場所 | スーパー |
リクガメの餌はスーパーで購入できるチンゲンサイ、コマツナ、サラダナ、モロヘイヤなどの葉野菜が主食になります。おやつとしてニンジンやカボチャ、タンポポ、トウモロコシ、豆苗などを与えると良いですよ。
野生でも野菜を主食しているため、食いつきは抜群で、旬の野菜を与えておけば栄養バランスも問題ありません。それでも餌の種類が少なかったり、栄養が心配な方は人工餌をまぜて与えることをおすすめします。
おやつに野草
値段 | 0円 |
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月の餌代 | 0円 |
入手場所 | 自然採集 |
野草であれば、タンポポやクローパー、春菊を好んで食べてくれます。衛生的に不安な場所での採集はさけておいてください。自宅で育てておくと安心です。
人工飼料は栄養バランスを整えるために
値段 | 1000円 |
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月の餌代 | 300円 |
入手場所 | ホームセンター、ネット通販 |
リクガメの人工餌にはジェックス社の「リクガメの栄養バランスフード」やビバリア社の「リクガメフード」などがあります。個体によって好みの差があるので、どちらも試してみて食いつきがいい方を与えます。
あくまで主食は野菜として、人工餌はサブのおやつや栄養バランスの調整として与えるようにしてくださいね。
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亀の餌の与え方
亀は餌の好き嫌いが少ないので、餌のトラブルは少なく、飼育者さんを悩ませることはあまりありません。いろいろな餌を与えてみて、大好きな餌を見つけてあげましょう。好物の餌を見つけたときの亀の動きは、こんなにも速くなるの??と驚くほどですよ。
エサの与え方
亀に餌を与えるときは、目に前に餌を落として食いつくか確認するだけで大丈夫です。リクガメは餌と一緒に床材も食べてしまう可能性があるので、餌を置くためのお皿を用意しておきましょう。
食べ残した餌は飼育環境を悪くしてしまうので、30分以内には取り除くようにしてくださいね。
餌の量と頻度
亀は子供の頃は甲羅と体の成長にたくさんの栄養が必要なので、毎日食べられるだけ餌を与える必要があります。餌の頻度は1日3回、しっかりと餌を与えてください。
大人になると餌の量は必要ではないので、2日に1回、腹八分を目安に与えると良いですよ。大人の亀に餌を与えすぎると肥満になってしまうので、少ないくらいがちょうど良いです。
餌を食べないとき
カメは絶食に強い生き物なので、5日程度であれば餌なしでも問題なく生きていくことができます。
飼育を始めたばかりの頃は新しい環境に慣れておらず、ストレスで餌を食べないことが多いので、慌てないで様子を見守ってください。どうしても食べてくれないときは温度など環境を確認します。活発に動いているのに食べないのは、餌が好きではない場合が多いので、別の餌を食べるか試してみてください。
最初に餌を食べてくれないトラブルが多いため、ショップであげていた餌を確認するようにしておきましょう。
急に餌を食べないようになることもあるので、普段から与えるエサの種類を増やしておくことが大切です。
亀の餌についてまとめ
今回は亀の餌について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
亀と一言にいっても、水中と陸地にいる亀では食生活が全く異なりますので、同じ餌を与えることはできません。さらに人間と同じように個体によっても好物が異なってくるので、それを見極めていく必要があります。
餌を与える時間は亀と仲良くなる大チャンスですし、健康状態をチェックするにも効果的です。毎日の餌やりが楽しくなりますよう、ご参考いただけると幸いです。
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