リクガメ

ギリシャリクガメの生態と飼育方法を紹介!値段や販売場所、寿命はどれくらい?

2019年5月5日

ギリシャリクガメはリクガメ特有ののっしりとした動きがかわいらしく、体もそこまで大きくならないためペットとして人気があります。長く飼育していると飼い主にもなついてくれますよ。

今回はそんなギリシャリクガメの生態や特徴、飼育に必要な器具、値段、販売場所など飼育方法について詳しく紹介していきます。

ギリシャリクガメの特徴

ギリシャリクガメの飼育

ギリシャリクガメはカメ目リクガメ科チチュウカイリクガメ属に分類されるカメの仲間です。

ヨーロッパから中東、アフリカにかけて幅広く分布しています。これらの地域は温度も湿度もバラバラであり、環境適応力が高いリクガメです。大人になると日本の冬でも越すことができるほどです。

名前の由来は国名のギリシャではなく、甲羅の模様がギリシャ織りの幾何学模様に似ていることから名付けられました。黄褐色をベースに黒色の模様が入っていますが、分布が広いため、地域による模様差が激しく、同じリクガメとは思えないほどバラバラです。そのためコレクション性が高く、お気に入りの模様を見つける楽しみがあります。

昼行性で、乾燥している砂漠地帯や草原に生息しており、主に葉っぱや野菜を食べて生活しています。夜間は岩の隙間や砂に穴を掘って休憩しています。

体の大きさ

体長は甲羅部分の大きさで直径20cm~25cmになります。

寿命

ギリシャリクガメの寿命は平均して20年です。とても長寿なので、最後まで面倒を見切れるようにしっかりと準備しておきましょう。

ギリシャリクガメの飼育に必要なケージと器具

ギリシャリクガメの飼育

ギリシャリクガメはケージ内を歩き回るため、大きなケージが必要になります。ここが唯一の飼育のデメリットとも言える部分で、初期費用で8万円ほど必要になります。

ケージ

ギリシャリクガメに限らず、リクガメの仲間は運動量が多いため、底面積が広いケージが必要になります。

横幅で体長の5倍、奥行きが体長の3倍が目安となります。25cmの個体だと120cm(横幅)×75cm(奥行き)は用意してあげましょう。60cmや90cmのケージで最後まで飼育することはできず、ベビーの頃でも小さいケージで飼育するメリットはないので、最初から120cmのものを用意しておくといいですよ。120cmの爬虫類用ケージだと4万円~5万円で販売されています。

ライト

ライト

ギリシャリクガメは乾燥地帯で頻繁に日光浴をしているため、強い光量が必要です。ライトはバスキング用の照明と紫外線を含んだUVライトの2つが必要です。

カメは活動する前にバスキングスポットと呼ばれる40度前後の高温地帯で体を温めます。同時に紫外線からカルシウムの吸収を助けるビタミンを生成しており、これが不足するとくる病という重大な病気を引き起こしてしまいます。

バスキングスポットは照射場所以外も高温になるため、ケージの端に作って、ケージ全体が高温にならないように注意してください。

ギリシャリクガメのライトについは爬虫類の飼育で重要なバスキングライトと紫外線ライトを紹介!爬虫類別のおすすめ商品は?で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

床材

ギリシャリクガメの飼育

ギリシャリクガメのおすすめの床材はヤシガラマットやハスクチップなど保湿性が高いものです。ギリシャリクガメは穴を掘って潜る習性があるため、それを観察したいときにおすすめです。

しかし、ギリシャリクガメは口に入る大きさの床材だと誤食する可能性が高いです。そんなときはペット用のトイレシートや人工芝で代用してあげてください。

どちらもフンをしたらこまめに交換して、清潔な状態を保ってあげてくださいね。

床材を敷いていないとガラス面でツルツルと滑って、足腰を悪くしてしまうため、床材は必ず入れてください。

シェルター

ギリシャリクガメは日陰を好んでいるため、体を隠すことができるシェルターを入れておいてあげましょう。ずっと隠れていることもあり、隠れる時間が長いと人慣れに時間がかかるため、少し隠れられる程度のシェルターを選んでください。

エサ入れ

口に入る大きさの床材を敷いているときは誤食を防ぐためにエサ入れを準備してください。特に指定はなく、フチが浅い銀のタッパを使うことが多いです。

水容器

ギリシャリクガメは水浴びが好きなので、全身が使って、溺れないくらいの水量がはいる水容器を準備してあげてください。水は飲み水としてだけではなく、排泄場所として使うこともあります。汚れやすいので、毎日カルキを抜いた水に交換してあげてくださいね。

リクガメ専用のフチが浅い容器が販売されているので、それを使うといいですよ。

ギリシャリクガメの値段と販売場所

ギリシャリクガメの飼育

ギリシャリクガメは繁殖が容易で、国内外で盛んに養殖が行われています。

養殖されている個体はCB、野生の個体をWCといい、初心者の方は飼育が簡単なCBを選ぶことをおすすめします。WCは野生の環境で育ってきたため、性格がきつかったり、現地の環境や餌を再現しないと体長が悪くなる可能性が高く、飼育が難しいです。そもそも、サイテス2という絶滅が危惧される生き物に指定されているため、WCの輸入は極端に制限されており、見つけることは困難です。

また、6cm以下のベビーも温度や湿度にうるさく、餌を食べなくなるときがあるため、ある程度成長している個体を選ぶことをおすすめします。

値段は15,000円前後で販売されています。販売場所はお近くの爬虫類専門店かペット販売に力を入れているホームセンターで探してみましょう。お気に入りの個体が見つからないときはブリーダーさんと直接連絡を取るか、全国で爬虫類販売のイベントが行われいるので、足をはこんでみるといいですよ。

ギリシャリクガメの飼育方法について

ギリシャリクガメの飼育

ギリシャリクガメは体が丈夫で初心者にも飼育しやすい種類です。ベビーの頃は体調不良になりやすいので、次に紹介する温度や湿度など管理を徹底するようにしてください。

適している温度と湿度

ギリシャリクガメを飼育するときは爬虫類用の温湿度計をいれて、毎日数字をチェックしてください。

適している温度は26度~30度です。生息地では昼夜の気温差が激しいため、昼間は28度前後、バスキングスポットは40度、夜間は20度前後にしておきましょう。

大人になると低温への適応力が上がるため、暖かい地域であれば無加温で飼育することも可能です。それでも動きが鈍くなってしまうため、ヒーターで加温することをおすすめします。地面と空気中の2つの温度を上げる必要があるため、パネル式ヒーターを底面に1/3ほど敷いて、遠赤外線ヒーターで上からも温めてください。温度が上がりすぎないように注意してくださいね。

湿度は50%~60%を好んでいます。水容器を入れておけば問題ありません。乾燥が強い冬はたまに霧吹きをしてあげましょう。

温浴と甲羅の掃除

ギリシャリクガメは2週間に1回は温浴してあげる必要があります。温浴には新陳代謝の活性化や甲羅の汚れをとる効果があります。

体が1/3ほど浸かる35度~40度のぬるま湯を用意して、甲羅の汚れを柔らかいスポンジや指の腹などで優しくこすり落としてください。温浴の時間は10分前後で終わらせてくださいね。

おすすめの餌と給餌方法

ニンジン

ギリシャリクガメの餌はニンジン、カボチャ、チンゲンサイ、コマツナ、サラダナ、とうもろこし、豆苗、レタス、モロヘイヤなどの旬の野菜をバランス良く与えましょう。野菜だけでは栄養価が不足するため、マルベリーCaなどの爬虫類専用のカルシウム剤をまぶしてから与えます。

リクガメ専用の人工飼料がありますが、これだけを与えると栄養過剰で肥満になってしまうので、普段の野菜の中に少しだけ入れて食べさせます。バナナなどの果物類は食いつきが抜群で、餌を食べないときに有効ですが、糖分が高いので与えすぎには注意が必要です。

餌の頻度は、ベビーの頃は毎日食べられるだけ与えて、大人になると1日2回、朝と夜に与えます。気温が低いと消化不良になるため、夜に与えるときは消灯の2時間前には与えてください。餌代は毎月1,000円もかかりません。

3日程度の絶食であれば耐えることができるため、旅行前に無理に与えるのはやめておきましょう。それでも毎日餌を与えるようにしてくださいね。

散歩

ケージ内だけでは運動不足になりやすいため、週に2回はケージの外に出して散歩させてあげてください。ベランダでの日向ぼっこも大好きです。

猫やカラスなどの鳥類は天敵になるので、庭で散歩させるときには注意してください。気温差にも弱いので、冬は部屋から出さないようにしておきましょう。

飼育下では猫やカラスなどの鳥類が天敵になるため、庭で散歩させるときは注意して下さいね。

多頭飼い

ギリシャリクガメはケージの大きさに余裕があれば多頭飼いすることができます。大人しい性格をしており、バスキングスポットでくっつきながら体を温めている様子を癒やされます。発情期になるとオス同士の縄張り争いがひどくなるので、可能であればメスだけで飼育してください。

他のリクガメとは適している湿度や温度、体の大きさも異なりますので、同居させないようにしてください。

ギリシャリクガメについてまとめ

ギリシャリクガメの飼育

ギリシャリクガメは体が丈夫で、大人しい性格をしており、体もそこまで大きくならないので、ペットとして飼育しやすいリクガメです。餌はスーパーで購入できる野菜を食べてくれるので、大きな手間がありません。

大変な部分といえば、最初にしっかりと大きな飼育ケージを準備してあげて、寿命の20年間を最後までしっかりと育ててあげることです。

ケージを歩き回る姿や、餌をもりもりと食べてくれる姿はとても癒やされます。散歩もたくさんしてあげて、ペットとしてふれあいを楽しんくださいね。

見た目が似ているリクガメにヘルマンリクガメという種類がいます。ヘルマンリクガメについては初心者向け、ヘルマンリクガメの生態と特徴、飼育方法を紹介!おすすめの餌や飼育環境は?で詳しく紹介しているため、ご参考ください。

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