ヤモリは体は小さいですが寿命は10年近くと、とても長生きする生き物です。比較的暖かい民家の屋根裏に忍び込むことで冬に寒さにも耐えることができます。もちろん石や流木の隙間でも大丈夫。
今回はそんなヤモリの種類別の寿命や長生きさせる飼育方法について紹介していきます。
種類別のヤモリの寿命
ペットとして普及しているヤモリは日本産と海外産を合わせると、数十種類にもおよびます。ここでは特にペットとして人気のヤモリの寿命をそれぞれ紹介していきます。
ニホンヤモリの寿命
ニホンヤモリは日本に生息しているヤモリで、グレーの体色が特徴的です。夜中に蛍光灯に集まった虫を捕食しに来ている姿をみかけることがあります。寿命は10年~15年と長生きします。
ニホンヤモリの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ヒョウモントカゲモドキの寿命
ヒョウモントカゲモドキは最も人気があるヤモリで、ヒョウのような体色をしています。寿命は平均して15年ほどです。
ヒョウモントカゲモドキの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ニシアフリカトカゲモドキの寿命
ニシアフリカトカゲモドキはヒョウモントカゲモドキに似ていますが、手足や尻尾が短く、ぼてっとしたかわいさがあります。寿命は平均して10年ほどです。
ニシアフリカトカゲモドキの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
クレステッドゲッコーの寿命
クレステッドゲッコーは頭のウロコが王冠(クレスト)のようになっているヤモリです。寿命は平均して15年になります。
クレステッドゲッコーの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
トッケイヤモリの寿命
トッケイヤモリは鳴くヤモリとして有名で、現地ではトッケイ!と無く声が響き渡ります。体長は30cmと中型種ですが、寿命は5年ほどしかありません。
トッケイヤモリの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ガーゴイルゲッコーの寿命
ガーゴイルゲッコーは頭部に小さな角が2つ生えており、その姿がガーゴイル(ツノが生えた悪魔)に似ていることから名付けられました。大理石のような模様がきれいです。寿命は平均して10年になります。
ガーゴイルゲッコーの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ソメワケササクレヤモリの寿命
ソメワケササクレヤモリは背中や尻尾に小さい棘がたくさん生えているヤモリです。ヤモリの仲間ですが、トカゲのような動きを見せます。寿命は平均して10年ほどになります。
ソメワケササクレヤモリの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ジャイアントゲッコーの寿命
ジャイアントゲッコーは世界最大のヤモリで、体長は40cm近くになります。かなりの長寿で寿命は平均して30年になります。
ジャイアントゲッコーの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ヒルヤモリの寿命
ヒルヤモリはとても珍しい昼行性のヤモリで緑色の体色が特徴的です。寿命は平均して10年ほどになります。
ヒルヤモリの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ヤモリを長生きさせるための飼育方法
ヤモリを長生きさせるためには、野生の生息環境に近づけることが大切です。そこまで短命になりやすい生き物でもないので、飼育下でも平均寿命をまっとうさせることは難しくありません。
広い飼育容器を準備する
ヤモリは昼間はほとんど動かないので、小さなケージで飼育できると思われがちですが、夜間は木の上や壁を歩き回るので、運動量が多い生き物です。
飼育容器が狭いと肥満になりやすく、短命になりやすいので、可能な限り大きな容器で飼育するようにしてください。木の枝をたくさん入れて上げることが大切です。
ヤモリの種類別に必要なケージの大きさについてはおすすめの爬虫類用ケージで紹介しているので、ご参考ください。
餌やりについて
野生の環境はとても過酷で、1週間近く餌を食べられないことも珍しくありません。常にお腹を空いている状態が普通であり、飼育下でも餌を与えすぎないように注意が必要です。
肥満こそ長寿の最大の敵なので、餌の量はなるべく少なくすることが大切です。反対に赤ちゃんの頃に餌を制限すると成長に支障をきたすので、餌をしっかりとあげる必要があります。
適している餌の量や回数は、個体によって変わってきますので、飼育していく過程でしっかりと見極めていくことが大切になります。
ヤモリにおすすめの餌で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
温度と湿度の管理
日本に生息しているニホンヤモリならともかく、海外に生息しているヤモリを飼育するためには、現地の温度や湿度を維持することが大切になります。特に高温多湿な熱帯雨林や高温で乾燥している砂漠地帯など生息環境は様々です。温度を保つためのヒーターや湿度を保つために霧吹きなどしっかりと準備していきましょう。
すべての生き物に言えることですが、急激な環境の変化には適応できないので、ニホンヤモリと言っても油断することはできません。人間でも5度の部屋から30度の部屋に急に移動させられたら体長を崩してしまいますよね。冬に暖房をつけて夜に消すなどはとても危険なので温度が一定の場所に置くことを忘れないでくださいね。
おすすめの爬虫類用ヒーターで紹介しているので、ご参考ください。
ヤモリの寿命についてまとめ
今回は種類別のヤモリの寿命について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
平均して10年~15年ほど生きる種類が多く、中型の哺乳類と同じくらい長い間飼育を楽しむことができます。同時に最後まで責任を持って飼育する期間も長いと言うことですので、安易に飼育を始めることはうやめておきましょう。
大切に飼育して、かわいがってあげてくださいね。
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