スッポンモドキとは?生態と特徴、飼育方法を紹介!水槽の大きさや値段はどのくらい?

スッポンモドキはかわいい顔つきと、ウミガメのようにダイナミックに水中を泳ぎ回る姿、飼育者になついてくれることから、ペットとして人気を集めている亀です。

今回はそんなスッポンモドキの生態や特徴、スッポンとの違い、寿命、水槽の大きさなど飼育方法について詳しく紹介していきます。

スッポンモドキとは?

スッポンモドキの飼育

スッポンモドキはスッポンモドキ科スッポンモドキ属に分類されるカメの仲間です。インドネシアやオーストラリアの河川や沼地に生息しています。

鼻先はブタのように平らになっており、上手に水底を掘り返して、底に生息している生物を捕食します。

生涯を通して完全な水中生活で、前足と後ろ足は上手に泳げるように平らで水かきがしやすくなっています。顔つきを除けば、そのダイナミックに泳ぐ姿は小さなウミガメといっても遜色ないでしょう。

スッポンモドキはペットとして人気が高まってから乱獲が進み、現在ではCITES2(サイテス)に登録されています。サイテス2とは販売を禁止するほどではないですが、絶滅の恐れがあるため輸出が制限されている生き物のことをさしています。これにより販売量が著しく減少してきています。

体の大きさ

飼育下では平均して45cmほどになりますが、たくさん餌をあげて大きく成長させることができれば最大で80cmを超えてきます。

寿命

寿命は平均して20年になります。

スッポンとの違いは?

スッポン

スッポンとスッポンモドキには2つの違いがあります。

最初にスッポンは甲羅が柔らかいですが、スッポンモドキは甲羅が硬くなっています。

次にスッポンの手足は少しですが指のようなものと水かきがありますが、スッポンモドキは完全にヒレのようなものになっています。これによりスッポンは陸地を歩くことができますが、スッポンモドキは完全な水中生息です。

スッポンモドキの生態

スッポンモドキの飼育

スッポンモドキのオスは生涯を淡水の中で生活し、メスだけ産卵の時に陸地に上がります。水深が10m近くの深い水場を好んでおり、ザリガニや小魚などを捕食しています。

肺呼吸をするので、数時間に1回は鼻先を出すために、水面まで上がってきます。水深が深いところに生息しており、上下運動はとても上手です。

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スッポンモドキの飼育に必要な水槽の設備と環境

スッポンモドキの飼育

スッポンモドキの飼育には大きな水槽が必要であり、初期費用では20万円ほど見ておくといいでしょう。

水槽の大きさ

スッポンモドキは体が大きいことと、水槽内を広々と遊泳することから、大型の水槽が必要になります。飼育には最低でも120cm(横幅)×60cm(奥行き)の水槽が必要で、長生きさせたいなら横幅180cm水槽を用意します。

水槽の素材は突進されても割れにくく、大型水槽によく使われているアクリル水槽を選びましょう。

臆病な性格をしているため、体の大きさに合わせて水槽の大きさを変えてあげるとベストです。体が15cm以下の時は45cm水槽で飼育して、30cm以下では90cm水槽、それ以上になったら用意できる最も大きな水槽に移動させましょう。

ろ過フィルター

スッポンモドキはフンの量が多いので、ろ過能力が高いフィルターを使用しなければ、水換えが大変です。

120cm水槽を使う時は掃除が簡単な上部式フィルターを使い、それ以上の水槽ではオーバーフロー式を使います。どちらもろ過能力が足りていないと感じる時には、サブで大型の投げ込み式フィルターをいれてあげましょう。

常時泳いでいるようなカメですので、なるべく横の水流を強くしてください。

スポンジのろ過部分は毎週水洗いして、ゴミがつまらないようにしておきます。

蛍光灯

日光浴をする爬虫類ではないため、紫外線やバスキング目的の照明は必要ありません。観賞用に好みの蛍光灯を入れておくといいでしょう。

水槽の蓋

水槽の蓋は水槽の中にゴミが入ったり、水の蒸発を防いだり、脱走を防止する役割があります。特にスッポンモドキは力は強いので蓋はしっかりと固定しておきましょう。

スッポンモドキの飼育方法について

スッポンモドキの飼育

スッポンモドキは水槽の大きさを除けば、餌付けもよく飼育自体は難しくありません。しかし、水が汚れやすいため、体力の少ない子供の頃だけ注意が必要です。

価格と販売場所

スッポンモドキの値段は20cmの以下のベビーサイズで15,000円前後、それ以上の大人サイズだと3万円前後で販売されています。

販売場所はホームセンターではほとんどみかけないため、熱帯魚専門店を探す必要があります。それでも入荷量は少なく、1店舗だけだと1年に1回見れればラッキーというほどです。

スッポンモドキなどの爬虫類は対面販売が義務付けられており、ネット通販で購入することはできません。熱帯魚専門店の人と仲良くなって、入荷されたらすぐに連絡をもらえるようにしておきましょう。

めったに目にかかることがありませんが、アルビノやプラチナ個体といった希少価値の高い種類も販売されることがあります。こちらは価格差が激しく、50万円を超えることも珍しくありません。

適している水温と水質

スッポンモドキに適している温度は26度〜30度と高温を好みます。低温に弱く、この温度を下回ると病気にかかったり、消化不良を引き起こすので、毎日チェックするようにしてください。

120cm水槽であれば500Wのヒーターを使い、それ以上の水槽であれば暖房を入れた方が電気代がお得になります。夏場の高温対策については32度を超える日が続くようでしたら冷房をつけてあげましょう。

水質はph7.0〜7.5の弱アルカリ性を好んでいます。大人の個体であれば問題ありませんが、子供の時は甲羅の成長に悪影響を与えるため、なるべくphの調整もしてあげてください。

水槽のレイアウト

スッポンモドキの水槽はフンで汚れやすいため、水換えをしやすいように、レイアウトには何も入れないベアタンク方式がおすすめです。飼育を始めたばかりの時は落ち着かせるために底砂を浅く敷いておくのも効果的です。

肺呼吸のために、空気の部分を5cmはあけておいてください。水深は深いほど立体移動してくれて、その姿を楽しむことができますよ。

水換え

スッポンモドキはたくさんの餌を食べて、たくさんフンをするため、とても水が汚れやすいです。特に子供の頃は体力が少なく、水質悪化が原因で様々な病気を引き起こしてしまいます。

子供の頃は週に2回は1/3ほどん水換えを行い、大人になっても週に1回の水換えは継続してください。

おすすめの餌と与え方

キャット

スッポンモドキは雑食性で、野菜から小魚、エビなどなんでもよく食べてくれます。

餌は、子供の頃は冷凍赤虫を食べられるだけ与えてください。成長したらカメ専用人口餌のレプトミンや肉食魚専用人口餌のキャットやクリルを交互に与えます。たまにおやつとしてメダカや金魚、ザリガニ、ドジョウなどの生き餌をあげると喜んで食べてくれますよ。

大人になったときに水槽が小さいと、運動不足で肥満になりやすいため、餌の頻度は2日に1回にしておきます。水温が低いと消化不良になりやすいため、常に25度以上はキープしておきましょう。

混泳について

レッドテールキャット

スッポンモドキの飼育は単独飼育をおすすめしています。まず、同種では激しく争うため、混泳することはできません。

口に入らないサイズであれば攻撃することはなく、アロワナやガーパイク、レッドテールキャットなど大型魚であれば混泳することができますが、魚のヒレに噛み付くことがあり、大型魚との混泳ではトラブルが発生してもいいとの覚悟が必要です。プレコはスッポンモドキの甲羅をなめてボロボロにしてしまうので、絶対に混泳させないでくださいね。

病気と治療方法

スッポンモドキの皮膚は柔らかいため、皮膚に関連する病気にかかりやすいです。特に子供の時は排泄量が多く、水が汚れやすいため、水カビ病にかかりやすくなります。全身にカビのような白いワタが付着して体力を奪っていきます。

症状を確認したら、水温を30度近くまで上昇させて、毎日水換えを行ってください。初期症状であれば2週間ほどで完全に完治します。

スッポンモドキについてまとめ

スッポンモドキは他の生き物にはない、ダイナミックに水中を泳ぎ回る姿と、ブタのようなかわいい鼻からペットとして人気を集めてきました。今では生息数を減らしており、入手しづらいのは残念で仕方ありません。

飼育自体も水換えをしっかりと行えば、難しいことはありません。餌を何度もあげていると、飼育者の顔をみるたびに喜んで近づいてくれるようになりますよ。大きな水槽を準備できる環境を整えてから、飼育に挑戦してあげてくださいね。

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