金魚の種類

らんちゅうの特徴と飼育方法!大きさや値段、飼育難易度や寿命はどのくらい?

2018年10月25日

らんちゅうはそのかわいさから圧倒的な知名度と人気を誇っています。高級魚の代表格として知られていますが、初心者の手が届く価格でも販売されています。

今回はそんならんちゅうについて最大の大きさや値段、寿命など飼い方を詳しく紹介していきます。

らんちゅうってどんな金魚なの?

らんちゅうの飼い方

らんちゅうは中国で和金という金魚の仲間から品種改良された種類です。

当時は丸子(マルコ)と呼ばれており、江戸時代に日本に輸入されてきました。その後も品種改良が続けられて、明治時代に現在の形になりました。

体型は背びれがなく、ずんぐりと丸い体が特徴的です。頭の周りにはごつごつした肉瘤(にくりゅう)と呼ばれるものがあり、その丸さを際立てています。

ヒレが小さいので泳ぐのが苦手ですが、その泳ぎ方もかわいらしさを一層ひきたててくれています。

寿命の長さ

らんちゅうの寿命は平均して5年〜10年です。

餌の量を多くして成長を早めたり、室内飼育で冬眠をさせなかったら短命になってしまいます。

長生きのコツは金魚の寿命で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

体の大きさと成長スピード

らんちゅうの平均的な大きさは15cm〜20cmですが、最大サイズだと25cmの記録があります。

金魚は餌の量によって大きさや成長スピードをコントロールするのが簡単な魚です。早ければ2歳で最大サイズまでもっていけます。

大きくしたい時は1日4回を目安にたくさん餌をあげましょう。

らんちゅうの種類

らんちゅうの飼育

らんちゅうには色違いや地域のブランド個体が多くいます。ここでは有名な3種類を紹介しますね。

青らんちゅう

青らんちゅうはらんちゅうと青文魚(せいぶんぎょ)から作られて品種で、黒っぽい紺色に近い体色をしています。

青文魚はヒレがある黒い金魚なので、ヒレがないらんちゅうに品種改良するのは難しく、値段も5千円〜と高価です。

浜松らんちゅう

静岡県の浜松は質の高いらんちゅうを作り出す愛好家がたくさんいることで有名で、浜松出身のらんちゅうはブランドになっています。

しかし、現在では日本の流通が整理されており、全国各地に流通することで、大きな特徴差はなくなってきました。

更紗らんちゅう(さらさ)

基本のらんちゅうに比べると肉瘤が多く、ウロコが輝いています。模様のバリエーションも豊富でコレクション性に富んでいます。

特に赤色と白色のコントラストがはっきりとしており体色が見事です。

らんちゅうの系統。協会系や宇野系とは?

らんちゅうの品評会には3種類の系統があり、どれも同じらんちゅうですが、評価方法の違いから品種改良や飼育方法も変わります。

協会系

日本らんちゅう協会が定めた審査基準にのっとったらんちゅうで、体の大きさ、頭、ヒレ、尾びれの付け根など迫力と体型のバランスが重要視されます。

宇野系

美しく華麗ならんちゅうであることを重視しており、肉瘤と体色のバランスを重要視します。血統が大切で、良質な個体が多いです。

大阪系

江戸初期に日本にはいってきたらんちゅうで、肉瘤は小さいのが特徴です。第二次世界大戦で絶滅してしまいましたが、愛好家の手によって復元されつつあります。

らんちゅうの値段はどうやってつけられるの?

らんちゅうの飼育

らんちゅうの値段は「観賞用」「繁殖用」「品評会用」の3タイプで大きく変わります。

この中でも品評会用のらんちゅうは高級魚として扱われます。観賞用にも美しいらんちゅうが混ざっていることがあるので、次のポイントをチェックしてみてください。

チェックポイント

  • 発色の美しさ
  • 泳ぎ方。しっかりと胸びれを使って泳いでいるか
  • 上から見てヒレがしっかりと開いている
  • 尾の付け根が太い

観賞用のらんちゅう

ホームセンターなどに販売されている個体で、養殖業者から良個体ではないとしてはじかれた個体です。相場は安く1匹500円~販売されています。価格は手頃で初心者が十分に楽しむことができます。

繁殖用・準良個体のらんちゅう

親の血統がよく、選別には漏れたが、とても綺麗で今後の可能性がある個体です。らんちゅう専門店で販売されており5千円〜3万円以下が多いです。

品評会用のらんちゅう

毎年開催されるらんちゅう品評会に出場する個体で最高クラスのものが揃っています。値段は3万円~20円ほどが多いです。

高級魚として知られており、全国の品評会で優勝した個体には100万円がつけられたことがあります。最高値だと新潟の品評会で200万円で売買されました。

らんちゅうの飼育に必要な設備

らんちゅうの飼育

水槽の選び方

らんちゅうの飼育容器は水深が浅い水槽やプラ舟を使うことが多いです。

理由は肉付きが良い個体は上からの方が鑑賞を楽しめますし、上下に泳ぐのが苦手なので、水深があると体力を消耗していしまいます。特に水深を浅くすると運動量が減り、尾びれが上に綺麗に反りあがるので、より美しく育ちます。

水深は20cmが目安です。

見た目にこだわらなければ一般的なガラス水槽でも問題ありません。飼育数は45cm水槽で1匹、60cm水槽で5匹、90cm水槽で8匹が目安です。

金魚の水槽の選び方で紹介しているので、ご参考ください。

ろ過フィルターの選び方

らんちゅうは水流を嫌うので、上部フィルター外掛けフィルターはおすすめできません。

水槽の端に、投げ込み式フィルターか水流が弱いコーナーフィルターを設置しましょう。

レイアウトはシンプルにする

アナカリス

らんちゅうのレイアウトは掃除のしやすさを重視して、底砂や流木などは入れないほうが飼育が簡単です。

なによりも、泳ぎが苦手ならんちゅうにとっては障害物を避けるだけでも大変なので、レイアウトはシンプルにしておきましょう。

らんちゅうの飼育方法。飼育は難しい

らんちゅうの飼育

らんちゅうは飼育が難しい金魚で、最大の理由は強い水流を嫌うことにあります。

餌をたくさん食べるので水が汚れやすいのですが、強力なろ過力があるフィルターを使えないので、水換えで水質を維持しなければいけません。

さらに体型の維持のためには専用の環境を整える必要があるからです。

飼育に適している水温

らんちゅうに適している水温は15度〜28度です。

低水温に強く、水が凍らなければ冬はヒーターなしでも越冬することができます。しかし、観賞用に飼育するのであれば金魚用のヒーターをいれておきましょう。

水換えやヒーターを使うときは急激な水温の変化には注意してください。

夏や冬の温度対策については金魚の水温で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

餌は色揚げ効果のある人工餌を与える

らんちゅうは口が小さくて泳ぐのが苦手なので、小粒で沈下性の餌を与えます。

色揚げ効果のある咲ひかりが人気ですよ。体が小さい黒子の時は食いつきがいい冷凍赤虫もおすすめです。

餌の回数は1日2回、朝9時と夜は18時までにあげてください。寝る直前に食べさせると消化不良になる可能性が上がります。

餌を食べない時は体力が弱っているため、以下の項目をチェックしてくださいね。

チェックポイント

  • 水温が高すぎないか、低すぎないか
  • 毎週水換えをしているか
  • 病気になっていないか、外傷はないか
  • 水流が強くないか

泳ぎが苦手なので混泳には向いていない

ヤマトヌマエビ

らんちゅうは泳ぎが苦手なので、混泳が難しい魚です。

しかし、同じくらい泳ぐのが苦手なキャリコリュウキンやオランダ獅子頭であれば混泳することができます。

下層を生活スペースにしているどじょうヤマトヌマエビも問題なく混泳できますよ。

他の生き物との相性については金魚のおすすめの混泳相手で紹介しているので、ご参考ください。

病気は白点病と転覆病に注意して

らんちゅうの病気は水温の急激な変化や水質悪化、外傷のどれかが原因で発症します。

代表的な病気は白点病と転覆病です。

白点病 全身が白い点々に覆われる病気で、20度以下の低水温の時にかかりやすいです。感染力がかなり強いので、発症していく個体を見つけたらすぐに隔離して、治療を行います。水温を28度まで徐々にあげて、1週間塩浴しましょう。
転覆病 お腹を上にして浮かぶようになる病気です。初期症状では普通に泳いでいる時間の方が長いです。早めの治療で完治させることができます。低水温で消化不良が原因ですので、水温を25度以上にして1週間は断食してください。フンが出ると元気になりますよ。

他の病気については金魚の病気で紹介しているので、ご参考ください。

らんちゅうは屋外飼育がおすすめ

らんちゅうの飼育

らんちゅうは室内飼育よりも屋外飼育に向いています。

一番の理由は日光の有無で室内ではオレンジ色のままですが、日光を浴びせると綺麗な赤色に発色しやすくなります。餌になるグリーンウォーター(植物性プランクトン)も豊富に繁殖するので、しっかりした体つきになります。

屋外飼育では水量がとても大切になってきます。プラ舟だと幅80cm×奥行50cmのものが最低ラインです。

夏場の屋外飼育の方法

夏は水温上昇による酸欠や水質悪化に注意してください。

アナカリスや浮き草などの水草は光合成で酸素を発生させたり、水の過剰な栄養分を吸収してくれるので、ぜひいれてください。

水の蒸発や飛び出し防止に蓋はしっかりとしておきましょう。

飼育数が多い時はエアレーションをいれてあげてくださいね。

冬場の屋外飼育の方法

らんちゅうは寒さに強いので冬でも乗り切ることができます。5度以下になると落ち葉の中で冬眠することで越冬します。

水が完全に凍ると死んでしまうので、水量には注意して下さい。

水温差が起きないように、気温が一定の場所に飼育容器をおき、水換えはさけておきましょう。

らんちゅうの繁殖は初心者にも出来る

らんちゅうの飼育

らんちゅうの繁殖は金魚と同じくらい簡単なので初心者でも狙うことができます。

親魚は3歳〜5歳の個体を用意します。未受精卵が出やすいので、オス2匹にたいしてメス1匹用意します。

繁殖は秋前から準備を始めます。季節を感じさせることが大切なので、11月〜3月は水温を5度以下にしてしっかりと冬眠させましょう。

春先に水温が20度を超えてくると自然に繁殖してくれますよ。

金魚の繁殖方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

稚魚の育て方

らんちゅうの稚魚は黒子(くろこ)と呼ばれており、文字通り黒色です。

親魚以上に泳ぎが苦手なので、稚魚の育成はかなり難しく、餓死することが多いです。育成にはグリーンウォーター(植物性プランクトン)は必須と思っておきましょう。

カルキを抜いたバケツに熱帯魚の餌を入れて直射日光を当てておけば、1週間ほどで繁殖してくれますよ。

金魚の稚魚の育て方で紹介しているので、ご参考ください。

らんちゅうについてまとめ

今回はらんちゅうの特徴や飼育方法について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

らんちゅうは高級な金魚として知られていますが、観賞用のらんちゅうは千円以下でも購入できるので、一般家庭でも飼育しやすい値段です。

値段が安いからといってその魅力が無いわけではなく、しっかりと育てると大きな美しい体型を見せてくれます。

興味を持たれた方はぜひ飼育に挑戦してみてくださいね。

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