らんちゅうの飼い方!大きさや値段、飼育難易度や寿命はどのくらい?

らんちゅうはそのかわいさから圧倒的な知名度と人気を誇っています。高級魚の代表格として知られていますが、初心者の手が届く価格でも販売されています。

今回はそんならんちゅうについて最大の大きさや値段、寿命など飼い方を詳しく紹介していきます。

らんちゅうってどんな金魚なの?

らんちゅうの飼い方
らんちゅうは背びれがなく、ずんぐりと丸い体をした金魚の仲間です。頭の周りにはごつごつした肉瘤(にくりゅう)と呼ばれるものがあり、その丸さを際立てています。

ヒレが小さいので泳ぐのが苦手ですが、その泳ぎ方もかわいらしさを一層ひきたててくれています。

らんちゅうの歴史

らんちゅうの飼い方
らんちゅうは中国で和金から品種改良された金魚です。当時は丸子(マルコ)と呼ばれており、江戸時代に日本に輸入されてきました。

その後も品種改良が続けられて、明治時代に現在の形になりました。

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らんちゅうの種類

らんちゅうには色違いや地域のブランド個体が多くいます。ここでは有名な3種類を紹介しますね。

青らんちゅう


青らんちゅうはらんちゅうと青文魚(せいぶんぎょ)から作られて品種で、黒っぽい紺色に近い体色をしています。青文魚はヒレがある黒い金魚なので、ヒレがないらんちゅうにするのは難しく、値段も5千円〜と高価です。

浜松らんちゅう

静岡県の浜松は質の高いらんちゅうを作り出す愛好家がたくさんいることで有名です。浜松出身のらんちゅうはブランドとなっていました。

しかし、現在では日本の流通が整理されており、全国各地に流通することで、特徴差はなくなってきました。

更紗らんちゅう(さらさ)

更紗らんちゅう
基本のらんちゅうに比べると肉瘤が多く、ウロコが輝いています。模様のバリエーションも豊富でコレクション性に富んでいます。

特に赤色と白色のコントラストがはっきりとしており体色が見事です。

らんちゅうの系統。協会系や宇野系とは?

らんちゅうの飼い方
らんちゅうの品評会には3種類の系統があり、どれも同じらんちゅうですが、評価方法の違いから品種改良や飼育方法も変わってきます。

協会系

日本らんちゅう協会が定めた審査基準にのっとったらんちゅうで、体の大きさ、頭、ヒレ、尾びれの付け根など迫力と体型のバランスが重要視されます。

宇野系

美しく華麗ならんちゅうであることを重視しており、肉瘤と体色のバランスを重要視します。血統が大切で、良質な個体が多いです。

大阪系

江戸初期に日本にはいってきたらんちゅうで、肉瘤は小さいのが特徴です。第二次世界大戦で絶滅してしまいましたが、愛好家の手によって復元されつつあります。

らんちゅうの値段はどうやってつけられるの?

らんちゅうの飼い方
らんちゅうの高級魚として知られており、全国の品評会で優勝した個体には100万円がつけられたことがあります。最高値だと新潟の品評会で200万円で売買されました。

良質ならんちゅうは優雅に力強く泳いでいることです。見分けるポイントは4つです。

  • 発色の美しさ
  • 泳ぎ方。しっかりと胸びれを使って泳いでいるか
  • 上から見てヒレがしっかりと開いている
  • 尾の付け根が太い

らんちゅうの販売場所と値段

らんちゅうの飼い方
らんちゅうの販売場所とその値段は3パターンに分かれています。

観賞用

ホームセンターなどに販売されている個体で、養殖業者から良個体ではないとしてはじかれた個体です。相場は安く1匹500円〜販売されています。価格は手頃で初心者が十分に楽しむことができます。

繁殖用・準良個体

親の血統がよく、選別には漏れたが、とても綺麗で今後の可能性もある個体です。らんちゅう専門店で販売されており5千円〜10万円以下が多いです。

品評会用

毎年開催されるらんちゅう品評会に出場する個体で最高クラスのものが揃っています。1匹数万円〜数十万円です。

らんちゅうの飼育は難しい?

らんちゅうの飼い方
らんちゅうの飼育が難しいと言われており、その理由は強い水流を嫌うことにあります。

そのため強力なろ過能力があるフィルターが使えず、餌をたくさん食べるので水を汚してしまいます。

毎週1回、水換えをする手間を惜しまなければ初心者でもきちんと飼育できますよ。

らんちゅうの大きさと成長スピード

らんちゅうの飼い方
らんちゅうの平均的な大きさは15cm〜20cmになりますが、最大の個体だと25cmを記録したことがあります。

金魚は餌の量によって大きさや成長スピードをコントロールするのが簡単な魚です。早ければ2歳で最大の18cm前後までもっていけます。

大きくしたい時は1日4回を目安にたくさん餌をあげましょう。

らんちゅうに必要な水槽や飼育環境

らんちゅう飼育に必要なものは少なく、低予算で飼育を始めることができます。

水槽

水槽
らんちゅうは水深を浅くすると運動量が減り、尾びれが上に綺麗に反りあがるので、プラ舟などの浅い水槽を使うことが多いです。水深は10cm〜20cmが目安です。

しかし、これはベテランの飼い方であり、初心者であればガラス水槽の方が飼いやすいです。45cm水槽で1匹、60cm水槽で5匹、90cm水槽で8匹が目安です。

フィルター

投げ込み式フィルター
水流を嫌うので、上部フィルターや外部式フィルターを使うことはできません。水槽の端に投げ込み式フィルターを設置しましょう。

バケツとホース

水換えに必要です。水槽の位置が低い時はバケツでそのまま水をすくい上げましょう。

らんちゅう水槽のレイアウト

アナカリス
らんちゅうの水槽は掃除のしやすさを重視して、底砂や流木などは入れないほうが飼育が簡単です。

なによりも、泳ぎが苦手ならんちゅうの水槽に手をいれて水流を発生させるとストレスになってしまいます。

丈夫なアナカリスやカボンバなどの水草を浮かべておきましょう。

らんちゅうに適している水温

水温計
らんちゅうに適している水温は15度〜28度です。季節による温度の変化が大切で、ヒーターで年中同じ温度を寿命が短くなってしまいます。

急激な水温の変化には弱いので、水換えのときは2度以下になるようにしてください。

らんちゅうは屋外飼育がおすすめ!

プラ舟
らんちゅうは室内飼育よりも屋外飼育に向いています。

一番の理由は日光の有無で室内ではオレンジ色のままですが、日光を浴びせると綺麗な赤色に発色しやすくなります。餌になるグリーンウォーター(植物性プランクトン)も豊富に繁殖するので、しっかりした体つきになります。

屋外飼育では水量がとても大切になってきます。プラ舟だとサイズ60の80cm×50cmのものが最低ラインです。

夏場の屋外飼育の方法

夏は水温上昇による酸欠や水質悪化に注意してください。

アナカリスや浮き草などの水草は光合成で酸素を発生させたり、水の過剰な栄養分を吸収してくれるので、ぜひいれてください。

水の蒸発や飛び出し防止に蓋はしっかりとしておきましょう。

飼育数が多い時はエアレーションをいれてあげてくださいね。

冬場の屋外飼育の方法

らんちゅうは寒さに強いので冬でも乗り切ることができます。5度以下になると落ち葉の中で冬眠することで越冬します。

水が完全に凍ると死んでしまうので、水量には注意して下さい。

水温差がでないように、気温が一定の場所に飼育容器をおき、水換えはさけておきましょう。

らんちゅうは混泳できる?

ドジョウ
らんちゅうは泳ぎが苦手なので、混泳が難しい魚です。

しかし、同じくらい泳ぐのが苦手なキャリコリュウキンやオランダ獅子頭であれば混泳することができます。

下層を生活スペースにしているどじょうやヤマトヌマエビなどであれば問題なく混泳できますよ。

らんちゅうにおすすめの餌

咲さくら
らんちゅうは口が小さくて泳ぐのが苦手なので、小粒で沈下性の餌がおすすめです。

色揚げ効果のある咲ひかりが人気ですよ。体が小さい黒子の時は食いつきがいい冷凍赤虫もおすすめです。

餌の回数は1日2回、朝9時と夜は18時までにあげてください。あまり遅くにあげると消化不良で肥満になってしまいます。

餌を食べない時

餌を食べない時は体力が弱っている状態なので、以下の項目をチェックしてください。

  • 水温が高すぎないか、低すぎないか
  • 毎週水換えをしているか
  • 病気になっていないか、外傷はないか
  • 水流が強くないか

らんちゅうは繁殖できる?

らんちゅうの繁殖は金魚と同じくらい簡単なので初心者でも挑戦することができます。

親魚は3歳〜5歳の個体を用意します。未受精卵が出やすいので、オス2匹にたいしてメス1匹用意します。

繁殖は秋前から準備を始めます。季節を感じさせることが大切なので、11月〜3月は水温を5度以下にしてしっかりと冬眠させましょう。

春先に水温が20度を超えてくると自然に繁殖してくれますよ。

らんちゅうの稚魚の育て方

らんちゅうの稚魚は黒子(くろこ)と呼ばれており、文字通り黒色です。

親魚以上に泳ぎが苦手なので、稚魚の育成はかなり難しく、餓死することが多いです。育成にはグリーンウォーター(植物性プランクトン)は必須と思っておきましょう。

カルキを抜いたバケツに熱帯魚の餌を入れて直射日光を当てておけば、1週間ほどで繁殖してくれますよ。

らんちゅうの寿命

らんちゅうの寿命は5年〜10年です。

餌の量を多くして成長を早めたり、室内飼育で冬眠をさせなかったら短命になりやすくなります。

らんちゅうがかかりやすい病気

らんちゅうが病気にかかる原因は水温の急激な変化、水質悪化、外傷のどれかにあたります。

そして体が弱っている時に寄生虫や細菌に感染することで病気になってしまいます。

多くの病気には28度以上の水温に、塩分濃度0.5%(水1リットルにたいして5gの塩)の塩浴をすると効果があります。これは金魚が生活できる環境で、細菌が死んでしまう環境だからです。

白点病

全身が白い点々に覆われる病気で、20度以下の低水温の時にかかりやすいです。感染力がかなり強いので、発症していく個体を見つけたらすぐに隔離して、治療を行います。水温を28度まで徐々にあげて、1週間塩浴しましょう。

転覆病(てんぷくびょう)

お腹を上にして浮かぶようになる病気です。初期症状では普通に泳いでいる時間の方が長いです。

早めの治療で完治させることができます。低水温で消化不良が原因ですので、水温を25度以上にして1週間は断食してください。フンが出ると元気になりますよ。

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