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カナヘビにおすすめの餌|家にあるもので代用できる?

2019-04-24

カナヘビなどのトカゲの仲間は発見することが難しく、捕まえるのも難しい!と子供の頃の憧れの存在で、捕まえた時は興奮のあまり意気揚々と虫かごにいれて飼育を始めたことがあります。しかし、何を食べるのかもわからずに、このままでは死んでしまう・・と逃がしたことがありました。

今回はそんなカナヘビの餌について、与えられる餌の種類やあげ方など詳しく紹介していきます。

カナヘビとは?

カナヘビの餌

カナヘビは日本の固有種で、日本全国の草原や森林でみつけることができます。特に春から夏にかけて、石やコンクリートの上で日光浴している姿を見かけることがあります。

体長は20cmほどで、2/3は尻尾になっています。背中が茶色になっており、お腹の部分は白色になっているのが特徴的です。

地面を素早く動き回ることができるため、捕獲は困難ですが、なれてくると簡単に捕まえることができます。

カナヘビの餌について

カナヘビの餌

カナヘビは完全な肉食性で、自分よりも小さくて体が柔らかい昆虫を餌にしています。

飼育下においても人口餌を食べることはなく、常に生きている昆虫を用意しなければなりません。餌となる昆虫については、費用はかかりますが、爬虫類専門店に行けば簡単に入手できますし、春〜夏の昆虫が多い時期であれば自分で採集することも可能です。

食べてくれる餌

コオロギ

野生のカナヘビの餌はバッタやクモ、ガ、コオロギ、ミミズ、イモムシ、カタツムリなど小型の昆虫を食べて生活しています。人口餌は基本的には食べません。

野生の昆虫を採集する場合、口に入りそうな昆虫をひたすらに捕まえて、あげてみて食べるかどうか確かめることをおすすめします。小さい昆虫を大量に入手するためには、森に行き、湿気の多い落ち葉の下をのぞいてみるか、草原の葉先には小さい虫がたくさんいますので、目が細かい網ですくい取るのが効果的です。

爬虫類用の餌と販売している昆虫を購入する時は、コオロギデュビアレッドローチミルワーム、ハニーワームなどが候補になります。コオロギだと1匹20円、ミルワームなど1匹1.5円ほどで入手できます。食べられる餌の大きさとご自身の入手のしやすさによって餌を決めていきましょう。

爬虫類の餌用昆虫についてはヤモリの餌で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

虫以外の家にあるものだと、個体差はありますがバナナや昆虫ゼリーなどの甘いものや鶏肉を食べてくれる可能性があります。人工餌だとヤモリ用の「レオパゲル」を食べてくれることもあります。

短期間であれば安価に入手できて保存が簡単なミルワームがおすすめです。

あげても食べない餌

ダンゴムシ

アリやダンゴムシ、カナブンなど体の硬い生き物は食べない可能性が高いです。

かつおぶしやチーズ、干しエビなどの加工食品も全く食べません。

カナヘビの餌のあげ方

カナヘビの餌

カナヘビは与える餌の確保さえできれば、あげ方については難しいことはありません。

餌の与え方

餌はカナヘビがいるケージに直接入れておけば食べてくれますが、昆虫を追いかけ回す時に怪我をしたり、実際に食べてくれているかどうかはわからないため、ピンセットで昆虫をつかんで、直接口先までもっていく方法がよく使われます。

個体によっては飼育者に観察されることに強いストレスを感じて、直接食べないことがあるため、様子を見ながら与え方は変えていきましょう。

餌やりの頻度

カナヘビは必要以上に餌を食べることはないので、あげすぎても問題にはなりません。

餌の頻度は、大きさが12cm以下の子供の頃はお腹が空いたらすぐに食べられるように毎日与え、大人になったら3日に1回程度まで減らします。

栄養バランスの調整

カナヘビは昆虫食が中心になってしまっている場合、カルシウムが不足してくるため、週に1回のペースで餌となる昆虫に爬虫類専用のカルシウム剤をまぶしてから与える必要があります。

どうして昆虫しか食べないのに、カルシウムが不足するのでしょうか?

野生の環境は餌の捕獲し続けることが非常に難しく、彼らが好物とする昆虫以外にも、極度の空腹状態になると、口に入る大きさのトカゲやダンゴムシなど襲って捕食するケースがあるからです。これらの餌にはカルシウムが豊富に含まれており、そこから摂取しているんですね。

飼育下においても、カルシウムがなくても数ヶ月程度であれば、問題なく飼育できますが、半年以上の長期飼育を考える時はカルシウム剤を購入して、与えてあげてくださいね。

商品情報と価格をチェック

餌を食べない時の対応方法

カナヘビに限らず、野生で生活していた生き物は、飼育環境で全く餌を食べないということは珍しくありません。与える昆虫のバリエーション増やしていって、3日以上食べる様子がなければ、元いた場所に逃がしてあげましょう。

カナヘビの餌についてまとめ

カナヘビの餌

カナヘビは身近に生息している生き物でありながら、生きた昆虫の準備が必須であり、飼育には手間がかかります。特に昆虫が採集できる春から夏にかけてはなんとかなりますが、冬は餌を購入するしかありません。暖かい時期限定で飼育するというのもありだと思います。

何を食べるのかな?といろんな昆虫を捕まえて、なんども試しながら、ばくばく食べてくれた時の感動はたまらないものがあります。

カナヘビの餌について少しでも参考になれば嬉しいです。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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