カクレクマノミの特徴と飼い方!値段や性別の見分け方、水槽の立ち上げ方は?

カクレクマノミは映画「ファインディングニモ」で一躍有名になった海水魚です。見た目の美しさだけではなく、人になつく可愛らしさも備えており、観賞魚として魅力たっぷりです。

今回はカクレクマノミについて特徴や値段、性別の見分け方や混泳できる魚など飼育方法を詳しく紹介していきます。

カクレクマノミの生態と特徴

カクレクマノミの飼育
カクレクマノミは沖縄や太平洋の浅いサンゴ礁に生息しているスズキの仲間です。

オレンジと白、黒のラインがはっきりと分かれており、コントラストがとても綺麗な魚です。

毒性をもつイソギンチャクと共生する特性があり、体表から特殊な粘膜を出す事で体を守っています。イソギンチャクに隠れる事で外敵から身を守り、代わりにイソギンチャクについたゴミを掃除してあげています。

カクレクマノミの飼育に必要な器具

飼育に必要な器具や道具を紹介していきます。初めての型であれば小型水槽の飼育セットなども販売されているので、それを利用すると便利ですよ。

水槽

水槽
水槽は一番小型の30cm水槽から飼育する事ができます。一般的なガラス水槽を使いましょう。

30cmの水槽で2匹、45cm水槽で4匹、60cm水槽で8匹が目安です。

フィルター

外掛けフィルター
メンテナンスが容易な外掛けフィルターがおすすめです。海水は淡水以上に水が汚れやすいので、1サイズ上のろ過能力を持ったものを選んでください。

照明

照明の色はカクレクマノミの体色が綺麗に見える青ブルーがおすすめです。光量は10W前後のものを8時間点灯しておきます。

ヒーター

ヒーター
冬場はヒーターを使って水温をあげる必要があります。適温は25度なので、温度調整機能付きのものを選びましょう。

30cm水槽で50W、45cm水槽で100W、60cm水槽で150W必要です。

冷却ファン

低水温以上に高水温に弱い魚なので、夏場は特に注意が必要です。水温が上がりすぎないように冷却ファンを用意しましょう。

フタ

水槽の蓋
水の蒸発や魚の飛び出しを防止します。特に夏場は水が蒸発して塩分濃度が増加してしまうので、隙間がないように蓋をしておきましょう。

比重計

比重計
水中の塩分濃度を計測するのに使います。適している比重は1.023ですが、もともとの飼育水をチェックしてから差が大きければ徐々に調整していってください。

人工海水の素

マリンソルト
人工で海水を作るために使います。カルキを抜いた水道水に人工海水の素をいれて、比重計を使いながら塩分を調整していきます。

あみ

網
移動させるときやゴミを取り出すときに使います。体を傷つけないように網目が細かいものを選びます。

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カクレクマノミの値段

カクレクマノミの飼育
値段は500円〜2,000円前後で販売されています。

ペアになっている個体は高く、2匹で5,000円〜で販売されています。

カクレクマノミの販売場所は?

カクレクマノミの飼育
人気が高い海水魚なので、比較的見つけやすいですが、海水魚を扱っていないお店も多いので探すのに苦労するかもしれません。

観賞魚の販売に力を入れているホームセンターや熱帯魚専門店、ネット通販で探してみましょう。

初めての海水魚飼育だと相談できるショップを作る事がおすすめです。ネット通販だとペアでの販売を見つけるもの簡単ですよ。

カクレクマノミの大きさ

カクレクマノミの飼育
カクレクマノミは最大で8cmの大きさになる小型の海水魚です。

生後1年で5cmを超えて、成魚になります。そこから繁殖が可能になります。

カクレクマノミの水槽の立ち上げ方

カクレクマノミの飼育
水槽の立ち上げには1ヶ月ほどかかるので事前に準備しておきます。

立ち上げたばかりの水槽にはフンなどの有害物質を無害なものへ分解してくれるバクテリアがおらず、実際に丈夫な魚を飼育してバクテリアを増やす必要があるからです。

  1. 水槽を水道水で洗う
  2. 水槽と水槽台をセットする
  3. サンゴ砂を水道水で洗って3cmほど敷く
  4. フィルター、蛍光灯、ヒーターをセットする
  5. 人工海水をゆっくり入れる
  6. 各器具の電源を入れて様子を見る
  7. ライブロック(サンゴの死骸)をセットする
  8. 小型のスズメダイなど1ヶ月飼育する
  9. 水質が安定したらカクレクマノミをいれる

カクレクマノミの水槽のレイアウト方法

カクレクマノミの飼育
水槽のレイアウトには、サンゴ砂を敷いて、ライブロックとイソギンチャクを入れる事が基本となります。

イソギンチャクの飼育は初心者には難しいので、人口水草をいれるのもおすすです。

青い照明を使うと綺麗なインテリアになりますよ。

ライブロック

ライブロックはサンゴの死骸であり、骨です。小さな穴がたくさんあいているので、微生物が繁殖し、水を綺麗にする役割を果たしてくれます。隠れ家にもなるので、ぜひいれてあげましょう。

底砂

サンゴ砂
水質を弱アルカリ性に保ってくれるサンゴ砂をいれましょう。厚みを2cmほどにしておきます。

カクレクマノミに適している水温は?

カクレクマノミの飼育
カクレクマノミに適している水温は23〜25度です。低水温に弱いので冬にはヒーターを入れます。夏にはクーラーや冷却ファンをつけてあげましょう。

カクレクマノミにおすすめの餌

メガバイド
野生のカクレクマノミの食べ物は藻類や小型甲殻類、動物性プランクトンなどなんでも食べる雑食性です。

飼育下でのおすすめの餌はメガバイトという、海水魚専用の餌です。小さい粒状の餌でゆっくりと沈むため、食べやすいです。

餌やりの頻度は1日2回、2分で食べきれる量を与えましょう。

餌を食べない、吐き出すときは?

導入したばかりのときは環境に慣れていないので、餌を食べないときが多いです。サンゴ石やイソギンチャクなどの隠れ家を増やして2週間は様子を見ましょう。

最初から人工飼料の餌付けは難しいときは、アカムシなどの生餌を与えます。

カクレクマノミと混泳できる生き物

カクレクマノミ同士

幼魚のときはおとなしいですが、5cmを超えると同種に対して縄張り意識が強くなります。ペア以外は排除しようとしてしまうので、混泳はさけたほうがいいですよ。

イソギンチャク

イソギンチャクは毒性のある触手を持っているので、通常の魚と混泳できませんが、カクレクマノミは体表からだす粘膜のおかげでやられることはありません。ハタゴイソギンチャクやセンジュイソギンチャクなどの種類がおすすめです。

エビ

水槽の掃除役として人気があるホワイトソックスやキャメルシュリンプと混泳できます。体が小さいと餌になってしまうので、注意してください。

チンアナゴ

チンアナゴ
混泳には問題ありませんが、泳ぐのが苦手なので、カクレクマノミに餌を取られてしまいます。しっかりと餌がいきわたっているか確認してあげてください。

ヤッコ

体が大きいので、カクレクマノミに負ける事がなく、温和な性格なので、混泳の相性はとてもいいです。ルリヤッコやフレームエンゼルがおすすめです。

ハギ

ハギも体高があって、温和な性格をしているので混泳の相性がいいです。ナンヨウハギなどがおすすめです。

フグ

フグはつつく習性があり、強力な歯を持っているので混泳には向いていません。体表から毒を出すこともあるので、単独飼育が基本になります。

カクレクマノミの繁殖方法

カクレクマノミの飼育
よいペアが入手できれば繁殖は難しくありません。3cm以下の幼魚を5匹以上購入してきて、しっかりと餌をあげて成熟させましょう。

ペアができたら縄張り争いが激しくなるので、2匹を残して別の水槽に移動させます。

イソギンチャクがあると産卵場所として最適ですが、ライブロックやガラス面にも産卵してくれます。オスが卵を守り続けて、産卵から10日前後で孵化が始まります。

稚魚が泳ぎだしたら、餌に栄養価が高いブラインシュリンプを与えてくださいね。

カクレクマノミの性別の見分け方

カクレクマノミは性転換する仕組みをもった魚で、グループの中で一番大きな個体がメスになり、二番目に大きな個体がオスになり他は繁殖を行いません。

メスが死ぬとオスがメスに変わります。なので体の大きさで性別を見分けましょう。

カクレクマノミの寿命は?

カクレクマノミの寿命は5年〜10年です。飼育下では長寿になる事が多く、20年以上飼育された例もありますよ。

カクレクマノミがかかりやすい病気

カクレクマノミの飼育
導入直後は病気にかかりやすく、餌を食べなくなったり、元気がなくなるので、毎日観察して早めに気づけるようにしておきましょう。

白点病

メチレンブルー
全身に白い点々が広がる病気で、原因は体力が弱っているときに寄生虫に感染するからです。

感染力が強いので、発症している個体を見つけたらすぐに隔離して治療を始めます。初期症状であれば自然治癒できるので、水温を少しあげて、餌をしっかり食べさせます。

治療するときはメチレンブルーで薬浴するか、薬局で市販されているオキシドール(消毒液)を使います。オキシドールは海水4リットルにたいして0.5mlをいれてください。

トリコディナ病

カクレクマノミの死因で一番多く、薄い膜が体表を覆います。輸入直後など弱っているときにトリコディナ菌に寄生されて発症します。治療には3分前後淡水浴をしてから、患部を手で優しくこすることで寄生虫を取り除きます。

体力を消耗するので、2日に1回行い、少しづつ寄生虫の数を減らしていってください。

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