ドリーこと、ナンヨウハギの生態と飼育方法!水質の変化に敏感で、初心者は注意が必要です。

ナンヨウハギは映画ファインディングニモのドリー役で有名になった海水魚です。しかし、ドリーのようなおとなしい性格とは裏腹に気は強く、病気にかかりやすいので、飼育は難しい一面もあります。

今回はそんなナンヨウハギについてかかりやすい病気や治療方法、餌、体の大きさなど飼育方法を詳しく紹介していきます。

ナンヨウハギとは?

ナンヨウハギの飼育

ナンヨウハギはスズキ目、ニザダイ科に属している海水魚です。体色は青、黄色、黒色の3色が色濃くでており、とても海水魚らしいカラフルで美しい魚です。

遊泳力ある魚ですが、ヒレは小さいため、せわしなく動かして泳ぐ姿がかわいいです。

各ヒレに棘があり、背びれに9本、胸びれに1本、尾びれに3本、尾びれの付け根に1本あります。棘には毒がありますが、人間に影響があるほど強くはないので、心配はありません。しかし、食べるのは危険なので絶対にやめておいてください。付け根の棘は特に鋭く、なるべく素手で触るのはやめておきましょう。

生息地

ナンヨウハギは沖縄やオーストラリア、インド太平洋のサンゴ礁が広がる綺麗な海に生息しています。

体の大きさ

ナンヨウハギは全長で最大30cmにもなる中型の海水魚です。重さも600gほどになります。

成長スピードも早く、半年ほどで20cm近くになります。最初から大きい水槽を用意しておきましょう。

寿命

寿命は平均で10年ほどです。最長だと13年ほど生きることができます。

ナンヨウハギの生態

ナンヨウハギの飼育

ナンヨウハギは5匹以上の群れで生活しており、鋭い歯でサンゴにくっついている藻類を食べて生活しています。

臆病な性格で他の生き物が近づくとすぐにサンゴの中に隠れてしまいます。飼育下でも人が近づくと隠れることが多いです。

逃げられないと思ったときは横たわって死んだふりをすることもあり、棘や毒を持っていたりと天敵が多い海で生きていくための術をたくさんもっています。

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ナンヨウハギの飼育に必要な水槽の設備と環境

ナンヨウハギの飼育

ナンヨウハギの飼育用品をゼロから揃えるときは初期費用で4万円ほど必要になります。

水槽と周辺器具

ナンヨウハギは大きく成長するので、最低でも90cm水槽が必要です。広すぎる水槽は苦手なので、体長15cmまでは60cm水槽で飼育して、それ以降は90cm水槽に移動させてください。

ろ過フィルターは物理濾過が強力な上部式フィルターを使いましょう。糞の量が多いのでこまめにスポンジを掃除しましょう。

照明は光量が強い海水魚用のものを使ってくださいね。

適している水温と水質

ナンヨウハギの飼育

ナンヨウハギに適している水温は24度〜26度です。高い水温の方が病気予防になるので、26度を維持しましょう。

低水温に弱いので、冬はヒーターをいれてください。水温の変化に弱いので、秋や春にもヒーターを稼働させておくといいですよ。

28度を超える日が続く夏には、冷却ファンをとりつけてあげてくださいね。

水槽のレイアウト

ライブロック

ナンヨウハギは水質悪化に弱いので、掃除がしやすいようにレイアウトはシンプルなものがおすすめです。

夜になるとサンゴの隙間に横たわって眠る習性があり、はじめて寝ている姿を見たときは病気??と思ってしまうこともありますが、心配ありませんよ。

底砂を2cmほどに薄く敷いて、隠れ家になるようにライブロックを数個ほどいれておいてあげましょう。細い枝状のサンゴもいれておき、強い光量の照明を使うことで餌になるコケもたくさん生えてきて、綺麗な体色をたもちやすくなります。

ナンヨウハギの飼育方法について

ナンヨウハギの飼育

ナンヨウハギは水質の変化に敏感で飼育が難しいため、ある程度海水魚の飼育に慣れてからの挑戦をおすすめします。また、繁殖も難しく、国内ではほとんど例がありません。

値段と販売場所

ナンヨウハギは3cmほどの子供だと5,000円前後、9cmほどの個体だと8,000円前後で販売されています。子供は水質の変化に敏感で飼育が難しいので、5cm以上の個体を購入した方が育てるのが楽ですよ。

販売場所は海水魚の販売に力を入れている熱帯魚専門店やホームセンターを探しましょう。ネット通販だとチャームさんがおすすめです。

おすすめの餌と与え方

ナンヨウハギは植物食性の海水魚で、植物性プランクトンを食べて生活しています。藻類も好物で、石やサンゴに付着した柔らかい藻をつつくように食べます。

植物性の餌をあげないと体調を崩してしまうので、飼育するときはメガバイトグリーンという植物性の人工餌がおすすめです。ヤッコやハギの仲間が好んで食べる餌で、食いつきが良く、これ一つでしっかりと栄養を摂ることができます。

他にもオキアミなどの動物性の餌や、レタス、小松菜などの野菜も食べてくれますよ。バリエーションを組んで、飽きないようにしてあげましょう。

大型の魚で藻類を食べるのは珍しく、常に餌を食べている状態で、餌不足になるとすぐに痩せてしまいます。餌の頻度は1日3回、2分程度で食べきれる量をしっかりと与えてください。

混泳について

カクレクマノミ

10cm以下の幼魚のときはおとなしい性格をしているので、カクレクマノミとも混泳することができますが、成長するにつれて性格は攻撃的になります。

特に水槽という限られた空間では自分よりも小さい個体をいじめることが増えてきます。縄張り意識が強く自分に似ている体型のものは積極的に追いかけ回すため、なるべく混泳は避けてください。

どうしても混泳をしたいときは120cm以上の大型水槽を準備しましょう。

かかりやすい病気と治療方法

ナンヨウハギは病気にかかりやすいため、毎日観察をして、いち早く病気に気づけるようにしてください。飼育に慣れてくると病気にかかることも少なくなってきますよ。

●白点病
白点病は全身が白い点々に覆われる病気で、ハギの仲間が特にかかりやすい病気でもあります。水温の変化や低水温時にかかりやすく、感染力が強いためまたたくまに水槽中の魚にうつってしまいます。感染した個体を隔離して、治療にはグリーンFゴールドで薬浴するかオキシドールを海水4リットルに対して0.5mlいれてください。どちらも1週間程度で完治します。

●目が白く濁る、体が色あせる
体調が悪くなると早い段階で見た目に影響が出てきます。一番の原因は水質悪化ですぐに水換えをしてあげましょう。他にも餌の栄養不足や照明の光量の弱さが考えられます。飼育環境を見直してくださいね。

ナンヨウハギについてまとめ

ナンヨウハギの飼育

ナンヨウハギの飼育方法についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

病気のかかりやすさや水質の敏感さ、体の大きさや気性の荒さなど飼育は一筋縄ではいきません。魚の飼育に慣れてきたらぜひ挑戦してみてくださいね。

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