海水魚

ツノダシってどんな海水魚?特徴と飼育方法を紹介!おすすめのエサや飼育難易度は?

2019年7月1日

ツノダシは長く伸びた背びれと黒色と黄色のコントラストが美しい海水魚です。観賞魚としても人気ですが、水質の変化に敏感で飼育は難しいです。

今回はそんなツノダシの生態や特徴、体の大きさ、混泳相性、おすすめの餌など飼育方法について詳しく紹介していきます。

ツノダシの生態と特徴

ツノダシの飼育

ツノダシはスズキ目ツノダシ科に分類される海水魚です。

インド洋と太平洋の珊瑚礁に生息しており、体の大きさは20cm近くになる中型の魚です。群れになって、広大な海を泳ぎ回ります。

体型は角が生えているように背びれが上に長く伸張しており、英語ではzonclus cornutusといって「鎌」の意味を持っています。非常に長く発達するため、輸入されるときに切断されますが、時間がたつと再生してきます。

映画のファインディングニモでは「ニモ」を水槽から救い出してくれるリーダーである「ギル」がツノダシですね。ちなみにニモはカクレクマノミ、ドリーはナンヨウハギです。

体色は黄色と黒色のシマシマ模様をしており、コントラストがはっきりとしているので、美しく鑑賞魚として優れています。

寿命

寿命は平均して4年~5年です。飼育は難しく、これよりも短命になりやすいです。

ハタタテダイとの違い

ハタタテダイ

ツノダシとよく似ている種類にハタタテダイという海水魚がいます。

ハタタテダイはチョウチョウウオ科の魚で、尾びれが黄色になっているので簡単に見分けることが出来ます。

エンゼルフィッシュ

よくよく見てみると淡水魚のエンゼルフィッシュにもよく似ていますが、こちらはシクリッドの仲間で、それぞれ違う生き物です。

ツノダシの飼育方法について

ツノダシの飼育

ツノダシは神経質で、水質や水温が変化するとすぐに体調を崩してしまうため、飼育が難しい海水魚です。

飼育に必要な水槽と器具

ツノダシを飼育する水槽は横幅が90cmの一般的な熱帯魚用のガラス水槽がおすすめです。遊泳力があり、横にスーッとまっすぐ泳ぎまわるので60cm水槽では狭いです。ガラス水槽は透明度が高く、傷つきにくいので、鑑賞に優れています。

フィルターは90cm水槽に適している上部式フィルターを使用して、蛍光灯は2灯式の光量が強い物を使いましょう。底砂には弱アルカリ性を維持できる海水魚用の砂を使います。

必要なもの

  • 水槽
  • 上部式ろ過フィルター
  • ライト
  • 水槽の蓋
  • 底砂

海水の作り方

海水はホームセンターやネット通販で販売されている、海水の元と比重計を使って作ります。カルキを抜いた水を用意しておいて、比重計で塩分濃度を測りながら、1.025を目安に塩を追加していきます。

海水の作り方については人工海水の作り方を紹介!必要なものや手順、作るときに注意することは?で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

夏は水が蒸発して塩分濃度が上がりやすいので、水槽の蓋をしっかりとしておき、水が減ったら淡水を追加していきましょう。

週に1回は水換えを行って、水質の維持に努めてくださいね。

値段と販売場所

ツノダシは8cm前後の幼魚が1,000円~2,000円ほどの値段で販売されています。

暖かくなる4月頃から販売され始めるので、その頃になったら海水魚販売に力を入れているホームセンターか熱帯魚専門店に行ってみましょう。ネット通販であれば年中を通して入手することが出来ますよ。

適している水温

ツノダシに適している水温は23度~27度です。

年中を通して水温が安定している太平洋に生息しているため、冬はヒーターを設置して、夏は30度を超えないように冷却ファンを使ってあげましょう。

水温の変化に弱いので、毎日水温をチェックして、変動がないように注意してくださいね。

水槽のレイアウト

ライブロック

ツノダシはサンゴ礁に好んで生息しているので、ライブロックなどを入れてあげると落ち着けます。

しかし、体高があるので、水槽の半分以下の高さの物を置いて、遊泳スペースを広くとるようにしてください。

混泳について

チョウチョウウオ

ツノダシは大人しい性格をしているので、混泳向きの魚ですが、長いヒレが混泳相手からの攻撃対象になりやすいので、注意が必要です。

混泳相手はツノダシよりも体が小さいハゼやカエルウオ、ハナダイ、小型のチョウチョウウオなどがおすすめです。

ツノダシだけで飼育していると、群泳してくれるので、見事な群れを見ることが出来ますよ。

かかりやすい病気

ツノダシは水温や水質の変化に弱く、体調が弱っているときに白点病にかかりやすいです。特に飼育を初めて1ヶ月は新しい環境に慣れていないので、注意が必要です。

白点病とは全身が白い点々に覆われる病気で、感染力が強いので、またたくまに水槽中に魚に感染してしまいます。

水槽の水には病原菌が生息しているので、すぐに全ての水を交換し、発症した個体は隔離して、グリーンFリキッドで1週間薬浴してください。

ツノダシにおすすめのエサと餌付けの方法

ツノダシの飼育

野生のツノダシは小型の甲殻類や藻類などの植物を食べる雑食性ですが、飼育下での餌付けがかなり難しい魚です。

飼育下ではブラインシュリンプや冷凍アカムシ、海水魚用の小粒タイプの人工飼料などが主食になります。餌の好き嫌いが激しいので、多くの餌を与えて、何が好物か見極めていきましょう。

水温や水質の変化、ストレスを感じているとすぐに拒食して餌を全く食べなくなってしまうため、水の管理や隠れ家の設置などはしっかりと行ってください。群泳をしていると、餌を食べるために競争するので、拒食しにくくなりますよ。

餌の頻度は毎日1回、2分ほどで食べきれる量を与えてくださいね。

ツノダシについてまとめ

今回は特徴的な背びれを持つツノダシについて紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

ツノダシは体色のメリハリが綺麗で、スーっと滑るように泳ぎ回る姿がかわいらしい海水魚です。

水質の変化に敏感なので、初心者の方には飼育が難しく、海水魚の飼育になれてから挑戦するといいかもしれません。

大きな水槽を用意して、群れで広々と泳がせてあげてくださいね。

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