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エロンガータリクガメとは|値段や飼育環境、大きさを紹介

2020-04-20

エロンガータリクガメはあまりメジャーではないものの、自宅でも飼育しやすい大きさのリクガメです。今回はそんなエロンガータリクガメの特徴や値段、必要な飼育環境、おすすめの餌など飼育方法について紹介していきます。

エロンガータリクガメの特徴

エロンガータリクガメ

エロンガータリクガメはリクガメ科インドリクガメ属に分類されるカメの仲間です。インドやミャンマーなどの東南アジアの森林地帯や草原地帯に生息しています。

体色は頭部が黄色っぽく、甲羅の甲板の中心が黒色であることが多いです。

湿度が高い環境を好んでおり、乾燥した環境は苦手です。雑食性で野菜や植物だけではなく、昆虫や動物の死骸などの肉食の餌も食べる珍しいリクガメです。

体の大きさ

エロンガータリクガメの体の大きさは25cm~30cmになる中型のリクガメです。飼育下では25cm前後の大きさで止まることが多いです。

人気のリクガメであるヘルマンリクガメギリシャリクガメの体長は20cmほどですので、一回り以上大きいです。

寿命の長さ

エロンガータリクガメの寿命は平均して20年~25年です。体が丈夫で長生きさせやすく、最長だと30年は生きてくれます。

エロンガータリクガメの飼育環境

エロンガータリクガメ

エロンガータリクガメの飼育環境を紹介します。体が大きいので、大きなケージを用意しないといけません。

必要なケージの大きさ

エロンガータリクガメに必要なケージの大きさは横幅で体長の5倍、奥行きは体長の3倍が目安です。リクガメは運動量が多いため、十分な広さのケージを用意しないといけません。

ケージの大きさの目安は、体の大きさが25cmのエロンガータリクガメで120cm(横幅)×75cm(奥行き)です

温度や湿度の管理をしやすくするため、60cmケージや90cmケージを用意して、体の大きさに合わせてサイズアップしていってください。爬虫類におすすめのケージで紹介しているので、ご参考ください。

床材

エロンガータリクガメの床材は保湿性が高いヤシガラマットを使います。高い湿度が維持しやすい床材を使うと、飼育が楽になります。

床材を何も敷かないと、ガラス面でツルツルと滑って足腰を悪くしてしまいます。滑っている様子があれば床材の量を増やすなど対策をしてください。

フンをしたらすぐに掃除して、2ヶ月に1回は全ての床材を交換してください。

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バスキングライトと紫外線ライト

エロンガータリクガメは頻繁に日光浴をするため、バスキングライトと紫外線ライトの2つが必要です。

バスキングライトは35度~40度の高温地帯を部分的に作り出すライトです。活動前や食後の消化促進で体を温めるために使います。ずっとバスキングスポットの下にいる場合は温度が低い可能性があるため、ライト直下に石を置いて、ライトとリクガメの距離を近づけてあげましょう。

紫外線ライトはカルシウムの吸収に必要なビタミンを体内で作り出します。カルシウムが不足するとクル病などの骨の病気にかかってしまうので、注意してください。ライトだけでは紫外線量が不足するため、週に2回は太陽光で日光浴をさせると調子が良くなります。

爬虫類のバスキングライトと紫外線ライトで紹介しているので、ご参考ください。

隠れ家になるシェルター

エロンガータリクガメは夜は岩陰で休んでいるため、隠れ家になるシェルターがあると落ち着きやすいです。

また、シェルターの中はクールスポットになっており、バスキングスポットで暑くなりすぎたときの避難所になります。シェルターはバスキングスポットと距離を離して置いておきましょう。

エロンガータリクガメの値段と販売場所

エロンガータリクガメ

エロンガータリクガメの値段は3万円~5万円で販売されています。

他のリクガメに比べて人気が低いため、入荷量は少なく見つけるのが大変です。爬虫類ショップの人と仲良くなっておき、入荷したらすぐに連絡をもらえるようにしておきましょう。

日本全国で開催されているペット即売会では珍しい爬虫類がたくさん販売されています。時期が合えば足を運んでみると良いでしょう。

エロンガータリクガメの飼育方法

エロンガータリクガメ

エロンガータリクガメは湿度が低くなると体調を崩しやすいので、他のリクガメに比べて飼育は少し難しいです。最初は大変ですが、飼育環境に慣れると丈夫で飼育しやすくなります。

飼育に適している温度

エロンガータリクガメに適している温度は26度~30度と、高い温度を好んでいます。リクガメを飼育すると部屋の中が暑くなってしまいます。

冬は寒さ対策が必要です。リクガメはケージの空気全体と床下の2方向から保温しないといけません。ケージ全体は暖突で保温して、床下からはパネルヒーターで保温します。温度が上がらないときはヒーターの数を増やしたり、暖房で部屋全体を暖めましょう。

おすすめの爬虫類のヒーターで紹介しているので、ご参考ください。

飼育に適している湿度

エロンガータリクガメに適している湿度は60%~70%と多湿な環境を好んでいます。乾燥するとすぐに体調を崩すので、湿度管理は徹底してください。

特にベビーの頃は乾燥に弱いです。水苔を床材に敷いて、しっかりと保湿しておきましょう。

毎日朝と夜に2回霧吹きをして、ケージの湿度を保ちます。ケージ内の蒸れは苦手なので、ケージは風通しが良い場所に置いておきましょう。

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おすすめの餌

ニンジン

エロンガータリクガメの餌は小松菜やニンジン、カボチャ、チンゲンサイなどの野菜が主食です。他にもタンポポなどの植物も食べます。スーパーで購入したり、自家栽培をして、旬の野菜をバランス良く与えましょう。

個体によって好物の餌が異なるので、どの野菜が好きか見極めてあげましょう。野菜だけではカルシウム不足になるため、爬虫類専用のカルシウムパウダーを野菜にまぶしてから食べさせます。

他にもリクガメには珍しく、デュビアレッドローチなどのゴキブリ、コオロギなどの昆虫も食べます。昆虫食はタンパク質が豊富で肥満になりやすいため、おやつ程度に与えてください。

餌の頻度はベビーの頃は1日3回与え、大人になると2日に1回まで減らします。餌を与えるときは床材の誤飲を防ぐために、エサ皿を使うと良いですよ。

亀におすすめの餌で紹介しているので、ご参考ください。

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多頭飼いには向いていない

エロンガータリクガメは他のリクガメよりも肉食性が強いため、多頭飼いをすると、弱っている個体にかじりつく可能性があります。なるべく単独で飼育するようにしてください。

エロンガータリクガメについてまとめ

エロンガータリクガメは中型のリクガメなので、小型のリクガメに比べると大きなケージが必要で、人気があるペットではありません。しかし、ギリギリ自宅で飼育できるため、迫力ある大きなリクガメを飼育したい人には人気を集めています。

乾燥に弱いため、他のリクガメを飼育する感覚で飼育環境を用意することができません。飼育の際には湿度管理を徹底してあげましょう。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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