広告 ミナミヌマエビ ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビとミナミヌマエビどっちが良い?コケ取り、混泳水槽は?

2018-07-10

熱帯魚水槽のコケ掃除役として活躍してくれるエビには2種類おり、ヤマトヌマエビとミナミヌマエビが人気です。

今回は自分の水槽ではどっちがいいの?と判断いただけるように、2種類の違いを詳しく紹介していきます。

エビは水槽内のコケ掃除に大活躍!

ヤマトヌマエビ

エビの仲間は水槽に自然と発生するコケを食べてくれるので、水草水槽に重宝されている生き物です。

ガラス面は平らなのでオトシンクルスやプレコの方がしっかりと綺麗してくれますが、水草や流木の隙間など凹凸がある場所では手先が器用なエビ類の方が綺麗に掃除してくれます。魚が食べ残した餌も食べてくれるので、水質の維持にも貢献してくれます。混泳相手として選ばれることがとても多いですよ。

熱帯魚の飼育水槽で混泳されるエビには、ヤマトヌマエビとミナミヌマエビの2種類がいます。

ヤマトヌマエビとは?

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビは海に近い河川に生息しているエビの仲間です。体は半透明で黒い点々が複数ついています。

ヤマトヌマエビの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ミナミヌマエビとは?

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビは名前の通り、日本の南側である、静岡から西にむかって生息してます。特に沼地や小川、田んぼなど流れの穏やかな場所を好んでいます。

ミナミヌマエビの特徴と飼い方で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ヤマトヌマエビとミナミヌマエビの違いは?

熱帯魚のパートナーとして2種類のエビが候補になりますが、それぞれには明確な違いが8つあるので、ご自身の飼育スタイルにあったエビが選びやすいですよ。

チェックポイント

  • 大きさの違い
  • 食べられるコケの量の違い
  • 体色の違い
  • 性格の違い
  • 寿命の違い
  • 適している水温の違い
  • 繁殖方法の難しさの違い
  • 値段と入手難易度の違い

大きさの違い

ミナミヌマエビ

ヤマトヌマエビは最大で5cmになりますが、ミナミヌマエビは最大でも3cmにしかなりません。

ヤマトヌマエビは小型熱帯魚よりも大きくなるので、存在感があります。目立たせたくない時はミナミヌマエビを選びましょう。

食べられるコケの量の違い

ヤマトヌマエビ

体の大きさに比例して、食べられるコケの量も変わってきます。ヤマトヌマエビはたくさんのコケを食べるのでたえず足を動かしていますが、ミナミヌマエビは休憩していることが多いです。

飼育数は60cm水槽だとヤマトヌマエビは5匹、ミナミヌマエビだと12匹は必要になります。コケがすでに大量に生えてしまっている水槽ではヤマトヌマエビを選びましょう。

ヤマトヌマエビはコケの量が少ないと葉が柔らかい水草を食べ始めるので、熱帯魚の餌をあげていきます。

体色の違い

ヤマトヌマエビは透明な体色に黒い点々模様が入っています。ミナミヌマエビは薄い褐色をしています。

一般的にはヤマトヌマエビの方が透明度が高く、鑑賞価値が高いと言われています。

性格の違い

ミナミヌマエビ

ヤマトヌマエビは物怖じしない性格をしており、水槽に熱帯魚の餌を入れると水中を泳ぎ回って、横取りしようとします。フレーク状の餌やタブレット状の餌だと手で上手に抱えて、奥に持ち帰ってしまいます。餌を食べて満腹になると、コケを食べなくなるので注意が必要です。

ミナミヌマエビは大人しくて魚を襲うこともなく、気にせずにコケを食べ続けています。

ヤマトヌマエビの餌ミナミヌマエビの餌で紹介しているので、ご参考ください。

寿命の違い

ミナミヌマエビ

ヤマトヌマエビの寿命は平均で4年〜5年と長寿です。大切に育てていると10年近くは生きることがあります。

ミナミヌマエビの寿命は1〜2年になります。短命なので、長期飼育するときにはヤマトヌマエビがおすすめです。

適している水温の違い

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビは寒さに強いですが、日本の冬を越冬できるほどではないので、冬は水槽用のヒーターが必要です。

ミナミヌマエビは寒さに強いので、冬でも屋外飼育で乗り切ることができます。そのためメダカのビオトープで混泳相手として人気があります。

夏や冬の水温対策についてはミナミヌマエビに適している水温で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

繁殖方法の難しさの違い

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビは抱卵までは簡単ですが、稚エビを成長させるのが難しいです。稚エビは塩分がはいっている汽水で育てなければなりません。

ミナミヌマエビの繁殖は簡単です。抱卵してから2週間で孵化します。淡水でも飼育ができて、ウィローモスやアナカリスなどの水草を隠れ家にしながら大人へと成長していきます。生存率は下がりますが、熱帯魚の混泳水槽でも自然に繁殖してくれます。

1匹をじっくり飼育したい時はヤマトヌマエビ、繁殖するサイクルを楽しみたい時はミナミヌマエビを選びましょう。

ミナミヌマエビの繁殖方法ヤマトヌマエビの繁殖方法で詳しく紹介しています。

値段と入手難易度の違い

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビの値段は1匹200円〜300円で3cmほどの個体が販売されています。ミナミヌマエビだと1匹100円〜150円で1cmか2cmの個体が販売されています。

ヤマトヌマエビの方が見た目が綺麗で人気が高いので、ホームセンターや熱帯魚専門店など多くのお店で見かけることができます。まとまった数をすぐに欲しいときはヤマトヌマエビを選びましょう。

エビの飼育の注意点

ミナミヌマエビ

エビの飼育で大切なポイントを紹介します。熱帯魚と違って飼育は難しいので、注意が必要です。

水質と水温の変化に弱い

エビは水温と水質の変化に敏感なので、熱帯魚と同じ飼育環境でも死んでしまうことがあります。水質が安定する、水槽を立ち上げてから2ヶ月後以降に飼育を開始すると安心です。

初めての飼育では何匹か死んでしまうことがありますが、1ヶ月も飼育すると安定し始めて、元気に育っていってくれますよ。

水槽の立ち上げ方で紹介しているので、ご参考ください。

水あわせを必ずしよう

購入してきたエビをそのまま飼育水槽に入れると、環境の変化についていけずにphショックで死んでしまうことがあります。水合わせをすることで水槽の環境に慣らす必要があります。

  1. エビが入った袋を水ごとバケツに入れる
  2. バケツの水が倍になるように30分かけて水槽の水をいれる。
  3. バケツの水を半分にする
  4. 改めてバケツの水が倍になるように30分かけて水槽の水をいれる。
  5. 水温をチェックして差がなければエビをすくって水槽に入れる

隠れ家を作る

多くの魚はエビの仲間を餌としているので、食べられない大きさでもちょっかいをかけられることがあります。そのため隠れ家になる水草や流木、石組みを多くして、落ち着ける場所を作ってあげることが大切です。

エビは熱帯魚飼育の最高のパートナー

ヤマトヌマエビ

エビは水槽に生えてくるコケを綺麗に取り除いてくれるので、熱帯魚水槽で大切な景観を保ってくれる頼もしいパートナーです。

飼育は少し難しいですが、ぜひとも飼育できるように挑戦してくださいね。

エビ単体で鑑賞するときはレッドビーシュリンプというカラフルなエビが人気です。こちらで紹介しているので、ご参考ください。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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