トランスルーセントグラスキャットの特徴と飼育の注意点!混泳相性やおすすめの餌は?

トランスルーセントグラスキャットは透明の体をしているナマズの仲間です。ナマズ特有の長いヒゲを持っているかと思えば、水中を元気に泳ぎ回ったりと不思議な熱帯魚です。

今回はそんなトランスルーセントグラスキャットについて値段や混泳できる魚、餌、病気、水流など飼育方法を詳しく紹介していきます。

トランスルーセントグラスキャットの生態と特徴

トランスルーセントグラスキャットの飼い方

トランスルーセントグラスキャットはタイやマレーシアなどの東南アジアを生息地としている小型のナマズの仲間です。トランスルーセントは半透明という意味であり、全身が透明の体をしています。

生息地は水の透明度が高いため、透明の体は保護色として役に立っています。体の横幅も薄いので、天敵から見つかりにくくなるんですよ。

ナマズの仲間には珍しく、下層でじっとしていることがなく、群れで行動します。

夜行性ではなく昼行性なので、土管などの隠れ家も必要ありません。

体の大きさと成長速度

全長で8cm〜10cmの大きさになります。

成長速度は生後半年で4cm、1年で6cm、2年で8cmまで成長します。大きく育てるのが難しく、10cmを超えることはほとんどありません。

寿命

平均寿命は3年〜5年です。寿命が近くなると体のつやがなくなり、水底でじっとするようになります。

トランスルーセントグラスキャットの飼育に必要な水槽と設備

トランスルーセントグラスキャットの飼い方

トランスルーセントグラスキャットの飼育に必要な水槽と周辺器具について紹介します。初期費用は3万円前後をみておきましょう。

水槽の大きさと飼育数

水槽

水槽は透明度が高いガラス水槽がおすすめです。群泳させようと思うと意外と大きな水槽が必要になります。

水槽の大きさと飼育数の目安を紹介しますね。

30cm水槽
2匹まで
45cm水槽
4匹まで
60cm水槽
8匹まで
90cm水槽
20匹まで

フィルター

フィルター

45cm水槽以下だとインテリア性が高く安価な外掛け式フィルターを、60cm水槽以上だとろ過能力が高い上部式フィルターを選んでください。

ヒーター

低水温に弱いので、冬はヒーターが必要です。

水槽の大きさと電気代の目安はこちらです。

30cm水槽
50w 300円
45cm水槽
100w 700円
60cm水槽
150w 1000円
90cm水槽
300w 2000円

水槽の蓋

水槽の蓋は飛び出しの防止や水が蒸発するのを防ぎます。特に水槽の外へ飛び出すことが多いので、隙間なくしっかりと蓋をしておきましょう。

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トランスルーセントグラスキャットの飼育方法について

トランスルーセントグラスキャットの飼い方

トランスルーセントグラスキャットは安価で飼育は簡単なので、初心者向けの熱帯魚です。

しかし、油断していると体色が悪くなったり体調を崩しやすいので、飼い方の基本はしっかりと押さえておく必要があります。

値段と販売場所

トランスルーセントグラスキャットはホームセンターや熱帯魚専門店、ネット通販など多くの場所で販売されています。

およそ300円〜500円の値段販売されていますよ。購入するときには体が濁っていないか、ヒゲがピンとしているか確認してくださいね。

水槽のレイアウト

トランスルーセントグラスキャットの飼い方

トランスルーセントグラスキャットの体色は水草で映えるので、水槽には大きめの水草をたくさん植えてあげましょう。水底を泳ぐ性質があるため、前方に背丈の低い水草は植えずに遊泳スペースを確保してあげてください。

泳ぐのが苦手のため、遊泳スペースは水流が弱いほうがいいです。水の吐き出し口の向きをガラス面にむけるかスポンジを設置するなど工夫してあげてくださいね。

水流の出てる方向に向かって泳ぐので、群れで同じ方向を向いているかわいい姿を観察できますよ。

適している水温と水質

水温計

トランスルーセントグラスキャットに適した水温は24度〜27度です。低水温に弱いので、冬はヒーターを設置してあげましょう。

水質の適応範囲は広く、ph6.0〜7.5の弱酸性を好みます。体も丈夫なので飼育しやすい熱帯魚ですよ。水質の悪化には弱いので、週に1回1/3ほど換水してあげましょう。

繁殖方法

ブラインシュリンプ

トランスルーセントグラスキャットは販売量は多いですが、国内で繁殖したケースは非常に少なく、繁殖は難しいと言えます。

難しいとされている理由が、生息地では雨季になると大量の雨水が流れてきて、大きく水質が変化し続け、これを水槽で再現するのが難しいからです。

繁殖を狙うときは成熟した親がいるかどうかが大切になるので、毎日しっかりと餌をあげましょう。5匹以上でしいくしていると自然にペアができるかと思います。うまく抱卵して稚魚が生まれたら、稚魚用の餌として栄養価が抜群のブラインシュリンプを与えて育ててあげてくださいね。

かかりやすい病気と治療方法

トランスルーセントグラスキャットの飼い方

トランスルーセントグラスキャットは病気にかかりやすく、特に飼育を始めて1ヶ月や水換え直後は注意して観察してください。

定期的な水換えと水合わせをしっかりとして予防しましょう。

●白点病
白点病は全身が白い点々に覆われる病気です。25度以下の低水温時や購入した時に感染していることが多いため、28度前後の高温で飼育することで予防しましょう。

感染力が強いので、発症している個体を見つけたらすぐに別の水槽に隔離して、メチレンブルーで1週間薬浴してください。

●尾ぐされ病
ヒレが白く濁りながら溶けていく病気で、水質悪化によってカナムナリス菌が増えることで発症します。すぐに水を全部交換して、グリーンFゴールドで1週間薬浴してください。

●体が白く濁る
水質が悪化してくると、体の透明度が落ちて白濁してきます。放っておくと死んでしまうこともあるので、すぐに1/3ほど換水を行いましょう。

●ヒゲが溶ける
ヒゲが溶けていたり、短くなっているときは水質の酸化が進んでいることが考えられます。その状態で飼育水を大量に飼えると危険なので、3日に1回のペースで1/5ほど換水をしながら様子を見てください。

●飛び出し事故
臆病な性格なので、驚かせるとびっくりして水面から飛び出すことがあります。水槽には隙間がないように蓋をして、必要以上に驚かせないようにしておきましょう。

トランスルーセントグラスキャットにおすすめの餌と与え方

ひかりクレスト カラシン

野生のトランスルーセントグラスキャットは水中に生息している微生物を食べています。長いヒゲに餌が触れると飛びついてあっという間に食べてしまいます。

雑食性なので赤虫などの生き餌から人工飼料までなんでも食べてくれます。ゆっくりと沈む餌を好むので、沈下性で粒状の熱帯魚専用餌を与えると栄養バランスもいいので便利ですよ。

透明の魚は内臓が小さいため、一度に多くの餌を食べることができません。餌の量は1日に2回、1〜2分で食べきれる量を与えてくださいね。

餌の食べないときは匂いが強い肉食魚用のミニキャットをバラしてあげましょう。それでも食べなければ、食いつき抜群の冷凍赤虫を使います。

他にも飼育環境で水温や水質が適切かを確認して、1/3ほど換水するのも効果的です。

トランスルーセントグラスキャットと一緒に飼える混泳魚は?

トランスルーセントグラスキャットは温和な性格をしているので、多くの小型熱帯魚と混泳を楽しむことができます。

一緒に飼える混泳相手

ネオンテトラ

混泳相手は温和な性格のネオンテトラやランプアイ、エンゼルフィッシュがおすすめです。水底に生息するコリドラスだと掃除もしてくれるので、相性がいいですよ。

ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどエビ類とも問題なく混泳することができます。

しかし、体長が2cm前後の生き物は食べられてしまうため、混泳相手の体の大きさには注意してください。

混泳に不向きな魚

ベタ

ベタやスマトラなど攻撃性の高い熱帯魚との混泳はさけておきましょう。動きが早いゼブラダニオも餌を取られてしまうので、よくありません。

群泳の方法

トランスルーセントグラスキャットの飼い方

トランスルーセントグラスキャットは群れを好むため、5匹〜10匹で飼育すると仲良く泳ぎ回る姿を観察できます。単独で飼育すると水槽の奥に隠れて出てこないようになってしまいます。

飼育数が増えると、水質悪化が進みやすくなるので、必ず水槽の大きさに合うフィルターを選ぶようにしてください。水換えも週に1回は1/3ほど行ってください。

混泳の注意点

トランスルーセントグラスキャットは臆病な性格をしているので、混泳相手がいる水槽で飼育数が少ないと奥に隠れて出てこなくなってしまいます。最低でも5匹以上で群泳させてあげてくださいね。

地味な体色をしているので、派手な熱帯魚を混泳させると、見劣りしてしまうかもしれません。主役にしたいときは、水底の生き物を選ぶようにしてくださいね。

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