ハムスターはほとんど臭いがしない生き物ですが、ケージの掃除など日々のお世話をしっかりとしておかないと、すぐに嫌な臭いがでてくるようになります。
今回はそんなハムスターの臭いの原因や対策方法を詳しく紹介していきます。
ハムスターは臭いがするの?
ハムスターは体が小さくて、体臭は薄いので、ハムスター好きの方が気になるほどの臭いはしません。
少し気になる方でも、飼育環境や日々のお世話を変えることで、臭いを減らせるので、対策すれば気にならなくなりますよ。
ハムスターの臭いの原因は?
ハムスターに臭いの原因になるのは次の3つですが、原因の大半はおしっこの臭いです。
チェックポイント
- おしっこで湿っている
- 餌の食べ残しが腐っている
- 体臭がする
おしっこで湿っている
ハムスターのおしっこは少量なので、床材にウッドチップなどを使っていれば、消臭効果でそれほど臭いませんが、2日以上放置していたり、風通しが悪い巣箱の中でおしっこをしていると蒸れて臭いがきつくなります。
うんちは乾燥しやすいので、ほとんど臭いを出しません。
餌の食べ残しが腐っている
夏場に野菜を与えたときに注意して欲しいのが、巣箱に持ち帰った野菜が腐っているケースです。1日もするといたんで、体にもよくないので、取り除くようにしてください。
体臭がする
ハムスターは体臭がほとんどありませんが、ハムスター特有の臭いはあります。この臭いが苦手の場合は、床材を牧草などより強い臭いの物を使うなどになってしまいます。ハムスターの床材で紹介しているので、ご参考ください。
ハムスターの臭いを消す対策方法
ハムスターの臭い対策で効果的なのは次の3つです。
チェックポイント
- 床材をこまめに交換する
- トイレを覚えさせる
- ケージを金網タイプにする
主な原因はおしっこですので、おしっこの臭いがこもらないようにして、おしっこをした後はすぐに掃除をすることを心がけましょう。
床材をこまめに交換する
ハムスターの臭い防止でもっとも効果的なのが床材の交換です。
ハムスターが床材におしっこをしたらすぐに濡れた床材を捨ててください。これだけでかなり臭いが減ります。また、週に2回はうんちを取り除き、月に1回はケージの掃除と床材の全交換を行うことで清潔な状態を保ちましょう。
ハムスターのケージの掃除方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
トイレを覚えさせる
トイレを覚えていないハムスターは風通しの悪い巣箱やそこら中におしっこをするため、掃除の手間が大きいです。特に床材を何度も交換すると、自分のにおいが定着しないので、不安になってしまいます。
トイレを早めに覚えさせて、トイレの砂だけを交換すれば良い状態まで持って行きましょう。
ハムスターのトイレのしつけ方で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ケージを金網タイプにする
金網タイプのケージはプラケースや水槽に比べて風通しが良いので、湿気や臭いがこもりにくいです。
側面は金網で、上部はプラスチックで転倒防止などのケージもありますので、風通しを意識しながら探してみてください。ハムスターにおすすめのケージで紹介しています。
金網タイプのケージは噛み癖がつくことがあるので、その危険性も知っておいてください。かみ癖についてはハムスターがケージを噛むのをやめさせる方法で紹介しているので、ご参考ください。
ブラッシングをする
あまり効果的ではありませんが、毛並が乱れていると体臭がこもりやすくなります。歯ブラシで優しくなでであげるといいですよ。
水が苦手なので、お風呂で水洗いすることは出来ません。
消臭スプレーをかける
ハムスターの臭い対策に、ファブリーズや無臭スプレーなどの消臭スプレーを使うことはおすすめできません。
ファブリーズなどの消臭スプレーは体内に入ると有害なだけではなく、消臭力が強すぎて、ハムスター自身の臭いを消してしまいます。ハムスターは自分の臭いでなわばりを認識しており、臭いがなくなると不安になってしまいます。芳香剤もハムスターのケージの臭いが変わるほどつかってはいけません。
なるべく臭いを減らしつつも、減らしすぎてはいけないと意識しておきましょう。
ハムスターの臭いについてまとめ
今回はハムスターの臭いの原因と対策方法についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
臭いの原因の大半がおしっこですので、おしっこを見つけたらすぐに床材を交換したり、掃除をしたり、臭いを出す前に対応していきましょう。
おしっこを放置していると床材が湿気てしまい、ハムスターにとっても良い環境ではなくなるので、臭い対策はお互いにとってメリットのあることです。
しっかりと臭い対策をして、大切に飼育してあげてくださいね。
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