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ハムスターのケージの掃除方法|頻度や床材の交換は?

2018-12-11

ハムスターを飼育していく上でかかせないケージの掃除ですが、なんとなく床材の交換や水洗いすればいいんだよね?という感じでやってしまうと、ハムスターにストレスを与えてしまうことがあります。

掃除方法や適切な頻度、抑えるべきポイント、掃除する時間など詳しく紹介していきますね。

ハムスターの掃除しないといけない理由

ハムスター

ハムスターの掃除をする理由は次の3つです。

チェックポイント

  • 乾燥地帯に生息しており、湿度が高いと病気にかかりやすい。尿や給水器から落ちた水を放置してはいけない
  • 尿やフンで汚れた場所から細菌が繁殖する
  • 臭いの防止

ハムスターのケージの掃除の頻度は?

ハムスター

ハムスターの掃除頻度は場所によって異なります。掃除をしすぎると、巣にハムスター自身の臭いがなくなり、ハムスターのストレスをためる原因になります。

毎日、気づいたらすぐにやる掃除

ハムスターのおしっこ

日々の飼育ではトイレの砂や床材など、おしっこした場所を部分的に交換してください。給水機から流れ出て湿った床材も交換が必要です。

餌に尿やフンがついてしまったり、野菜や果物など、腐りやすいものが残っていたら捨てましょう。夏は半日、冬は1日で腐ってしまいます。

巣箱の中に隠していることがあるので、邪魔しないようにのぞいてみてください。

2〜3日に1回する掃除

底にたまったうんち

ケージの底に溜まったウンチを捨てるために、表面の綺麗な床材は残して、丸ごと捨ててしまいましょう。その時にタオルで床や側面、遊具の汚れを拭き取ってあげてください。

このとき、砂場の砂も綺麗な部分を残して交換してしまいます。

給水機の口をつける部分はしっかりと水洗いしておいてくださいね。

1ヶ月に1回する大掃除

全ての飼育容器を水洗いする大掃除を行います。

夏は汚れやすいので毎月1回、冬は3ヶ月に1回で大丈夫です。回数は目安なので、様子を見ながら調整してください。

ケージの大掃除の手順

ハムスターケージの大掃除

大掃除の流れを紹介します。大掃除ではもちろん綺麗にすることが大切ですが、匂いを落としすぎないことも大切です。

匂いで自分の家かどうかを判断しているので、綺麗すぎるのもよくありません。気になる汚れを軽く落とそうというくらいの気持ちでやってあげましょう。

大掃除の手順

  1. ハムスターを別のケージに移す
  2. 床材を捨てる
  3. 飼育用品を水洗いする
  4. ケージを洗う
  5. 綺麗に洗い流す
  6. しっかりと乾かす
  7. 飼育用品を戻す

ハムスターを別のケージに移す

ハムスターの砂遊び

ハムスターが脱走できないように虫かごやキャリーに移動させてください。落ち着けるように匂いがついたケージの床材をいれておいてくださいね。うちではバケツで砂遊びをさせています。

他のケージはストレスなので、移してからは早めに掃除を終わらせてあげましょう。

床材を捨てる

床材を分ける

ハムスター飼育用品を取り出して、うんちと床材をまとめて捨てましょう。綺麗な床材は残しておくことで、掃除後に戻してあげましょう。

飼育用品を水洗いする

ハムスターの飼育用品を洗う

トイレ容器や給水機、回し車、パイプなどを洗います。汚れがこびりついているときは中性洗剤につけておきます。その後に使い古した歯ブラシで細かい場所にある汚れをこすり落としてください。

熱湯に強い用品であれば80度以上のお湯で15分つけることで殺菌することができますよ。アルコール消毒も効果的です。

木製の巣箱やかじり木は洗えないのでしっかりと乾燥だけさせておきましょう。

ケージを洗う

ハムスターのケージを洗う

ケージを水で洗い流し、濡れたタオルやスポンジでこすります。汚れが強いときは中性洗剤を使ったり、つけおきしましょう。

綺麗に洗い流す

ハムスターの飼育用品を水で洗い流す

洗剤が残っているとハムスターにとっては危険なので、十分に洗い流してください。

しっかりと乾かす

ハムスターの飼育用品を乾かす

日光に当てたり、ペーパーで拭き取るなどして、水気を完全に無くして下さい。ハムスターは湿気に弱いので、細心の注意を払って乾燥させてくださいね。

飼育用品を戻す

ハムスターの飼育用品を組み立てる

床材を敷いてから飼育用品を元の位置に戻していきます。匂いが薄くなっており、迷子になりやすいので、同じ位置に戻してあげてくださいね。

ケージの掃除に便利なグッズ

ハムスターの掃除に使うグッズを紹介します。どれも低価格なので、最初に準備しておきましょう。

細かい場所を洗うための歯ブラシ

ハムスターの飼育用品は小さいものが多いので、しっかり洗うためには歯ブラシが必要になります。使い古したものを用意しておきましょう。

柔らかいタオル・スポンジ

ショップタオル

ハムスターのケージはプラスチック製で傷つきやすいため、やわらかいタオルで優しくこすります。私は使い捨てのショップタオルを使っています。

マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスは水気をしっかりと拭き取るために使います。湿気に弱いので、しっかりと拭き取りましょう。

一般的なタオルやキッチンペーパーで代用することもできますよ。

除菌に使う消毒液・掃除スプレー

ケージの発生した菌を殺すために使います。タオルに吹き付けて、遊具やケージを拭き取りましょう。掃除後は水気が残らないように注意してください。

ケージの掃除をしていい時間は?

餌を食べるハムスター

ハムスターの掃除はハムスターが起きている時間に行なってください。ほほ袋にたくさん物を詰めているときは作業中ですので、さけておきましょう。

水洗いした飼育容器を日光で乾かすためにも、日中に行うのがおすすめです。昼間のハムスターが起きた時間を狙ってみましょう。

ハムスターの掃除を簡単にするには?

ハムスターの掃除を簡単にしたければ、トイレを覚えさせることが大切です。

おしっこは臭いがするだけではなく、放置していると細菌がたまったりケージにこびりついて掃除が大変になってしまうからです。

トイレを早めに導入して、しつけておきましょう。

ロボロフスキーハムスターはトイレのしつけが出来ない種類なので要注意です。トイレのしつけがしやすい種類や方法などはハムスターのトイレのしつけ方で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ハムスター掃除は飼い始めて、いつからしていいの?

最初の掃除はお迎えしてから1ヶ月後が目安です。匂いがつくまでは落ち着かないので、環境に慣れるのを待っておきましょう。

しかし、尿や給水機から漏れた水はこまめに取り除くようにしてください。床材を全て捨てずに、少しだけ尿で濡れた部分を残しておくと、ケージに慣れるのが早くなりますよ。

掃除後のハムスターの様子がおかしい理由

暴れるハムスター

怒る、暴れる原因

ハムスターは縄張りを荒らされるのが大嫌いなので、匂いが変わってしまったり、巣箱の餌や床材が減っていると怒って暴れまわることがあります。指に噛み付いたりもするので注意してください。

そうならないように、床材は全て交換しないようにして、古い床材は戻してあげてくださいね。

ケージ内を走り回る原因

ケージの中に匂いが薄くなると、自分の匂いをつけなおすために、鼻をひくひくしながらケージの中をせわしなく走り回ります。

その時に回し車で走り続けたり、砂場を掘り返したりします。時間が経つと落ち着くので、様子を見ておきましょう。

巣箱に入らない原因

巣箱から自分の匂いがしなくなったときは、巣箱に入らずに、迷子になったり別の寝床を探そうとしています。

匂いの落としすぎが原因ですので、もともと巣箱にあった床材を戻してあげましょう。

掃除が終わったら餌をあげよう

ひまわりの種を食べるハムスター

ハムスターに掃除が終わるといいことがある!と覚えてもらうために好物の餌をあげましょう。いい思い出を作ることで、次の掃除も抵抗なくやらせてくれます。

環境が変わってしまったストレスも軽減することができるので、おすすめですよ。

ハムスターにおすすめの餌で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

ハムスターのケージの臭い対策

ハムスターの床材のウッドチップ

ハムスターの臭いは適切なペースで掃除をしていれば、気になるほど臭くなることはありません。

また、床材をウッドチップなど消臭効果の高い商品に変えるだけで随分と変わります。体臭が気になるときは砂場を入れて、砂遊びさせると軽減されますよ。ハムスターの床材で紹介しているので、ご参考ください。

むやみに消臭スプレーを振りまくと、匂いが消えてストレスを溜めてしまうので、やめておきましょう。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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