ハムスターにとって日本の冬の寒さは耐えられるものではなく、対策をしないと凍えて死んでしまいます。
今回はそんなハムスターの寒さ対策に効果的なヒーターについて、おすすめ商品や使い方、電気代など詳しく紹介していきます。
ハムスターは冬にヒーターなしでも大丈夫?
ハムスターは寒さに弱く、10度を下回ると疑似冬眠にはいり、死に至る可能性がとても高くなります。日本の冬は0度を下回ることがあり、暖房やヒーターなしで冬を越せません。寒くなる冬の前には必ずヒーターを用意しておいてくださいね。
ハムスターにおすすめのヒーター
それではハムスターにおすすめのヒーターについて紹介していきます。
今回紹介するヒーターは3種類あります。他にもドームヒーターや電気毛布などケージを暖める手段はありますが、温度調節が難しいので、紹介を省かせていただきました。
紹介するヒーター
- フィルムヒーター
- リバーシブルヒーター
- 保温球タイプのヒーター
それでは、それぞれの特徴や使用の注意点について詳しく紹介していきます。
フィルムヒーター
フィルムヒーターは下敷きのように薄いヒーターで、ケージの下に差し込んで、床から暖める仕組みです。ハムスターがヒーターの本体やコードを傷つける心配が無いので、安心です。
触ってみると、ケージの床が少し熱く感じますが、ハムスターは熱くなったら移動するので問題ありません。ただ、置き方には注意が必要で、床全体を暖めると、暑すぎるときに逃げ場がなくなってしまいます。ケージの右半分や左半分など、1/2程度を暖めるようにして、逃げ場を作っておいてください。
水槽、プラケース、衣装ケース、金網など全てのタイプのケージに使用することが出来ます。
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リバーシブルヒーター
ケージの中に設置するタイプのヒーターで、表面は高温の38度、裏面は30度になっているので、ハムスターの暖まる様子を見ながら、簡単に温度を変えることができます。
床材を熱することになりますが、火事にはならないので安心してください。
デメリットは温める範囲が狭いことと、コードが噛まれないように太くて、1mと短くなっているので、使用できるケージを選ぶ必要があることです。
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保温球タイプのヒーター
基本的にはフィルムヒーターで十分ですが、気温が低くて十分に温度が上がらないときや、2階建てなどケージに高さがあるときは、上部を暖めるために保温球が必要になります。
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温度が上がりすぎているときは、サーモスタッドで調節するようにしてください。
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ハムスターのヒーターの使い方
ヒーターの設置時期はいつから、いつまで?
ハムスターに適している温度は18度~27度であり、夜間に20度を下回りそうならヒーターを準備してあげましょう。
時期にすると10月~5月の秋から春の季節にかけて、設置しておくと安心です。
ヒーターはつけっぱなしでもいい?
ハムスター用のヒーターはつけっぱなしでも問題ありません。ハムスターが寒くなったらヒーターの近くにいき、暑くなったらヒーターから離れるからです。
ケージ全体を暖めると、暑くなったときに逃げる場所がないので、全体を暖めるのはやめておきましょう。ヒーターの取扱説明書に設置方法があるので、確実に確認してください。
温度が上がりすぎるときは、サーモスタッドの使用を検討してください。設定温度以上になったとき、自動でヒーターの電源を切ることができます。
ヒーターの月の電気代
ハムスターのヒーターの電気代は1時間あたりで0.15円ほどになります。1日で12時間ほど作動しているので、つけっぱなしでも月の電気代は50円前後に収まります。
とても安価なので、電気代は気にせずに早めに準備をしてあげましょう。
ヒーターで火事の心配は?
ハムスターに限らず、ペット用ヒーターで火事はいくつか発生しており、原因で多いのは次の2つです。
・ペットがコードを囓ってしまった。
・長時間、何かで覆われており、温度が上昇した
特にペットがコードを囓れる場所に置いたり、取扱説明書を読まずに誤った使い方をすることで火事になるケースが多いです。説明書はしっかりと読んでおきましょう。
参考ページ
ハムスターのヒーターについてまとめ
ハムスターは寒さに弱く、対策なしに冬を越すことは出来ないので、こまめに天気予報をチェックしながら、気温が20度を下回るようになったらすぐにヒーターの準備をしてあげてください。
用意したヒーターの上でぬくぬくとぐっすり眠るハムスターの姿はとってもかわいいですよ。
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ハムスターの冬の寒さ対策|寒い時にとる行動や温度管理は?