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ハムスターがケージを噛む理由は?8つの対策を紹介

2018-12-06

ハムスターがケージを噛む癖がつくと、夜にガガガガガッとうるさい音で長時間続くこともあります。これは非常にストレスを感じている状態であり、放置しているとハムスターにとって幸せなことではありません。

今回はハムスターにケージを噛む理由や止めさせる方法、専用の塗り薬など紹介していきます。

ハムスターがケージを噛む理由

ハムスター ケージ 噛む

チェックポイント

  • ケージの外に出たい
  • ストレスを感じている
  • 構って欲しい
  • 餌がほしい

ケージの外に出たい

ケージを噛む理由でもっとも多いのが、外に出たいからです。一度外で散歩をしたハムスターは外の世界を自分の縄張りと認識し、パトロールをしたいと思っています。散歩後に噛むようになったらこれが原因の可能性が高いです。

好奇心が旺盛で日頃から散歩している回数が多いハムスターや、少なすぎるハムスターに見られる傾向です。

反対にケージから出たことがないハムスターは外にでたがりません。

ストレスを感じている

ハムスターはささいなことでストレスを感じやすく、放置していると、病気にかかったり、弱ってしまいます。

ストレスの原因になりやすいのは次の5つです。

  • 別のハムスターの匂いがする
  • ケージのレイアウトが変わった
  • 掃除で自分の匂いがなくなった
  • 気温、湿度が適正ではない
  • 周りの環境がうるさい

構って欲しい

ケージを噛むハムスター

飼い主に慣れてきて、遊ぶことの楽しさを覚えると、「遊んでほしい」というアピールが増えてきます。飼い主の姿を見つけてから噛み始める時はこれの可能性が高いです。

ケージを噛んでいると、顔を近づけて構ってくれると思い、さらに噛むようになります。

餌がほしい

ケージを噛んだあとに餌をもらった経験があると、餌ほしさにケージを噛むようになります。ケージを噛んだ時はこちらから反応しないようにしてください。

ケージを噛むのは放置してはいけません。

ハムスター ケージ 噛む

ハムスターのケージを噛む行為は放置していると、生命にかかわる事態を引き起こすので、すぐにやめさせなければなりません。

口が傷つく

鉄製の非常に硬いものを噛んでいると前歯がずれて噛み合わせが悪くなり、不正咬合(ふせいけいごう)という病気を引き起こします。

こうなると餌を上手に食べられなくなり、歯を削ることができずに、ますます伸び続けます。最終的には餌を食べられなくなり衰弱します。

歯が伸びすぎた時の対処方法はハムスターの歯でも紹介しているので、ご参考ください。

ストレスを溜めて短命になる

ケージの外に出たかったり、ケージの居心地が悪いことが原因の場合、どんどんストレスが溜まり、短命になります。

ハムスターにケージを噛ませないための対策方法

ハムスター ケージ 噛む

ハムスターがケージを噛むのをやめさせるには、その原因を調べて、対策する必要があります。しかし、原因の特定は難しいので、自分でやりやすい方法から試していきましょう。

紹介する対策

  • 散歩をする
  • ケージを広くする
  • 床材を変えたり、こまめに掃除する
  • かじり木を入れる
  • 餌の時間を固定する
  • プラスチック製品を取り除く
  • しつけ用塗り薬を使う
  • 金網からガラス水槽に変更する

散歩をする

散歩をするハムスター

ハムスターは縄張り意識が強く、パトロール(散歩)をする回数が少ないとストレスを感じます。特に自分の視界に入る範囲や、一度散歩したことがある場所へいくことを望んでいます。

毎日時間を決めて散歩してあげましょう。散歩の時間や散歩させる場所についてはハムスターの散歩で紹介しているので、ご参考ください。

ケージを広くする

野生のハムスターの縄張りは広く、ジャンガリアンハムスターなどのドワーフハムスターだと60cm、ゴールデンハムスターだと10m〜15mと言われています。

ドワーフハムスターであればこの大きさのケージを用意することは可能かもしれません。しかし、ゴールデンハムスターを満足させる大きさのケージを用意するのは困難なので、散歩をさせてあげる必要があります。

ハムスターにおすすめのケージで紹介しているので、ご参考ください。

床材を変えたり、こまめに掃除する

ハムスターのおしっこ

床材の素材が合わなかったり、ケージがおしっこで湿気ていたり、フンが多くて不衛生だとストレスを感じて外に出たがります。まずはケージの掃除を定期的に行い、様子を見てみましょう。

掃除をしても噛むのをやめないときは床材の種類を変えてみてください。

かじり木を入れる

木をかじるハムスター

あまりない理由ですが、ケージの中に歯を削るためのものがない時は、歯を削るためにケージをかじります。かじり木として流木や専用の木をいれてみましょう。

餌の時間を固定する

餌の時間がバラバラであったり、量が足りていないと思ったときは、餌の時間を固定したり量を増やすことを検討してください。

齧ってから餌をあげると、齧ったらもらえる!と思ってしまうので、一旦は無視しておきましょう。

餌の種類や与え方についてはハムスターの餌で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

プラスチック製品を取り除く

プラスチックは噛むもの!と認識しているハムスターもいます。ケージだけでなく、回し車なども噛んでいれば可能性が高いです。

噛み始めの2週間以内にはすべてのプラスチック製品を取り除いて、噛み癖をなくせるようにしましょう。

しつけ用塗り薬を使う

ハムスターが嫌いな専用の塗り薬があるので、それを金網にぬりましょう。

ビターアップルというスプレータイプのものがおすすめですが、効果は個体差があるので、試しにやるくらいがいいでしょう。

ケージを金網からガラス水槽に変更する

ハムスターの水槽

ガラス水槽であれば齧ることはできません。癖で金網をかじっている時の対策としては良いですが、ストレスでかじっている時は解決にならないので、先に他の対策を行ってからにしてください。

水槽は熱帯魚用のものから爬虫類のものまでなんでも構いませんが、蓋はしっかりとしておきましょう。おすすめのハムスターの水槽で紹介しているので、ご参考ください。

ケージを噛むのをやめさせるのに、やってはいけないしつけ方

ハムスターがケージを噛んでいるときにやってはいけない対応方法は、「怒る、驚かせる、怖がらせること」です。

ハムスターは臆病な性格をしており、一度怖い存在と認識すると、心を開いてくれるまで時間がかかります。

飼い主が大きな声で怒ると、せっかく築いた信頼関係がなくなるので、怒るのはやめておいてくださいね。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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