ハムスターは寿命が短く、毎日を全力で生きています。短い時間でもたくさんの思い出が詰まっており、幸せに生きることもできます。
今回はそんなハムスターの寿命や老衰の症状、長生きの秘訣など詳しく紹介していきますね。
種類別のハムスターの寿命
ハムスターの平均的な寿命は2年〜3年です。個体差が大きく、長生きするハムスターだと4年以上生きることもあります。ただし、活発な子だとケージから落下して骨折したりと、2年前後で寿命を迎えることが多いです。
どの種類でも寿命は大きくかわりません。
ゴールデンハムスター
寿命は2年〜3年です。2年目から寿命で死ぬ可能性が高まります。最長でも3.5年です。
ゴールデンハムスターの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ロボロフスキーハムスター
小型のハムスターなので短く、寿命は2年ほどです。早い個体だと1年半から寿命が近づきます。
ロボロフスキーハムスターの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ジャンガリアンハムスター
寿命は2年〜3年です。2年目から寿命で死ぬ可能性が高まります。最長でも3.5年です。
ジャンガリアンハムスターの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ドワーフハムスター
寿命は2年〜3年です。2年目から寿命で死ぬ可能性が高まります。最長でも3.5年です。
ブルーサファイアハムスター
寿命は2年〜3年です。2年目から寿命で死ぬ可能性が高まります。最長でも3.5年です。
プディングジャンガリアンハムスター
寿命は2年〜3年です。2年目から寿命で死ぬ可能性が高まります。最長でも3.5年です。
キンクマハムスター
寿命は2年〜3年です。2年目から寿命で死ぬ可能性が高まります。最長でも3.5年です。
キンクマハムスターの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
キャンベルハムスター
寿命は2年〜3年です。2年目から寿命で死ぬ可能性が高まります。最長でも3.5年です。
キャンベルハムスターの飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
クロハラハムスター
大型のハムスターで体長は30cm近くになります。寿命は8年前後とかなり長く、最長だと10年は生きます。
ハムスターと人間の年齢は?
ハムスターは人間の30倍の早さで歳をとっていきます。生後2ヶ月で大人になり繁殖が可能になります。
心拍数は人間の6倍と言われており、ハムスターの4時間は人間の1日に相当します。
1歳半から老化の症状がみられ、3歳になると人間でいう90歳ほどになりますよ。
人間の年齢 | ハムスターの年齢 |
---|---|
7歳 | 1ヶ月 |
15歳 | 2ヶ月 |
18歳 | 3ヶ月 |
25歳 | 6ヶ月 |
30歳 | 1歳 |
60歳 | 2歳 |
90歳 | 3歳 |
ハムスターの寿命のギネス記録は?
ハムスターの年齢のギネス記録は4年半になります。ギネスワールドレコードの「Oldest hamster in captivity ever」のページで紹介されています。4年半は人間でいうと135歳になり、とても長生きしたことがわかります。
ほかにも5年以上生きたという話もありますが、公式の記録ではないので、これが最長となっています。
ハムスターの長生きの秘訣
チェックポイント
- ハムスターの健康チェックをする
- 餌をあげすぎない
- 新鮮な餌と水をあげる
- 飼育環境の掃除
- 温度の管理をする
- ストレスを減らす
ハムスターの健康チェックをする
ハムスターのように体が小さい生き物は少しの病気ですぐに死んでしまうことも少なくありません。毎日様子をチェックして、すぐに気づけるようにしておいてくださいね。
耳 | 元気なハムスターは耳がピンとたっています。耳が寝ている時は注意してください。 |
---|---|
毛並み | 元気がなくなると毛づくろいをしなくなるので、毛並みが悪くなります。脱毛や乱れがないかチェックしましょう。 |
歯の長さ | 歯が伸びすぎて曲がると上手に餌を食べられなくなります。歯を削れるように木を入れておきましょう。伸びすぎた歯の対処方法についてはハムスターの歯で詳しく紹介しています。 |
動きが鈍い | 活発になる時間に回し車を乗らない時は注意が必要です。 |
うんち | 体調が悪くなると下痢をしたり、色が悪くなったりします。排泄物は体調チェックの重要な指標になりますよ。 |
餌 | いつも餌を食べているのに、急に食べなくなったら病気を疑いましょう。 |
餌をあげすぎない
ヒマワリの種やピーナッツなどは脂肪分が多く含まれており、あげすぎると肥満になってしまいます。
肥満は万病の元なので、あげすぎには注意してください。
新鮮な餌と水をあげる
ハムスターは巣に餌を蓄えて何日も食べないことがあります。夏場は腐りやすいので、こまめにチェックして取り除きましょう。
夏場の水は3日程度でいたむので、こまめに交換して、いつでも新鮮な水を飲めるようにしてください。
飼育環境の掃除
フンや尿がたまってくると病原菌が発生するので、病気にかかりやすくなります。定期的にケージを掃除をしてあげてください。
温度の管理をする
ハムスターは暑すぎると熱中症、寒いと冬眠で弱ってしまいます。温度は18度〜25度の間にはいるように調整してあげてください。ハムスターに適している温度と湿度で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ストレスを減らす
ストレスに弱いので、飼育環境は静かな場所にしてください。遊びすぎると疲れてしまうので、時間を決めておきましょう。ストレス軽減には適度な散歩が効果的です。ハムスターの散歩で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ハムスターの寿命が短すぎる理由
ハムスターのような小動物が短命な理由は、寿命が短い代わりに、高い繁殖力で子孫を残すことができるからです。
妊娠の期間は短く、1度にたくさんの子供を埋めるのでどんどん増えることができます。繁殖を繰り返す力は種族の進化に有利であり、環境に合わせて適応することが可能になります。
それでも目に前にいるハムスターにとっては1度の人生ですので、楽しい時間を過ごせるように、大事にしてあげてくださいね。
ハムスターの老化の症状
ハムスターの老化がすすむと人間と同じような症状が出てきます。
老化を止めることはできませんが、症状をしっていることで安全な環境を準備してあげることはできますよ。
歯が抜ける
人間と同じように歯が抜けて餌が食べにくくなります。柔らかい餌に切り替えていきましょう。
目の艶がなくなる
目が綺麗な黒色からくすんだ黒色に変わっていきます。この時から視力が低下していきます。
視力が低下すると高いところから落ちたり、障害物にぶつかったりするので、散歩中は目を離さないようにしてください。
胃が弱くなる
食べ物を消化しにくくなり、下痢になる回数が増えます。水分が多い餌は少なめにしてください。
毛並みが悪い
毛づくろいの回数が減るので、毛つやが悪くなってきます。毛量も減ってハゲてきたり、皮膚病にかかりやすくなります。
爪が長くなる
運動量が減るので、爪が削れなくなり、伸びてきます。
動きが鈍くなる
筋力が落ちるので動きに俊敏さがなくなります。回し車で走り回ることもありません。
怪我をしやすくなるので、高いところから落ちないように気をつけて下さい。
歳をとったハムスターの飼育方法
ハムスターは歳をとってくると若い時のように自分の世話をしたり、運動することができません。
飼い主が手伝ってあげることで、長生きできるようになりますよ。
ブラッシングをする
皮膚病予防のために歯ブラシで週に1回はブラッシングしてください。
爪を切る
放っておくとどんどん伸び続けるので、爪が伸びてきたら動物病院でカットしてもらいに行きましょう。ハムスターの爪の対処方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ケージ内レイアウトの高低差をなくす
高いところから落ちると骨折する危険性があるので、回し車はなくして、背丈の低い水飲み場や餌入れを使いましょう。ハムスターにおすすめのケージで紹介しているので、高低差がないケージに変更しましょう。
床材をたくさんいれる
安定して歩けるようにふかふかの床材を多めにいれてください。ハムスターの床材で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ハムスターの死に際
ハムスターは死に際が近づくと、ほとんど動くことはできず、前足だけ動かして前に進もうとします。
今までは元気であっても、急に様子が変わって老衰がすすむことも少なくありません。あまりのストレスでキュッキュと鳴くこともあります。
最期が近づいてきても、手を入れずに優しく見守っていてださい。
ハムスターの見送り方
ハムスターの寿命が近づいてきたら、どのように見送るか決めておきましょう。
家族と話し合って、納得のいく見送り方を決めてくださいね。
庭に埋める
鳥や猫に掘り返されないように30cm以上の穴を掘ってから埋めてください。そこに好物の餌をいれてあげましょう。
土に埋めてから20年以上経過すると骨も綺麗に土に還りますよ。
火葬する
犬や猫と同じように、ペットの火葬が可能です。体が小さいので他のペットと一緒に火葬することになり、骨を引き取ることはできません。
最も衛生的で、納得のいく別れ方だと思います。相場は1万円ほどになります。
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