バルーンモーリーの繁殖と飼い方!稚魚の育て方や混泳相性、水質、病気は?

バルーンモーリーは風船のような丸みを帯びた体をしており、とてもかわいい小型の熱帯魚です。バルーン系の熱帯魚は見た目の可愛さから、値段が高くなることが多いのですが、バルーンモーリーは繁殖力が高いので150円前後の安価で販売されているのが魅力的です。

今回はそんなバルーンモーリーの繁殖と出産、稚魚の育て方、混泳相手、水質、病気など飼育方法を詳しく紹介していきます。

バルーンモーリーの特徴

バルーンモーリーの飼育

バルーンモーリーは卵胎生メダカの仲間で、体長が4cmほどの小型の熱帯魚です野生には存在しておらず、背骨が短い突然変異の奇形を固定化させた種類で、丸みがある体型が特徴的です。体が風船のように見えることからバルーンモーリーと名付けられました。

モーリーは品種改良がさかんな熱帯魚で、バルーンモーリー以外にも、ブラックモーリーやライヤーテールモーリーなどがいますが、原種は1匹のセイルフィンモーリーという種類です。こちらはメキシコなどの東南アジアに生息する12cmほどの中型の熱帯魚です。名前の通り、背びれが発達しているのですが、バルーンモーリーの姿から原種と言われても、あまり想像ができないですね。

温和な性格をしていますが、泳ぐのが苦手なので、混泳相手には注意する必要がありますよ。また、水質の変化にも弱いので、元気に飼育していくにはコツがいる熱帯魚です。

バルーンモーリーは弱い?飼育難易度

バルーン系の魚は泳ぎにくい体型をしているので、他の魚から攻撃されてストレスを抱えやすくなります。

ほかにも水流があると流されてしまいます。普通のモーリーよりも弱いので、飼育は少し難しくなってしまいます。

単独飼育が基本になりますよ。

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バルーンモーリーの種類

バルーンモーリーは体色によって名前がつけられています。体が銀色のシルバーバルーンモーリー、ダルメシアン模様のダルメシアンバルーンモーリー、黒色のブラックバルーンモーリー、オレンジ色のバルーンモーリー、様々な色が混ざったミックスバルーンモーリーなどが代表的です。

もともと1種類のモーリーなので色が混ざることが多く、同色で繁殖させることが少ないので、ミックスバルーンモーリーが一番販売されていることが多いですよ。

バルーンモーリーに必要な飼育設備

バルーンモーリーは一般的な小型熱帯魚と同じ設備で飼育することができます。他にも水換えようにバケツとホース、網やカルキ抜き剤などの備品が必要になってきます。

フィルター

フィルター

小型水槽でポピュラーな外掛けフィルターを使いましょう。

照明

一般的な照明で問題ありません。水槽のサイズにあったものを選んでくださいね。

ヒーター

ヒーター

水温が10度を下回ると元気がなくなるため冬場はヒーターが必須です。低水温を好むので、温度調整機能付きのヒーターが必要になります。火傷しないように安全カバー付きのものを準備してあげてください。

水槽の大きさと飼育数

30cm水槽
3匹まで
45cm水槽
8匹まで
60cm水槽
25匹まで

バルーンモーリーの水温、水質、水換えの頻度は?

バルーンモーリーに適した水温は22度〜26度の低水温を好みます。夏場は冷却ファンを用意して、冬はヒーターをいれてあげてください。

水質はpH6.5〜7.5の弱アルカリ性を好みます。他のモーリーは多少の変動があっても元気にしていますが、バルーンモーリーは特に水質の変化に弱い種類なので、きちんと弱アルカリ性を保ってあげてくださいね。

水換えは週に1回、1/3ほど行なってあげましょう。

バルーンモーリー水槽のレイアウトのコツ

バルーンモーリーを長期間飼育するためには弱アルカリ性を維持しなければならないので、底砂は海水魚飼育で使うサンゴ砂がおすすめです。流木は水を弱酸性にする効果があるので、石組みがレイアウトの中心になります。

弱アルカリ性で育成できる水草は少なく、アヌビアスナナなどの丈夫な水草にしておきましょう。

泳ぐのが苦手なので、遊泳スペースに強い水流が発生しないようにフィルターの向きに注意してくださいね。

バルーンモーリーにおすすめの餌

テトラミン

バルーンモーリーは餌の選り好みは少なく、生き餌から人工飼料までなんでも食べてくれます。メダカの餌でも食べてくれますが、栄養バランスが高い熱帯魚専用の餌をあげるといいですよ。

泳ぐのが苦手なので餌はテトラミンなどのゆっくり落ちるフレーク状の人工飼料か、なかなか沈まない乾燥アカムシなどがおすすめです。

バルーンモーリーの繁殖方法

バルーンモーリーの飼育

バルーンモーリーは繁殖が簡単な熱帯魚で、増えすぎてしまうことがあるほどです。卵胎生のメダカなので、卵を産むのではなく、お腹の中で孵化させて直接稚魚を出産しますよ。

健康に育っている親魚がいることが大切なので餌を毎日しっかりと与えてあげましょう。5匹以上で群泳していると自然とペアができて繁殖してくれます。繁殖時期になると、オスがメスを積極的に追いかける行動をとるようになります。

妊娠の見分け方は少し難しいですが、日頃から観察しておいて、いつも以上にお腹がパンパンになっているなと感じたら出産前だと考えていいでしょう。餌をあげる前に観察しておくといいですよ。

バルーンモーリーの妊娠期間は3週間です。そこから1週間後には次の産卵ができますので、出産の周期は1ヶ月前後になります。

出産の兆候

出産間近になったときの行動を紹介します。稚魚の受け入れ態勢をととのえておきましょう。

  • 水底でじっとして動かなくなる
  • 急に立ち止まったり、少しバックしたりする
  • 他の魚から逃げるようになる
  • 呼吸が荒くなる

何匹産むの?

産卵数は初産だと20匹以下、そこから増えていって、最大で50匹ほど産むようになりますよ。

バルーンモーリーの稚魚の育て方

ブラインシュリンプ

バルーンモーリーの稚魚の餌は栄養価が高く、小さくて食べやすいブラインシュリンプがおすすめです。親魚の餌をすりつぶした餌でも食べることができますよ。

稚魚が死んでしまう原因の多くは親魚に食べられてしまうことなので、生存率をあげたい時は稚魚を別の水槽に隔離するか、水草などの隠れ家をたくさんいれてあげましょう。

稚魚の成長速度は生後1ヶ月で1cm、生後3ヶ月で3cmまで成長します。このくらいの大きさになると親魚と同じ水槽で飼育することができます。稚魚の色は生後2ヶ月ころから出てくるようになりますよ。

バルーンモーリーの混泳相性

バルーンモーリーは温和な性格をしていますが、泳ぐのが苦手なので混泳相手には注意する必要があります。同じ小型熱帯魚であるネオンテトラやプラティと混泳することはできますが、餌を取られてしまうことがよくあります。

混泳できる魚

ヤマトヌマエビ
温和な小型魚であるネオンテトラ、グッピー、プラティと混泳することができます。

ただ、泳ぎが苦手なので、トラブルなく飼育するためには、バルーンモーリーよりも下層に生息するヤマトヌマエビやコリドラスとの混泳がおすすめです。餌の食べ残しが多くなるので、これらの掃除屋さんがいると水質が安定して飼育しやすくなりますよ。

バルーンモーリー同士で少数飼育していると、上下関係ができてつつくことがあります。なるべく5匹以上で群泳してあげてくださいね。

混泳できない魚

ベタ

攻撃性が高いベタやスマトラはやめておきましょう。金魚は泳ぐ力が強く、水流が発生するので適していません。

バルーンモーリーの寿命

バルーンモーリーの寿命は2年〜3年です。小型熱帯魚の中では長生きします。

寿命が近づいてくると泳ぎ方に元気がなくなり、水底でじっとするようになります。

バルーンモーリーのかかりやすい病気

メチレンブルー

バルーンモーリーは丈夫な熱帯魚なので、簡単には病気にかかることはありません。

水の交換を長い間していなかったり、急激な水質変化に弱っていることが考えられます。環境が良くないので、すぐにチェックしましょう。

白点病

最初はヒレに白い点ができ始めて、全身を覆うようになってきます。熱帯魚にもっとも多い病気で、導入初期にショップから持ってくることが多いので、最初の1週間は注意して観察しておきましょう。感染力が強いため、発症を確認したらすぐに別の水槽に隔離してメチレンブルーで薬浴してください。

水カビ病

体に白いワタのようなものが付着する病気で、細菌が傷口から侵入して感染します。発症を確認したら飼育水を全て交換してください。完治が難し病気ですが早期であれば、別の水槽に隔離して10%程度の塩水で1週間ほど様子を見ましょう。

エロモナス病

目が飛び出したり、ウロコが逆立ったり様々な病気を引き起こします。重度の水質悪化が原因ですので、すぐに全ての水を交換してください。発症した個体は別の水槽に移動させてグリーンFゴールドで1週間薬浴します。

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