バルーンモーリーの特徴と飼育方法を紹介!繁殖や稚魚の育て方、混泳の相性と注意点は?

バルーンモーリーのお腹は風船のような丸みを帯びており、とてもかわいい小型の熱帯魚です。バルーン系の熱帯魚は見た目の可愛さから、値段が高くなることが多いのですが、繁殖力が高く安価で販売されているのが魅力的です。

今回はそんなバルーンモーリーの生態や特徴、繁殖、出産、稚魚の育て方、混泳相手など飼育方法を詳しく紹介していきます。

バルーンモーリーの生態と特徴

バルーンモーリーの飼育

バルーンモーリーは卵胎生メダカの仲間で、体長が4cmほどの小型の熱帯魚です。

野生には生息しておらず、背骨が短い突然変異の奇形を固定化させた種類で、丸みがある体型が特徴的です。名前もお腹が風船のように見えることから名付けられました。

モーリーは品種改良がさかんな熱帯魚で、バルーンモーリー以外にも、ブラックモーリーやライヤーテールモーリーなどがいますが、原種は1匹のセイルフィンモーリーという種類です。こちらはメキシコなどの東南アジアに生息する12cmほどの中型の熱帯魚です。名前の通り、背びれが発達しているのですが、バルーンモーリーの姿から原種と言われても、あまり想像ができないですね。

温和な性格をしていますが、泳ぐのが苦手なので、混泳相手には注意する必要がありますよ。また、水質の変化にも弱いので、元気に飼育していくにはコツがいる熱帯魚です。

体の大きさ

全長は平均で5cm、最大で8cmの大きさになります。

寿命

平均寿命は2年〜3年です。小型熱帯魚の中では長生きしてくれます。寿命が近づいてくると泳ぎ方に元気がなくなり、水底でじっとするようになります。

バルーンモーリーの種類と特徴

バルーンモーリーの飼育

バルーンモーリーは体色によって名前がつけられています。

体が銀色のシルバーバルーンモーリー、ダルメシアン模様のダルメシアンバルーンモーリー、黒色のブラックバルーンモーリー、オレンジ色のバルーンモーリー、様々な色が混ざったミックスバルーンモーリーなどが代表的です。

もともと1種類のモーリーなので繁殖する事で色が混ざることが多く、模様が不規則なミックスバルーンモーリーがよく販売されています。

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バルーンモーリー水槽の飼育設備

バルーンモーリーは一般的な小型熱帯魚と同じ設備で飼育することができます。初期費用では1万円ほどみておけば十分ですよ。

水槽の大きさと飼育数

60cm水槽
小型の熱帯魚なので最小の30cm水槽から飼育することができます。水槽は傷がつきにくく鑑賞に優れているガラス水槽がおすすめです。

水槽の大きさと飼育数の目安はこちらです。

30cm水槽
3匹まで
45cm水槽
8匹まで
60cm水槽
25匹まで

フィルター

ろ過フィルター

45cm以下の小型水槽であれば、静音やスリムタイプなどインテリア性に優れている外掛け式フィルターがおすすめです。水流が強くならないように注意してください。

照明

一般的な照明で問題ありません。水槽のサイズにあったものを選んでくださいね。

ヒーター

水温が10度を下回ると元気がなくなるため冬はヒーターが必須です。低水温を好むので、温度調整機能付きのヒーターが必要になります。火傷しないように安全カバー付きのものを準備してあげてください。

30cm水槽
50w 300円
45cm水槽
100w 700円
60cm水槽
150w 1000円

バルーンモーリーの飼育方法

バルーンモーリーの飼育

バルーン系の魚は泳ぐのが苦手なので、他の熱帯魚よりも少しだけ飼育が難しくなります。

特にストレスに弱く、他の魚から攻撃されたり、餌を横取りされたり、水流が強いと体力を消耗してしまいます。

ちゃんと飼育をしたいときは、バルーンモーリーだけで飼育する専用の水槽を準備することをおすすめします。

値段や販売場所

バルーンモーリーの値段は1匹150円〜200円で販売されています。人気がある熱帯魚で養殖も盛んなので、ホームセンターや熱帯魚専門店、ネット通販など多くの場所で見つけることができますよ。

水槽のレイアウト

アヌビアスナナ

バルーンモーリーを長期間飼育するためには弱アルカリ性を維持しなければならないので、底砂は海水魚飼育で使うサンゴ砂がおすすめです。流木は水を弱酸性にする効果があるので、石組みがレイアウトの中心になります。

弱アルカリ性で育成できる水草は少なく、アヌビアスナナなどの丈夫な水草にしておきましょう。

泳ぐのが苦手なので、遊泳スペースに強い水流が発生しないようにフィルターの向きに注意してくださいね。

適している水温と水質

バルーンモーリーに適した水温は22度〜26度の低水温を好みます。夏場は冷却ファンを用意して、冬はヒーターをいれてあげてください。

水質はpH6.5〜7.5の弱アルカリ性を好みます。他のモーリーは多少の変動があっても元気にしていますが、バルーンモーリーは特に水質の変化に弱い種類なので、きちんと弱アルカリ性を保ってあげてくださいね。

おすすめの餌と与え方

バルーンモーリーは餌の選り好みは少なく、生き餌から人工飼料までなんでも食べてくれます。

メダカの餌でも食べてくれますが、栄養バランスが高い熱帯魚専用の餌をあげるといいですよ。

泳ぐのが苦手なので餌はテトラミンなどのゆっくり落ちるフレーク状の人工飼料か、なかなか沈まない乾燥アカムシなどがおすすめです。

病気と治療方法

バルーンモーリーは丈夫な熱帯魚なので、簡単には病気にかかることはありません。

水の交換を長い間していなかったり、急激な水質変化に弱っていることが考えられます。環境が良くないので、すぐにチェックしましょう。

●白点病
最初はヒレに白い点ができ始めて、全身を覆うようになってきます。熱帯魚にもっとも多い病気で、導入初期にショップから持ってくることが多いので、最初の1週間は注意して観察しておきましょう。感染力が強いため、発症を確認したらすぐに別の水槽に隔離してメチレンブルーで薬浴してください。

●水カビ病
体に白いワタのようなものが付着する病気で、細菌が傷口から侵入して感染します。発症を確認したら飼育水を全て交換してください。完治が難し病気ですが早期であれば、別の水槽に隔離して10%程度の塩水で1週間ほど様子を見ましょう。

●エロモナス病
目が飛び出したり、ウロコが逆立ったり様々な病気を引き起こします。重度の水質悪化が原因ですので、すぐに全ての水を交換してください。発症した個体は別の水槽に移動させてグリーンFゴールドで1週間薬浴します。

バルーンモーリーと混泳できる生き物

バルーンモーリーは温和な性格をしていますが、泳ぐのが苦手なので混泳相手には注意する必要があります。

同じ小型熱帯魚であるネオンテトラやプラティと混泳することはできますが、餌を取られてしまうことがよくあります。

混泳できる魚

ヤマトヌマエビ

温和な小型魚であるネオンテトラ、グッピー、プラティと混泳することができます。

ただ、泳ぎが苦手なので、トラブルなく飼育するためには、バルーンモーリーよりも下層に生息するヤマトヌマエビやコリドラスとの混泳がおすすめです。餌の食べ残しが多くなるので、これらの掃除屋さんがいると水質が安定して飼育しやすくなりますよ。

バルーンモーリー同士で少数飼育していると、上下関係ができてつつくことがあります。なるべく5匹以上で群泳してあげてくださいね。

混泳できない魚

ベタ

気性が荒いベタやスマトラはやめておきましょう。金魚も泳ぐ力が強く、水流が発生するので適していません。

バルーンモーリーの繁殖方法

バルーンモーリーの飼育

バルーンモーリーは繁殖が簡単な熱帯魚で、増えすぎてしまうことがあるほどです。卵胎生のメダカなので、卵を産むのではなく、お腹の中で孵化させて直接稚魚を出産しますよ。

健康に育っている親魚がいることが大切なので餌を毎日しっかりと与えてあげましょう。5匹以上で群泳していると自然とペアができて繁殖してくれます。繁殖時期になると、オスがメスを積極的に追いかける行動をとるようになります。

妊娠の見分け方は少し難しいですが、日頃から観察しておいて、いつも以上にお腹がパンパンになっているなと感じたら出産前だと考えていいでしょう。餌をあげる前に観察しておくといいですよ。

バルーンモーリーの妊娠期間は3週間です。そこから1週間後には次の産卵ができますので、出産の周期は1ヶ月前後になります。

出産の兆候

出産間近になったときの行動を紹介します。稚魚の受け入れ態勢をととのえておきましょう。

  • 水底でじっとして動かなくなる
  • 急に立ち止まったり、少しバックしたりする
  • 他の魚から逃げるようになる
  • 呼吸が荒くなる

何匹産むの?

産卵数は初産だと20匹以下、そこから増えていって、最大で50匹ほど産むようになりますよ。

稚魚の育て方

バルーンモーリーの稚魚の餌は栄養価が高く、小さくて食べやすいブラインシュリンプがおすすめです。親魚の餌をすりつぶした餌でも食べることができますよ。

稚魚が死んでしまう原因の多くは親魚に食べられてしまうことなので、生存率をあげたい時は稚魚を別の水槽に隔離するか、水草などの隠れ家をたくさんいれてあげましょう。

稚魚の成長速度は生後1ヶ月で1cm、生後3ヶ月で3cmまで成長します。このくらいの大きさになると親魚と同じ水槽で飼育することができます。稚魚の色は生後2ヶ月ころから出てくるようになりますよ。

ブラインシュリンプについてはブラインシュリンプとは?孵化率をあげる沸かし方と熱帯魚への与え方を紹介します!で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

バルーンモーリーについてまとめ

バルーンモーリーの飼育

今回は丸まったお腹が可愛らしいバルーンモーリーの生態や飼育方法について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

丸みを帯びている熱帯魚はとてもかわいいですが、泳ぎが苦手なことから飼育は少しだけてまがかかります。そんな中でもバルーンモーリーは比較的飼育が簡単な方になります。

水流や混泳相手に注意して、ストレスを抱えないように大切に飼育してあげてくださいね。

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