メダカの飼育に慣れたら繁殖に挑戦しよう!産卵と孵化率を上げる3つのポイントを紹介します

メダカは水温が上がってくる時期になると繁殖活動がさかんになり、自然と繁殖してくれる魚です。ただ、なかなか産卵してくれないこともあり、具体的にどうやったらいいの?と悩むこともあります。

今回はそんなメダカについて繁殖や産卵のコツなど重要なポイントを詳しく紹介していきます。

メダカの繁殖について

メダカの産卵

メダカは卵を産み付ける卵生の魚です。反対にグッピーやプラティなどは稚魚をそのまま産む、卵胎生の魚になります。

繁殖方法は、メダカのメスが産卵すると腹部に卵を抱えます。それを確認したオスはメスをヒレで抱きかかえて、卵に精子をかけます。交尾の時に別のオスが割り込んで精子をかけることもありますよ。

メダカは一度の産卵で5〜30個の卵を産みます。初産だと数が少なく、回数を重ねるごとに数は増えていきます。状態がいい個体だと2〜3日に1回のペースで産卵をしてくれます。

メダカが産卵するための準備

メダカの産卵

次はメダカを繁殖させるために必要な環境について紹介していきます。経験上、特に気にせずとも繁殖してくれますが、産卵してくれない時やもっとしてほしい!という時には参考にしてください。

いつから産卵をする?適切な水温は?

メダカは水温が18度〜30度と暖かくなる春から夏にかけて繁殖が活発になります。冬でもヒーターで水温を調整することで年中繁殖をしてくれますよ。

長い日照時間

水温と同時に、太陽が当たっている時間も重要です。だいたい14時間以上の強い日光が当たることで繁殖のきっかけになります。水温を上がりすぎないように注意して、直射日光を当てるといいでしょう。

飼育下では蛍光灯で日照時間を調整してくださいね。

たくさんの水草をいれる

水草

水草は卵を産み付けるだけではなく、妊娠したメスや稚魚の隠れ家になります。生存率を上げるために大事なことですので、可能な限りいれてあげましょう。

屋外繁殖ではホテイアオイという浮き草を入れることが大切です。フィルターを設置できませんが、この水草が水の浄化と酸素供給の役割を果たしてくれます。また、夏場は水温が上がりやすいですが、この水草で日陰ができるのでメダカにとってちょうどいい環境を保ってくれますよ。稚魚が隠れられるように、水面半分はうめられると理想的です。

メダカの水草についてはメダカと相性が良く、飼育が簡単な水草11種類を紹介!水草を入れるメリットは?で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

しっかりと育ったオスとメス

繁殖で最も重要なのが親魚になるオスとメスをしっかりと成熟させることです。稚魚の頃から毎日たくさんの餌を食べさせて、大きく成長させてください。成熟しておらず、細いメダカは繁殖をすることができません。

可能であれば、値段が高いですが、人工飼料で栄養満点のメダカの餌や熱帯魚の餌がおすすめです。100均の餌は栄養価が低いので、やめておきましょう。

メダカの餌についてはメダカの餌やりで大切なこと!おすすめの餌の種類や与える頻度、量はどうするの?で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

しっかりと育ったメダカは生後3ヶ月で親魚になって産卵をすることができます。オスとメスの相性もあるので、最低でも5匹以上で飼育して、自然とペアができるのを待ちましょう。

オスとメスの見分け方については飼育しているメダカの性別はどっち?オスとメスの見分け方を紹介します!で詳しく紹介しています。

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メダカの産卵行動

メダカの産卵

メダカのオスは繁殖ができるようになると、メスに求愛行動をとるようになります。オスがメスの周りで円を描くように泳ぎまわり、交尾をうながします。この時にオスの体色が最も綺麗になります。

求愛行動の時間帯は日の出から早朝に行われるため、観察したい時は早起きしましょう。

ペアができたときの行動

求愛行動が終わりペアになったオスは背びれと尻びれでメスの体を抱きかかえます。オスのヒレが長いのは、後尾の時にメスを抱きかかえられるようにするためです。

ぴったりと体を寄せた後に、オスは体を左右にふるわせて産卵を促します。

いよいよ産卵!

交尾を終えたメスは受精した卵を体につけたまま泳ぎ、しばらくしてアナカリス、カボンバ、マツモなどの水草にくっつけます。人工的な産卵床としてシュロ皮というものが販売されているので、こちらを利用するのもいいでしょう。

卵を生み付ける場所がないと、親の体にくっついたままになり、別のメダカに食べられてしまうので注意してくださいね。

メダカの卵の孵化を見守る

メダカの産卵

卵の見た目

メダカの卵は無色透明の球形で、中が見えるようになっています。細胞分裂する様子が観察できるので理科の実験でもよく使われています。卵についている毛は水草などにくっつくためにあります。

卵を孵化させるための環境

メダカは口に入るものならなんでも食べようとするため、卵を見つけたら親魚とは別の水槽に隔離しましょう。

新しく生まれた稚魚もなんでも食べようとするので、稚魚でも卵と一緒の水槽にいれるのも危険です。メダカはなんども卵を産むため、たくさんの水槽を用意しておく必要があります。水槽の数が足りない時は、水槽内にたくさんの水草を植えて隠れ家を用意してあげましょう。ある程度は食べられてしまいますが、何匹かは大人に成長していってくれますよ。

水温は25度にすると10日ほどで孵化します。水温によって前後しますが、だいたい10日〜2週間程度が目安になります。

水温が低いと孵化が遅くなり、高いと早くなります。どちらもメダカの赤ちゃんとにとってよくないので25度になるように調整してあげてください。日照時間は繁殖の時と同じく、14時間が最も適しています。

新鮮な水や酸素を供給するために、水槽内の水を動かしてあげる必要があります。また、水の流れがないとカビや苔が生えやすくなってしまいます。小型のエビやエアレーションを入れることで、水の動きを作ってあげましょう。

定期的に手や割り箸で水をかき混ぜあげるだけでも問題ありませんよ。

卵の取り方の注意点は?

生まれてすぐの卵は殻が硬く、指でそっと触るぐらいで壊れることはありません。しかし、触ると少なからず刺激を与えることになるので、卵が産み付けられた水草や石ごと別の水槽に移動させるのが安心です。

ガラス面などに産卵してしまって、触る必要がある時は綿棒などで優しくとってあげましょう。孵化が近づくと殻が柔らかくなります。絶対に触らないようにしましょう。

メダカの卵の孵化率をあげるには?3つのポイントを紹介!

ポイント1.食卵を防ぐ

親魚が卵を食べてしまうので、隔離する必要があります。卵を移動させやすいように、産卵場所になる水草は簡単に抜けるようにしておきましょう。

ポイント2.バラバラにほぐす

卵は卵同士でくっついており、隙間の水の流れが悪くなったり、無精卵でカビが生えたときに移りやすいので、バラバラにほぐしておきます。卵は硬いですが、手でやさしくほぐしましょう。

孵化をしないメダカの卵は無精卵であり、放っておくとカビが生えてきます。有精卵でも日光が当たっていなかったり、水質悪化が原因でカビが生えてくる時があります。他の卵にカビが移ってしまうので、見つけたらすぐに取り除きましょう。

産卵回数の少ない親だと無精卵が多く見つかることがあります。また、健康状態が万全でないときもでやすいので、餌をしっかりと食べているか確認しましてくださいね。

ポイント3.薬浴する

卵は菌が繁殖しやすいので、メチレンブルーを規定量の1/5ほどいれたり、塩をひとつまみいれておきましょう。カルキ抜きをしていない水道水も殺菌効果があるので効果的です。

孵化したメダカの稚魚を育てよう!

メダカの孵化が終わったら、いよいよ稚魚の飼育です。稚魚は体が小さく、水の変化に弱いので、飼育には注意が必要です。

メダカの稚魚の飼育方法についてはメダカの稚魚の飼育方法!赤ちゃんが死ぬ原因と生存率を上げるポイントは?で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

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