熱帯魚、グラミーの特徴と飼育方法!人気の6種類と混泳相性、おすすめの餌は?

グラミーは見事な体色と特徴的なピンとしたヒレで多くの愛好家を魅了している熱帯魚です。臆病者でちょこちょことした動きが可愛らしく、初心者の方にも大人気です。しかし飼育水の調整は難しく、すぐに死なせてしまったいう話も少なくありません。

今回はそんなグラミーについて種類や飼育のコツなど詳しく紹介していきます。

グラミーはどんな熱帯魚なの?

グラミーの飼育
グラミーは東南アジアとアフリカを中心に生息している熱帯魚です。1番の特徴は迷宮器官(ラビリンス)と呼ばれる補助呼吸器官をもっていることで、水中の酸素が少なくなっても、空気呼吸をすることができます。

繁殖方法も珍しく、水面や水中に泡の巣をつくって産卵したり、親が口の中で稚魚を育てたりする種類がいます。

グラミーの人気の種類

グラミーが種類が豊富で、色とりどりなカラーや100cmを超える大型種もいたりと、バリエーションが豊富な熱帯魚です。人気の種類を紹介していきます。

ドワーフ・グラミー

ドワーフグラミー

分布
インド、バングラディッシュ
体長
6cm
水温
24度〜27度
pH
6.0〜7.5
水質
軟水、中硬水
寿命
2〜3年
販売価格
500円〜2,000円

温和な性格と丈夫さで飼育が簡単な品種です。鮮やかなオレンジとブルーが織りなす全身の模様が絶妙であり、品種改良が盛んです。

体のほとんどの部分がオレンジのサンセットグラミーやブルーのネオンドワーフグラミーなどの原種になります。とても体色が美しい種類ですが、奇形やウロコの乱れがあるときもあり、購入には注意してください。

繁殖が比較的容易で、アナバス類の入門種としておすすめです。45cmの水槽にオスメスをペアでいれてあげれば、自然と繁殖してくれます。稚魚は小さく最初は難しいですが、コツを掴めば簡単に増やしていくことができるので、とてもおもしろいですよ。

リコリス・グラミー

分布
タイ、マレーシア、インドネシア
体長
4cm
水温
20度〜25度
pH
4.5〜5.5
水質
軟水
寿命
2〜3年
販売価格
1,000円〜2,000円

小型で非常に温和な性格のため、他の魚にいじめられやすく、単独飼育が望ましい品種です。

飼育の難易度が高く、以下の3つを守る必要があります。
・美しい体色にするために水質を弱酸性を維持する
・水温は低水温を維持する。
・人工餌を好まず、稚魚用餌のブラインシュリンプを用意してください。

玄人が好む熱帯魚でありますが、環境を整えることができれば繁殖は難しくありません。繁殖方法は流木の下に小さな泡巣を作って、そこに10個ほど産卵します。他の熱帯魚ほど成体と稚魚の大きさに差がないので、稚魚の飼育は簡単です。

チョコレートグラミー

分布
マレーシア、インドネシア
体長
4cm
水温
22度〜26度
pH
4.5〜5.5
水質
軟水
寿命
2〜3年
販売価格
300円〜1,000円

チョコレート色の体に白のラインが入っている地味な魚ですが、泳ぎ方がかわいく、絶大な人気を誇るグラミーです。

性格は温和で臆病すぎるため、混泳には向きません。泳ぐのが苦手なので餌が他の魚に奪われてしまいます。元気に育てるには単独飼育が必要な種類です。

繁殖方法が珍しく、親が卵を口にくわえて保護をしています。産卵までは容易ですが、水質の微妙な変化でストレスを感じ、親が卵を食べてしまったりと繁殖が難しい熱帯魚です。

パールグラミー

パールグラミー

分布
タイ、マレーシア、インドネシア
体長
15cm
水温
24度〜28度
pH
6.0〜7.5
水質
軟水、中硬水
寿命
2〜3年
販売価格
300円〜2,000円

全身にある小さなパール状の点と大きな尻びれの豪華さから命名されました。グラミーのなかでも屈指の美しさを誇り、安価で丈夫なため初心者にもおすすめの熱帯魚です。体が大きいため、60cm水槽で4匹飼育が目安です。

温和な性格で人工餌も好んで食べてくれますが、体色の美しさをだすためにも複数の餌を与えてあげましょう。

現地では田んぼや沼の止水域に生息しており、水温も25度以上と高めに設定してあげましょう。

繁殖方法は水面に泡の巣を作り、そこの産卵を行います。巣が壊れないように、エアレーションや水流は抑えるようにしてあげてくださいね。稚魚の成長は早く、生後2ヶ月で2cmほどまで成長してくれますよ。

キッシング・グラミー

キッシンググラミー

分布
東南アジア全域
体長
30cm
水温
24度〜28度
pH
5.5〜7.5
水質
軟水、中硬水
寿命
5年〜7年
販売価格
300円〜1,000円

同種のオスが闘争するときにキスをしているように見ることから、この名前がつけられました。他魚にも攻撃的なので混泳には向かない熱帯魚です。

市販されている時は5cmほどですが、最大で30cmにはなるので注意が必要です。丈夫な品種ですが、購入初期は白点病などの病気にかかりやすいので、水質管理をきちんと行なってあげましょう。

餌は人工餌を中心に与えてください。植物性の餌も食べるので、餌が不足すると水草をかじられてしまうことがあります。

オスフロネームスグラミー

オスフロネームスグラミー

分布
東南アジア
体長
100cm
水温
24度〜28度
pH
5.5〜7.5
水質
軟水、中硬水
寿命
20年前後
販売価格
2,000円〜5,000円

グラミーのかわいらしさを知っている人が初めて見ると、ショッキングな大きさと地味な体色に驚きます。温和な性格で混泳させやすいので、古代魚と一緒に飼育することが多いです。

原地では重要な食用魚として重宝されています。

寿命が長く、20年ほど生きます。人にも慣れやすいため、ペットフィッシュとして飼育することができます。最低でも90cm以上の水槽を用意してあげてくださいね。

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グラミー水槽のレイアウト

グラミー水槽のレイアウト

グラミーはゆったりと泳ぐため水草がとても似合う熱帯魚です。特徴的なヒレもあるため、中央部分に広めの空間を作ってあげましょう。

背丈の低い水草を使用されることが多く、前景にはヘア・グラスやリシア、ウィローモスを植えて、後景には中くらいのロタラ・ナンシアやミクロソリウム、ニュー・パールグラスなどを植えてあげましょう。

石や流木を全面に押し出したレイアウトはあまり似合わない熱帯魚です。

泳ぎが得意な熱帯魚ではないので、水流は弱くしてあげます。投げ込み式フィルターや上部フィルターや波が立つのでできればやめておきましょう。

グラミーに必要な水槽サイズ

グラミーは種類によって大きさが様々なので、飼育しようと思っている種類の大きさを確認してください。

水槽の大きさの目安は10cmの個体だと45cm水槽で2匹、60cm水槽で5匹です。大きさが5cmの個体だと45cm水槽で4匹、60cm水槽で15匹が目安になります。

グラミー水槽の立ち上げ方法

グミラーの飼育
グラミー水槽の立ち上げ方法を紹介します。

立ち上げたばかりの水槽はフンや食べ残しなどの有害物質を無害な物質で分解するバクテリアがいません。バクテリアを繁殖させるためにパイロットフィッシュといって水質悪化に丈夫な熱帯魚を飼育する必要があります。

立ち上げには時間がかかるので、事前に準備しておきましょう。

  1. 水槽を準備する
  2. 照明、フィルター、底砂、流木、石、ヒーターをセットする
  3. カルキを抜いた水を入れる
  4. フィルターを稼働させて水の濁りを取る
  5. パイロットフィッシュを1ヶ月飼育する
  6. グラミーを徐々に増やしていく

グラミーに適している水温、水質、水換えの頻度は?

グラミーの飼育
グラミーに適している水温は25度前後です。低水温に弱いので、冬はヒーターを用意します。

水質は弱酸性の軟水を好みます。日本の水は軟水なのでカルキを抜けばそのまま飼育水として使うことができます。

水換えは他の魚と同様に週に1回、1/3ほど交換してあげてくださいね。

グラミーにおすすめの餌

グラミーの餌

グラミーは好き嫌いせずに、多くの餌を食べてくれます。おすすめの餌は生き餌だとイトムシ、アカムシ、ブラインシュリンプなどで、人工飼料では食べやすいフレーク状のものをあげるといいでしょう。

好物の餌をあげると綺麗に発色してくれます。複数の餌をあげて見極めてくださいね。

餌の頻度は1日2回1~2分程度で食べきれる量を与えてあげてくださいね。

グラミーにおすすめの混泳相手

コリドラス

グラミーはキッシング・グラミーなどの性格の荒い種類を除けば、温和で混泳がしやすい熱帯魚です。反対に敏感すぎるために混泳相手には注意が必要です。

泳ぎが苦手で、ヒレが特徴的なため、スマトラ、エンゼルフィッシュなどの熱帯魚と混泳は難しいです。

混泳におすすめなのは、ネオンテトラなどの小型熱帯魚やコリドラスなどの生活スペースが異なる熱帯魚になります。

グラミー同士で混泳できる?

グラミーと混泳できる魚

グラミーはおとなしい性格ですが、同種への縄張り意識が強い熱帯魚で、種をまたぐ混泳は難しいです。

混泳させたい時はテリトリーができないように過密気味に飼育します。飼育数が5匹以下になるときは隠れ家になる水草や流木をたくさんいれてあげてください。

グラミーの繁殖のコツは?

繁殖がとても容易な熱帯魚なので、オスメスを2匹づつ入れておけば自然とペアができて繁殖してくれます。ただし水質に敏感な魚なので、一定の水温と水質を保つように注意してください。産卵を確認してから3日程度で孵化が始まり、5日ほどで元気に泳ぎ回ります。稚魚にはブラインシュリンプを与えましょう。

産卵をしたり稚魚が生まれても親を隔離させる必要はありません。そのまま親が子を育てる姿を楽しんでみてくださいね。

グラミーの寿命は?

グラミーは種類によって寿命が大きく異なります。

10cm以下の小型種だと寿命は2年〜3年くらいですが、30cm以上の大きい個体だと10年以上は生きます。

グラミーがかかりやすい病気

グラミーはストレスを感じやすい熱帯魚なので、病気にかかりやすいです。水温の変化や水質悪化に弱いので、注意してください。

松かさ病

ウロコの下に溜まった体液が原因でウロコが逆立ってしまう病気です。成体のグラミーにかかりやすい病気です。原因は判明しておらず、体力がないときにかかりやすいと言われています。初期症状であれば別の水槽に隔離してエルバージュで薬浴します。

白点病

全身が白い点々に覆われる病気です。輸入直後で弱っている時に発症していることがあるので、購入してから1週間はよく観察しておきます。発症している個体を見つけたらすぐに隔離してメチレンブルーで1週間薬浴します。

口ぐされ病

口が裂けてボロボロになる病気です。水質悪化によってカラムナリス菌に寄生されることが原因です。飼育水が危険な状態にあるということなので、すぐに全換水を行なってください。発症した個体は別の水槽に隔離してエルバージュで薬浴します。

水カビ病

体表に白いカビのような綿がつく病気です。スリ傷などの外傷から菌が寄生して発症します。すぐに別の水槽に隔離して、徐々に塩を入れて塩分濃度を10%まであげてください。完治が難しく、死んでしまうことが多いです。

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