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ハムスターがかかりやすい病気の種類|症状や原因、対策は?

2019-09-10

ハムスターは床材の交換を忘れてしまうなど、飼育環境が悪化することで病気にかかることがあります。

今回はそんなハムスターの病気の症状と対策について、皮膚、口、目、耳、目、お腹など場所別に紹介していきます。

ハムスターの病気について

ハムスターの病気

ハムスターは寿命が短いこともあり、病気にかかることは少ないです。しかし体が小さいため、一度病気になって対応が遅れると致命傷となります。迅速な対応が必要ですので、すぐに病院に連れて行くようにしてください。

今回は次の5つの部位別に病気の症状と原因、対策について紹介していきます。

紹介する病気

  • 皮膚の病気
  • 口の病気
  • 耳の病気
  • 目の病気
  • お腹の病気

ハムスターの皮膚の病気

ニキビダニ症

症状 毛量が徐々に少なくなり、痒がるようにな
原因 もともと皮膚に住み着いていたニキビダニが、免疫力の低下とともに繁殖してくる
対策 病院へ行き、ダニ駆除のために飲み薬や塗り薬をもらいます。元気な子であれば発症しないので、ケージを清潔に保ち、しっかりと餌を与えてください

真菌性皮膚炎

症状 脱毛や痒がって白色のふけが出てきます
原因 ケージの湿度が高くなり、皮膚にカビが繁殖することが原因
対策 症状を確認したらすぐに病院に連れて行きます。軽度であれば風通しが良い環境にしておき、尿や飲み水で湿った床材はこまめに交換することで完治します。

アレルギー性皮膚炎

症状 脱毛や皮膚が赤くなったり、くしゃみをします
原因 床材や食べ物のアレルギーが原因です。
対策 アレルギーになるものを特定して、与えないようにしてください。

ハムスターの口の病気

ハムスターの病気

不正咬合(ふせいけいごう)

症状 上顎と下顎のかみ合わせが悪く、餌を食べることが出来なくなります。
原因 歯が伸びすぎたため。ケージの金網の部分など固い部分を噛む癖があるなど。
対策 予防として囓り木をいれるようにしてください。重度の場合は病院に行って前歯をカットしてもらいます。かみ癖は早めに直しておきましょう。

ハムスターの耳の病気

外耳炎・中耳炎

症状 耳の内側から炎症して膿が出てきます。耳をかゆがります。
原因 耳にたまった汚れから細菌が繁殖したことが原因です。
対策 普段からケージの掃除を行い、風通しが良い環境にしておきます。耳に異変があればすぐに病院に連れて行きましょう。

ハムスターの目の病気

結膜炎

症状 まぶたが炎症して、目を痒がるようになります。かきすぎて眼球から出血することもあります。悪化すると目が開かなくなり、フラフラしたり、閉じたまま動くようになります。
原因 目をかいた時に傷つけてしまい、そこから細菌が侵入して発症します。
対策 すぐに病院に行って点眼をもらいます。細菌が繁殖しないように、床材は清潔にしておきましょう。

白内障

症状 目が真ん中から白くなり、視力が低下していきます。
原因 老化によって発症する確率が上がってきます。
対策 治療方法はありません。視力が悪くても生活しやすいようにレイアウトを整えてあげましょう。

ハムスターのお腹の病気

ウェットテイル

症状 下痢のことで、尻尾やおしりが茶色の下痢で濡れたようになります。3日ほどで脱水症状を引き起こし、危険な状態になります。
原因 寄生虫やストレス、細菌など様々です。
対策 うんちを持ってすぐに病院に連れて行きます。原因に応じて抗生物質や駆除剤などがもらえます

膀胱炎(ぼうこうえん)

症状 血が混ざっているような赤色の血尿が出てきます。
原因 体内で細菌が繁殖していることが多いです。
対策 おしっこを持ってすぐに病院に連れて行きます。抗生物質をもらう事が多いです。
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ハムスターを連れていく動物病院を決めておこう

ハムスターの病気

ハムスターは病気になってから重大な状態になるまで2日もかからないので、病気になったらすぐに病院に連れて行く必要があります。

最初からどの病院に連れて行くか決めておきましょう。朝と夜に営業している病院を、それぞれ探しておくと良いですよ。

病院にハムスターを連れて行くときの注意点

ハムスターを病院に連れて行くときは、最初に電話をして症状を伝えて、どのようにすれば良いか聞いてください。

横幅で20cm程度のハムスター用のキャリーケースがありますので、そこに床材をいれておき、紙袋で包むことで暗くて安心できる環境にしてあげます。

夏には保冷剤を、冬にはカイロを入れて温度調整できるようにしておきましょう。

ハムスターの病気についてまとめ

ハムスターの病気

今回はハムスターに多い病気の症状についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

一度病気にかかると、飼い主さんの手では処置できないことが多いので、すぐに病院に連れて行くようにしてください。

病気の予防としては普段から床材を交換して清潔な状態を維持し、風通しが良い環境で湿度を下げ、たくさんの餌をあげて健康的に育てることが大切です。

動物病院はあらかじめ決めておくことで、病気になっても慌てずに、対処してあげてくださいね。

  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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