日本の淡水魚

タイリクバラタナゴとは?特徴と飼育方法を紹介!繁殖方法やオスとメスの見分け方は?

2019年6月30日

タイリクバラタナゴは繁殖期になると見事な体色を見せてくれる川魚です。日本全国に広く分布しており、釣り人にも親しまれる身近な存在です。

今回はそんなタイリクバラタナゴの特徴や寿命、かかりやすい病気、繁殖方法など飼育方法について詳しく紹介していきます。

タイリクバラタナゴの生態と特徴

タイリクバラタナゴの飼育

タイリクバラタナゴはコイ科バラタナゴ属に分類される川魚です。

アジアや台湾などの海外を原産地としており、今では日本の環境に帰化している外来魚です。1940年代に輸入され、今では日本全国の河川や池、用水路などの水の流れが穏やかな場所に生息しています。

餌は水性の小型昆虫やも類を食べる雑食性です。

繁殖期の婚姻色が美しく、体色は銀色のウロコをベースに赤色や青緑色に輝いており、カラフルになる珍しい川魚で、観賞魚として飼育されています。名前の由来はバラのように美しい体色から名付けられました。

大人しい性格をしているので、初めての川魚としても飼いやすいです。

体の大きさは最大でも8cmの小型魚ですが、体高があるので、存在感が出てきます。寿命は平均して3年~4年と小型魚の中では長生きです。

フナやハヤ、オイカワなどのように近くの河川で手軽に釣ることが出来るので、レジャーとしても人気があります。

タイリクバラタナゴの飼育方法について

タイリクバラタナゴの飼育

飼育に必要な水槽と器具

タイリクバラタナゴは45cmの小型水槽で飼育することができます。飼育設備は熱帯魚向けの飼育セットを使うと揃えるのが楽ですよ。

ろ過フィルターは投げ込み式フィルターや外掛け式フィルターがおすすめです。弱い水流を好むので、ガラス面に向けるなど弱くなるように工夫してください。

トロ舟を使ってビオトープで屋外飼育することもできます。そのときは水草をたくさん入れて、酸素不足にならない様に注意してください。

初期費用では1万円もみておけば十分ですよ。

必要なもの

  • 45cm水槽
  • ろ過フィルター
  • 蛍光灯
  • 水槽の蓋
  • 底砂
  • 掃除用のバケツとホース

値段と販売場所

タイリクバラタナゴの値段は100円~200円で3cm前後の幼魚が販売されています。

気温が暖かくなる4月から販売数が増えますので、その時期になったら淡水魚の販売に力をいれているホームセンターにいきましょう。

他にもネット通販だと生体を見ることは出来ませんが、年中販売されていますし、オスとメスがペアで販売されているので、繁殖を狙うときに便利です。

適している水温

タイリクバラタナゴは水温の適応範囲が広く10度~30度であれば生きていくことが出来ます。

観賞魚として元気に泳ぎ回ってほしいときは、23度~27度を維持するようにしてください。

冬は水中用のヒーターをいれて保温してあげてくださいね。

水槽の大きさと必要なワット数、月の電気代です。

30cm水槽 50W 300円
45cm水槽 100W 700円
60cm水槽 150W 1000円

おすすめの餌

タイリクバラタナゴの餌は川魚専用の小粒の人工飼料がおすすめです。

熱帯魚の餌は栄養価が高いため、見事な体色や体型に育ってくれます。少し値段は上がりますが、赤色系の色揚げ効果があるディスカス専用の人工飼料もいいですよ。

餌の頻度は1日1回、2分ほどで食べきれる量を与えてください。

かかりやすい病気

タイリクバラタナゴは丈夫な生き物なので、病気にかかることはあまりありません。しかし、飼育を始めたばかりの体力が落ちている時期は注意しておきましょう。

●白点病
観賞魚に多い病気で全身が白い点々に覆われます。飼育を初めて1ヶ月ほどの体力が落ちている時期に発症しやすく、感染力が強いため、放置しているとまたたくまに水槽中の魚に感染してしまいます。

発症している個体を見つけたら、すぐに別の水槽に隔離してメチレンブルーで1週間薬浴してください。メチレンブルーについてはメチレンブルー水溶液とは?金魚や熱帯魚の治療効果や使い方についてで詳しく紹介しています。

●水カビ病
体表に白い綿のような物が付着する病気で、体の擦り傷から細菌が繁殖することで発症します。水質悪化が原因なので、すぐに全ての水を交換してください。タナゴは回復力が高いので、3日に1回のペースで水換えを行うことで、2週間もあれば、自然と治癒していきますよ。

タイリクバラタナゴの繁殖方法

タイリクバラタナゴの飼育

タイリクバラタナゴは水温が20度を超える4月~8月にかけて繁殖を行います。

繁殖期になるとメスの腹部から産卵管が出てきて、オスは見事な婚姻色を見せてくれるようになるので、簡単に見分けることが出来ます。成熟していないと銀色のままですので、来年を目標にしっかりと餌を与えて育て上げ直しましょう。

最初はオスがメスを追いかける様子が増え、ペアになると寄り添って泳ぐようになります。ペアになるとシジミやドブ貝、カラス貝などの二枚貝の中に産卵を行います。

稚魚の育て方

タイリクバラタナゴの稚魚は5mm以下の大きさで生まれてきます。

稚魚は口が小さいので、手間がかかりますが、稚魚専用の餌である栄養価が満点のブラインシュリンプを用意する必要があります。ブラインシュリンプについてはブラインシュリンプとは?孵化率をあげる沸かし方と熱帯魚への与え方を紹介します!で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

最初は成長スピードに差が出て共食いもおきますが、分けるのは大変なので、そのまま様子を見ておきましょう。

水流を強くしないようにエアレーションは最低限にします。水温と水質の変化に弱いので、水換えは週に1回、1/5を2時間かけて行いましょう。

1ヶ月も飼育できれば体長は2cmを越え、ほとんど死ぬことはなくなりますよ。

タイリクバラタナゴについてまとめ

今回はタイリクバラタナゴの特徴や飼育方法について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

熱帯魚にも劣らない美しい体色をしており、ユニークな繁殖方法をしているので、飼育しがいのある川魚です。体が小さく、安価で大人しいので、初心者にもおすすめです。

興味を持たれた方はぜひ飼育に挑戦してみてくださいね。

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