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ペットのヘビにおすすめの餌|与え方や頻度は?

2019-06-17

蛇の餌といえばアナコンダが中型の動物を締め付けている印象がありますが、ペットで飼育する蛇にはどのような餌をあげればいいのでしょうか。

今回はそんな蛇の餌について餌の種類や与え方、食べない時の原因と対策方法など詳しく紹介していきます。

野生の蛇の餌は?

蛇の餌

蛇は種類によって、陸地や樹上、水辺、水中など生息地が異なるので、食べている餌も変わってきます。大雑把ですが、だいたいは下のようになっています。

生活層別の蛇の餌

  • 陸地の蛇:昆虫やネズミなどの哺乳類
  • 樹上の蛇:鳥類をメインに哺乳類
  • 水辺の蛇:カエルなどの両生類や魚類
  • 水中の蛇:水生昆虫や魚類

なので、飼育する蛇の生態にあわせて与える餌を変える必要があることがわかります。

ちなみに、ミミズしか食べないアオヘビやトカゲしか食べないシロマダラ、同じ蛇を好んで食べるカリフォルニアキングスネークなど偏食家と呼ばれる蛇たちもいます。

ペットの蛇におすすめの餌の種類

生息場所別に蛇の餌の種類について紹介していきます。人口餌を食べることはないので、生き餌や冷凍餌が基本となります。

地表棲の蛇の餌

蛇の餌

陸地に生息する蛇のメインの餌は冷凍マウス、大型の蛇に対してはラットを与えます。個体の好みにもよりますが、基本的に生きた餌は不要です。

冷凍マウスとはネズミを冷凍保存したもので、栄養バランスが優れているため、しっかりと餌付いている蛇には、これ一つで最後まで飼育することができる優れものです。

拒食をする時や、活き活きと餌を追いかける姿を観察したい時は、生きたマウスやペット用のハムスターを繁殖させて与えてみましょう。

樹上棲の蛇の餌

蛇の餌

樹上棲の蛇に関しても基本的には冷凍マウスを食べてくれるのであれば、他に餌を与える必要はありません。

餌の食いつきが良くなかったり、拒食をしてしまう時には、代用の餌としてタカやフクロウ用の餌として販売されている冷凍ウズラや卵を与えてみましょう。この種は拒食することが多いので、食べられる餌のバリエーションは多いほど余裕が持てます。なるべく増やしておきましょう。

水辺棲の蛇の餌

ヒバカリ

多湿な環境を好む水辺に生息している蛇はカエルなどの両生類を好んでいます。この種類もマウスを食べてくれれば、マウスだけの飼育が可能ですが、両生類や小魚を与えないと拒食してしまうことが多いです。

餌用のカエルは熱帯魚専門店で餌用のアフリカツメガエルメダカ和金(金魚)が販売されているので、それを購入しましょう。

水辺棲ヘビの例

水中棲の蛇の餌

メダカ

水中に生息する蛇は完全に水中で生息しているヘビとたまに陸地に上がる半水棲ヘビの2種類に分かれます。

どちらも水中に生息している生き物を捕食しているため、餌は熱帯魚専門店で販売されている餌用のスジエビやドジョウ、和金(金魚)メダカなどになります。おやつとしてカエルやオタマジャクシを捕まえてきてあげるといいですよ。

水辺棲ヘビの例

  • ミズヘビ
  • ヤスリヘビ

蛇の餌の与え方

蛇の餌

餌の与え方

陸地の蛇に餌を与える時は、生きている餌や冷凍餌に関わらず、ピンセットで餌を掴み、直接鼻先までもっていくのが基本となります。

理由は餌を床に置くと、餌と一緒に床材を誤飲してしまったり、餌にアタックする時に壁に頭をぶつけて怪我をすることがあるからです。

目の前に持って行って、小刻みに左右に振ることで飛びついてくるのを待ちましょう。

もちろん、生きたマウスをケージに放って食べさせるのも蛇飼育の魅力ですので、リスクがあるかも?とだけ覚えておきましょう。

水中に生息している蛇に関しては、生きた餌をそのまま入れておけば自由に食べてくれますよ。捕食が上手ではないので、見ているこっちがそわそわしますが、夜になると餌の数はきちんと減っているはずです。

餌の大きさはどのくらい?

蛇の餌の大きさは飲み込めるギリギリの大きさが基本となります。

餌の大きさの目安は胴体の一番大きい部分と頭部を比較して、より大きい方が目安になります。最初はこれを参考にして、余裕に丸呑みするようならサイズアップ、吐き出すようならサイズダウンをして調整をしていきます。

餌のサイズが適切でないと食べてくれなくなる子もいますので、餌やりのたびにサイズの調整は必要かを確認してください。個体によっても大きさの好みがあるので、しっかりと見極めていきましょう。

少しでも餌を食べると、満腹になっていなくても、餌を食べなくなる個体もおり、餌が小さいと栄養が不足してしまうので、注意してくださいね。

餌の頻度と量

蛇は運動量が少なく、餌の吸収効率がいいので、他の生き物ほどたくさんの餌を与える必要がありません。

餌の頻度は成長期のベビーの頃は3日に1回マウスを2匹ほど与え、大人になると肥満防止のために1ヶ月に1回~2回まで減らします。必ず胃を休めるために餌の頻度は間隔を開けるようにしてください。

また、餌を食べる量や頻度も一定ではないので、いつも3日おきに食べるからとって、次も3日後に同じ量を食べてくれるとは限りません。毎日様子を見ながら、餌を欲しがっていたら与え、食べなくても過度に心配しないようにしてください。

餌を欲しがっている時は、マウスの匂いがした時や飼い主さんが近づいた時に舌を出すようになるので、簡単にわかりますよ。

冷凍餌の解凍方法

冷凍マウス

冷凍マウスを与える時は解凍する必要があります。

解凍方法は冷凍マウスをビニール袋に入れて、35度のぬるま湯につけて芯までしっかりと解凍します。濡らすと匂いまで落ちてしまうので注意してください。

次に水気をしっかりと拭き取ってすぐに食べさせましょう。マウスの温度も感知して餌と認識しているので、冷めたものは食べてくれないことが多いですよ。

食べなかった時は、再冷凍することができませんので、もったいないですが、そのまま捨ててしまいましょう。

蛇が餌を食べない原因と対策

蛇の餌

蛇は他の生き物と比べても選り好みが激しく、気分屋でよく拒食をする生き物です。さらに普段から餌を与える頻度も少ないので、余計ややこしさが増してきます。

そんな蛇が餌を食べない原因とそれぞれの対策について紹介していきます。

ストレスを感じている

飼育を始めたばかりの蛇は新しい環境に慣れておらず、ストレスを感じているので、餌を食べるどころではありません。

最初の1週間は餌を食べなくても仕方がないので、暖かく見守っていてください。

また、急に餌を食べると食べてくれないことがあるので、最初はショップで与えている餌を聞いておいて、それをあげるようにしてくださいね。

脱皮前で大人しくしている

蛇は脱皮前になると脱皮にエネルギーを使うので、拒食することが多いです。だいたい3ヶ月に1回のペースで脱皮をするので、その期間は餌を与えないでおきましょう。脱皮中の1週間程度であれば、期間がずれても問題ありませんよ。

温度や湿度が不足している。

温度や湿度など適している環境を維持していないと体調が悪くなって餌食いが悪くなってしまいます。すぐにチェックして対応をしていきます。

一旦痩せてしまうと元に戻すのが大変なので、毎日元気にしているか確認しておきましょう。

おすすめの爬虫類用ヒーターで紹介しているので、ご参考ください。

餌が冷たい

蛇は生き物が持っている熱を感知しているため、温度が低い餌に食いつくことはほとんどありません。

冷凍マウスを与える時は回答をしてから、温かいうちにすぐに与えるようにしてください。

蛇の餌についてまとめ

蛇の餌

今回は蛇の餌についてまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。

主食は冷凍マウスになりますので、自宅に同居人がいる方は冷凍庫の使用許可を取っておきましょう笑

蛇はしっかりとマウスを食べてくれる子なら餌に困ることはなく、拒食が多い子ならなかなか大変・・と個体差が激しい生き物です。

困った時はすぐにペットショップや動物病院に相談するなどして、痩せて弱る前に解決していってくださいね。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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