ビーシュリンプの特徴と飼育方法!簡単な繁殖方法や人気の種類は?

ビーシュリンプはカラフルな体色と繁殖の容易さが人気のエビです。しかしながら飼育は難しく、まめな水質管理が必要です。

今回はそんなビーシュリンプについて人気の種類や混泳、おすすめの水草、繁殖など飼育方法を紹介していきます。

ビーシュリンプの特徴

ビーシュリンプ

ビーシュリンプは中国や台湾など東南アジアに生息している小型のエビです。体の大きさは3cmほどで淡水エビでも小型種です。

甲殻の体色が白と茶色でしましまになっており、蜂の模様に似ていることから、ビーシュリンプと名付けられました。

水質の変化に敏感のため、初心者には飼育が難しく感じます。しかし、一度水槽の環境に慣れると丈夫で、どんどん繁殖してくれます。

現在では赤と白のレッドビーシュリンプが有名ですが、こちらは突然変異でおきた赤色を固定したものであり、原種は黒と白のしましま模様をしています。

ビーシュリンプの種類

ビーシュリンプの原種は1種類で、他の種類は全てビーシュリンプからの品種改良です。繁殖が容易で、様々な濃い色が出るため、養殖が盛んに行われています。基本的な種類のビーシュリンプを紹介していきますね。

ブラックビーシュリンプ

ビーシュリンプの原種といわれている種類です。他の種類と交配していない個体ほど、黒と白のしましまがはっきりと出て美しい姿を見せてくれます。

原種の美しい個体を見かけることは少ないので、人気が少なく、販売量も減ってきます。ビーシュリンプに力を入れているショップかネット通販を利用するといいでしょう。

レッドビーシュリンプ

レッドビーシュリンプ

ビーシュリンプの中で最も人気が高い種類です。血が濃い個体ほど、赤と白のしましまがはっきりと出るようになり非常に美しく育ちます。

バンドの柄や模様、発色具合でグレードが変わり、高いものでは10万円を超えることがあります。

繁殖が簡単でオリジナルの模様や高いグレードを目指して専用水槽を立ち上げている方が多くいます。コレクション性が高く、日本模様の個体なども見ることができますよ。

チェリーシュリンプ

チェリーシュリンプ

チェリーシュリンプはビーシュリンプと異なってバンド模様はなく、単色になる種類です。

個体によって色の濃さが変わってきており、色が濃い個体はチェリーの名前がなくレッドシュリンプと呼ばれます。色が薄い個体や、違う色の個体と交配させると体色が薄くなっていくので注意してください。

カラーバリエーションが豊富で全色揃えるととてもカラフルな水槽が楽しめます。

赤色のチェリーレッドシュリンプ、青色のチェリーブルーシュリンプ、白色のチェリーホワイトシュリプ、オレンジ色のチェリーオレンジシュリンプ、黄色チェリーイエローシュリンプ、茶色のチェリーチョコレートシュリンプと名付けられています。

シャドーシュリンプ

シャドーシュリンプは体色がビーシュリンプにそっくりな種類です。違いはビーシュリンプのように白色がベースで黒いバンドが入っているのではなく、黒色をベースに白いバンド模様が入っていることです。

血を濃くするほどバンド模様はなくなって、ベースの色がはっきりと出てきます。

全身が真っ黒になっているブラックシャドーシュリンプや空色のターコイズシュリンプなどが人気です。

ルリーシュリンプ

チェリーレッドシュリンプの改良品種です。体の大半が透明で、頭部と尾扇だけが真っ赤になっており、透明と赤のコントラストが美しい種類です。

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ビーシュリンプの販売しているところは?

ビーシュリンプの飼い方

ビーシュリンプは低グレードであればホームセンターや熱帯魚専門店など多くの場所で見つけることができます。グレード関係なしに1つの水槽で管理されていることが多いので、稀にいい個体を低価格で手に入れることができます。

ハイグレードの個体が欲しいときはレッドビーシュリンプ専門店かネット通販を利用します。ネット通販だとシュリンプ専門店のBeeQuestさんがおすすめです。

きちんと管理しているお店の方が血が濃いので、安定してハイグレードの個体を増やしやすくなります。

しかし、同じ親で交配し続けていると血が濃くなりすぎて奇形や弱い個体が生まれやすくなります。信頼できるショップを見つけることが大切ですよ。

ビーシュリンプのグレード

ビーシュリンプの飼育

ビーシュリンプのグレードは色の濃さや白色の多さで決定します。グレードや名称はこちらになります。個人の判断によって変わることがあるので、参考程度にしてください。

模様がないシャドーシュリンプはチェリーシュリンプはグレード分けがされておらず、色が濃いほどいい個体になります。

  • SSSランク:全身の白色が濃く、ヒゲ先から足の先まではっきりと色が出ている。
  • SSランク:全身の白色が濃くて美しい
  • Sランク:白色が濃くて美しい
  • Aランク:全体的に美しい
  • Bランク:通常の個体
  • 日の丸:上から見ると白色の中央に赤丸がある
  • タイガーバンド:バンド柄で下の部分が2方向に分かれている。
  • 進入禁止:上から見ると進入禁止マークになっている。
  • モスラ:日の丸の赤丸が消えている
  • 丹頂:頭部が丹頂鶴のような模様になっている。

ビーシュリンプの価格

ビーシュリンプは体色によってグレードがあるので、価格はさまざまですが、200円から販売されています。

ハイグレードの価格だと3,000円〜5,000円で販売されています。最高価格では20万円で取引されたこともあります。

グレードにこだわらなければ、安価な個体を5匹ほど購入し、繁殖で増やしていくのがおすすめです。

ビーシュリンプの選び方

ビーシュリンプ

ビーシュリンプに限らず淡水エビは初期に死にやすいので、元気な個体を選ぶことが大切になります。以下の項目をチェックしましょう。

  • 白、赤、黒の色がはっきりと出ているか。足先やひげの先まで色がしっかりと入っているか。
  • 適度な大きさか。1cm以下のものは避ける
  • 足はヒゲに欠損がないか
  • 体にツヤがあるか。白く濁っていないか
  • 足は元気に動かしているか
  • 頭が大きくなっていないか。同血族との交配が進んでいる状態であり、死にやすい。
  • 両親、そのさらに上の両親は同血族ではないか。

ビーシュリンプ水槽に必要な器具は?

ビーシュリンプの飼育に必要な水槽の設備を紹介します。水槽の管理のしやすさと水質の維持が大切です。

水槽

小型の45cm×35cm水槽を3個用意しておきます。稚エビの育成やグレードアップのための選別に使えます。増えすぎた時にも便利です。

蛍光灯

基本的な2灯式のフィルターを設置しておきましょう。

ヒーター

低水温を好むため、温度調整機能付きのフィルターがおすすめです。

フィルター

稚エビを吸い込まない底面フィルターかスポンジフィルターを使います。水流を嫌うので、弱くしてあげてください。

底砂

弱酸性に保ってくれるレッドビーシュリンプ専用のソイルを使います。アマゾニアパウダーというものがおすすめです。

ミネラル添加剤

水中の硬度を上げてくれます。ビーシュリンプの稚エビは水中からカルシウムを摂取するので、硬度が大切になります。

ph測定器

水質を測定するのに使います。水質の変化に弱いのでこまめに確認しましょう。

水温計

水温を測定するのい使います。

他には、ADAバクタ―100という添加剤やミネラル剤など産卵を促すものを準備できればよいでしょう。

ビーシュリンプ水槽の立ち上げ方法

レイアウト

ビーシュリンプ水槽の立ち上げ方法を紹介します。水質に敏感なので、熱帯魚の飼育よりは手間がかかります。立ち上げは余裕をもって慎重に行なってくださいね。

  1. 45cm以上の水槽を準備する
  2. 底面式フィルターをおく
  3. 底面フィルターの上からソイルを2cmほどひく
  4. ソイルの上に添加剤をふりかける
  5. ソイルをさらに2cmほどひく
  6. スポンジフィルターとヒーターを設置する
  7. カルキを抜いた水をいれる
  8. フィルターを稼働させて水の濁りをとる
  9. 流木を入れたり水草を植える
  10. バクテリア繁殖のためにパイロットフィッシュをいれて1ヶ月飼育する
  11. 水質を毎日チェックして、水質安定まで待つ
  12. 水質が安定したら完成です。

ビーシュリンプに適している水温

ヒーター

ビーシュリンプに適している水温は22度〜28度です。繁殖を狙うときは22度〜24度にしましょう。

高水温に弱く、水温が30度を超えると元気がなくなります。夏は冷却ファンを取り付けてください

低水温に強いですが、18度を下回ると危険です。冬はヒーターを設置しましょう。おすすめのヒーターは温度調整機能がついたものです。

ビーシュリンプに適している水質

ビーシュリンプは水質に敏感なので、水質とは何かをしっかりと学んでおく必要があります。水質の管理は3項目をチェックします。

ph

水が酸性かアルカリ性かを判断する指標で高いほどアルカリ性になります。

ビーシュリンプに適応したpHは6.0〜6.5で弱酸性になります。弱酸性を維持するためにビーシュリンプ専用のソイルを使うと便利です。

phを下げたいときはphマイナスの添加剤を使います。水質変化が大きいので、水槽に直接入れないでくださいね。

総硬度

軟水か硬水かを調べる指標で、カルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計量が高いほど硬水となります。稚エビの成長が遅いときは硬度不足が考えられるので、硬度を上げるためにミネラル添加剤を使います。

適した硬度は軟水で、日本の水道水は軟水なのでカルキ抜きをすれば問題なく使用ができます。水道水以外の井戸水や飲料水などは硬水であることが多いので、使用しないように注意しましょう。

アンモニア(NH3/NH4)、亜硝酸(NO2)

アンモニアは残り餌やフンなどによって発生し、水槽に蓄積していきます。アンモニアは非常に有害な物質ですが、バクテリアによって亜硝酸、硝酸塩へと分解されて、無毒なものに変わります。水質の維持にはバクテリアの存在が必要不可欠です。

バクテリアは生き物を飼育している水槽に自然と繁殖していきます。立ち上げたばかりの水槽ではバクテリアの数が少ないので、飼育数は1〜2匹からはじめます。

ビーシュリンプが少しづつ死んでいく時は、毒性の低い亜硝酸が発生している可能性があるので、チェックしてみてください。

ビーシュリンプにおすすめの混泳相手

カージナルテトラ
ビーシュリンプは温和な性格のため、小型熱帯魚と混泳が可能です。

おすすめの混泳相手は同じく温和な性格のネオンテトラ、メダカ、グッピー、プレコ、コリドラス、ミナミヌマエビなどです。別カラーのビーシュリンプ同士で混泳させるのも楽しいですよ。

しかし、混泳すると稚エビが確実に餌になってしまうので、繁殖ができなくなります。ビーシュリンプの魅力は繁殖にありますので、できればビーシュリンプだけで飼育してあげてください。

ビーシュリンプにおすすめの餌は?

おすすめの餌はビーシュリンプ専用のえび玉ソフトテイストです。硬い餌だと食べるのを諦めてしまいますが、この餌は水を含むと膨らんで柔らかくなり、稚エビも食べやすく人気があります。

成体であれば赤虫や茹でたほうれん草を好んで食べてくれます。スーパーで売っているほうれん草は農薬がかかっている場合があるので、自宅で栽培してみましょう。

稚エビにはエビ専用の酵素がおすすめです。餌のバリエーションが多いほど、食いつきがよくなるので、栄養バランスを考えて与えてくださいね。

ビーシュリンプ水槽におすすめの水草は?

ビーシュリンプの飼育
ビーシュリンプ水槽に入れる水草の条件は、ビーシュリンプに影響がないこと、飼育が簡単なこと、流木に活着することが大切です。

体が弱い生き物なので、ビーシュリンプにとってよくないものはなるべく入れないようにしましょう。水草用の肥料もいれないでください。

おすすめの水草は稚エビの隠れ家としても利用できる葉の小さいコケ類のウィローモスやミクロソリウム、ロタラになります。

ビーシュリンプって脱皮をするの?

エビは硬い甲殻に覆われており、体の成長とともに脱皮を行います。しかし、ビーシュリンプは体が小さく、成長もしていかないのであまり脱皮を行うことがありません。

脱皮をしているときは水質の悪化でストレスを感じていることがあります。水質チェックを行って、問題があれば水換えを行ってあげてくださいね。

ビーシュリンプの繁殖方法

ビーシュリンプ
ビーシュリンプは生後3ヶ月ほどで繁殖が可能になり、1回の産卵数は20個〜30個程度になります。

一つの水槽に5匹以上入れておけば自然とペアができて抱卵してくれますよ。

ビーシュリンプの繁殖を促すためには一定の水温、水質を保つことが必須になります。日頃から定期的に水質をチェックしたり、水換えの時に水温の変化がおきないように注意する必要があります。

抱卵後も水質の管理は怠らずにしておけば、無事に孵化を迎えることができます。

ビーシュリンプの子供の育て方!生存率をあげるコツは?

水温、水質管理

稚エビは環境の変化に弱く、少しの水温、水質の変化で死んでしまうことがあります。成体以上に注意してください。水換えの時には必ず新しい水の水温と水質をチェックして、大きな変化が起こらないようにします。

稚エビの主食は水槽に発生する緑ゴケです。人工飼料だとえび玉ソフトテイストを与えてください。

環境

隠れ家となるウィローモスなどの水草や流木、石を多めに配置してあげましょう。フィルターでの吸い込み事故も多いので、底面式を設置して水流が強くならないように調整します。稚エビに気づかないこともあるので、レイアウト変更や掃除はやめておきましょう。

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