レッドビーシュリンプの繁殖と飼育方法!おすすめの餌や水槽の立ち上げ方は?

レッドビーシュリンプは小さい姿がかわいらしく、体色も美しいので観賞魚として魅力たっぷりです。繁殖も容易なので、稚エビを育てる楽しさも味わえます。

今回はそんなレッドビーシュリンプについて繁殖方法や値段、水槽の立ち上げ方やおすすめの餌など飼育方法を詳しく紹介していきます。

レッドビーシュリンプってどんなエビなの?

レッドビーシュリンプの飼育
レッドビーシュリンプは赤色と白色のコントラストがとても美しいエビです。もともとは黒と白色と透明がまざったビーシュリンプでブリーダーによって赤色が固定され、レッドビーシュリンプと名付けられました。

色の濃さや模様によってグレードが分けられており、いい個体は高値で取引されています。初心者の方ですと値段の安い低グレードのエビから挑戦して、まずは飼育に慣れることをおすすめします。

レッドビーシュリンプの飼育は難しいの?

レッドビーシュリンプのソイル
水質と水温に敏感な生き物なので、初心者向けの熱帯魚と比べると飼育はかなり難しいです。

しかし、最近では飼育設備も整ってきており、黒色の土であるソイルを使うことで飼育の難易度がぐっと下がります。この土はレッドビーシュリンプが生息しやすい水質を維持してくれるので、日々の管理を楽にしてくれます。

最初の3ヶ月を乗り切ることができれば、問題なく飼育していけます。そこからは繁殖もしていってくれるので、挑戦する価値はありますよ。

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レッドビーシュリンプのグレード

レッドビーシュリンプの飼育
色の濃さや模様によってグレードがわかれており、ハイグレードの個体は高値で取引されています。

ハイグレードの個体の美しさは圧巻の一言で、いい個体で埋め尽くされた水槽を眺めることは愛好家の夢となっています。

ハイグレードを作るための選別と見分けるポイント

将来有望な稚エビを産んでくれるかどうか確認するポイントは4つあります。

  • 色は濃いか、先端までしっかりとのっているか
  • しっかりとした体つきをしているか。細くないか
  • 頭でっかちになっていないか。
  • 兄弟同士で繰り返し交配していないか。奇形が生まれやすくなります。

狙っているグレードの作り方

狙っている模様やグレードに近い個体を選別して何度も繁殖させることです。

最初に生まれた特殊模様の個体は血が薄いこともあり、その子供はほとんど通常の模様に戻ってしまいます。

なので繁殖と隔離の選別作業をなんども繰り返して、血を濃くしていく必要があります。油断していると低グレードの個体と繁殖してしまうので、こまめに隔離を行いましょう。

奇形が生まれやすくなるので、同血統の親が繰り返されないように、別親も混ぜるようにしておきます。

自分でハイグレードの個体を作ることもできますが、時間がかかるので、いい個体を購入して繁殖させていくのが近道です。

グレード一覧

SSS
ひげ、足、尻尾、胴体の全てに濃く美しい白色が出ています。
SS
全身に白色が濃く、はっきりと出ています。ひげや足の先端は少し透明です。
S
白色が濃くでています。
A
全体的に美しい印象をうける体色をしています。
B
上位グレードではない体色すべてをさします
モスラ
腹部に赤バンドがなく、完全に白くなっています。
タイガー
お腹付近の赤バンドが二股に別れています。トラの模様に似ています。
日の丸
お腹の赤いバンドが下まで続かずに、上で斑点になっています。上からみると日本国旗のように見えます
進入禁止
日の丸に似ていますが、上の赤い斑点が横線になっています。上から見ると進入禁止マークに似ています。
丹頂
頭部の赤いバンドが丹頂鶴のような模様になっています。

グレードは体色の濃さや出ている部分によって決まってきます。人によって感じ方が変わってくるので、Sで販売されているのに、Aだったということも珍しくありません。他にも足が赤い個体を赤足と呼んだり、ブリーダーが独自に作成した模様で呼ばれるエビが多くいます。

レッドビーシュリンプの値段や販売されている場所は?

レッドビーシュリンプの飼育
熱帯魚専門店やネット通販で販売されています。お店でによって力のいれ具合で変わってきており、エビの専門店になると低グレードからハイグレードまで多くの種類を見ることができます。

初心者の方だと低グレードである100円〜300円程度の値段の個体がおすすめです。

SSS
3万円〜10万円
SS
5,000円〜
S
3,000円〜
A
1,000円〜2,000円
B
100円〜300円
モスラ
1,000円〜2,000円
タイガー
1,000円〜2,000円
日の丸
1,000円〜1,500円
進入禁止
500円〜1,000円
丹頂
2,000円〜4,000円

購入前にチェック!元気なレッドビーシュリンプの見分け方は?

レッドビーシュリンプの飼育
レッドビーシュリンプは体が小さいので、状態が悪いとすぐに死ぬことも少なくありません。購入前にはグレードだけではなく元気な個体かどうかもチェックしてくださいね。

元気な個体の特徴

  • 細身ですらっとしている個体。太っている個体は避けてください。
  • 前脚を頻繁に動かしている。
  • 触覚やひげがまっすぐピンとしている。

レッドビーシュリンプの飼育に必要な設備と道具は?

水槽

水槽
飼育には45cm以上の水槽が必要です。水量が多いほど水質が安定するので、最初は60cm水槽がおすすめです。

グレードアップの繁殖を狙っていくときは、稚エビ育成用、繁殖用、選別漏れ用の3つあると便利です。

飼育数の目安は45cm水槽で15匹、60cm水槽で30m匹、90cm水槽で50匹になります。

ろ過装置


一番オススメのフィルターは底面式フィルターです。底砂を敷くことで高いろ過能力を生み出し、稚エビを吸い込む心配がありません。水流も弱いので、飼育に一番適しています。

照明

照明の時間はエビには影響ありませんが、長いとコケが生えてくるので、8時間前後にしておきます。照明は強いほど綺麗に発色するので、2灯式の光量が強いものを選びましょう。

底砂

ソイル
飼育には水質を弱酸性に安定してくれるソイルが欠かせません。レッドビーシュリンプ専用の土とも言われるほどです。黒色の砂は色揚げ効果があり、赤色と白色を際立たせてくれるので見た目も綺麗です。

ソイルは1年ほど経過すると崩れてくるので、継ぎ足しするか、全入れ替えする必要があります。

水質テスター

水質テスター
水質を決定するph(ペーハー)を測定します。水質の変化に弱いので、最初は毎日計測して異変がないかチェックしておきます。

水温計

水温計
水質と並んで水温の管理も大切です。毎日チェックできる環境を整えましょう。

あみ

網
移動させる時やゴミをすくう時に使います。体を傷つけないように網目が細かいものを選びます。

レッドビーシュリンプの水槽の立ち上げ方法

水槽は準備が整うまで1ヶ月はかかるので、事前に用意しておきましょう。

立ち上げたばかりの水槽にはフンなどの有害物質を無害な物質に分解してくれるバクテリアがおらず、すぐに住めない環境になってしまうからです。メダカやアカヒレなど丈夫な魚を飼育してバクテリアを増やしておく必要があります。

  1. 水槽の底にソイル(土)を薄く引きます。
  2. ソイルの上に底面フィルターをおきます。
  3. 上からソイルを2cmほど引きます。
  4. その上にアマゾニアパウダーという栄養分が豊富なソイルを振りかけます。
  5. 冬ならヒーターを設置しましょう
  6. 他の水槽の飼育水を1/3ほどもってきて入れましょう。最初はバクテリアが必要です。足りない場合はカルキ抜きをした水を追加しましょう。
  7. 半日程度で水の濁りが治ります。水草を植えていきましょう。
  8. アカヒレなどの魚をいれて1ヶ月ほど飼育しましょう。バクテリアを増殖させます。
  9. pH、水質、水温のテストキットを使って、理想的な環境になっているか確認しましょう。
  10. 問題がなければレッドビーシュリンプをいれましょう。

レッドビーシュリンプに適した水温は?

ヒーター
適している水温は18度〜24度です。繁殖を狙うときは22度〜24度にして、発色をよくしたい時は低めの18度〜20度にしましょう。

低水温に弱いので冬はヒーターを設置します。30度を超えると元気がなくなるので、夏はクーラーか冷却ファンをつけておきます。

レッドビーシュリンプに適した水質、水換えの頻度は?

ph測定器
適した水質はpH6.0〜6.5の弱酸性と適応範囲がかなり狭いです。水質に敏感なので最初の水あわせや日々の管理に手を抜くとすぐに弱ってしまいます。日頃からph測定値で水の状態をチェックすることをかかさないでください。

換水は1週間に1回、1/4ほど行ってあげてくださいね。

レッドビーシュリンプの水合わせの方法

レッドビーシュリンプの飼育
ショップの水と水槽の水は環境が少し異なっているので、変化に慣らすための水あわせが非常に大切です。手順を詳しく紹介していきますね。

  1. レッドビーシュリンプが入った袋を水ごとバケツに移す
  2. バケツの水と飼育水の水温とphをチェックする。
  3. 差が小さいことを確認する
  4. バケツの水が倍になるように飼育水を30分かけてバケツに足していく
  5. バケツの水を半分捨てる
  6. もう一度バケツの水が倍になるように飼育水を30分かけてバケツに足していく
  7. 双方の水温とphをチェックする。差が十分に小さければ大丈夫です。
  8. バケツの水をギリギリまで捨てて、レッドビーシュリンプを水槽に移動させる。

レッドビーシュリンプにおすすめの餌や与え方は?

レッドビーシュリンプの餌
おすすめの餌はソフトテイストというレッドビーシュリンプ専用の人工飼料で、水を含むと膨らんで柔らかくなります。

成体であれば赤虫や茹でたほうれん草も好んで食べてくれます。カロチンを多く含んでおり、赤色の色揚げ効果があります。市販のほうれん草は農薬がかかっている場合があるので、自宅で栽培しましょう。

白色を濃くしたいときはカルシウムやミネラルが含まれているシラクラという餌がおすすめです。

レッドビーシュリンプにおすすめの水草は?

ウィローモス
レッドビーシュリンプの水槽では、エビがメインになるので、水草は飼育が簡単な種類がおすすめです。

候補としてはウィローモスやアヌビアスナナ、ミクロソリウムになります。特にウィローモスは新芽が空腹になりやすい稚エビの餌になったり、隠れ家になるので、生存率をあげることができますよ。

レッドビーシュリンプの繁殖のコツは?

レッドビーシュリンプの飼育
レッドビーシュリンプは飼育ができていれば、繁殖をすることは難しくありません。目安として半年間以上元気に飼育できている水であれば、繁殖は可能になります。最低でも5匹ほど群泳させて、飼育していれば自然と繁殖してくれますよ。

繁殖時期が近づいて来ると抱卵の舞といってオスの親エビが水中をせわしなく泳ぎ始めます。このときメスエビの数が少ないとオスの取り合いになって、メスへの負担も大きくなります。隠れ家になるウィローモスをいれたり、メスの数を4:6と多めに準備できると安心ですよ。

なかなか繁殖しないとき

繁殖をしない時は親の健康状態がよくないことが考えらえれます。毎日しっかりと餌を食べているか確認しましょう。他には性別が偏ってオスしかいないという状況も意外に多いです。そんな時は2~3匹ほど親エビを追加してみてくださいね。

レッドビーシュリンプが抱卵したらどうする?

レッドビーシュリンプの飼育
レッドビーシュリンプは抱卵してから25日前後で孵化します。水温が高いと早く孵化して、低いと孵化が遅くなります。どちらも稚エビにとってよくないので水温は25度前後を保つようにしておきましょう。

抱卵中も元気に泳ぎ回っているのであまり心配する必要はありません。オスに襲われないように隠れ家だけしっかりと作ってあげてくださいね。

レッドビーシュリンプの稚エビの飼育方法

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レッドビーシュリンプの稚エビの生存率を上げるためには、水温と水質の安定が必要不可欠です。毎日水質のチェックをかかさないでくださいね。

フィルターに吸い込まれないように、吸い込む口にはスポンジをつけておきましょう。水流は弱くするためにガラス面に向けるなど工夫してください。

稚エビにはエビ専用の酵素を与えます。水槽のバクテリアを活性化させる効果がありますが、稚エビも好んで食べてくれますよ。

あとは稚エビの隠れ家になるなるウィローモスを置いておけば、元気に育ってくれますよ。

レッドビーシュリンプは混泳できるの?

コリドラス
レッドビーシュリンプは基本的に混泳はできません。体が小さく、他の熱帯魚がいることにストレスを感じることがあるからです。成体であれば問題ありませんが、稚エビは他の魚の餌になってしまいます。

オトシンクルスやコリドラスであれば稚エビも食べないので、混泳は可能ですが、生息層が被ってくるのでわざわざ混泳させるメリットはないでしょう。

レッドビーシュリンプの寿命や死んでしまう原因は?

レッドビーシュリンプの寿命は1年〜2年ほどです。高水温の環境だと新陳代謝がよくなるため、それよりも早く死ぬことがあります。水質悪化も早死にの原因になりますので、注意してください。

死因は以下のものが多いです。

  • 水あわせ不足によるpHショック
  • 水かえ頻度が多すぎることでバクテリアが不足し、pHが急激に上昇した時
  • 夏、冬の水温の管理
  • 数が増えすぎた時、酸欠により死亡
  • 水換え頻度が少ない時の水質悪化
  • 餌不足
  • カルシウム不足による脱皮不全による死亡
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