ハムスターを飼育していると、スーパーで購入してきた野菜や果物をハムスターにあげても大丈夫かな?とついつい考えてしまう機会が増えるかと思います。
今回はそんなハムスターのリンゴについて、あげても良いのかどうか、あげるときの注意点について紹介していきます。
ハムスターはりんごを食べても大丈夫?
ハムスターはりんごを食べても問題ありません。甘みが強いので、喜んで夢中に食べてくれることが多いです。しかし、野生のハムスターは甘い果物を食べる事はないため、甘さに舌が慣れておらず、リンゴの味に慣れると他の餌を食べてくれなくなる可能性があります。
この嗜好性の高さを利用して、病気や妊娠で体力や食欲が低くなっているときに、りんごを与えることで、早期の体力回復に役立てることが出来ます。すりおろしたりんごをペレットにかけることで、ペレットを食べさせる方法もよく使われますよ。
ハムスターにりんごをあげる時の注意点
ハムスターにりんごをあげるときは、次の4つのポイントについて注意してください。
チェックポイント
- あげすぎに注意
- りんごの種は与えない
- 皮をむく
- 食べきれる量を与える
あげすぎに注意
りんごには糖分が多く含まれており、甘みが強いので嗜好性が強く食いつきが抜群です。反対に、リンゴなどの果物類に慣れてしまうと、通常の餌であるペレットや野菜の食いつきが悪くなるときがあります。
さらにはりんごは脂質が高いので肥満の原因になりやすいです。
多く与えることのメリットは無いので、りんごなどの果物を与える頻度は2週間に1回以下にしておいてくださいね。
りんごにはたくさんのビタミンが含まれていますが、たくさん与えることが出来ないので、体に良い影響を与えることはできません。あくまでもおやつとして使うことになります。
りんごの種は与えない
りんごの種には微量な毒が含まれており、人間でも過剰に摂取するとめまいや息切れなどのシアン化物中毒で、最悪の場合死に至ります。含まれる毒の量はごくわずかなので、人に症状が出ることは滅多にありません。
しかし、ハムスターは体が小さいので、毒の影響も大きく、一粒も食べさせないように注意しておきましょう。
皮をむく
りんごの皮には農薬がついていることがあるので、皮は与えずに、なるべく中心に近い部分のみを与えると安心です。完全な無農薬であれば、皮のほうが甘くて栄養価が豊富なので、積極的に与えるといいですよ。
熟して柔らかくなっている部分や、まだ熟しておらず固い部分はさけておきましょう。
食べきれる量を与える
リンゴは腐りやすいので、30分以上食べないときは、捨てるようにしてください。巣穴に持ち帰っていないかもチェックしておきましょう。
与える量は一辺の長さが5mm程度の正方形サイズが目安になります。
ハムスターのりんごについてまとめ
今回はハムスターのりんごについて紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
ハムスターにリンゴを食べさせるのは問題ありませんが、糖分が高くて嗜好性が高いので、与えすぎると一番食べて欲しいペレットなどの主食を食べてくれなくなることがあります。
あくまでもおやつとして割り切って、果物全般は2週間に1回程度にあげるものとしておいてくださいね。
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