中・大型魚

スネークヘッドの全8種類の特徴と飼育方法!混泳の注意点や値段、寿命はどのくらい?

2018年3月16日

スネークヘッドは蛇のような細長い体型で、水槽内を素早く泳ぎ回ります。大型の魚の中でも捕食が上手で、食いっぷりもいいので、見ていて楽しい肉食魚です。

今回はそんなスネークヘッドについて種類や飼育のコツなど詳しく紹介していきます。

スネークヘッドの生態と特徴

スネークヘッドの飼い方

スネークヘッドは元々は外来種でしたが、日本に帰化して雷魚(らいぎょ)として知られています。釣りをする人には馴染みがある魚でしょう

名前の由来は、頭部を上から見ると蛇の頭に似ており、体も細長く、空気呼吸のために水面に上がってくる様子が蛇に似ていため、スネークヘッドと名付けられました。

大きい品種だと最大で100cmを超えてきます。アロワナだと70cm程度なのでその大きさが想像できるのではないでしょうか。メーター級の魚を育て上げる楽しさを味わうことができますよ。

生息地

インドネシアや中国、スリランカなどの東南アジアに生息しています。酸欠に強く、泥が多く、淀んでいる沼地を好んでいます。

体の大きさ

種類によって大きさはかなり異なります。大きい種類だと最大で全長は100cmを超え、小型種だと20cmほどの大きさです。

寿命

平均寿命は5年〜7年です。最長でも10年ほどになります。

スネークヘッドの種類と特徴

ドワーフスネークヘッド

ドワーフスネークヘッド

分布 インドネシア
大きさ 20cm
水温 22度〜26度
寿命 5年〜7年
販売価格 1,000円〜3,000円

ドワーフスネークヘッドは小型のスネークヘッドで人工飼料への餌付けやすく、水質の変化に強いので初心者におすすめの種類です。しかし気性は荒いので混泳は難しくなります。

体色や模様の個体差が大きいので、コレクション性も楽しめます。日本にはベンガルオレンジというヒレの先端がオレンジ色の種類が多く販売されています。

18cm前後で成長が止まることが多いので、45cm水槽で生涯飼育することができまが、遊泳力があるので、60cm水槽で広々と飼育してあげてください。

レインボースネークヘッド

レインボースネークヘッド

分布 インド
体長 20cm
水温 22度〜26度
寿命 5年〜10年
販売価格 3,000円〜5,000円

レインボースネークヘッドの体色はオレンジ、ブルー、グリーン、茶色が入っており非常に派手で美しい品種ですが、輸入量は少なく入手が難しいです。

底棲型のスネークヘッドでじっとしていることが多いため、60cmほどの水槽で生涯飼育が可能です。30cm水槽や45cm水槽では飼育できません。水槽内に流木や水草をいれてあげると落ち着いてくれます。

捕食が苦手のため、痩せやすく、一度痩せると元気にもどすのが難しくなります。日頃から餌の食いつきは十分か観察しておきましょう。

コウタイ

コウタイ

分布 中国、台湾、石垣島
体長 30cm
水温 22度〜26度
寿命 5年〜10年
販売価格 500円〜1,500円

コウタイは中国から帰化した種類で、中国名は七星魚といいます。他のスネークヘッドと比べて腹ビレがありません。

体には横縞が入っており、散りばめられた白い点々が美しいですよ。

オセレイトスネークヘッド

オセレイトスネークヘッド

分布 インドネシア
大きさ 40cm
水温 25度〜26度
寿命 10年
販売価格 5,000円〜10,000円

オセレイトスネークヘッドはフラワートーマンという名前で販売されている種類です。

グリーンをベースにオレンジ色で縁取りされた点が美しく人気があります。成長をしていくとブルーの輝くが増していきさらに美しくなっていきます。

スネークヘッドの中ではおとなしい性格で混泳が可能です。

アフリカンスネークヘッド

アフリカンスネークヘッド

分布 西アフリカ
大きさ 40cm
水温 22度〜26度
寿命 10年
販売価格 1,000円〜2,000円

性格が温和で混泳が可能な品種です。アジア産のスネークヘッドとの違いは鼻が長く、体色が幼魚と成魚であまり変わらないことです。

底棲型のスネークヘッドで底でじっとしていることが多いです。

バイオレットスネークヘッド

バイオレットスネークヘッド

分布 インド、バングラディッシュ
大きさ 100cm
水温 22度〜26度
寿命 10年
販売価格 5,000円〜15,000円

バイオレットスネークヘッドは大型になるスネークヘッドでカラフルなスポット模様がとても美しい種類です。気性は荒いので単独飼育しましょう。

レッドスネークヘッド

レッドスネークヘッド

分布 東南アジア
大きさ 120cm
水温 24度〜28度
寿命 10年
販売価格 500円〜1,000円

レッドスネークヘッドは幼魚の体色が美しく、赤と黒と黄色のラインがはっきりと出ている種類です。成長とともに黒のラインが増えてきて、青黒く迫力ある個体になっていきます。

本種は遊泳型のスネークヘッドで、最低でも120cm水槽を準備する必要があります。

体長を大きくすることで魅力が増す魚なので、大きな水槽でたくさんの餌を食べさせてあげてくださいね。

幼魚のときは白点病、エラ病などの病気にかかりやすいため、水温を28度前後に設定して予防してあげましょう。

コブラスネークヘッド

コブラスネークヘッド

分布 スリランカ、インド
大きさ 120cm
水温 25度〜27度
寿命 10年
販売価格 500円〜1,000円

コブラスネークヘッドはスネークヘッドの中で最大種になり、現地では180cm以上の個体が発見されたことがある種類です。体は細く体色は黒っぽい地味なものから全身に褐色や白色の点が散りばめられた個体まで様々です。

幼魚のときはおとなしい性格をしているので、混泳が可能ですが、成魚になると攻撃性がまして単独飼育が必要になります。

スネークヘッド水槽の飼育設備と立ち上げ方

水槽の大きさ

90cm水槽

自然環境では100cmを超える種類でも、飼育水槽では60cmで成長が止まることが多いです。小型種で60cm、中型種で90cm水槽、大型種で120cmの水槽があれば十分です。

生後1年の成長速度はとても早く、1年で30cmを超える種類もいます。60cm水槽でもすぐに狭く感じるので、購入を検討している品種がどのくらいの大きさになるのか必ずチェックしましょう。

フィルター

上部式フィルター

大食感のため、フンや食べ残しを定期的に掃除する必要があります。そのためメンテナンス性に優れた上部フィルターがおすすめです。上部フィルターだと水槽に手を入れることなく、スポンジを洗えばいいので簡単です。

ヒーター

低水温に強いですが、うごきがわるくなるので 冬はヒーターをいれてあげましょう。

温度調整機能と安全カバーがついたヒーターを選んでください。W数の目安は60cm水槽で150W、90cm水槽で300W、120cm水槽で500W必要です。

水槽の蓋

水槽の蓋

飛び出し事故がかなり多い熱帯魚です。飛び出す時のパワーも強いので、隙間なく蓋をしてしっかりと固定しておきましょう。ガラス蓋やアクリル板の上にペットボトルを置くのが簡単です。フィルターの隙間からでも這い出してくるので、注意してください。

30分以内なら水槽に戻すことで元気を取り戻すことがあります。優しく捕まえて戻してあげてくださいね。

スネークヘッド水槽の立ち上げ方法

立ち上げたばかりの水槽にはフンや餌の食べ残しなど有害物質を分解するバクテリアがおらず、少し飼育するだけですぐに住めない環境になってしまいます。

バクテリアを十分に繁殖させるためにパイロットフィッシュの存在が不可欠です。

水槽の立ち上げ手順

  1. 水槽の置き場所を決める
  2. カルキを抜いた水を用意する
  3. 水槽と照明、フィルター、底砂、ヒーターをセットする
  4. 水を入れてフィルターを稼働させる
  5. 2日ほど置いておく
  6. パイロットフィッシュを1ヶ月飼育してバクテリアを増やす
  7. スネークヘッドをいれる

水槽の立ち上げ方法についてはアクアリウム水槽の立ち上げ方!手順や流れ、早くするコツを紹介します。で詳しく紹介しています。

スネークヘッドの飼育方法

スネークヘッド水槽のレイアウト

スネークヘッドの飼い方

スネークヘッドは小型種と大型種で性格が変わるので、レイアウトも異なります。

小型種であれば臆病な性格が多いので、隠れ家になる石、流木を多めに配置しましょう。大型種は突然暴れだすこともあり、障害物があると怪我をするので、何も入れないベアタンクがおすすめです。

底砂だけをいれたレイアウトも好まれます。その場合は掃除のしやすいように、2〜3cmほどの薄めにいれておきましょう。底砂に潜る習性があるので、角が尖っている砂を選ぶとウロコが剥がれることがあります。角が丸くなっている大磯砂がおすすめです。

水草や浮き草が生い茂っている場所を好むので、水草をいれると落ち着き、発色がよくなります。といっても、暴れて抜いてしまうので、アヌビアスナナやウォローモス、マツモ、アナカリスなどが候補になります。

スネークヘッドに適している水温と水質

スネークヘッドの飼育

適している水温は22度〜26度、水質は弱酸性です。

成長期は水温を26度前後にして病気の予防と食欲増進を促します。生後1年で成長が遅くなるので、そこから肥満防止のために22度前後まで水温をさげます。

おすすめの餌と与え方

金魚

スネークヘッドは肉食性が強く、餌付けが難しい個体が多いです。小さいうちは冷凍赤虫、メダカ、金魚、エビ、昆虫などの生き餌をあげていきます。

成長するにつれて肉食魚専用餌のカーニバルかクリルなど人工飼料に慣らしていきます。最初はすぐに食べてくれないので、水面に叩きつけるようにして生き餌と勘違いさせていきます。

食欲が旺盛なので、餌と思えばすぐに丸呑みしにいきます。喉に詰まらせないように餌の大きさには注意してあげてくださいね。

餌の頻度は1日2回、1〜2分で食べきれる量を与えてください。

スネークヘッドの混泳

プレコ

スネークヘッドの小型種は協調性が高く、混泳しやすい種類です。スネークヘッド同士やポリプテルス、プレコ、オスカーとの混泳がおすすめです。

攻撃性が低い個体であればエンゼルフィッシュなど体高がある魚とも混泳できます。コリドラスなどの丸い魚は喉を詰まらせる危険があるので、さけておきましょう。

1mを超える大型種は攻撃的で、強力な顎と鋭い歯で噛み付きます。特に同属への攻撃意識が高く、形状が似ているポリプテルスやナマズ類との混泳はさけておきましょう。

単独飼育が基本となりますが、自分より大きな個体で生活層が異なるアロワナなどであれば混泳がうまくいくことがあります。

スネークヘッドの病気と治療方法

スネークヘッドは病気にかかりにくい魚ですが、薬に弱いため、一度病気にかかると治療まで時間がかかります。多くの病気の原因が水質悪化ですので、水換えをきちんとして予防してあげてくださいね。

・白点病
全身が白い点々に覆われる病気です。輸入されて弱っている時にかかることが多く、購入してから1週間は注意深く観察してください。発症している個体を見つけたらすぐに別の水槽に隔離して水温を27度へ塩をひとつまみ入れます。1週間ほど様子を見て治らなければ、メチレンブルーを規定量の1/5で薬浴します。

・口ぐされ病・尾ぐされ病
口の周りやヒレの先端がボロボロになったり、溶けたようになる病気です。水質悪化がすすんで、カナムナリス菌が繁殖した時にかかります。水がかなり悪い状態ですので、すぐに全換水を行なって様子を見ましょう。完治が難しいので、予防が大切になります。

スネークヘッド飼育の醍醐味!体を大きく育てるには?

スネークヘッドの飼い方

スネークヘッドを大きく育てるには、餌をどれだけたくさん食べられるかが大切になります。

個体差

食欲が旺盛な個体ほど大きく育ちます。餌を食べてもすぐにお腹が大きくならない個体を探しましょう。野生種だと餌食いがいいので、大きくなる可能性が高くなります。

水槽の大きさ

臆病な性格のため最初から大きな水槽で飼育するのではなく、体長にあった大きさを用意します。体長20cmで60cm水槽、体長40cm水槽で90cm水槽、それ以上は120cm水槽を用意してあげてくださいね。

餌の量

40cmまでの成長期にしっかりと餌をあげてください。個体によって好物が変わってくるので、よく観察をして食いつきがいい餌を積極的に与えます。

ショップで長く飼育されている個体は成長を抑制されている可能性があるので、入荷時期をチェックします。

新陳代謝の活性化

食欲を増進するためにしっかりとエネルギーを使わせます。十分なエアレーション、週1回1/3の水換え、水温を26度と高めにします。

食欲の刺激

混泳相手がいると、負けないように餌をたくさん食べるようになります。大食感の熱帯魚と混泳させましょう。

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