ピラニアってどんな魚なの?種類と飼い方まとめ!餌や値段、寿命、混泳できる魚は?

ピラニアは非常に鋭い牙をもっており、凶暴な肉食魚のイメージが強いですが、実際はとても臆病な性格をしており、家でも簡単に飼育することができる熱帯魚です。今回はそんなピラニアについて生態系や種類、必要な飼育設備など飼育方法を詳しく紹介していきます。

ピラニアってどんな熱帯魚なの?

ピラニア
ピラニアはアマゾン河を中心に南米大陸水系に広く分布しているカラシンの仲間で、肉食性の熱帯魚として多くの人に知られている熱帯魚です。牙の鋭さから恐ろしい肉食魚・人食い魚として知られていますが、凶暴な種類は少なく、水槽でも十分に飼育することができます。

野生のピラニアは臆病な性格から群泳で生活しています。現地では人が水浴びするような場所でも生息しており、釣り針をたらせばすぐに釣れるほど生息数が多い熱帯魚です。日本でいうブルーギルのような立ち位置であり、あまり人気の魚ではありません。

秋から春にかけて幼魚がまとまって輸入されてくるので、購入を考えている人はこの時期を狙いましょう。

銀色のウロコをベースにしたオレンジ色は肉食魚のイメージから想像ができない見応えのある体色であり、ピラニアを群泳させた水槽は、肉食魚としての迫力だけでなく、美しさも兼ね備えていますよ。

ピラニアにはどんな種類がいるの?

ピラニアには5つの種類がおり、その中でもピゴプリスティス亜属やプリストブリコン亜属は歯が発達しておらず、植物の種子などを食べて生活しています。この種は南米の熱帯雨林をつくるのに役立っています。食べられた植物の種子が消化されず、広い範囲に運搬され、南米の熱帯雨林をさらに大きくしているのです。熱帯魚店で販売されているピラニア・ナッテリィが所属しているタディエラ亜属はピラニアらしいピラニアであり、鋭い牙が発達しています。

ピラニア・ナッテリー

ピラニア

分布
アマゾン川
体長
25cm〜30cm
水温
24度〜28度
pH
6.0〜7.5
水質
中硬水
寿命
3年〜5年
販売価格
500円〜3,000円

日本で最もポピュラーなピラニアです。肉食性ですが、デリケートな性質をもっており水槽飼育に向いている熱帯魚です。3〜4cmサイズの幼魚がコンスタントに販売されています。

幼魚は全身が銀色ですが、成長するにつれて褐色を帯び、下顎から腹部にかけて橙色から赤橙色に変わってきます。弱酸性の水槽で長年飼育をしていると発色がどんどんよくなっていくので、大切に飼育してあげてください。群泳できる数少ないピラニアで臆病な性格をしているので、5匹以上で群泳してあげてくださいね。飼育には90cm水槽を用意してあげてくださいね。

ウィンプル・ピラニア

分布
パラグアイ川、アマゾン河南部
体長
15cm
水温
24度〜28度
pH
5.5〜7.0
水質
中硬水、軟水
寿命
5年
販売価格
1,000円〜3,000円

本種は魚のウロコを食べるスケール・イーターと言われる種類です。大きく張り出した下顎を使って、魚に体当たりして素早くウロコを食べます。体色は銀色を基調として尾びれは黒いです。背びれと尻びれの先端が伸長して尻びれの先端が橙色になります。

飼育は単独なら45cm水槽、群泳なら75cm以上の水槽を用意してあげてください。基本的には単独飼育が望ましいですが、群泳するときは隠れ家になる水草を多く植えてあげましょう。餌はウロコだけでなく小魚なイトミミズ、アカムシなども食べてくれますよ。

ダイヤモンド・ピラニア

分布
アマゾン河
体長
20cm以上
水温
24度〜27度
pH
5.5〜7.0
水質
中硬水
寿命
10年
販売価格
10,000円〜30,000円

体高が高く、美しいピラニアの一種です。体色は暗い灰色でウロコが銀色に輝いています。成長すると目が赤色になり非常に見応えがある熱帯魚になってくれます。

このピラニアは鋭く長い歯をもっており、凶暴な性格をしているため、単独での飼育が望ましいです。そのさいには60cm水槽を用意してあげてください。水槽に手を入れると危険なため、フィルターには上部式かパワーフィルターを用意しておきましょう。他のピラニアと違い小魚を食い散らかすことはしないので、水質が汚れにくい熱帯魚ですが、定期的な水換えは必要になります。

ピラニア・ピラヤ

分布
サンフランシスコ
体長
45cm
水温
26度〜28度
pH
6.0〜7.6
水質
中硬水
寿命
15年
販売価格
10,000円〜30,000円

大きな魚体と美しい体色をもった大型のピラニアです。体の6割ほどがオレンジ色に染まるのが特徴的です。

餌は生き餌を好みますが、牛ハツなど脂肪分が少ない餌を与えると、しっかりとした体型に育ってくれます。慣らせば人工飼料も食べてくれるようになりますよ。オレンジ色の部分が多いので、赤系の発色を良くするクリルを積極的にあげていきましょう。

ホワイト・ピラニア

分布
南米 ネグロ川
体長
25cm
水温
26度〜28度
pH
6.0〜7.6
水質
軟水
寿命
15年
販売価格
5,000円〜10,000円

銀発色がベースになっているピラニアで、オレンジ色の部分はかなり少ないです。幼魚は丸みを帯びた体つきをしていますが、成魚になるにつれて口先が尖ってきます。他のピラニアほど派手さはないので、一部の熱心な愛好家が飼育している程度です。

スポンサーリンク

ピラニアってどう猛な魚なの?

ピラニア
ピラニアは凶暴な魚のイメージが強いですが、熱帯魚店でよく販売されているピラニア・ナッテリーは神経質で飼育しやすい熱帯魚です。慣れないうちは木陰や水草に隠れていることが多く、水槽内に手をいれるとスミに逃げていきます。しかし鋭い牙をもっており、触れただけで怪我をしてしまいますので、注意してくださいね。

ピラニア・ナッテリィやブランディ・ピラニアを除いては単独飼育が必要な凶暴なピラニアたちであり、安易に水槽内に手を入れると非常に危険です。なるべく水槽内に手を入れなくても大丈夫なように、掃除のしやすさや設備など整えてあげてくださいね。

水槽に慣れてくると噛み癖がひどくなることがあります。ヒーターのコードやエアレーションのホースは噛みついて壊されることがあるので、カバーをつけてあげるといいでしょう。

ピラニアの飼育に必要な設備

ピラニアの飼育
ピラニアの飼育は一般的な飼育設備で問題ありません。食べ残しが多いので、物理濾過機能が強い上部式フィルターを使ってこまめに掃除してくださいね。レイアウトには掃除のしやすさを優先して、流木と底砂だけをおいたシンプルなものが好まれます。

  • 60cm以上の水槽
  • ろ過装置(上部式フィルターがおすすめです)
  • 温度調整機能付きヒーター
  • 蛍光灯
  • 棒付きのスポンジ(ガラス面の掃除)
  • ホース(水の交換)
  • バケツ(水の交換)
  • 網(食べ残しを取り除く)
  • 底砂
  • 流木・石

ピラニアを自宅まで運ぶ時に注意することは?

ピラニアの飼育
ピラニアは牙が発達しているため、普通のビニール袋の二重重ねでも穴を開けてしまうことがあります。可能であればなるべく目の届く範囲に置いて運搬してあげてくださいね。

ピラニアにおすすめの餌は?

ピラニアの飼育
野生のピラニアは小型の動物や小魚を食べています。餌には生き餌やスーパーで販売されているワカサギやアジの切り身がおすすめです。人工飼料では乾燥オキアミを食べれくれますが、慣れるまで時間がかかるので、可能な限り生の魚肉を与えてあげたいです。

しかし、生きたメダカや金魚を与えると生き餌を食べる習慣がつくので、群泳相手も餌と思って噛み付くことがあります。早く人工飼料に慣らしておきましょう。また空腹にすると共食いを始めるため、1日2回しっかりと餌を与えてあげてください。

ブラック・ピラニアやピラニア・ピラヤなどは小魚を丸呑みしますが、ナッテリィやイエロー・ピラニアは小魚を食いちぎるので、水質が悪化しやすくなります。食べ残された餌はすぐに水槽から取り出すようにしてくださいね。

ピラニアに必要な水槽のサイズや水質、水換えの頻度は?

ピラニアの飼育
幼魚であれば45cmで飼育が可能ですが、最後には60cm〜90cmの水槽が必要になります。肉食魚は水質が悪化しやすいため、水量は多いほど望ましく、1週間に1回は1/3水換えをしてあげてください。

輸入されたばかりの個体は飼育水に慣れていないことが多いですが、弱酸性をきちんと守ることで元気に育ってくれます。各種ウォーターコンディショナーを使って状態のよい水質を作ってあげてください。どのピラニアも適切な水質をまもることで非常に美しい発色をみせれくれるようになります。

ピラニアの繁殖のコツは?


水槽内での繁殖はナッテリィとイエロー・ピラニアで確認されています。特にナッテリィは東南アジアでも普通に繁殖が行われており、90cm水槽を用意して10匹ほど群泳させてください。

1年以上飼育して、体長が16cmを超えたら親魚として産卵できる状態になります。群泳させていると自然にペアができるので、別水槽に移動させてあげましょう。水底の水草や砂上にバラまくように産卵します。卵には粘着性があり、2~3日程度で孵化します。

稚魚にはスポイトでブラインシュリンプを与えましょう。成長速度は1ヶ月で2cm、2ヶ月で5cm、3ヶ月で10cmほどになりますよ。

ピラニアは別の魚と混泳できるの?

アロワナ
ピラニアの混泳はピラニアの気分やお腹の具合に寄ることが多いため、混泳相手が傷付くことは覚悟して混泳させる必要があります。

混泳相手にはピラニアよりも大きな魚を選ぶようにしましょう。アロワナやプレコ、ポリプテルスなどが選ばれることがありますよ。混泳を始めるときは、新しい水槽に同時に収容することをおすすめします。縄張りができていないため、うまくいく可能性が上がりますよ。

放流されたピラニアは日本でも繁殖しているの?

ピラニアの飼育
ピラニアは南米産の暖かい水温を好む魚のため、日本の川では冬を超えることができません。暖かい時期には繁殖をすることもありますが、死んでしまいます。

しかし、温暖な地域では生き残ることもありますし、なにより暖かい時期だけでも日本の自然環境に大きな影響を与えてしまいます。餌を食べる姿が汚いという理由で放流する方がいますが、最後まで責任を持って飼育してあげてくださいね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク