ダトニオの種類と飼育方法!値段、おすすめの餌、混泳できる魚、黒化対策は?

ダトニオは大型魚でも随一の体高がある熱帯魚で、しっかりと成長したダトニオの姿は思わず息を飲むほどです。特徴的なバンドや体のサイズに魅了されたマニアの方の少なくありません。

今回はそんなダトニオについてバンドの色揚げ方法や値段、種類別の特徴など飼育方法を詳しく紹介していきます。

ダトニオってどんな熱帯魚なの?

ダトニオの飼い方
ダトニオは東南アジアに生息しているスズキの仲間で、白と黒のバンド模様をしている大型魚です。このバンド模様はシマウマと同じように、水草に溶け込み天敵から身を守るためにあると言われています。体の模様が虎に似ていることからタイガーフィッシュと呼ばれています。

体長は45cm前後で止まることが多いですが、体高が他の大型魚の倍以上あるため、体の大きさ以上に存在感がある熱帯魚です。特に最大サイズの50cmになったときの重量感や迫力はダトニオでしか味わえない感動がありますよ。

ダトニオの人気の種類

ダトニオは大きく分けるとシャムタイガーとフォーバータイガーの2種類のグループに分けられます。最大の違いは水質にあり、前者は弱酸性を好みますが、後者は弱アルカリ性の塩分を含んだ水を好みます。後者の種類は飼育が難しく、国内で販売されていることはほとんどありません。

また産地によって名称が異なることがあり、タイ産のシャムタイガー、カンボジア産のカンボジアタイガー、ニューギニア産のニューギニアダトニオなど呼び名が豊富です。

ダトニオイデス・プルケール

ダトニオイデス・プルケール

分布
タイ、カンボジア、ベトナム、ビルマ、ラオス
体長
70cm
水温
25度〜32度
pH
6.5〜7.5
水質
硬水
寿命
10年〜15年
値段
10,000円〜50,000円

体高と体の厚みがある種類でオレンジ色をベースに黒の太いバンドがしっかりと出てきます。丈夫な魚なので、弱酸性でも飼育することができますが、弱アルカリ性で飼育できると体色が綺麗になってくれますよ。

ダトニオといえば、この種類を思い浮かべるくらいメジャーな種類で、別名で本ダトニオやシャムタイガーと呼ばれています。よくダトニオとシャムタイガーの違いを調べられることがありますが、産地が違うだけで同じ種類になります。しかし、バンド模様の入り方が少し異なっており、ダトニオはバンドが背びれまで届き、太バンドやバンドの色が薄いバンドもどきなど模様も様々です。

ダトニオイデス・ミクロレピス

ダトニオイデス・ミクロレピス

分布
インドネシア、ボルネオ島
体長
40cm
水温
22度〜28度
pH
6.5〜7.5
水質
硬水
寿命
10年〜15年
値段
10,000円〜50,000円

別名でボルネオタイガーやダトニオ・プラスワンと呼ばれている種類です。通常、ダトニオのバンドは6本ですが、この種類は7本あります。見た目はシャムタイガーに似ていますが、ボロタ種という別種になります。神経質な性格をしており、最初は体色が黒化していることが多いです。長い間飼育しているときれいな体色になっていくので、大切に育ててあげましょう。

この種もバンド模様がいろいろあるので、コレクション性が高いですよ。特にリアルバンドと言われるバンドの模様が左右対称ではっきりとでている個体は高値で取引されています。

ダトニオイデス・カムプベリー

分布
ニューギニア
体長
50cm
水温
22度〜28度
pH
6.5〜7.5
水質
硬水
寿命
10年〜15年
販売価格
10,000円〜50,000円

別名でニューギニアダトニオと呼ばています。ニューギニア島の河口付近に生息しているため、弱アルカリ性の汽水で飼育すると元気になってくれます。

通常のダトニオは体高がありますが、この種類はあまり高さが出ずにだ円形の体型になります。

もっとも特徴的なのは体色で、黒色の体色をベースに黄色のバンドが入っています。幼魚はオレンジ色ははっきりと出ていますが、成長するにつれて黒ずみ、全体的に黒化してしまいます。

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ダトニオの値段と販売場所

ダトニオの飼い方
ダトニオはシャムタイガーの5cmほどの幼魚がまとまって入荷され、およそ2,000円前後の値段で販売されています。

ホームセンターで見かけることはないので、熱帯魚専門店か通販サイト、ヤフオクなどを利用しましょう。20cm以上の個体だと5千円〜5万円で販売されていますよ。

ダトニオの成長速度

ダトニオは成長速度が遅いことで有名で、しっかりと餌をあげても1年で20cm、2年で30cm、3年で35cmにしかなりません。

大型魚の混泳魚として探している方は20cm以上の個体を購入されるケースが多いです。

ダトニオのいい個体の見分け方

ダトニオの飼い方
ダトニオは将来的には体が大きくて発色のいい個体に育てあげるのが理想的です。ショップで長期飼育されている個体は餌が抑制されることがあるので、入荷日は必ず確認しておきましょう。ここではいい個体を選べるように、チェックしておくといい項目を紹介しますね。

  • 鼻筋がはっきりとしている
  • 目が大きすぎない
  • 体高がある
  • 両面のバンドの太さ、形が整っている
  • ヒレに欠けがない

ダトニオの飼育設備

ダトニオは大型の熱帯魚であり、飼育設備も大型のものが必要になってきます。大きな水槽さえ用意できれば飼育は難しくありませんよ。

水槽の大きさ

水槽
水槽が大きすぎるとストレスを感じるため、幼魚期〜15cmまでは60cm水槽で飼育してあげましょう。神経質なので流木や石などで隠れ家を作ってあげてください。

体長が30cmになると90cm水槽、40cmになると奥行き60cmの水槽が必要になります。どの種類も最終的には120cm水槽が必要になりますよ。

フィルター

上部式フィルター
餌をたくさん食べるので、フィルターの掃除が簡単な上部式フィルターにして、こまめに掃除するようにしておきましょう。

酸欠に弱いので、追加で簡易な投げ込み式フィルターをいれてあげる必要があります。

ヒーター

ヒーター
低水温に弱いので、冬はヒーターが必要です。

60cm水槽で150W、90cm水槽で300W、120cm水槽で500Wが目安です。電気代はそれぞれ1,000円、2,000円、3,500円ほどになります。

ダトニオに適した水温は?

ダトニオの飼い方
ダトニオは水温の適応範囲が広く、25度〜32度がおすすめです。

幼魚のときは病気の予防と成長促進をかねて、30度前後で飼育しましょう。20cmを超えてくると27度まで下げて、じっくりと育ててください。

ダトニオに適した水質、水換えの頻度は?

ダトニオの飼い方
ダトニオはph、硬度が高い河口付近に生息しているため、中性から弱アルカリ性の水を好みます。石組みのレイアウトをすると喜びます。

水が悪くなってくると、発色が悪くなり目が白く濁ってきます。その症状が確認できたらすぐに水を交換しましょう。日々のメンテナンスでは週に1回、1/3ほど水を交換してあげてくださいね。

ダトニオにおすすめの餌

カーニバル
ダトニオは食欲旺盛で好き嫌いをしないので、生き餌から人工飼料までなんでも食べてくれます。

稚魚の時は人工飼料に慣れていないので、冷凍赤虫やメダカを1日3回あたえてしっかりと成長させていきます。

成魚になると人工飼料を中心にカーニバルなどの肉食魚用人工飼料を与えます。餌の量は1日2回、2〜3分程度で食べきれる量を与えてくださいね。

餌を食べない時

人工飼料の食いつきが悪い時は餌と認識していない時があるので、他の食いつきがいい魚と混泳して競争させてください。。勢いよく水槽にいれるなど工夫してみてください。絶食をすると成長に悪い影響がでてしまうので、さけておいてくださいね。

ダトニオの発色をよくするには?

ダトニオの飼い方
ダトニオは水質の悪化で体調が悪くなったり、自分より大きな個体がいるがいるとストレスで黒化することがよくあります。20cm以下の幼魚のときはまわりの環境に慣れていないので、黒化しやすくあまり神経質になる必要はないですよ。

周りの環境と同化していくので、暗めの水槽ではなく、照明を強くした明るい水槽で飼育してあげましょう。

バンド模様を色揚げしていくには、水質を弱アルカリ性で維持します。そして混泳水槽で狙っているダトニオが一番大きく、強い状況を作り出すことが大切です。気の強い個体ほどはっきりと発色してアピールをするようになってくるからです。

ダトニオを巨大化させるには?

ダトニオの飼い方
大きなダトニオを育てるためには、最初に資質があるかどうか見極める必要があります。よく餌を食べるということが大切なので、餌をあげてもなかなかお腹が大きならない個体は将来大きくなる可能性が高いです。他の重要なポイントも紹介しますね。

  • 食いつきが良い生き餌を与える
  • 大きな水槽。180cm水槽が望ましいです
  • 水深の深さ。体高が成長しやくなります
  • 水換えの頻度を増やす。週に2回、1/3交換する
  • 混泳水槽で餌の競争を行わせる
  • エアレーションを増やして新陳代謝を高める

ダトニオと混泳におすすめの魚

ポリプテルス
ダトニオは神経質な性格なので、他の大型魚に危害を加えることが少ないです。

スポッテッドガーや淡水エイ、ポリプテルス、プレコと混泳相性がいいですよ。

混泳の注意点

自分と体型が似ている魚には攻撃的になるので、ダトニオ同士やオスカー、フロントーサ、フラワートーマンなどはやめておきましょう。

また、自分よりも小さい個体には攻撃的になりやすく、成長につれて性格が変わることがあります。体長が40cmを超えたあたりから性格の変化が起きやすいので、注意して観察してくださいね。

ダトニオの寿命

ダトニオの飼い方
ダトニオの寿命は10年〜15年程度です。

ダトニオがかかりやすい病気

ダトニオは丈夫な熱帯魚なので、病気になることはほとんどありません。

しかし水質悪化には弱いので、水換えはきちんと行なってください。の薬に弱いので薬浴するときは規定量の1/5からはじめてくださいね。

白点病

体が小さい幼魚のときは白点病にかかることがあります。治療では薬が苦手なので、水温を少し高めにして、塩を2つまみほどいれてあげてくださいね。予防のために、最初から高い水温で飼育することをおすすめします。

目が白く濁る

水質悪化すると目が白く濁ってきます。すぐに1/3ほど換水を行なって、フィルターを掃除してあげましょう。日々のメンテナンスで予防することができます。

体の傷

混泳相手と喧嘩をしたり、障害物にぶつかったときに傷ができることがあります。化膿してくることがあるので、規定量の1/5のグリーンFを入れるか、患部に直接エルバージュを塗りましょう。

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