アフリカンシクリッドの特徴と飼育方法!人気の3種類や混泳の注意点、水槽レイアウトは?

アフリアンシクリッドは海水魚を思わせる強い発色と、水槽を広々と泳ぎ回る遊泳力で、飽きることがありません。特に群泳させた時の泳ぎは見事で、ぜひ大きな水槽で飼育してあげたいものです。しかし、通常の熱帯魚と違って海水に近い環境を好むので、飼育にはコツが必要です。

今回はそんなアフリカンシクリッドの人気種や体の大きさ、寿命、レイアウト、繁殖など飼育方法を詳しく紹介していきます。

アフリカンシクリッドってどんな熱帯魚なの?

アフリカンシクリッドの飼育
アフリカには多くの湖が点在しており、そのなかでもマウライ湖、ヴィクトリア湖、タンガニイカ湖に生息するシクリッドをアフリカンシクリッドと呼んでいます。特にマウライ湖は長さが600kmもある巨大な湖で、多くの生き物が独自の成長を遂げてきました。透明度が高く、平均水温25度、pH7.8〜8.5の弱アルカリ性を維持しています。

体色のバリエーションが豊富なだけでなく、卵を口にくわえて繁殖をする種類がいたりと、生活スタイルも様々で、いろんな姿で楽しませてくれますよ。

アフリカンシクリッドの種類

スキアエノクロミス・フライエリィ(アーリー)

スキアエノクロミス・フライエリィ(アーリー)

分布
マラウイ湖
体長
16cm
水温
22度〜26度
pH
7.25〜7.5
水質
硬水
寿命
3年〜5年
販売価格
500円〜1,000円

マラウイ湖のシクリッドの中で最も人気がある種類です。販売量はすくなく、めったに見ることがありません。口下が広がっている独特な顔つきと、細い体形、深みにあるメタリックブルーは一度見ると忘れらない体色です。

ドイツやオランダ、東南アジアで養殖された個体が輸入されてきますが、雑種であることが多いため、純粋な個体が欲しい時は、ヨーロッパ産の個体を購入することをおすすめします。

ニムボクロミス・フスコタエニアートゥス

分布
マウライ湖
体長
25cm
水温
22度〜26度
pH
7.25〜7.5
水質
硬水
寿命
5年〜10年
販売価格
1,000円〜3,000円

水草が多い場所に生息している大型のシクリッドです。全身がメタリックブルーに発色してヒレ先はオレンジ色と繊細な美しさをもっています。見た目とは裏腹に性格は荒く、同種の魚を激しく攻撃します。単独でじっくりと飼育してあげたい熱帯魚です。

ゴールデンゼブラ・シクリッド

ゴールデンゼブラ・シクリッド

分布
マラウイ湖
体長
10cm
水温
22度〜26度
pH
7.25〜7.5
水質
硬水
寿命
3年〜5年
販売価格
200円〜500円

藻を主食にした植物食性が強い、シクリッドの小型種です。ムブナと呼ばれるシクリッドの種類で約50種いるなかで最もポピュラーな品種です。

オスは全身が黄色に覆われていますが、メスは薄い青色をベースに黒の縞がはいっており、同種には見えません。小柄な見た目とは裏腹に気性が荒く、単独飼育か5匹以上の群泳が望ましいです。

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アフリカンシクリッドはどこで購入できるの?

アフリカンシクリッドの飼育
アフリカンシクリッドはホームセンターでは見かけることが少ないので、熱帯魚専門店で探しましょう。ネット通販で探すと珍しい種類を見つけることができるのでおすすめです。

だいたい3cm〜5cmサイズの個体が販売されていますよ。

専門店一覧

・ネイチャークラブ
東京都板橋区桜川2-21-11

・アクアショップイブ
埼玉県越谷市増林2-537-3

・キャッスル castle
東京都大田区蒲田1-3-1

ネット通販

・charm(チャーム)

アフリカンシクリッドの飼育に必要な設備

水槽の大きさ

90cm水槽
5匹以上の群泳が基本となるため、90cm以上の水槽を用意しましょう。遊泳力があるので120cmの水槽だと、すらっとした体形を維持できると理想的です。60cm水槽だと15cmの個体1匹飼育可能です。

水槽内を泳ぎ回るので、体長10cmほどの小型種でも30cm水槽で飼育することはできません。

フィルター

上部式フィルター
大食感のため水が汚れやすく、掃除がしやすい上部フィルターがオススメです。フィルターのろ材にはサンゴ砂をいれることで弱アルカリ性を保つこともできます。

蛍光灯

水槽の大きさに合わせた幅を選びます。光は強い方がいいので、2灯式を選んでください。

ヒーター

ヒーター
20度以下の低水温に弱いので冬はヒーターを用意しましょう。いろんな用途に使える温度調整機能がついたものがおすすめです。

60cm水槽で150W、75cm水槽で200W、90cm水槽で300W必要です。

底砂

サンゴ砂
適した水質は弱アルカリ性であり、サンゴ砂を使うと簡単です。他にも人工海水を規定量の1/5ほど使うことで弱アルカリ性を維持することもできますよ。

アフリカンシクリッド水槽のレイアウトのコツ

アフリカンシクリッドの飼育
アフリカンシクリッドは水草を食べるので、石組みと砂だけでレイアウトするのが基本になっています。また水質の弱アルカリ性で水草には厳しい環境と言えます。アヌビアスナナなどの丈夫で葉が硬い水草ならうまくいくこともありますよ。

レイアウトでは大きな石を多用することで、マウライ湖の環境に近づけることが多いです。アフリカンシクリッドが掘り起こすことがあるので、底に発泡スチロールをひいて、その上から石、砂とおいていくことをオススメします。

アフリカンシクリッドにおすすめの餌

アフリカンシクリッドは好き嫌いが少なく生き餌から人工飼料までなんでも食べてくれます。栄養が偏らないようにバランスよく与えてください。

人工飼料

人工飼料
人工飼料への食いつきも悪くないので、メインの餌として活躍してくれます。栄養バランスがよく、餌を準備する手間もないで、積極的に与えていきましょう。

冷凍アカムシ

冷凍アカムシ
冷凍アカムシは人工飼料よりも食いつきがいいので、繁殖や成長を狙うときに使いたい餌です。ごちそうとして与えてといいですよ。

餌を食べないとき

餌に飽きることはほとんどないので、餌を食べない原因は体調が悪いことが多いです。水質が弱アルカリ性になっているのか、水質悪化していないかチェックしてあげてください。水換えの頻度を増やすことで元気になってくれることがありますよ。

アフリカンシクリッドの水あわせのコツ

アフリカンシクリッドの飼育
アフリカンシクリッドを購入してきたら、すぐに水槽に入れずに水あわせを行ってあげましょう。もともとの飼育水と水槽の水では水質や水温がことなるため、急に移動させると弱ってしまうことがあるからです。水あわせの方法を詳しく紹介しますね。

  1. 購入した袋の水ごと魚をバケツに入れる
  2. バケツと水槽の水質と水温をチェックする。水槽があまりに離れていたら、バケツの水質に近づける
  3. バケツの水が倍になるように30分かけて水槽の水をいれていく
  4. バケツの水を半分捨てる
  5. もう一度バケツの水が倍になるように水槽の水をいれていく
  6. バケツの水と水槽の水の水質と水温をチェックする
  7. 魚を水槽に移動させる

アフリカンシクリッドの繁殖のコツ

アフリカンシクリッドの飼育
アフリカンシクリッドは健康に育った親魚がいれば繁殖は難しくありません。餌をしっかりと与えておきましょう。同種を5匹以上で群泳させていると自然とペアができますよ。別種と混泳していると雑種が生まれることがあるので、発色が強くなる産卵期には同種だけの混泳に切り替えていきましょう。

ペアができるとオスは砂を掘り起こして、産卵場所を作り始めます。メスはそこに20個〜60個の卵をうえつけて、オスが上から精子をかけます。卵が受精するとメスがすぐに口にくわえて、稚魚が孵化するまでの3週間、メスは何も食べずに卵の世話をし続けます。

稚魚は大きいので最初から冷凍赤虫を食べることができます。

アフリカンシクリッドと混泳できる魚は?

セイルフィンプレコ
アフリカンシクリッドは気性が荒く、弱アルカリ性を好むので混泳はあまり向いていません。ただ、水槽のコケ掃除役として、生活スペースの異なる丈夫なセイルフィンプレコと混泳させることはあります。

単独飼育をするか、縄張りを作らないよう同種の5匹以上で群泳させることが多いですよ。

同種混泳の注意点

飼育数が3匹以下の時には上下関係が明確にできるので、一方的に弱っていくことも珍しくありません。隠れ家になる石を多めに設置するか、飼育数を増やすことで対応していきましょう。飼育数を増やすと水質の悪化が早くなるので、ワンランク上のフィルターを使うか水換えの頻度を増やす必要があります。

アフリカンシクリッドがかかりやすい病気

アフリカンシクリッドの飼育
アフリカンシクリッドは弱アルカリ性を好むので、多くの寄生虫が生きていける環境ではなく、体も丈夫なので病気にかかることはあまりありません。しかし、長い間水換えをしていないと弱ってしまうので注意が必要です。

エロモナス病

目だ飛び出すポップアイやウロコが逆立つ松かさ病、ヒレが溶けてくる穴あき病などを引き起こす病気です。水質の悪化が原因で、水換えを怠った時にかかりやすくなります。症状を確認したらすぐに全ての水を交換して水槽を掃除しましょう。感染した個体は別の水槽に移動させてエルバージュで1週間ほど薬浴してあげてくださいね。

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