ハムスターのケージを水槽に変えることで、ハムスターの姿が観察しやすくなったり、噛み癖など深刻な病気を引き起こす問題にも対処することが出来たりします。
今回はケージを水槽にするメリットやおすすめの水槽、水槽にしたときの水飲み場や蓋など詳しく紹介していきます。
ハムスターのケージを水槽タイプにするのはどうなの?
水槽にするメリット
ハムスターを水槽で飼うメリットは4つあります。
1つめは保温性が高いので冬の寒さ対策に効果的なことです。具体的にはハムスターの冬の寒さ対策で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
2つめはハムスターはかみ癖がある子が多く、金網タイプで飼育していると歯が傷ついてしまいますが、水槽だと噛まれる心配がありません。ハムスターの噛み癖はなかなか治らないやっかいな問題です。ハムスターがケージを噛むのをやめさせる方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
3つめはガラス水槽は透明度が高いため、ハムスターが見えやすく観察が楽しいです。
4つめはハムスターがどれだけ暴れても床材が外に飛び散らず、掃除の手間が減ることです。
水槽にするデメリット
ハムスターを水槽で飼うデメリットは風通しが悪いことです。
ハムスターは乾燥地帯に生息しており、水槽のように風通しが悪くて、湿気がこもりやすい環境は苦手です。特に夏場は湿度が高くて熱もこもりやすくなるので、注意が必要です。しかし、編み目の蓋を使ったり、広いケージを用意すれば大きな問題にはなりませんよ。
ハムスターの水槽の選び方
水槽の大きさ
ハムスターの水槽は大きさにだけ注意しておけば問題ありません。
ジャンガリアンハムスターなどのドワーフハムスターだと、幅40cm×奥行30cm以上の水槽を、ゴールデンハムスターだと幅50cm×奥行40cm以上の水槽を用意してくださいね。
ハムスターにおすすめの水槽
ハムスターの水槽タイプの飼育容器は、熱帯魚で使うガラス水槽と虫かごに使うプラケースのどちらかが一般的です。
フレームレスのガラス水槽
ガラス水槽は透明度が高く、傷がつきにくいので、鑑賞のしやすさがダントツに良いです。重さがあるので、しっかりとした土台が必要になります。
特にフレームレスと言われる、上部に黒いフレームがない水槽だとより広く感じられます。
こちらの幅45cmの水槽で十分に飼育することができますが、
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幅60cmの水槽を用意してあげられると、広々と走り回る元気な姿を観察できるようになりますよ。
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他の水槽に関しては45cm水槽や60cm水槽で紹介しているので、ご参考ください。
プラケース
プラケースは安価で軽いので使い勝手がいいです。デメリットは傷が付きやすいので、長年使用していると鑑賞しづらくなってしまうことです。
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ハムスターを水槽で飼育するときに必要な物
ハムスターを水槽レイアウトは回し車や巣箱、エサ入れといった基本的な物は同じですが、給水器と蓋の有無が変わってきます。
水槽で使える水飲み
水槽で水飲みとなる給水器を設置する場合、3つの方法があります。
チェックポイント
- 吸盤タイプ
- 吊り下げるタイプ
- 置くタイプ
吸盤タイプは水槽の側面に簡単に設置することが出来ます。しかし、ハムスターはゴムの部分を囓るのが好きな子が多く、ボロボロにされる可能性が高くおすすめできません。
最も効果的なのは吊り下げるタイプです。ハムスターが乗っかっても落ちることはありません。ぐらぐらするので、マスキングテープなので水槽に固定する必要があります。
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最後に置くタイプの給水器もあります。場所を選ばずに使うことが出来るので、設置が簡単です。吊り下げタイプと比較して検討しましょう。
水槽のふた
水槽タイプのケージは風通しが悪く、ガラス製の蓋を使うとますます湿気がこもりやすくなってしまいます。
虫かごであればその蓋を使い、水槽であれば、網状のものを購入しましょう。ホームセンターでネットを購入してきて手作りしても良いですよ。
水槽でふたなしにすると、給水器や回し車に乗って脱走する可能性があるので、きちんと蓋をして、動かされないように固定しておくことが大切です。
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ハムスターの水槽についてまとめ
今回はハムスターのケージでおすすめの水槽について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
一般的には金網タイプで飼育することが多いですが、噛み癖があったり、冬の寒さ対策のために水槽を検討する方も少なくありません。
水槽タイプは湿気がこもりやすいですが、透明度が高くて鑑賞しやすいので、飼育ケージとしてとてもおすすめです。
給水器の設置方法だけ交換すれば、金網タイプから水槽タイプへの移行も簡単にできますので、興味があればぜひ検討してみてくださいね。
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ハムスターにおすすめのケージ|種類別に必要な大きさは?