広告 日本のヘビ

日本にいるヘビの10種類|柄や生息地、見分け方は?

2020-04-27

日本にも数多くのヘビが生息しており、とても体色が美しい種類がいます。身近な場所に危険な毒蛇も生息しており、姿からヘビの種類を見分けないととても危険です。

今回はそんな日本の代表的なヘビの種類と特徴について紹介します。

アオダイショウ

アオダイショウ

生息地 北海道、本州、四国、九州
体の大きさ 140cm~200cm
寿命 15年
毒性 無毒
飼育ケージ 横幅90cm

アオダイショウは名前の通り青色がかった体色をしている日本固有の蛇です。もっとも日本人に身近な蛇で、畑や草原、民家などいたるところでその姿を見せてくれます。

日本の固有種の中でもかなり大型になる蛇で、最大だと200cmを超えてきます。

餌は鳥や小型の哺乳類を好んで捕食します。大人しい性格で、こちらから近づくと逃げ出します。危害を加えない限り、攻撃してくることはありません。

アオダイショウの特徴と飼育方法で紹介しているので、ご参考ください。

シマヘビ

シマヘビ

生息地 北海道、本州、四国、九州
体の大きさ 150cm~200cm
寿命 10年
毒性 無毒
飼育ケージ 横幅90cm

シマヘビはアオダイショウに並ぶ日本で有名な蛇です。名前の通り、体の側面には黒色の縞々のラインが入っています。水田は河川などの水辺に生息し、カエルなどの両生類をよく食べています。

地域によっては、シマヘビの変異個体でカラスヘビと呼ばれる種類が生息しています。全身が光沢のある真っ黒に覆われ、非常に美しい体色をみせてくれますよ。黒い蛇に出会ったら、シマヘビの可能性が高いです。

シマヘビの特徴と飼育方法で紹介しているので、ご参考ください。

ヒバカリ

ヒバカリ

生息地 本州、四国、九州
体の大きさ 40cm~60cm
寿命 10年
毒性 無毒
飼育ケージ 横幅60cm

ヒバカリの名前の由来は「噛まれるとその日ばかりの命で死んでしまう」から来ていますが、毒を持っておらず、人を死亡させることはありません。大人しい性格ですぐに逃げてしまいます。

体色は淡い褐色に茶色の斑点模様が入っており、小柄でかわいらしい印象を与えてくれます。

水辺近くに生息しており、泳ぐのが上手です。餌はカエルや小魚などの水辺の生き物を好んで捕食します。

ヒバカリの特徴と飼育方法で紹介しているので、ご参考ください。

タカチホヘビ

タカチホヘビ

生息地 本州、四国、九州
体の大きさ 40cm~60cm
寿命 4年~6年
毒性 無毒
飼育ケージ 横幅60cm

タカチホヘビは赤ちゃんの頃は黒褐色ですが、成長するにつれて背筋に黒色のラインが入り、腹部は黄褐色に変わります。背中には光沢があるため、光を当てると虹色に見えます。

上顎が下顎よりも前に突き出ており、口先で土が掘りやすい形状をしています。土の中や落ち葉の下で生活することが多く、ミミズが主な餌です。

タカチホヘビの特徴と飼育方法で紹介しているので、ご参考ください。

ジムグリ

ジムグリ

生息地 北海道、本州、四国、九州
体の大きさ 70cm~100cm
寿命 10年
毒性 無毒
飼育ケージ 横幅60cm

ジムグリは赤色の体色をベースに黒色のギザギザ模様がはいった蛇です。真っ赤な個体は日本の固有種とは思えない美しさをしています。しかし、成長するにつれて体色はくすんできて、目立たないようになります。

餌はネズミやモグラなどの小型の哺乳類を好んで捕食します。

低い温度を好んでおり、山奥の森林地帯に生息しています。日本人でもその姿を見たことがある人はほとんどいません。

ジムグリの特徴で紹介しているので、ご参考ください。

シロマダラ

生息地 本州、四国、九州
体の大きさ 30cm~70cm
寿命 7年
毒性 無毒
飼育ケージ 横幅60cm

シロマダラは白色の体色をベースに黒色のバンド模様がはいった日本の蛇です。完全な白色になっている個体は珍しく、灰色になっていることが多いです。

低い温度を好み、日没前や曇り空の日に積極的に活動をしています。ほとんど夜行性で山奥の森林地帯に生息しているため、姿を見かけることはほとんどありません。

餌はトカゲやヤモリ、小型の蛇などの爬虫類を好んで捕食します。

大人しい性格をしていますが、こちらから危害を加えると、威嚇の体勢に入り、飛びついてきます。刺激しないように注意してください。

アカマタ

生息地 沖縄
体の大きさ 140m~200cm
寿命 10年
毒性 無毒
飼育ケージ 横幅90cm

アカマタは赤みがかった体色をベースに黒色のバンド模様が入る日本の蛇です。高い湿度を好んでおり、低地の河川近くで見かけることが多いです。

攻撃的な性格で、敵が近づくと大きく口を開けて威嚇し、飛びかかってきます。一度噛みつかれるとなかなか離そうとしません。出くわしたら、刺激せずにその場を離れましょう。

餌は哺乳類や鳥類、両生類、爬虫類、魚類などなんでもよく食べます。

ヤマカガシ

ヤマカガシ

生息地 本州、四国、九州
体の大きさ 100m~150cm
寿命 10年
毒性 有毒
飼育ケージ 危険動物のため飼育不可

ヤマカガシは日本に生息する毒蛇です。灰色の体色をベースに黒色のバンド模様が入っています。

上顎の後方には長い毒の牙があり、噛みつくとこの歯の歯茎から毒を出します。毒が体内に入ると皮下出血や内臓出血を引き起こします。

水田や沼地などの水辺を好んでおり、カエルや小魚を捕食しています。

ニホンマムシ

ニホンマムシ

生息地 北海道、本州、四国、九州、沖縄
体の大きさ 40m~60cm
寿命 10年
毒性 有毒
飼育ケージ 危険動物のため飼育不可

ニホンマムシは日本全国に生息している毒蛇です。体色は茶褐色に黒色の斑点模様が入っています。森林だけではなく林や民家、水田に生息しているため、出くわすことがあります。

生息地が近いアオダイショウやシマヘビと比較すると、頭部が三角形になっており、首元がはっきりとしています。

大人しい性格をしていますが、こちらから刺激を与えると攻撃態勢に入り、口を開けて飛びついてきます。出血毒で噛まれた場所に激痛が走り、噛まれた時間が長いと死亡することがあります。

ハブ

ハブ

生息地 沖縄
体の大きさ 150m~200cm
寿命 15年
毒性 有毒
飼育ケージ 危険動物のため飼育不可

ハブは沖縄に生息する日本固有の毒蛇です。基本種の体色は木褐色をベースに黒色の斑点模様が入っていますが、生息地によるカラーバリエーションが豊富です。

マムシと同じ出血毒をもっていますが、攻撃性が強く、体が大きくて毒量も多いため、マムシの何倍も危険です。噛まれると激痛が走り、噛まれた場所は壊死してしまいます。最悪の場合は手足を切断し、治療が遅れれば死亡します。

林や民家に生息しており、人里近い場所でその姿を見ることが出来ます。餌はネズミや鳥類だけではなく、大型になると小さい猫も捕食します。

日本のヘビについてまとめ

アオダイショウ

日本には代表的なアオダイショウから、美しい体色のジムグリ、毒をもつニホンマムシなど様々な蛇が生息しています。

無毒な蛇といっても、餌になるネズミなどの哺乳類には多くの細菌が付着しており、ヘビの歯についた細菌が人の体内に入ると非常に危険のため、近づかない方が無難です。

ヘビの種類によっては爬虫類ショップで販売されており、ペットとして飼育することができます。餌は冷凍マウスなどヘビ用品が充実しているため、慣れれば飼育は難しくはありません。興味を持たれた方はぜひ飼育に挑戦してみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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