広告 大型ヘビ

キューバボアの特徴と飼育方法|値段や毒性はある?

2020-05-03

キューバボアはペットで飼育できるヘビの中でかなり大型になるヘビです。茶色と黒色の渋い体色で、迫力あるヘビに成長してくれます。

今回はそんなキューバボアの特徴や体の大きさ、寿命、必要な飼育環境、おすすめの餌など飼育方法について紹介していきます。

キューバボアの特徴

キューバボア

キューバボアはカガヤキボア属に分類されるヘビの仲間です。生息地は名前の通りアメリカ中米に位置するキューバの森林地帯や草原地帯に生息しています。

カガヤキボア属は美しい体色のレインボーボアが有名です。キューバボアはレインボーボアよりも一回り以上大きく、体色は茶色と黒色の斑点模様で地味です。しかし、光を当てると部分的に虹色に輝き、美しい体色を見せてくれます。

動きは素早く、木に登るのが上手です。夜行性で、小型の哺乳類や鳥類を捕食します。キューバボアに毒性はありませんが、太い体で相手を締め付けてから丸呑みします

攻撃的な性格

キューバボアは攻撃的な性格の個体が多いです。ケージに近づくと、威嚇をして噛みついてくるので注意してください。

ハンドリングを楽しみたいときは、購入前に性格を確認しておきましょう。大人しい性格の個体でも機嫌が悪いときがあるため、ケージを開ける前に攻撃してくるか、都度確認しましょう。

体の大きさ

キューバボアの体の大きさは180cm~230cmになる大型のヘビです。特にボアの中でも200cmの大きさを超える種類は少なく、自宅で飼育できるヘビの中でもかなり大型です。

寿命の長さ

キューバボアの寿命は平均して20年です。大きなケージを用意すれば飼育は簡単で、長生きさせやすいです。

キューバボアの飼育環境と必要なもの

キューバボア

必要なケージの大きさ

キューバボアの飼育ケージの大きさは最低でも90cm(横幅)×45cm(奥行き)×45cm(高さ)が必要です。個体によっては大きく育つため、横幅120cmのケージが必要な場合もあります。

レイアウトをする時は高さのあるケージが必要です。木に登るのも好きなので、ケージに余裕があれば太めの枝を立てかけておいてください。

力がかなり強いため、ケージは横開きのスライド式を使います。脱走には注意しておき、しっかりと鍵をかけておきましょう。

爬虫類用ケージで紹介しているので、ご参考ください。

床材

キューバボアの床材は吸水性が高いヤシガラマットがおすすめです。床材の誤飲が気になるときは、ペット用のトイレシートで代用できます。

大型のヘビで大量のおしっこをするため、フンや尿を見つけたら、すぐに交換します。床材にはダニがわいてくるため、2ヶ月に1回は全ての床材を交換しましょう。

商品情報と価格をチェック

水容器

キューバボアは水浴びが好きなので、全身が浸かる大きさの水容器を用意してください。大型のタッパやトロ舟を使うことが多いです。

水の中でフンや尿をすることも良くあります。水は飲み水としても使うため、毎日交換して、新鮮な状態を維持してくださいね。

キューバボアの飼育方法

キューバボア

値段と販売場所

キューバボアの値段は5万円~15万円で販売されています。体が大きいほど値段が高くなります。

販売場所は爬虫類専門店がおすすめです。ショップの人と仲良くなっておき、相談にのってもらえるようにしておきましょう。時期が合えば日本全国で開催されているペット即売会のイベントもおすすめです。こちらでは珍しいペットがたくさん販売されており、理想的なキューバボアに出会える可能性がありますよ。

飼育に適している温度

キューバボアに適している温度は24度~28度と高めの温度を好んでいます。

特に食後は体を温める必要があり、温度が低いと消化不良になってしまうので、温度の維持はとても大切です。

冬は保温のために、空気全体と暖める「暖突」と床下から腹部を温める「パネルヒーター」の2つを使います。パネルヒーターを設置するときは、床面積の1/3を覆うようにして、暑くなったときの逃げ場を用意しておきます。

おすすめの商品や詳しい使い方については爬虫類のヒーターで紹介しているので、ご参考ください。

飼育に適している湿度

キューバボア

キューバボアに適している湿度は50%~60%です。ベビーの頃は乾燥に弱いので、床材に水苔を使い、一定の湿度を保てるようにしておきます。

湿度計で毎日の湿度を計測し、湿度が下回るようなら霧吹きをしておきましょう。霧吹きの目安は朝と夜の1日2回です。

おすすめの餌

キューバボアの餌は冷凍マウスや冷凍ラットを与えます。餌はこれらのラット系だけで、最後まで飼育することができます。

冷凍ラットを与えるときは、ビニール袋に冷凍ラットを入れ、35度前後のぬるま湯で芯まで解凍します。その後水気を拭き取り、ピンセットで口元までもってきて、ゆっくりと動かします。

キューバボアの餌の頻度は成長期のベビーの頃は3日に1回は与え、大人になると肥満防止のために1ヶ月に2回程度まで減らします。ベビーの頃に餌の量が不足するときちんと成長できないため、餌を欲しがるようならこまめに与えてください。

ヘビの餌で紹介しているので、ご参考ください。

キューバボアについてまとめ

キューバボア

キューバボアは大型蛇の中でも、2mを超えてくる迫力あるヘビです。体色は地味ですが、光を当てると虹色に輝くため、美しい一面も見せてくれます。

攻撃的な性格の個体が多く、動きが速いため、取り扱いには注意してください。しかし、餌付けしやすく、体は丈夫なので、飼育は難しくありません。

興味を持たれた方はぜひ飼育に挑戦してみてくださいね。

関連記事
ペットで人気の蛇の種類|大きさや飼育難易度、値段は?
  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

-大型ヘビ
-,