蛇は獰猛な肉食の生き物と思われていますが、人になつきやすい蛇はたくさんいます。そうした蛇はペットとして人気が高く、慣れた蛇とはハンドリングを楽しむことができます。
今回はそんな蛇のなつきやすい種類やなつかせ方などを紹介していきます。
蛇は人になつかないけど、人に慣れる
蛇には飼い主になつくことはありませんが、人の臭いに慣れることで危険性はないと覚えてくれます。
飼い始めたばかりの時は警戒をしてケージの奥に隠れますが、飼い主に慣れると、顔を近づけると寄ってくるようになります。甘えるというほどではありませんが、自分から手の上に乗っかってきて、「餌が欲しい」とおねだりをすることもあります。慣れてくるとハンドリングなどのスキンシップをとることができます。
人に慣れていない蛇だと、頻繁に顔や手に噛みつこうとしてきます。ガラス越しに除くだけでも攻撃してきます、このような蛇にはスネークフックなどの専用の棒や革手袋を使って取り扱う必要があります。
人に慣れやすい蛇の種類
人に慣れやすい、大人しい性格の蛇の種類を紹介します。どの蛇の種類も性格の個体差が少なく、最初から人懐っこい姿を見せてくれます。
人に慣れやすい種類は飼育しやすいため、販売量が多く、値段も安く手に入れられることが多いです。
全くなつかない蛇だと、手を近づけるたびに噛みつこうとしてきます。飼育の前にどんな性格の蛇か確認をしておきましょう。
ペットで飼育する蛇を慣れさせる方法
蛇は警戒心が強い爬虫類なので、慣れやすい種類でも、対応を間違えたら威嚇されてしまいます。ここでは蛇の慣らし方について紹介していきます。
飼育しはじめはそっとしておく
飼い始めたばかりの蛇は新しい飼育環境に慣れておらず、警戒心が強いです。このときに手や顔を近づけると、慣れやすい蛇でも口を開けて威嚇してくることがあります。
最初の1週間程度は餌やりや水換え、床材の掃除などお世話を必要最低限にしておきましょう。
落ち着ける環境を作る
蛇を慣れさせるには、落ち着いた環境を用意することが大切です。
蛇は警戒心が強いため、騒音が激しいテレビやドアの近くにケージを置くと、ストレスを抱えてしまいます。一度驚かせると、長い間警戒されたままになるので、注意してください。
ゆっくりと手を近づける
蛇の天敵は上空から襲ってくる鳥類です。そのため、上から速いスピードで近づいてくるものを天敵と思う傾向があります。
ケージの中に手を入れるときは、ゆっくりと手を動かしてください。威嚇をしてこないようなら、そのまま蛇の方に手をゆっくりと近づけていきます。こちらが警戒すると、蛇にも伝わるのでリラックスしておきましょう。蛇が気にする様子がなければ慣れている証拠ですので、お腹の部分にそっと手を入れてゆっくりと持ち上げましょう。
気長に待つ
何度か餌を与えていると、飼い主さんの顔と臭いを覚えてくれます。1ヶ月もすれば、「餌をくれるの?」とのぞき込んでくれますので、気長にお世話をしておきましょう。
まとめ
蛇はなつくことはありませんが、人に慣れて、警戒しなくなります。飼い主さんになれた蛇はとてもかわいく、舌をちょろちょろと出して、餌をくれとおねだりをしてきます。
ハンドリングを楽しみたい時はなれやすい性格の蛇を選ぶようにしてください。また、慣れやすいといっても、慣れるまで時間がかかるので、ゆっくりと時間をかけてスキンシップしていってくださいね。
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